目が覚めたら世界規模で強制ハーレムルートだった。 作:赤いUFO
「なに?
「う、うん。だから、今日明日までは私が代わりに……」
楯無が風邪と聞いて徹雄はふーん、と味噌汁を飲み干す。
「なら、ちょいと見舞いに行くか。アイツには何だかんだで世話になってるし」
「えっ!?」
徹雄の提案に簪は驚きの表情をするが、すぐに持ち直す。
「お、お姉ちゃん。弱ってる姿を朝比奈さんに見られたくないんじゃないかな?」
「別に俺は気にしないけどな。そうだ! せっかくだから伏せってる更識に歌でも歌ってやるか! クソやかましいシャウトを聴かせてやろう!」
「そういうことばかり言ってるから来てほしくないのですわ」
徹雄の言葉に美羽が冷たい視線で告げる。
普通に考えて寝込んでる時にシャウトなんて聴きたくないだろうに。
要するに嫌がらせなのだろうが。
ここ最近、美羽も徹雄の人間性を理解してきたのか遠慮がなくなってきた。
そんな中で、美羽が告げた。
「それより、今日は私も護衛に付けませんわ。確か、お出かけになるのでしたわね」
「あぁ、気にすんな。ついでだから、アンタも風邪ってことにすりゃいいだろ。どうせ何も起きねぇよ」
「襲われたばかりですよ?」
「でぇじょうぶだぁ。いざとなったらドラ◯ンボ◯ルがある」
『……』
徹雄のふざけた返しにその場にいた簪、美羽、千鶴は白い目を向けてきた。
盛大に滑り、居たたまれなくなった徹雄は視線を逸らして焼き鮭をかじる。
「と、とにかく……! お姉ちゃんのお見舞いは遠慮して欲しい」
「へーい。早く治せよって、伝えといてくれ」
「うん……」
徹雄の適当な返事に簪はホッとした様子で頷いた。
「ほーら! たかい、たっかーい!!」
「会っていきなり何すんのさ!」
「ぐへっ!?」
持ち上げた木綿季が顎に膝蹴りを食らわせて手を放させる。
それを見て隣にいた明日奈が顔を青くした。
「ちょっ!? ユウキ!!」
「ん? 大丈夫だよ、アスナ。おにーさん、これくらいじゃ怒らないし」
「……そうだけどな。顎はやめろい」
イテテ、と顎を押さえる徹雄。
そこで木綿季が1歩離れた位置にいる簪を見る。
「そっちの人は?」
「あぁ。更識簪。更識の妹さん。姉の方が今風邪引いたから代わりに」
「楯無さん風邪なの!」
「みたいだな」
「おにーさんは風邪引かなそうだよねー」
「いや、俺だって風邪くらい引くからな? ただ昔、39度ちょいの熱を出してもまったく気付かなかったけど」
「……気付くよね、普通」
「馬鹿は風邪を引かないんじゃない。風邪を引いても気付かないんだよ」
流れるような会話をする2人に置いてきぼりを食らう明日奈と簪。
そこで徹雄が明日奈を見る。
「いやーしかし、美人がいると目の保養になるわー」
「はぁ、どうも……」
ハッハッハッ! と笑いながら褒めてくる徹雄に明日奈は生返事を返す。
そこで木綿季が徹雄の袖を引っ張る。
「ねーねー、ボクはー?」
「オメェはカワイイ系だろ。目の保養にはなるけどな」
美人、と言われたかった木綿季は不満そうにしているが、カワイイ、目の保養になる、という発言には素直に嬉しいらしく、複雑な顔になる。
「んじゃ、行くか」
徹雄の合図に木綿季と明日奈がそれぞれ返事を返す。
明日奈の家からまだ使えるが不要になった物品を柊神社に運び出すのが今日の目的だった。
「おにーさんって、車の運転出来たんだね」
「まぁな。2輪でも4輪でも動かせるぞ。昔は、試合が決まってないときなんかは、適当にバイク転がしてあっちこっち行ってたし」
「へぇ」
徹雄の言葉に木綿季が感心したように頷く。
ちなみに運転してるワゴン車自体は借り物である。
「まぁ、適当に走りすぎて見知らぬ樹海で遭難した挙げ句、飢え死にしかけたけどな。ギリギリのところで捜索隊に保護されたから助かったけど。4回くらい」
『…………』
笑いながら話す徹雄に3人は無言になる。
「木綿季。いつか、一緒に旅するか?」
「絶っ対、ヤダからねっ!」
話が一区切り着いたところで明日奈が話題を変える。
「ありがとうございます。今日は」
「気にすんなよ、明日奈さん。俺も久々に車を運転できて楽しいし、柊神社のガキどもも喜ぶしで、誰も損して無いからな」
「はい……」
徹雄が明日奈を名前で呼ぶのは姓名が木綿季と被っているためである。
明日奈がよそよそしいのはまだ徹雄と交流が少ないからだろう。
「ま、荷物を柊神社の階段登って運ぶのは面倒そうだけどな」
「頑張ってね!」
「へいへい」
じゃれ合っている徹雄と木綿季。
それを見ていた明日奈は、どこか羨ましそうだった。
「んじゃ、荷物運ぶか……」
着ているジャージの袖を捲って段ボールに詰められた箱を取り出す。
「お前らも、軽いやつでいいから運べよ」
「分かってるって!」
簪や木綿季も、自分に持てそうな段ボールを持ち上げる。
明日奈も手伝いながら、木綿季に話しかける。
「あのさ……」
「んー?」
「ユウキの、前に聞いた好きな人って朝比奈さん?」
「うん!」
少し恥ずかしそうに笑い、はっきりと首肯する。
そこで逆に木綿季から質問された。
「アスナは、まだ彼の事を引きずってる?」
木綿季の質問に明日奈はなにも返さない。
その態度こそが答えだった。
かつて交際関係にあった少年。
ウイルスでこの世を去った大切な────。
「そっか」
そんな明日奈の様子に木綿季は何も言わずに段ボールを運び始める。
夕陽で空が赤くなった頃に荷物を全て柊神社に運び込むと、赤緒が出てくる。
「どうもありがとう、明日奈ちゃん」
「ううん。私も、いらない物が処分出来て助かったから」
同い年の2人は親しげに話す。
徹雄は麦茶を飲んでいる。
「泡が出る麦が飲みたい……」
「置いてないよ、そんなの」
「言ってみただけだ。本気にすんな」
苦笑して飲み終わった麦茶のコップを置く。
「徹雄さん。今日はどうしますか?」
「そっちが良ければ泊まっていっていいか? 疲れた。運転したくない」
「私は構いませんけど……」
「うっし! 更識妹! お前も泊まってけ」
「え? い、いいのかな?」
それば立場的なものか。それとも自分が泊まっていっていいのかという気遣いか。
しかし、そんな疑問を木綿季が近づく。
「いいよー。楯無さんの妹さんなら安心だし。ね! 赤緒さん」
「えぇ。楯無さんにはお世話になってますから」
「は、はぁ……」
2人に押される形で簪は承諾する。
それを見た徹雄は姉より扱いやすいな、内心でガッツポーズをする。
「アスナも泊まっていきなよ。もうすぐ暗くなるし。危ないよ」
「うん。じゃあ、お言葉に甘えようかな……」
頬を掻いて明日奈は承諾した。
既に日付が変わった深夜。
目が覚めると隣で眠っていた筈の木綿季が居らず、トイレかとも思ったが、時間を置いても戻って来ない木綿季を心配して明日奈は屋敷の中を歩いていた。
「どこ行ったのよ、ユウキ……」
何となく音を立てないように移動していると、変な声が聞こえた。
「や……ん……」
「ん?」
小さく聞こえてきた艶のある声。
その方向に足を動かす。
「朝比奈さんの……」
声が聞こえてくる部屋の襖を少しだけ開く。
(え!?)
部屋の中では信じられない事が行われていた。
「ふ……うあぁ……! おにーさん……そんなに、膣内をグリグリ突かないでぇ……っ! すぐにイっちゃうじゃんかぁ……うあっ!?」
「我慢しろ。それにどうせ、1回じゃ終わんねぇんだろ?」
「そう、だけどぉ……!」
「こっちも、構って」
「あー、はいはい」
木綿季と繋がりながら簪と唇を重ねて胸を揉む。すると、ん、と簪は甘い声を漏らす。
「楯無さんも大きかったけど、簪さんも、大きいよね」
「む……私はお姉ちゃん程ない」
姉とのスタイルの違いに若干のコンプレックスを持つ簪が少しだけ不機嫌になる。
その不貞腐れるような仕草が可愛いと思った。
だから念入りに簪の胸を揉んでやる。
その間も腰を動かして木綿季の肉壺を味わっていると、うっ、と声を漏らして射精する。
射精を終えると肉棒を抜くと木綿季の膣内からドロリと白濁液が溢れた。
「えへへ……いっぱい
体を起こして四つん這いになると、愛液と精液の混ざった肉棒を舐めて綺麗にし始めた。
その様子を覗いていた明日奈は顔を真っ赤にして声を抑えていた。
最近、妙に木綿季が色っぽくなったと思ったが、それは好きな人が出来たからだと思っていた。
まさかここまで進んでるとは思わなかった。
それも3人でだなんて。
1歩後ろに下がると、ギシッと床がなった。それに気づいた木綿季が視線を動かす。
「
「いや。俺の息子を咥えながら喋んな。気持ち良くてまたすぐ射精しちまうだろうが」
言われて木綿季が徹雄のペニスを口から離して部屋の外にいる明日奈を見る。
狼狽えている明日奈に木綿季は困ったように徹雄に視線を送る。
(どうしよっか?)
(見なかった事にしてもらう事、できねぇか?)
(流石に難しいんじゃないかなぁ……)
などとアイコンタクトで互いの意思疎通を測っていると、明日奈の方から口を動かす。
「ユ、ユウキ……その、ここでなんて……赤緒が……」
「赤緒さんは知ってるよ。というか、仲間だし?」
「仲間って……」
大丈夫なの、それ? と口元を隠す。
しかしそこで、木綿季があることに気付いて再びアイコンタクトを送る。
(アスナはボクの方でなんとかしてみるから。それまで簪さんと遊んでてくれる?)
(OK。頼む)
それで意思疎通を終えて木綿季は明日奈の腕を引っ張って中へと連れ込む。
「ユ、ユウキ!?」
明日奈が着ている浴衣の股に手を入れてショーツの中に触れた。
「あー。さっきから足をもじもじさせてたから、もしかしたらって思ったけど。ボクたちを見て、アスナ興奮してたんだ」
湿っている指を見せる。
「ユウキ!?」
「ごめんね、アスナ。こうなったら、こっちに引き込もうと思って。ほら見てよ」
ユウキが視線で簪の指す。
そこには、徹雄に座る形で下から犯されてだらしない表情をしている簪がいた。
「ハッ……ハッ……や……んっ!」
「おにーさんのオ○ンチ○、子宮が潰されるくらい奥まで入ってきて。頭が痺れて真っ白になるんだよ」
簪の乱れる声を聴きながら明日奈の浴衣をはだけさせ、胸を揉み始めた。
「ちょっと……ユウキ、やめ……」
「子供を作るおしっこだって何回も
耳を甘咬みしながら囁いてくる誘惑に明日奈の理性が少しずつ焼き付いてくる。
簪の方の甘い声もその効果を上乗せしてくる。
「あ、ううっ!?」
堪えても漏れる声は獣の呻きに似て、簪は射精を受け止める。
それから体を浮かして回り、再び挿入してから徹雄の首に腕を回してしがみついてキスをしてきた。
腰を上下に動かしながらペニスを味わい、押し潰すように密着している胸が擦れる。
「随分と、積極的だな、更識妹」
「うん……慣れてきたし。それに、前は成すがままだったから。それと、前から思ってたけど。更識妹って呼ぶのやめて。ちゃんと名前で呼んで」
「簪?」
「うん……」
簪の大胆な行為に木綿季が声を上げる。
「わぁ。簪さん大胆。アスナもそろそろほしくなってきた?」
「だ、誰が……これ以上はほんとうに……!」
「えー? でも膝立ちで、さっきから自分で慰めてるのに?」
「っ!?」
指摘された通り、明日奈は自らの股に指で弄り、自慰を行っていた。
それに気付いて明日奈はカァッと更に顔を真っ赤にさせる。
「素直になっていいんだよ、アスナ」
「……」
悔しそうに無言になる明日奈。
そこで簪との性交を終えてペニスを肉壺から抜くと、木綿季が明日奈から離れた。
「まだ、大きいね」
「それに硬い」
左右から木綿季と簪が徹雄のペニスを舐める。
その光景に明日奈は生唾を飲んだ。
チュッチュッと音を鳴らしながら奉仕する2人を見て物欲しそうな視線へと既に変わっていた。
それを確認して木綿季が手を差し伸べる。
「おいで、アスナ」
それは物理的な距離ではなく精神的な意味で。
明日奈は、今度こそ拒絶せずにその手を取った。
既に大量の愛液が分泌された肉壺。仰向けになる明日奈に覆い被さって徹雄は肉棒を陰口に当てる。
「入れるぞ」
それだけを告げて肉棒を明日奈の膣内へと侵入させる。
「ん、あぁ……!?」
明日奈からそんな声が漏れて、狭いが処女膜のような遮る物を感じないことから初めてじゃないことを確信する。
(美人だし。昔、彼氏くらい居ても不思議じゃねぇか)
初めてじゃなくて残念────という気持ちは沸き起こらず、ただ思ったより気を使わずに済むな、と思っただけ。
それでも久々なようで狭いのは変わらず、腰を掴んで馴らすように膣内への出し入れを繰り返す。
その度に明日奈の口から矯声が漏れた。
「ごめんね、────くん……」
途中、そんな知らない名前が口に出て、涙を流す。
徹雄はその涙を舐めとり、他の男の事を考えられないように腰の動きを速くする。
亀頭で子宮を押し、腰から手を離して明日奈の乳房に揉み始めた。
「あ、やっ……そこ!」
乳房を揉みながら人差し指でコリコリと乳首を弄る。
何度も子宮口をノックして押し潰すと明日奈が戸惑うような声を出す。
「なにこれぇ……!? こんなの、しらな────」
甘く、怖れるような声音に木綿季が反対から明日奈を見下ろす。
「大丈夫だよ、明日奈。もっと気持ちよくなって」
言って、明日奈と唇を重ねる。
舌を押し付けて口内を犯す。
「ん、んんっ!?」
口内を蹂躙されるも抵抗しない明日奈。
そうしている内に明日奈の膣内に精液が射精された。
「う、あ、あ……!」
恍惚と後ろめたさが混じった表情。
木綿季は体勢を変えて明日奈に覆い被さり、自分の陰口と明日奈の陰口を重ねた。
「まだ、時間あるよね。ボクを……ううん、ボクたちをもっと可愛がってよ、徹雄」
「分かってる」
木綿季の尻を掴んで再び肉壺に肉棒を貫かせた。
「んひぃ!? あ、あ!? いいっ! いいよぉ!? 奥まで、突かれるぅ!?」
ペニスが膣内を蹂躙するが、すぐに引き抜き、明日奈の膣内へと入れ直す。
「あ、あん!?」
「ズルい! ボクの番だったじゃんかっ!?」
また、不規則に入れられて木綿季は大きな声を出した。
「このまま、どっちに射精すんだろうな!」
「ボク! ボクに射精して!」
「あ……私、にも……」
躊躇いがちにだが、自分からねだってくる明日奈。
徹雄は腰を激しく打ち付けて2人の膣内を犯し尽くす。その度に喘ぎ声が響く。
『あ、あ、あぁ、あああぁああぁああああっ!?』
性感が高まった2人は同時に達する。
その時どちらに肉棒が入っていたのか。それはどうでもよい事だった。
「本日は彼女への連絡を繋いでくれて、ありがとうございます。リンディ・ハラオウンさん」
「別にそれは構わないのだけれど……」
MKウイルスの発生前と変わらぬ生活が約束された町の高級料理店。そこの個室で楯無は護衛の美羽を連れて訪れていた。
間もなくして待ち合わせ相手が訪れる。
「初めまして、アリサ・バニングスさん。朝比奈徹雄様の担当官を務めている、更識楯無と申します」
待ち合わせの相手に頭を下げるとアリサはへぇ、と目を細めた。
「アイツの相手なんて同情するわ。疲れるでしょ、アレ」
徹雄をアレ呼ばわりに楯無は苦笑する。
「いえいえ。楽しませてもらってますわ」
「ま、退屈はしないでしょうね。アイツは」
幾つかの料理が並べられてアリサが口を開いた。
「まさか、そっちから接触してくるとは思わなかったわ。で? 本当にいいの? 下手すれば裏切り行為なんじゃない?」
「その件については私の上司と話がついております。こちらも余裕のない状況ですので」
「だから、UWと関係ないアタシ達を使おうって訳ね」
「そちらも好都合でしょう? 以前は彼を拉致しようとした訳ですし。だから以前から更識家への接触も行ってた」
先日、5人目がイザナミによって拉致され、4人目の動向も怪しく。何より、本部の方もこの国で動き始めた。
これ以上彼を国内に留めて置くのは危険だと判断せざる得ない。
「本当に、いいのね?」
「はい。朝比奈徹雄。彼を国外へ送り出す手伝いをお願いします」
次回は日本脱出。、