目が覚めたら世界規模で強制ハーレムルートだった。 作:赤いUFO
「わ、わんもあぷりーず?」
「だから、私のお腹の中に赤ちゃんが居るのよ! その……徹雄の……」
お腹をさすりながら、最後は恥ずかしそうに顔を赤らめて告げるまりもに徹雄は冷や汗を流す。
「そそそそそそそそそうか! それはめでたいな! うん!」
「なんで目を泳がせてそんなに動揺してるのさ。おめでとう、先生」
「ありがとう、紺野さん」
他にも赤緒や美羽などがお祝いの言葉を贈る中、固まっている徹雄に楯無が肘で小突いてくる。
「固まってないで、気の聞いた一言くらい言ったら?」
「さ、魚……」
「はぁ?」
「海から魚を捕ってくるでござる」
「ござる!?」
動揺しすぎて意味不明な事を口走り始める徹雄にアリサがツッコミを入れる。
「食料ならたんまり積んであるわよ。それに釣り道具なんて置いてないんだけど」
「す、素潜りで……」
「死ぬわ! こんな海上のど真ん中で素潜りとか溺死するだけじゃない! いや、アンタなら普通に戻って来そうだけど!」
中々に酷い言いようだが徹雄に今は律儀に反応する余裕はない。
混乱している徹雄にまりもがジト目で顔を覗き込んでくる。
「もしかして、嫌なの?」
「違うわ! いや……でも突然の事で頭が追いつかないって言うか……」
「あれだけ盛っておいて何を言ってるのかしら?」
呆れたように声を出すのは赤みのある茶髪の女性。
本来、徹雄の主治医を担当してた女性だ。まぁ、その仕事を殆んど千鶴に丸投げしてたが。
「み、宮野先生……」
宮野志保。
本職は薬学らしいのだが、医者としての腕も持ち合わせてはいるものの、普段は研究室に引き込もっていた為に徹雄も滅多に会わなかった人。
志穂はまりもに近づく。
「取りあえず、診察をしますからこっちに。雪村さんも手伝って」
「は、はい!」
「よ、よろしくお願いします……」
志保の後を付いていくまりも。
楯無が閉じた扇子を顎に当てる。
「もしこれで男の子が産まれてMKウイルスへの免疫を持っていたら。貴方たちの価値が証明される事になるわね」
「……更識。お前もしかしてまりもの妊娠知ったからクロエたちに何かされる前に日本を出るなんて話になったのか?」
「それだけが理由って訳じゃねぇないけどね~。どう? ちょっとは見直した?」
もしもクロエたちがこの事を知っていたら、まりもは捕まっていたかもしれない。
いや、朝比奈徹雄の知り合いというだけでそうなる可能性は有ったのだが。
「ありがとな、更識」
素直に礼をいう徹雄に楯無は瞬きした。
「そう素直にお礼を言われると、こう気味が悪いわね」
「よしテメェ。その内ちょっと話し合う必要があるな」
馬鹿なじゃれあいをしている2人にアリサが手を叩く。
「後2時間くらいで到着する筈だから。そこであたしらと一緒に活動してる男性と会ってもらうわね」
「どんな人なんだ?」
「アンタも知ってる人よ」
少しばかりげんなりした口調のアリサに徹雄は首を傾げた。
「つー訳で、お前を解放するのはもうしばらく待ってくれ。出来る限り安全に解放するつもりだから。わるいな」
「それはそれは。ご丁寧、ドーモデース」
徹雄はクロエと話していた。
状況的に仕方がなかったとはいえ人質にして無理矢理連れてきた事には多少思うところがある。
もちろん、銃を向けてこちらの人権を無視しようとしたことを許す気はないが。
クロエは居場所が察知されそうな物を全て没収されて破棄されている。
この部屋も数人で監視しているのだ。
「また来るよ」
話は短くに徹雄はクロエを閉じ込めている部屋から去って行った。
目的の島に到着して降り始める。
「まりも。手、貸すか?」
「まだそこまで体に影響があるわけじゃないから大丈夫よ。でも、ありがとう」
「そっか」
船から降りるのに手を貸そうとする徹雄にまりもは苦笑しながらも断る。
「こっちよ」
整備された島の中を車で案内されていると、そこにはドラマなんかで出てきそうな洋館がある。
それを見上げているとアリサに中へと入るように促される。
すると────。
「ハァイ! 久しぶりねぇ! まりもと朝比奈!」
「夕呼!?」
「ゲェッ! 香月!?」
純粋に驚いているまりもと口を限界までヘの字に変えて嫌そうな顔をする徹雄。
その態度に夕呼は目を細めて近づく。
「私がここに居ることに文句でも有るのかしら?」
「さぁな……」
視線を明後日の方向に向けて適当な返しをする。
そこで、そういえばと夕呼がにんまりと笑って2人に言う。
「そういえば、まりも。妊娠おめでとう。お祝いは何が良いかしら?」
「ちょっと!? 何で夕呼がもうその事をもう知ってるのよ!」
徹雄が視線でアリサにお前喋った? と視線を向けるが、アリサはブンブンと首を横に振る。
その反応に夕呼はやっぱりねとにやにや笑う。
「アンタたちが再会したんなら、そういう事にもなってるんじゃないかと思って。分っかり易いわね~! どうせ酒を飲んだ勢いで作ったんでしょ?」
声を出して笑い始める夕呼に2人は何とも言えない顔になる。
というか、そこまで当てるとかこいつは超能力者何じゃないかと本気で勘繰りそうだ。
そこで木綿季が徹雄の裾を引っ張る。
「ねぇ、おにーさん。この人は?」
「ん? あぁ。こいつは俺とまりもの同級で香月夕呼。気を付けろよ。油断してると利用されるだけ利用されてポイッと捨てられるぞ」
徹雄の説明に夕呼が心外そうに失礼ね、とジト目呟く。
話が進まない中でアリサが前に出る。
「香月博士。あの人は?」
「地下よ。案内するから。朝比奈とアンタたち、来なさい。他は先に休んでれば?」
楯無と志穂を指名する夕呼
すると、館の奥から金髪の女性が現れた。
「お帰りなさい、アリサ」
「フェイト、他の皆は?」
「すずかは忍さんの応援にドイツ。なのはとはやてはフランス。アリシアは母さんの手伝いでイタリアに飛んだよ。私は居残り」
「そう。なら、フェイトはこの人たちを案内してあげて。アタシたちは地下に行くから」
「分かったよ、アリサ」
まりもたちがフェイトに案内される中、鉄雄たちはアリサと夕呼にエレベーターで地下へと案内される。
この奥
地下にいる徹雄も知っているらしいアリサたちに協力している男性。
降下していたエレベーターが停止し、扉が開くとそこに妙にニヒルな笑みを浮かべた40前後の男性が居た。
「やぁ! 久しぶりだねぇ朝比奈徹雄君!」
「……よりによってアンタかよ、ジェイルさん」
顔を覆って嘆息する徹雄。
「知り合いなの?」
「近所に住んでた発明家のおっさんだよ。昔、色々と面白いオモチャとか迷惑な品を開発して押し付けられてた時期があって。まぁ、それはおいおいな……」
ざっくりと楯無に説明する徹雄。
ジェイル・スカリエッティは徹雄に近づきオーバーな動作で両手を広げる。
「まさか私を含む、世界に残る7人の男の中に君が混じっているとはね! まったくもって面白い!」
「御託はいいよ。それで? 俺をここに呼んだのはどうしてだよ? 生き残り同士、友好を温めたいなんて理由でもないんだろ?」
「ははは! それも悪くないが、それは別の機会に取っておこう。私たちは今、MKウイルスの特効薬。もしくはウイルスその物の除去する研究を進めている。それも火急的速やかに、ね」
「それは、冷凍カプセルに眠ってる奴らも徐々にウイルスに侵されてるからだよな?」
「その通り! この部屋の更に地下にもそれなりの数の男性たちが眠っているが、それもいつまで持つか。だから、君の体に有るMKウイルスへの免疫を調べさせてほしい。もちろん、命に関わるような真似はしないと約束しよう」
「そりゃかまわねぇけど。ジェイルさんも免疫持ってるんだろ?」
「当然調べているさ。だが、サンプルは多い方が良いだろう」
ジェイルの返答にまぁそうか、と納得する。
それとだ、と追加を出す。
「君には、各国との人脈作りに奔走してもらいたい」
「はぁ?」
その点についてはまったく意味が分からなかった。
「簡単な話。我々の研究もアリサ・バニングス君の援助で行っているが、それだけだと色々と足りない。資金だけではなくね。そのパイプ作りに君の力を貸してほしい」
何となく察しがついて目を細める徹雄
「……具体的には?」
「どこの国も今は子孫を残す術がないんだよ」
後は分かるだろう? と悪役顔でジェイルが笑う。
(アリサが言ってたのはそういうことかよ……)
種馬扱いされていることにアリサを睨むが向こうは苦笑して肩を竦めるだけだった。
夕呼が徹雄の背中をバシッと叩く。
「良いじゃない。こんな状況でもない限り、アンタが女に囲まれるなんてあり得ないんだから」
「言ってくれるじゃねぇか。否定はしねぇが……」
実際、こんな世界的な危機でもない限り、こんな女に囲まれるなんて妄想でしかないだろう。
「細かなことは後日伝えるので今日のところはゆっくりと休みたまえ」
解散とばかりにジェイルが手を叩いた。
「あいつら好き勝手言って」
部屋に案内された徹雄はベッドに座って天井を仰いでいた。
宮野志穂はMKウイルスの研究データに興味があるらしく地下に残っている。
既に部屋に数少ない徹雄の荷物は運び入れられており、後は荷解きするだけの状態だった。
「そうだ。まりもの様子を見に行かないと」
妊娠したと言われると無性に気にかかる。
軽く荷物を出したら様子を見に行こうかと考えているとドアが勝手に開いた。
「朝比奈~。ちょっとお願いがあるの」
「香月か……どうした? っていうか俺、鍵閉めたはずなんだが」
「男が細かいこと気にしないの。それより、ちょっと研究の為に手伝ってほしい事があるの」
「なんだよ。俺に頭を使う作業をやれって言われても足手まといだと思うぞ」
「その方面でアンタをアテにするほど落ちぶれてないわよ。あたしが協力してほしいって言うのはね」
ポケットから試験管を取り出す。
「ちょっと射精してこれに精液入れなさい」
とそのまま試験管を押し付けられた。
「後で血とか色々と貰うつもりだけど、先ずはこれから調べてみたいの。というわけでお願いね?」
笑って頼まれた事に徹雄が大きく息を吐く。
「それは研究に必要なんだな?」
「だからそう言ってるじゃない」
「分かった。取り敢えず部屋から出ろ。俺も自慰を他人に見られて喜ぶ趣味はねぇ。すぐ終わらせるから」
試験管を受け取り、夕呼を追い出そうとする。
しかし、彼女は着ている白衣を床に落とすと、徹雄に体を密着させてくる。
「おい……」
「この方がアンタも嬉しいし、たくさん射精るでしょ?」
言うと、徹雄のジッパーを下ろして自分も私服の前を開けると実った乳房がさらけ出される。
その行動に徹雄が渋い顔をした。
「お前なぁ……!」
「気にしなくていいわよ。あたし、年下は守備範囲外だから」
「同い年だろうが……」
「だった、でしょう。あ、射精す時はちゃんと教えなさいね」
膝を折って徹雄の肉棒を乳房で挟み込む。
性格はともかく、女としては間違いなく美女に該当する夕呼のパイズリに徹雄の肉棒はすぐに、反応する。
単純ねぇ、などとこちらを小バカにするような笑いが聞こえたが、そこで再びドアが開かれた。
「徹雄。ちょっと聞きたいことが────」
「あ……」
まりもが入ってきて、徹雄の思考がフリーズした、
まりも本人も、失望したように目を細めて開けたドアを閉めようとする。
「ちょっと待ちなさい」
夕呼が極めて冷静にまりもを引き留める。
さすがに鋭い視線を向けるまりもだが、夕呼は見当違いも甚だしいとばかりに話し始める。
「ちょっと研究に精液を採取しようとしただけよ。まりもが心配するような事は何もないわよ」
「へぇ……」
如何にも疑わしげに見てくるまりもに夕呼は良いこと? と前置きして説明を始める。
「あたしたちは眠っている男性を起こすために朝比奈の体を安全に調べる必要があるの。そもそも今でも女に囲まれてる状況でこんなことくらいで怒ってどうするの?」
まるでまりもの方がだだっ子のような感じにドンドン話を逸らし始める。
(あ、これ前にも見たことある)
あぁなると、大抵夕呼の思惑通りに話が丸く収まる。
現に、まりもはなにも言い返せずにだんだんとそうかもしれないいう感じに表情が変化していく。
話を終えたのか、夕呼がまりもの手を引く。
「というわけで、あんたも手伝いなさい」
「えぇ!? ちょっと夕呼!!」
まさかの巻き込みにまりもが声を上げる。
「いいじゃない。どうせやることもないんだし。働かざる者食うべからず、でしょ?」
「それはそうかもしれないけど……」
「つべこべ言わずにさっさとする! 時間は有限なのよ!」
勢いに押し切られるままにまりもは着ているシャツの胸の上まで捲られる。
ベッドに座ってい徹雄雄にまりもと夕呼が左右から挟む。
「どう? こんな美女2人におっぱいで奉仕される気分は?」
「あ、あぁ……気持ちいいな……」
それぞれ感触の違う2人の乳房に挟まれて徹雄は息を吐く。
美女2人が自分の逸物を胸で扱いている光景はそれだけで昂るには充分だった。
「欲情するのは勝手だけど。ちゃんと精子を試験管の中に容れなさいよ」
「わ、わかってるよ……!」
2人の乳房に圧迫され続けると次第に先走り汁が出るようになり、徐々に射精に近づいていく。
夕呼がエラの部分を弄った事で我慢の限界に達した。
「うっ!?」
徹雄は射精しる寸前に手にしていた試験管の容器口を亀頭の割れ目に当てて中に自分の精液を入れる。
射精を終えると徹雄は精液の入った試験管を夕呼に渡した。
「ほら、これでいいんだろ……」
「そうね。じゃあ、次お願いね」
そう言って受け取った試験管に栓をすると次のを渡してきた。
「サンプルは多い方が助かるのよ」
そう告げて次を促す夕呼。
ベッドに上がってまりもの背後から押さえてその陰部を広げる。
「ほら。まりもなんて胸で扱いただけでこんなになってるのよ。早く入れてあげなさい」
「ちょっと夕呼!」
傍若無人に振る舞いながらもまりもを使って誘ってくる夕呼に徹雄は息を吐く。
「大体これはお前の要求だろうが。だったら責任持ってお前が相手しろや!」
まりもから手を離させて夕呼をベッドの端の壁に押さえつけると、穿いているズボンの中に手を突っ込んで指で弄り、胸にしゃぶりつく。
「ちょっ!? 朝比奈っ!!」
「やかましい! キッチリアイテシテもらうからな!」
ヤケになって壁に押し付けていた夕呼のズボンを少しずつ下ろさせてから座らせる。
そのまま黒い下着をずらして既に濡れ始めていた陰口に亀頭を当てる。
「いくぞ」
「んっ!?」
一気に夕呼の奥まで貫き、腰の前後運動を繰り返す。
何度か行ったところで、勢いを緩めると、夕呼が鋭い視線を向けてきた。
「あんた、後で覚え────ハァンッ!?」
最後まで言う前に再び勢いを取り戻し、膣内を掻き回すように肉棒を動かす。
夕呼の息に熱が篭っている事からからかうように囁く。
「結局お前も感じてるよな……」
「バカ言わないの……あんたみたいなガキにっ!?」
不規則に子宮突く度に夕呼から声が漏れる。
(あ、そろそろ……!)
夕呼の膣内が思ったよりも気持ち良くて再び射精しそうになる。
直前で夕呼から2本目の試験管を取り、射精する寸前に引き抜いて流し込んだ。
目を閉じて荒く呼吸する夕呼。
徹雄はさっきから顔を赤くして見ていたまりもの手を引っ張り、夕呼の上に重ねる。
「て、徹雄! あなたっ!?」
「お前も、少し付き合え。火が点いて、収まらないんだよ!」
四つん這いになっているまりもの腰を掴んでもう濡れていたまりもの膣内に挿入する。
「んっ……あぁ!?」
腕を伸ばし、まりもの胸を揉む。
「まりもとするの久しぶりだけど、前より具合が良いような気がする……!」
「バカなこと、言ってないで、正気にもどりっ!?」
陰核を軽く弾くとまりもの声が上がる。
何度も何度もまりもの膣内を味わい、一度だけ彼女の中に射精した。
翌日、世界中の電波がジャックされ、映像にはUWが保護していた5人目の男性が映されていた。
その映像で徹雄は話している女性に見覚えがあった。
(怜人の彼女さん?)
冷凍冬眠する前に見た怜人の彼女が画面に映っている。
その一団はUWから世界を解放するイザナミを名乗り、UWがこの世界で活動可能な男性の存在を隠している事を公表した。
そして、多数の人工衛星の残骸を映し、その衛星から高濃度のMKウイルスが検出されたこと。
その人工衛星の製造元がUWのトップに名を連ねていること。
これらの事かUWがMKウイルスを世界にばら撒き、男性を廃した女性だけの世界を作ろうとしていると述べている。
放送は途中で中断され、テロリストの言い分に惑わされないようにとの放送に切り替わる。
世界が確実に動こうとしていた。
夕呼は以前リクエストがあったので書いてみました。