目が覚めたら世界規模で強制ハーレムルートだった。 作:赤いUFO
待っててくれた方がいらしたら本当にお待たせしました。
「もう暗いし、家に帰れよ、危ねぇなぁ」
もう、夕暮れの空に駄菓子屋の前に置いてあるガチャポンの前で未練がましそうに突っ立っている小学生の女の子に、中学生くらいのジャージ姿の男の子が話しかけた。
女の子の手にはお手乗りサイズながら、精巧に作られた熊のフィギュアがある。
「なけなしのおこづかいでしたのにー」
どうやら、最後のお金で回したガチャは欲しい物ではなかったらしい。
「何が欲しかったんだ? お嬢ちゃん」
女の子が猫のフィギュアを指差した。
すると、男の子がポケットから小銭を取り出し、ガチャを回した。
コロンと丸いカプセルが落ちた。
カプセルの中に入ったままでもフィギュアの確認は出来、中には猫のフィギュアが入っていた。
「あ……」
羨ましそうに見る女の子。
男の子はカプセルを手に取ると、女の子の手に落とした。
「え?」
「やるよ。俺の欲しいもんじゃなかったから」
「で、でも!」
カプセルを渡されて戸惑う女の子に男の子はそれじゃあ、と女の子が当てた熊のフィギュアを取る。
「交換な。俺、熊好きなんだよ。デカくて強いから!」
小学生みたいに、ニッと笑う男の子に、女の子は猫のカプセルを大事そうに抱えた。
「あ、ありがとうございます!」
頭を下げる女の子に、男の子はおう、と立ち上がった。
「もう帰れよ。親が心配すっからなっ!」
そう言って手をヒラヒラさせて去っていく。
女の子はただ大事そうにそのカプセルを小さな手で包んでいた。
「おーい、こっちの荷物はここでいいのかー?」
アリサが所有する孤島に移動して住み始めた頃。運び込まれた荷物を移動させている朝比奈徹雄。
次々と荷物を運んでいく徹雄にアリサが頷く。
「やっぱり、男手があると良いわね。博士はあんまり体力ないし」
「だろ? 世話になるんだ、力仕事は任せろ。つーか、それしか出来ねぇ」
「えぇ。でも! 謙遜することはないわよ? アンタには、色々と期待してるから」
「……その色々が不安なんだがなぁ」
何か企んでそうなアリサの笑みに背筋が寒くなりそうな感覚を覚えたが、無視する事にした。
「でも、よくそんなに重い物が楽々と持てるわね。それ、片方30㎏以上有るんだけど」
「鍛え方が違ぇよ」
ふふんと自慢気に笑みを浮かべる徹雄にアリサは、鬱陶しげに目を細める。
「それにしても、建ってる家は高級マンションみたいなのに住む奴は少ないな」
「大まかには機械に管理を任せてるのよ。多分、住む人間はこれから増えると思うわ。すずかたちも戻って来るだろうし」
「なるほど?」
「理解してないでしょう、アンタ……」
「さ! 荷物運ばねぇとなー!」
「せめて答えなさいよ!」
せっせと荷物を運ぶ徹雄をアリサが脛を蹴った。
荷物を運び終えて適当な椅子に腰を下ろしていると、フェイトが、冷たい麦茶を差し出してくれた。
「お疲れ様」
「サンキュー」
出された麦茶を一息で飲む干す。
「次は泡が出る方の麦茶よろしく」
「まだお昼だよ。おかわりいる?」
「貰う」
麦茶の入った容器からコップに注がれると、今度は半分だけ飲んだ。
すると、ジーッとフェイトの方を見た。
「なに? おかわり?」
「いや、違う。アリサもそうだけど、美人になったよなって思ってな。他のなのはとかも、やっぱり綺麗になってるのか?」
なのは、と名前を呼ぶと、フェイトの表情がパァと明るくなる。
「うん! 昔からなのはは可愛かったけど高校生になった辺りからドンドン美人になっていってね!」
なのはの事だけを聞いたわけではないのだが、フェイトは訊いてもない幼馴染みである高町なのはのエピソードまで話し始めた。
(そういや昔、フェイトとなのはが同性愛者だって噂があったが……こういうところで誤解されるんだろうなぁ……)
よく2人一緒に居てベタベタしてたのを思い出して話し半分に聞いている。
話がある一区切り付いた頃に、フェイトが話題を変えた。
「ねぇ徹雄、覚えてる?」
「せめてなんの事か言ってくんね?」
「ほら昔、皆で未成年の皆だけでキャンプに行った時の事」
フェイトの言葉から記憶を検索し、思い出して口から声が漏れた。
「昔、クロノとエイミイに誘われて行ったアレか。人手が足りないからって誘われたやつか」
確か、フェイト達が中学に上がり、未成年だけで冬休みにキャンプへ行ったのだ。
その時に、運転手兼肉体労働役として誘われた。
「うん。それで、急な斜面に転げ落ちそうになったのを覚えてる?」
「そうだったか?」
「もう!」
覚えてないと言う徹雄にフェイトは拗ねたように軽くつねる。
髪を結っていたリボンが解けてしまい、風で流されたのを掴もうとして足を滑らせたのだ。
「すぐに助けてくれたよね、徹雄は。リボンも取ってくれたし」
「流石にちょっと驚いたけどな、あの時は」
咄嗟に体が動いてフェイトの体を支えた。
「クロノも徹雄も、何だかんだで私達が危なくないように見ててくれてたね」
「年上なんてそんなもんだろ」
上の人間が下の人間の面倒を見るのは当然。徹雄の場合は、ふざけすぎて自分からトラブルの種になることもしばしばだが。
何か口を開きかけたフェイトだが、そこで美羽が呼びに来る。
「すみません、朝比奈さん、更識さんが呼んでいますわ」
「更識が? まだなんか運ぶもんあんのか?」
「さぁ? そこまでは……」
「ま、行きゃあ分かるか。フェイト、麦茶、ごちそうさん」
「あ、うん」
移動する徹雄の後を美羽がついてくる。
「フェイトさんと、どんなお話を?」
「ただの昔話」
簡潔に答える徹雄だが、昔話、と言われて美羽がコクコクと首を動かす。
「あの、朝比奈さん。これを覚えていますか?」
美羽が取り出したの、猫のフィギュアが入ったカプセルガチャだった。
徹雄は首を傾げた。
「落とし物か? 生憎と俺のじゃないぞ」
「そう、ですか……」
そう言い放つ徹雄に美羽は残念そうにカプセルを引っ込めた。
「更識の奴、遠慮無さすぎだろ。香月までついでにコキ使いやがって、ったく……」
雑用を片付けた徹雄は大浴場の脱衣室で服を脱いでいた。
肉体労働で動き回って掻いた汗を流すために大浴場に来ていた。
拠点に使ってるこの施設は、大浴場が1つだけ存在する。
基本誰が使ってもよく、徹雄も今初めて入った。
ここに居るのは基本女性ばかりで、男性は朝比奈徹雄とジェイル・スカリエッティのみだ。
スカリエッティは自室にあるシャワーで済ませるので、これまで男が大浴場を使うことはなかった。
つまりは、というと、大浴場が男女で顔合わせする事態が起こるわけで。
「……」
大浴場の扉を開けるとそこには金髪のナイスバディな美女が2人。
フェイト・テスタロッサと風林寺美羽である。
2人は入ってきた徹雄に固まりつつも、胸を腕で隠す。
Q:次の行動を選択しなさい。
1:間違えましたと謝罪して速やかに出ていく。
2:汗で気持ち悪いので女2人を追い出してから汗を流す。
3:何食わぬ顔で平然と混ざり、大浴場を使用する。
A:3の何食わぬ顔で平然と混ざり、大浴場を使用する。
「ふー」
「って、なんで普通に入ってきますの!?」
端っ子にあるシャワーを使用し始める徹雄に美羽が驚きから声を上げた。
「汗掻いてんだよ。俺のことは物置の銅像とでも思って、お前達も普通に入浴を楽しめ」
「言ってること無茶苦茶だよ!?」
フェイトの言葉など耳を貸さずに徹雄はあー、キモチいい、と言いながらシャワーを浴びる徹雄に別の意味でショックを受ける。
「……ねぇ。裸とか見られてそんな風に平然とされるとそれはそれで傷付くんだけど」
「人を不能みたいに言うんじゃねぇよ。ちゃんと勃起してるっての。見るか?」
「セクハラですわ!?」
徹雄が2人の美女の裸を見て平然としてるのは、単に慣れである。
目が覚めてから毎日のように女の裸を見てセックスしていた。
その影響で女の裸を見たくらいなら今更表情に出すことはない。
簡単に体を洗うと浴槽の端を陣取って腕を広げて力を抜くように声を出して天井を視線を向けた。
「いつまで固まってんだよ? 風邪引くぞ」
「それを朝比奈さんが言います!?」
出るかどうするか迷っている2人に徹雄は小さく息を吐いて浴槽から出る。
あぁ、上がるのかと2人がホッとしていると、早足で近づき、フェイトと美羽を脇と肩に抱えだした。
「ちょっ!? 徹雄!?」
「朝比奈さんっ!?」
そのまま2人を浴槽に投げ込む(※危険ですので絶対に真似しないでください)と、再び自分も浸かり直した。
「何しますの!?」
「あのまま出ていかれたら俺が追い出したみてぇだろうが」
縁に背を預けながらオッサン臭い声を出して寛ぐ徹雄に、フェイトが眉間に皺を寄せた。
「そういう遠慮が皆無なところ、本当に変わってないよね……!」
「人間、そう簡単に変わらねっての」
悪びれる様子のない徹雄に2人はジト目を向けるがどこ吹く風、よりも質の悪い事を言い始める。
「なんだよ? そんな熱い視線を向けてきて。こっち来たいなら来ても良いんだぞ?」
「どうしてそうなるんですの……」
「遠慮すんな」
「してないよ……」
呆れて言葉もない2人に徹雄は少し考えた後に近づいてくる
「な、何でこっちくる────ん?」
驚くと同時に美羽は鼻を刺激する臭いに、んっ? と目を見開く。
「朝比奈さん、もしかしてお酒飲んでます?」
「え!?」
「んー? のんでねぇよ?」
驚くフェイトに、徹雄は首をかしげている。
ちなみに今は夕方で、酒を飲むには少し早い。
そういえば、ここに入ってきた時も顔が少し赤かった気がする。
実はここにくる前に、香月夕呼から酒を渡されて飲んでいた。
量自体は大した事がないのだが、風呂に入ったことで一気にアルコールが回り始めたらしい。
「細かいことは気にすんなよ」
「え? ちょっと、ですわ!」
-
美羽の腰に手を回してきた。
「なんか、金髪美女2人見てムラムラしてきた……やらして?」
「最低な誘い文句ですわ!?」
にへらー、と笑い縁の上に美羽を押し倒し始める。
本気、と問う前に、徹雄がその唇を塞いだ。
「んー! んー!」
強張っている身体。
押さえている片腕を外して胸を揉み始める。
恥ずかしそうに美羽は身を捩るが、徹雄は逃がさない。
男性器が女性器に当たり、擦れたいることも羞恥を煽っている原因だろう。
弾力のある巨乳を楽しみつつ、口を離すと湯に浸かったのとは違う熱が顔に浮かんでいた。
「朝ひな、さん……これ以上は……ひゃう!?」
胸を弄っていた手を下に移動させて陰部の膣内に指を入れる。
「狭いな……」
「いい加減に────んっ!?」
首筋に舌を這わせ、美羽を翻弄する。そこで、先程から顔を赤くして固まっているフェイトの方を見る。
「なにボケッとしてんだ。お前もこっち来いよ」
「えぇっ!?」
手招きされて後退るが徹雄が手を引っ張ってフェイトの体をくるりと回すと、後ろから左右の胸を揉む。
「ちょっと! やめてよ! それに、お尻に徹雄のが、当たって……!」
「ははは! 当ててんだよ。つーか、フェイトの胸、気持ち良いなぁ」
「しみじみと言わな────んんっ! 耳舐めないで!?」
「お、これ弱い? 力抜けてんぞ」
執拗にフェイトの耳を胸と共に責める。
少し力を入れるだけで包むように指が埋まるのに、すぐに元の形に戻る乳房。徹雄の愛撫でツンと勃つ乳首。
フェイト自身敏感なのか、感じているのは明白だった。
美羽の体にも触れていた所為で、既に限界まで肉棒が猛っている。
「わり、フェイト。そろそろ……」
「ほ、本気! こんな状況で!」
「大丈夫。最近は
「最低だね……!」
ジト目を向けてくるフェイトだが、今の徹雄がそんな事を気にする訳もなく、位置を変え、正面から向き直る。
左手でがっしりとフェイトを抱き締めて、右腕で片足を上げさせると、そのまま肉棒をフェイトの膣内にゆっくりと挿入する。
「んっ……!」
目を閉じながら首を左右に振るが、フェイトは倒れない為に徹雄の首に腕を回して密着している。
胸板に乳房が当たり、動くたびに柔らかな肉が擦れてくる感触が心地いい。
膣内の肉壁は肉棒をうねるように絡み付き、あらゆる角度から締め付けてくる。
それはとても初めてとは────。
「もしかして、お前、彼氏とか、いたか?」
「……別に。昔の事だよ。ウイルス件が起こる前に別れたし」
「あ、そ」
思い出したくないと言わんばかりの態度に徹雄はそれ以上聞くのを止めた。
それより、今はもっと楽しまないと、だ。
「んあ! いきなり、激しく動かないでよ!」
「いいからいいからお前も、楽しめ」
「楽しんでるのは、徹雄だけ、でしょ……!」
背中に回した腕を動かして尻の肉を揉みながら。不意に、フェイトの膣内がキツく締まり、肉棒の良い部分を刺激してきた。
「おっ」
小さな声を出すと同時に白濁液をフェイトの膣内へと放つ。
繋がっている性器を抜くと、膣内から2人の体液が落ちた。
フェイトをゆっくりと座らせると、美羽の方に近づく。
「それじゃあ、さっきの続きしようぜー」
「え、え、えぇ!?」
今フェイトとやったばかりなのに、こっちも手を出そうとする徹雄に美羽は頭がついてこない。
「まだ足んねぇ」
再びそのまま美羽の陰部を指で弄りながら胸を吸う。
乳首を舌で転がし、陰核を優しく擦ると、明らかに感じる反応が帰ってきた。
それを確認して徹雄は美羽の陰口に亀頭を当てる。
「あ……」
「いくぞ。力、出来るだけ抜いて」
縁の上に寝かせて互いの手の平を重ねると、徹雄は肉棒を美羽の膣内へと押し進める。
「い、あ……」
鍛えているだけあり、美羽の膣内は思った以上に狭かった。
暴力的なまでに締め付けてくる肉から与えられる快感は凄まじく、気を抜けばすぐに射精しそうだった。
子宮を目指して少しずつ進む肉棒。その間、徹雄は執拗に乳房に顔を埋めて愛撫する。
腰を小刻みに動かして肉棒が全て受け入れられると美羽が吐息を漏らした。
「あ、ん……」
膣内を肉棒で撫でるようなペースで動かし、少しずつ慣らしていく。
「朝、ひな……さん……!」
掠れた声で自分を呼ぶ美羽に興奮してつい強腰を打ち付けると美羽の背が跳ねた。
「あんっ! あ、あぁ……!?」
段々と艶のある声で鳴く美羽。
スローペースで動き、自分で焦らす形になっていた徹雄は高まった性欲をぶつけるように突くと同時に精液を膣内へと注入した。
「ふぅ! あ、あぁあああっ!?」
最後まで精液を受け止めて呆けた表情をする美羽。
徹雄が褒めるように優しい顔で撫でられた頭。
その感触は思ったよりも温かかった。
「広いお風呂って良いよね!」
「そうだね、木綿季ちゃん」
「簪ちゃ~ん。久々に背中流してあげようか?」
「……いい。何かされそうで怖いから」
木綿季、赤緒、楯無、簪が浴場に訪れていた。
戸を開けるとそこには奇妙な光景が目に入る。
「いや、なんか酔ってたみたいで。こんな
こしにバスタオルを巻いた徹雄が正座されており、着替え終えているフェイトと美羽に青筋を立てた笑みを浮かべて見下ろされている。
その光景に4人はただただ頭に? を浮かべていた。