※この作品はR-18です。

目が覚めたら世界規模で強制ハーレムルートだった。   作:赤いUFO

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更識楯無(IS)その5

 初めて彼と会って話をした時に思ったのは、扱いやすそうな単純な男、だった。

 実際接してみると単純ではあるが、扱いやすいなんて思った事を後悔する。

 私が担当になった男は、とにかくワガママで体が大きな子供だった。

 彼に振り回されて何度上から怒られたことか。

 その上いじめっ子的な性格で、事ある事にいじられた。

 でも、そんな彼の気安さにだんだんと肩肘張るのが馬鹿馬鹿しくなって素で話すようになっていた。

 毎日接している内に気を使ってくれてる時とかが分かったり。

 抱かれてるときに、変に遠慮しないのはそれだけ心を許してくれてるのだと感じると嬉しいと思ってしまう。

 それに、何だかんだで最後には優しい顔を見ると多少激しくされても許してしまうのだ

 ボクシングに関してはひたすらにストイックで、もうボクサーでも無いのに練習は欠かさない生真面目さとかが、格好いいと思ったり。

 それから。

 それから────。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい。検査が終わりましたよ、朝比奈さん」

 

「うーい……」

 

 千鶴に言われて徹雄は検査台から起き上がる。

 適当な返事を返して伸びをすると軽く体を動かす。

 ボキボキと首を鳴らすと宮野志保が出てきたデータを見ながら眉をしかめる。

 

「相変わらず身体機能がバカみたいな数値を叩き出すわね。ねぇ、貴方本当に普通の人間? 実は何か弄られた改造人間とかじゃないの?」

 

「失礼だな、宮野先生は。日頃のトレーニングの賜物だよ」

 

「……スポーツ医学を無視してるのよ、貴方は」

 

 出されたデータを眺めながら徹雄をエイリアンでも見るような視線を向ける。

 肩を竦めると着替え室に行き、私服に着替えると適当に歩く。

 この島、元はレジャー施設として手を加えられていただけあり、歩いててもそれなりに楽しい。

 

 ブラブラとホテルを改装した室内を歩いていると、扉が解放されたちょっと広めのレクリエーションルームでは、数日前からここで暮らしている外国人の少女2人、リーリンとサーシャ。それと、風見一姫だった。

 

「何してんだ?」

 

 気になって話しかけると、何故か女性用のスーツに眼鏡をかけた一姫がこちらを向いて話す。

 

「日本語の勉強よ。ほら、ここって基本日本人ばかりじゃない? 例の翻訳機も全員分有る訳じゃないし。だからこうして、教師役をしているの。彼女達から申し出もあってね。意志疎通がままならないとストレスも溜まるでしょ?」

 

「へ~なるほど」

 

 感心した様子で鉄雄は顎を撫でる。

 するといきなり一姫の両脇を掴んで持ち上げる。

 

「えらいなー。感心感心」

 

「フンッ!」

 

 それに一姫は脇腹に蹴りを入れたが効いたようすはなく、舌打ちをする。

 何事も無かったように一姫を下ろすとリーリンとサーシャが唖然としている。

 翻訳機のスイッチを入れて2人に手を振る。

 

「じゃ、がんばれよ~」

 

 これ以上邪魔になるのも悪いので早々に退散する事にした。

 それから島を適当に散策し、会う相手を冷やかしながらあっちこっちに現れる。

 最終的に大きな木陰の下でごろんと寝転がる。

 

「あ~いい天気~」

 

 大きく口を開けてうたた寝していると、影に覆われた。

 

「ずいぶんとのびのびしてるわね~」

 

 閉じた扇子を口元に当てながら寝ている徹雄を上から見下ろしてくる。

 その眼は明らかに不機嫌そうだ。

 

「……何だよ。別にいいだろ? ここ、いい感じに暑さを避けられて寝やすいんだよ」

 

 ごろんと横向けになる徹雄。

 その姿に呆れながらも送られてきた報告を聞かせる。

 

「水原玲人様が日本を脱出したらしいわ?」

 

「……そっか、玲人が」

 

 安心したように徹雄は体を起こして息を吐く。

 

「周防さん。玲人の担当だったあの人も一緒か?」

 

「彼女は日本に残ったらしいわ」

 

「そっか……」

 

 どのような経緯で玲人が日本を出たのかは知らないが、彼の望む物が手に入れば良いと思う。

 

(もしかして、彼女さんと連絡が取れたのか?)

 

 どちらにせよ、その内連絡が取れて情報を共有したいなと思う。

 楯無の方も同意見なのか、動向を調べているらしい。

 

「……」

 

「何?」

 

「いや。俺の担当が更識で良かったなーって思ってな」

 

「はぁ?」

 

 突然の褒め言葉に楯無は目を丸くした。

 

「本心だぞ。お前と一緒だと気が楽だし。色々と融通してくれたし。話すのも楽しいしな」

 

「……こっちは、色々と大変だったわよ。貴方のせいで何度上から怒られたか」

 

「悪かったな……」

 

 苦笑して肩を竦める徹雄。

 楯無はでも、と続ける。

 

「少なくとも、退屈はしなかったわ」

 

 そう、笑った。

 手のかかる男だが、それでもその気安さが心地好いといつの間にか感じていた。

 仕事とは別の感情で目を追い、一緒の時間を大切にしていた。

 だから────。

 

「えぇ。私も、貴方の担当で良かった」

 

 嘘偽りなく告げた。

 そこから笑みが変わる。

 

「と・こ・ろ・で。最近構ってくれなくて淋しいんだけど?」

 

「なんだよ。溜まってんか? 今晩ヤるか?」

 

「あはは。もうちょっとオブラートに包みなさいよね?」

 

「そんなもん俺に期待すんな」

 

 そう。こんな会話も楽しいのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「つっ! ちょっと、痛いわよ」

 

「あ、悪い。久しぶりだから、ちょっと加減が分からなかった。それにしても相変わらずいい身体してんなぁ」

 

「それセクハラ……ん!」

 

「この状況でセクハラもクソもあるか」

 

 胸を揉んでいた力を緩めて舌を這わせる。

 

「んっ……!」

 

 程好く鍛えられた女の肢体が身動ぎする。

 上気する頬、潤んだ瞳。汗の匂い。

 それらを気の許した美女からの反応なら、興奮しない男がいるだろうか? 

 腕がまだ濡れてない股の方に移動し、陰核に触れる。

 ビクン、と足の指が曲がり、楯無の手が徹雄の脇から背中に回される。

 

(あ……この感触、何か安心する……)

 

 闘うために鍛えられた筋肉。

 剛と柔を合わせた肉体。

 彼なら自分を傷つけないという信頼もあって、安心して身体を預けることができる。

 

(と、言っても、このままされっぱなしなのも性に合わないのよね)

 

「おい」

 

 自分の身体をまさぐり、愛撫していた徹雄の手から逃れるように動き、ベッドの中で上半身と下半身の位置を入れ換える。

 下から徹雄の肉棒を咥えてフェラを始めた。

 

「ん! んぐっ……」

 

 咥えた肉棒の先を唇で挟み、割れ目に舌を入れるように舐める。

 

「ほれ、しゅきへほー?」

 

 咥えたまま話すとその口内の動きで刺激が伝わってきた。

 

「やろっ」

 

 徹雄も楯無の陰口に指を入れ、太腿を舐める。

 その愛撫に楯無が一瞬硬くなったが、すぐに力を抜いて身を委ねた。

 

 互いに愛し合うための行為の筈なのに勝負しているような感覚が少し可笑しかった。

 

「んんっ……レロ……んーっ!」

 

 手と口で肉棒を愛撫されている間、徹雄も楯無の陰部を弄る。

 膣内を指で弄りつつ陰核を撫でると、先に達したのは楯無の方だった。

 

「あ、ん……っ!?」

 

 膣内からボコッと愛液が垂れる。

 それを見て我慢できなくなった徹雄は再び向き合う体勢に戻る。

 

「更識。もういいよな? 入れるぞ」

 

 自分の肉棒を持って楯無の膣内へと入れようとするが、楯無の方は股を拒絶するように閉ざしている。

 その行動に徹雄は苛立たしげな声を出す

 

「おい」

 

「かたな……」

 

「あん?」

 

 いきなり訳の分からない事を呟く楯無に徹雄は訝しむ。

 

「刀奈は私の本当の名前。楯無は更識の当主としての名前なの。だから、今はそっちで呼んで」

 

 なにかにすがるように見つめてくる。

 

「刀奈……入れて良いか?」

 

「うん……きて……」

 

 首に手を回す刀奈に合わせて徹雄も楯無の膣内へと肉棒を押し込む。

 

「ふっ……あぁ……っ!?」

 

 甘い喘ぎ声が耳元から聞こえる。

 

「やっぱ、お前の膣内いいな……刀奈。キュッと締まって、俺のを気持ち良くさせてさせようと動いてくれる」

 

「褒めたって、なんにも出ないわよ……はぁっ!?」

 

 奥まで突かれて大きな声が出る。

 抱き合ったまま刀奈な体を起こし、繋がったまま膝に乗せて突き上げる。

 

「前から思ってたけど、お前、本当に良い女だな……っ!」

 

「ちょ! なによいきなり……」

 

「別に。ただ、お前の本当の名前も教えて貰ったし? 俺の方もなんか言わねぇと不公平だろ、刀奈」

 

「────」

 

 互いに抱き合い、腰を動かしてひたすら快楽に没頭する。

 徹雄は何度も刀奈の名を呼び、その度に膣内が締まり、肉棒を色んな角度から刺激し続ける。

 

「刀奈、射精するぞ……!」

 

「はい……」

 

 何故かしおらしい返事で目を閉じる刀奈。

 ドク、ドク、と肉棒が脈打ち、大量の精液が刀奈の子宮を目指して射精し、膣内から溢れる。

 疲れたように息を吐いて徹雄の胸板に顔を預ける。

 

「どうせまだシ足りないんでしょう? うん。私も、これくらいじゃ満足出来ない身体にされちゃったし。責任取ってもらわなくちゃ」

 

「分かってるじゃねぇか」

 

 体位を変えて徹雄は刀奈の体を再び貪り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日。

 楯無は妹の簪と話していると通路の向こうから徹雄がやって来た。

 

「おーい、刀奈。更識妹も」

 

 呼ばれて簪は驚いたように目を見開き、楯無は早足で徹雄の元まで移動すると思いっきり頬をつねってきた。

 

「にゃひふんやよ」

 

 手を放させると楯無が青筋を立てた笑みを向ける。

 

「その名前で呼ばないでくれる? 呼んでいいのは────」

 

「セックスの時だけか? 面倒くせぇ。妹の方もいんだし。別にいいだろ」

 

 そんな言い合いをしていると目を丸くした簪が質問してきた。

 

「お姉ちゃん、朝比奈さんに真名を教えたの?」

 

「え、えぇ。そうよ。ほら、色々と、ね……」

 

「ふーん」

 

 視線を反らして弁明する楯無に、簪が意味ありげな顔で返事をする。

 

「ねぇ、簪ちゃん。その分かった分かったみたいな顔やめて! と、特に意味とか無いから!」

 

「うんうん。そういう事にしておくね、お姉ちゃん」

 

「簪ちゃんってば! 話を聞いて!?」

 

 去っていく簪を追いかける楯無。

 追いつく前にあっかんべ、と舌を出す。

 徹雄は欠伸をして頭を掻いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回から楯無のサブタイトルは刀奈に変更します。
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