目が覚めたら世界規模で強制ハーレムルートだった。 作:赤いUFO
アリサ・バニングスが所有しているこの島は中途半端に手が加えられており、自然の多い土地だ。
うっかり整備していない場所に踏み込もう物なら遭難する危険もある。
つまり────。
「それでは、昨日の夜から行方不明な
笑顔でバカと連呼する楯無。
額に青筋が浮いている事から相当ご立腹らしい。
学校のレクリエーションのようなノリだがわりと洒落にならない事態である。
徹雄が行方不明になったのは、香月夕呼。宮野志保。ジェイル・スカリエッティの3人が怪しげな実験を行おうとしたのを察して逃げたのだ。
最初は隠れていてもすぐ出てくるだろうと予測されたが、それはあっさりと裏切られ、森の方に入って行ったのをカメラで確認したのが1時間程前だ。
気が緩んでいた上に、まさか迷いやすい森の中へと入っていくとは思わず、遭難していると気付くのに遅れた。
その他にもやらなければならない事があったのも事実だ。
楯無が持っている拡声器を夕呼が取る。
「アレは
まったく心配している様子の無い夕呼に集まった面々はどう反応したら良いのか分からない様子。
とにかく突然朝比奈徹雄の捜索が開始された。
明日奈は森の中を1人で散策していた。
迷っても大丈夫なように、居残り組が位置を把握出来るように発信器と島の中でのみ使える連絡機が持たされている。
「何処に行ったのかなぁ、朝比奈さん……」
夕呼などは大して心配していないようだが、やはり行方不明と聞けば不安になる。
「ユウキ達も心配してたし……」
そんな事を思いながらちかくの川に近づく。
「水、綺麗……魚がいるのね」
そこそこの深さがある川を泳いでいる魚を眺めながら明日奈は今の自分の状況を思う。
何か不満があるとか、嫌な思いをしているとかいう話ではない。
自分がどうして木綿季に連れられてここに居るのか、ということに不安があるのだ。
そして、朝比奈徹雄に関してもどう思っているのか。
嫌いな訳ではない。話していて面白い人だと思うし、悪い人でもない。
ただあの時、なし崩しに身体を重ねたことにかつての想い人に対して後ろめたさが付きまとうのだ。
「今の私を見たら、どう思うかな? ────君」
昔隣に居た誰かの名前を呼ぶ明日奈。
そんな風に1人考え事をしていると、泳いでいる魚を何かが掴む。
「え?」
すると、何かが水の音を鳴らして川から出てきた。
「キャッ!?」
小さい声で尻餅をつくと、起き上がった何か────全裸の朝比奈徹雄は明日奈のいる地面の反対側に上がる。
「うっし! 昼飯ゲットォッ!」
そう言って両手に持っている魚を手造りの小さな池へ放り込んだ。
ふー、と息を吐いて岩に座っている何かしている徹雄に明日奈は恐る恐る話しかけた。
「あ、朝比奈さん……」
その声にようやく明日奈の存在に気付いたのか、髪を掻き上げながら振り向いてくる。
「あ? 結城さん? どした、こんなところで? 釣り? なら別のところ行った方が良いぞ。ここら辺は俺が暴れたから釣れないぞ」
見当違いの事を言ってくる徹雄に明日奈は立ち上がって反論する。というか、よく見ると向こう側に徹雄の衣服が脱ぎ散らかされていた。
「違います! 朝比奈さんを探しに来たんです! っていうか何してるんですか!?」
「何って、昼飯の準備」
集めておいた枝や落ち葉などにライターで火を点けている徹雄。
「魚焼くけど、食うか?」
「そ、そうじゃなくてっ!? それより服着てくださいっ!」
「体が乾いたらなー」
焚き火の準備を始める徹雄に明日奈を川に入って渡り始める。
太腿の深さまである川を渡るのは思った以上に難しく、滑りやすい川石に滑らせてしまい。
「っと危ね」
転ぶ前に徹雄が明日奈の手を掴んで引っ張った。
「あ、ありがとうございます」
徹雄の裸。主に一部分に目がいってしまい、顔を背けた状態での礼になってしまう。
「あの、やっぱり早く服を着てくれませんか?」
「だから乾いたらだよ。それにあんまり恥ずかしがる必要もないだろ。前に互いに生まれたままの姿を見せあった仲だろうに」
徹雄の発言に明日奈は顔をしかめる。
それを気にした様子もなく、徹雄は魚の腹をかっ捌き、内蔵を取り出す。そして適当に削った長い枝を口から突き刺すと、起こした火の回りに立てていった。
「慣れてますね……」
「まぁ、昔は色んなとこに行って、山やら森やらで迷ってサバイバルした事も何度かあるからな。バイクで北海道旅行した時は、鹿を跳ねて近くの農家に捌き方を教わった事もあったなぁ」
懐かしそうに話す徹雄。
しかし、全裸で話している姿にイマイチ没頭できない。
(この人本当に文明人なのかな)
実は山で育った野生児なんじゃないだろうかと疑いたくなる。
魚が焼けている間に体が乾き、服を着ると、焼いた3匹の内の1匹を差し出してきた。
「食うか?」
「いりません」
即答すると、ちょっと残念そうに魚を戻す。
息を吐いてから明日奈は本題に入った。
「あの、朝比奈さん。そろそろ戻りませんか? ユウキや皆さんも心配してますし」
「んー? 後2、3日逃げ回れば香月達の実験もうやむやになる気がするんだよなー」
苦い表情で魚の1匹目を食べ終える徹雄。
しかし、若干怒った様子で見てくる明日奈に根負けする形で帰ると約束する。
2匹目の魚を食べ始めると、徹雄は明日奈に話しかける。
「今更だけど、悪かったな。急にこっちの都合でこんな島まで付き合わせちまって」
「……いえ。自分で決めた事ですし、ユウキ達と一緒で楽しいですから」
こんな風に謝罪されるとは思わなかったので、明日奈は苦笑いを浮かべて答えるが、嘘偽りのない本音だ。
「そうか。でも────」
そこまでにして徹雄は口にするのを止めた。
今出そうとした言葉は明日奈の内面に深く踏み込み過ぎだと思ったからだ。
不思議そうに目を丸くしている明日奈に徹雄は首を横に振る。
「何でもない。ありがとな」
だから、木綿季達を気遣ってくれている事への感謝を口にした。
「えっと……よく分かりませんけど、どういたしまして?」
焼き魚も食べ終わり、火の後始末を終えると、げんなりとした表情で首をボキボキと鳴らす。
「んじゃ。更識に怒られて、香月に手荒なことされないように話をつけるか」
は~っと息を吐くと、明日奈は安心して微笑む。
「よかった。ユウキ達も心配してましたし。それじゃあ戻りましょうか」
その笑みがただ綺麗だと思った。
心臓が少しだけ鼓動を速くする。
もしかしたら、短い森での生活が性に関して解放的になっているのかもしれない。
「朝比奈、さん……」
突然、手を握ってきた徹雄に明日奈は瞬きをした。
「今晩、付き合って貰っていいか?」
結局は目の前の女を抱きたいという欲求に正直になった。
理由なんてきっと、それだけである。
「ねぇ……最近おにーさんって、こう、頭が悪すぎじゃない?」
「……作者のせいだよ」
戻って近づいてきた木綿季の言葉に徹雄は適当に返す。
その後ろには楯無が笑顔で怒っていた。
「お帰りなさい。楽しかったかしら?」
「おう、とっても。いやーやっぱり、たまには1人になるって必要だわ~」
ちょっとだけ嫌味っぽく言ってやると、横で聞いていたアリサが足を踏んづけてきた。大して痛くもないが。
「明日奈ちゃん、お疲れさま」
「うん。すぐに見つかってよかった」
「ねーねー、明日奈! 天音さん達がご飯作ってくれたから、お風呂の後に皆で食べよう!」
「そうだね、ユウキ」
女同士で仲良く話しているのを眺めていると、明日奈と目が合った。
すると明日奈が顔を赤くして反対方向を向くのに徹雄は苦笑した。
部屋に来た明日奈の固い様子に徹雄は話しかけた。
「緊張してるのか?」
「……はい。こうして2人っきりになるのは今日が初めてですから」
「そっか。そうだな。前は木綿季と更識の妹が一緒だったか……」
柊神社での時の事を思い出して顔を赤くする明日奈。
「グダグダするのも症に合わねぇし、さっそく、な?」
「つっ!?」
ベッドに座っていた徹雄は手を引いて明日奈を抱き寄せる。
(あ……胸板、厚い……)
抱き締められて思ったのそんな事。
しっかりと鍛えられた身体。
前は目の前の事に頭が追い付かず何かを考えている余裕は無かったが、今ははっきりと朝比奈徹雄の存在を認識する。
戸惑っている明日奈を置いてきぼりに徹雄はパジャマのボタンを外して露になった大きな胸を揉み始める。
「ん、ふ……」
目を閉じて揉まれている感触に耐えていると、腰に腕を回してベッドに押し倒す形になる。
混乱したように目を見開く明日奈。
徹雄は明日奈の胸に吸い付き、手をズボンの中へと滑り込ませた。
「あ、やっ……!?」
陰部に触れた徹雄の指はクリトリスを撫でるように擦る。
その大きな手に反しての優しい指使いに明日奈の股間は愛液を分泌する。
そこからお腹から腰。そして太腿までをマッサージするように愛撫する。
吸っていた胸の乳首も弄りると勃った。
ただ、キスをしようとすると顔を背けて拒否する。
「あっ!? そんなところ……!」
だから徹雄は明日奈の陰部に顔を近づけて股間を舐める。
クリトリスを舌でつつき、膣内を指で広げられて舌が這わせてくる。
未知の感覚に明日奈は頭を押し返そうと抵抗するが、まったく離れない。
しかし、舌が明日奈の膣内を這う場所を変えるたびに声が漏れている。
「こんなもんか……」
膣内まで濡らしたのを確認して顔を離すと、起き上がって自分の肉棒取り出す。
「いくぞ」
簡潔な問いかけだが、明日奈は顔の赤いまま小さく頷くだけ。
肉棒を明日奈の陰口に合わせて、遠慮無く入れる。
「アンッ……んんっ、は、はぁ……」
肉棒が明日奈の膣内へと沈んでいく程に声が漏れて腰をくねらせて無意識に繋がりを進める。
「入ったな……それじゃ、動くな」
一度奥まで捩じ込むと、徹雄は腰を振って膣内を味わう。
まだ馴れていない膣内を自分の肉棒で開発していくのは正直快感だ。
それが明日奈程の美人ならなおのこと。
「ハァ……っ! あふっ……や!」
そんな艶のある声を聞けば理性が剥がされてしまう。
片足を上げさせてより深く繋がると明日奈の声も大きくなり、それを恥ずかしがって口を手で覆うが、無理矢理外させる。
「いや……聞かな……アンッ!?」
締め付けも良く、膣内にある肉棒を離すまいとしてくる。
再び足を下ろすと、明日奈は正面から徹雄を見るが、どこか虚ろな瞳ですがり付くように腕を背中に回してくる。
密着したまま腰を動かし、何度も明日奈の子宮をノックした。
「────っ!?」
すると、明日奈の膣が急に締め付けがt強くなり、それに反応して徹雄も射精すう為に肉棒が膨らむ。
「あ、あう、あぁ……あああああああああああっ!?」
吐き出された精液を受け止めて明日奈は絶叫した。
生暖かい精液が膣内を満たしていく。
肉棒を引き抜くと徹雄は明日奈に口づけするために顔を近づけた。
疲労からか、それとも別の理由からか、今度は拒否をされなかった。
たぶん次回は原作キャラ。