※この作品はR-18です。

目が覚めたら世界規模で強制ハーレムルートだった。   作:赤いUFO

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※今回、オリ主による女性に対する暴行、強姦シーンがありますが、この作品はそれらを推奨、助長させる為の作品ではありません。(当たり前)


幕間1

「No.2も着々と多くの女性たちとメイティングに励んでますが、未だに受胎した報告はありません。それと、難民区域へと頻繁に赴いているようです。あの区域では、既に朝比奈徹雄の存在は多くの人間に見られています」

 

「担当官である更識の意見は?」

 

「No.2は下手に締め付けを強くするとこちらへの反発を強める可能性大。自衛能力も高く、難民地区の女性とメイティングを行うことも有るため、当面は自由にさせて信頼関係を構築すべきとの判断だそうです」

 

 報告を受けた5人の内の1人がバンッと机を叩いた。

 

「何を暢気なことを言っているの!! 現状、No.3がメイティングを拒否している以上、この2名が実質現在、子を成せる資源なのよ!」

 

「ったく。大人しく腰振ってりゃあ良いってのに。回す頭もない癖に警戒心だけは動物並ってか? この筋肉馬鹿はよぉ!」

 

「でも、今のところは問題が起きてる訳じゃないし。もう少しだけ様子を見るってのも有りかしら?」

 

 3人がそれぞれ好き勝手に主張していると年長の女性が締め括った。

 

「とにかく、一度No.2には顔を合わせる必要があるだろうな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 急遽UW日本支部の上層部に会うことになった徹雄は担当官の楯無。専属看護師の千鶴。そして護衛のマドラックスと共に車に乗せられていた。

 

「しっかし。これからお偉いさんに会うなんて緊張するな!」

 

「……それが緊張してる人の態度かしら?」

 

 欠伸を噛み殺している徹雄に楯無が呆れた視線を向ける。

 それを敢えて無視して窓の外の様子を見る。

 

「難民地区と違って、こっちは何か豊かだな。俺がコールドスリープする前と変わんねぇように見えるけどな」

 

「こっちは、コールドスリープで眠っている男性たちの家族が主に生活しているわね。もっとも、貴方の知り合いのリンディ・ハラオウンさんみたいに敢えて外で生活して難民たちの支援をしている人もいるけど」

 

 そこから楯無が難民地区の事情を説明する。MKウイルスの発生当初、情報の錯綜により無法者による各地の暴動。その時に夥しい死体が出来、ウイルスの拡散を防ぐために男性の死体を焼いたこと。

 その付近が現在の難民地区に当たるらしい。

 

 ふーん、と返事をしながら再び外を眺める。

 難民地区では子供たちが古着などを着ていたがこちらでは新品の服を着てオープンカフェで飲食している。

 徹雄自身、その事を糾弾できる立場ではないが、その貧富の差を見て何も思わないほど薄情でもない。

 柊神社に通い、子供たちを見れば多少の情も移る。

 そこで徹雄は視界を閉じた。

 

(何にせよ、俺がどうこう非難できることじゃねぇな)

 

 UWの日本支部に着き、中に入ると先ずは技術長官との面接が有るらしい。

 

「面接なんてプロ試験以来だよ。失敗したら難民地区に追い出されたりしてな」

 

「まさか」

 

 徹雄の冗談に千鶴が苦笑する。

 もし本当にそうなったら柊神社かまりものところにでも身を寄せようと考える。まぁ、流石に無いと思うが。

 

 徹雄が奥へと通されると後ろにいた楯無たちはSPらしき女性にストップがかけられる。

 

「お前たちはここで待て」

 

「どういうことかしら? 私は朝比奈徹雄の担当官なのだけれど」

 

 楯無の疑問にSPは長官の指示としか返さない。

 ここまで露骨に通せんぼすれば警戒するなと言う方がおかしい。

 

「なるべくすぐに戻るわ」

 

 それだけ告げると案内役の女性の後ろに続く。

 楯無はマドラックスに目配りすると小さく頷いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 技術長官の看板がかかったドアの前に進み、案内役の女性が開けると中へと指示を出される。

 

「失礼しまーす。朝比奈っす」

 

 元より礼儀作法などとは無縁な生活をしていた徹雄は出来得る限り失礼の無いように入室する。

 すると室内には椅子の背を向けて体が隠れており、長い黒髪くらいしか見えない。おそらく彼女が技術長官なのだろう。

 技術長官は指で扉を指す。

 

「後ろを向いてみろ」

 

 そう指示を出されて何だよと思いながら、言われた通りに後ろを向く。

 すると、バチッという音と、発電の光が見えた。

 驚く間もなく徹雄の首に当てられた。

 そのまま倒れそうになったが、壁に手をつけ、膝を床につけて耐えた。

 

「テメ、な、に……しやがる……!?」

 

 痺れて鈍くなった体。

 座っている女を睨むと相手は立ち上がり、その顔を見せる。

 その目をまるで面白いモルモットでも見つけたような表情だった。

 

「アレを喰らってまだ動けんのか。さすがは体力バカだ。粋が良いじゃねぇか」

 

 乱暴な言葉使いの女。

 長い黒髪に切れ目のある眼。

 容姿は美人と言っても差し支えないが、あの実験動物でも見るような視線を受けて好意を懐く男が居るならそいつは余程のドMだろう。

 

「どういう、つもりだって、訊いてんだよ……!」

 

 すると女が徹雄の髪を掴む。

 

「いつまでもおのぼりさんやってる暢気なお前さんにチョイと現実を教えてやろうと思ってなぁ。別にNo.3でも良かったんだが、テメェが1番粋が良いし、多少手荒に扱っても壊れねぇだろ。肉バイブ2号ちゃん?」

 

「あ?」

 

 女は案内役からスタンガンを受け取る。

 

「いくらテメェでも2回もこいつを受けりゃあ大人しくなんだろ?」

 

 もう一度、スタンガンを浴びせられようとしたその時、その腕を案内役とは別の者が掴んだ。

 

「ごめんなさい、遅くなって」

 

「マド、ラックス……」

 

 いつの間にかこの部屋に進入したマドラックスが案内役を気絶させていた。

 技術長官がマドラックスを睨む。

 

「何だテメェ! 誰の許可を得てここに入ってやがる!!」

 

「私は、彼の護衛だもの。楯無から朝比奈徹雄の身の安全の確保。そして脅威の排除が私の仕事」

 

 ホルダーにある銃を抜かないのは楯無の立場を考えてのことだろう。だが、これ以上徹雄に危害を加えるならそれも辞さないと銃に手が伸びている。

 涼しい顔で睨む技術長官を流しているマドラックス。

 掴んでいる手を外させ、後ろに下がった。

 

「ざけんな! なんの権限が有ってあのクソアマ!」

 

 そこで膝をついていた徹雄が動く。

 

「クソアマは、テメェだオラァ!!」

 

 爆発的な突っ込んだ徹雄が前に出ていたスタンガンを持つ腕と首を掴んで床に押し倒した。

 その際に持っていたスタンガンも落とす。

 

「マドラックスが時間を稼いでくれたおかげで痺れが取れたぜ!」

 

「どういう身体してやがるっ!? 放しやがれこの筋肉ゴリラ!!」

 

「ここまで嘗めた真似されてお優しく無罪放免にしてやるほど、こちとら大人じゃねぇんだよ!」

 

 開いたジャケットの中に着ているシャツを破き、ブラジャーを取り払う。

 

「テメッ! 私を誰だと……!」

 

「知るか! 今会ったばっかだろうがよ!!」

 

 胸を潰さんばかりに揉むと胸板を殴り付けてきた技術長官に頬を張った。その際に口の中を切ったのか、血が流れた。

 

「このヤロッ!」

 

 睨み付ける視線を無視して下に履いている物も力ずくで下ろさせる。

 技術長官の胸や性器を見て興奮し徹雄は勃起した、という訳ではなく、怒りのあまり興奮状態になってぺニスが反り勃っただけである。

 しかし、原因など徹雄には今、どうでも良かった。

 暴力的な衝動に従って濡れていない秘部に肉棒を捩じ込む。

 痛みで歯を食い縛る技術長官。

 その間にも徹雄の肉体を殴り付けるが大したダメージもない。

 とにかく今は、この女を痛め付けて────。

 

「そこまでだ」

 

 技術長官の部屋に楯無と千鶴。そして中年の女性と技術長官と同じくらいの歳の女性が入ってきた。

 この状況を見て中年女性は溜め息を吐き、他の女性は引いた表情や蔑む視線を向けている。

 その視線に耐えられなくなり徹雄は技術長官から身体を離した。

 

「状況は大体察したがそこまでにしてもらおう。彼女に非が有るのは判るが流石に看過できん」

 

 徹雄が身体を離すと中年女性は技術長官に近づく。

 

「焦ったな。何でも自分の思い通りになると思うな」

 

 舌打ちして部屋を出ていく技術長官。

 そうして徹雄の方に近づいた3人は────。

 

「朝比奈さん……」

 

 哀しそうな表情の千鶴。

 

「それ、早く仕舞ったら?」

 

 蔑む視線を向けて扇子で露出したぺニスを指す楯無。

 最期にマドラックスが無表情で肩に手を置く。

 

「貴方のこと、少し見損なったわ」

 

「だろうな!」

 

 視線を逸らしてぺニスをズボンの中に仕舞った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「彼女が申し訳ないことをした。国務長官の鬼原だ。ここにいる4人と先程の技術長官でこの国を回している」

 

 ここには他に三十路前後の女性2人と老婆が1人。そして鬼原と名乗った中年女性と向かい合っていた。

 

「……」

 

 徹雄が返事もせずに不機嫌そうに上半身を後ろに向けていると楯無が足を踏んでくる。

 

「怒っているようだな。無理もない。彼女は優秀な人物だが少々常識に欠けるところがあってな。今回のような勝手は今後させるつもりはないので安心してくれ」

 

「そりゃ結構、アレを容認するなら夜逃げを検討してたところですよ」

 

「ちょっと!」

 

 嫌味ったらしい口調の徹雄に楯無が小声で諌めるが完全にヘソを曲げているようすだ。

 しかし、いつまでもそれでは話が進まないので仕方無しに鬼原と視線を合わせる。

 

「俺に何の用で?」

 

「なに。ちょっとした面談だ。現在、何か不満はないか? 例えば担当官とか。随分と気安く接しているようだが」

 

 鬼原が楯無に視線を向ける。

 気安く、のところで張り付かせていた笑みが綻んだのを本人だけが気付く。

 

「更識には不満は無いですよ。普段から俺の要望は出来る限りの叶えてくれてますし、さっきだって自分の立場が不利になる可能性があったのにマドラックスさんを寄越してくれたんだ。感謝こそすれ、不満に思うことはねーです」

 

 それは、徹雄の本心だった。

 ただ世界に残った数名の男だからという理由だけで敬うような態度を取られるのは不愉快だし。今くらいの距離感が接しやすい。

 メイティングや難民地区に行くことにも文句は言うが、こっちの主張を出来る限り尊重してくれる。

 総じて付き合いやすいのだ。

 

「それに、更識の身体は気持ちいいからな。変に遠ざけられても困る。こいつ以上に俺を管理できる人材を探すのは面倒だと思いますよ」

 

 徹雄は敢えて管理、という言葉を使った。つまり、他の奴を理由なく充てたら今より面倒になるぞと念を押しているのだ。

 

「こんな状況だからな。メイティングにはこれからも協力するし。今回みたいなことがなけりゃ、変に逆らったりもしねぇよ、俺は。ただ、やりたいことはそれなりにやらせてもらいますが」

 

「……出来れば、難民地区への行き来も控えてほしいところだが」

 

「悪いっすけど。出来る限りの大勢に見られないようにするんで。その為の護衛だし?」

 

 マドラックスを指で差す。

 徹雄の言葉に鬼原は息を吐いた。

 

「まぁ、当面はそのままで良いだろう。君のメイティングの成果を期待している」

 

 そう言って立ち上がると思い出したように告げる。

 

「帰りにNo.1と3に会っていくと良いだろう。2人と違って君の住む場所は少し離れた位置に在るからな。気軽に会える訳ではない」

 

 リスク回避のために徹雄は他の男性とは少し離れた場所で暮らしている。

 そういえば水原玲人も目覚めてるんだったなと思い出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よっ! 久しぶり、でいいのか? 俺のこと覚えてるよな」

 

「朝比奈、徹雄……」

 

「おう!」

 

 玲人が座っていたベンチの横に体を大きく広げて座る。

 あ~、とオッサン臭い声を出すと晴天の空を見上げて話す。

 

「なんつうか、世界が変わりすぎてビックリだよな」

 

「うん。コールドスリープから覚めたら、こんなことになるなんて思わなかったよ」

 

「玲人はメイティング、拒否してんだってな。彼女さんへの義理立てか?」

 

「義理立てって言うか。俺が嫌なんだ。そういうことをするなら、好きな人とがいいって。こんな時にこんなこと言うのってやっぱりワガママかな?」

 

 思い悩む玲人に徹雄はそうだな、と答える。

 MKウイルスの免疫を持つ男は6人しか居らず、この中で好きな人としかやりたくないなどとワガママ以外何物でも無いだろう。

 コールドスリープで眠っている者たちも、後1年ほどでウイルスが侵食すると聞く。

 その問題が解決しない以上は。

 

「でも、そういう考えは嫌いじゃない」

 

「へ?」

 

「むしろ俺は、この状況になって自分のクズっぷりが表に出て落ち込んでるくらいだし」

 

「クズ?」

 

「あぁ。ついさっき、襲ってきた女を押し倒してレイプした」

 

 頭を掻いて言う徹雄に玲人は顔をひきつらせる。

 

「この間、友人の母親にも手を出す始末だぞ? どんどん自分の倫理観が崩れて怖い────おいコラ! ゆっくりと距離取ろうとするな!」

 

 だって、と引いている玲人に徹雄は話を切り替える。

 

「とにかくだ! 1番最初に目を覚ました奴も、色んな女とヤッてるっていうし。1人くらいそういう奴が居てもいいだろって話!」

 

 徹雄の言葉に玲人はそれでも浮かない表情が晴れないでいる。

 真面目に何かしないといけないと思っているのだろう。

 

「俺は────」

 

 何か口にしようとした時、最初の男性が現れた。

 

 

「やぁ。もしかしなくても君が2人目?」

 

「あぁ。今まで顔、会わせられなかったな。朝比奈徹雄だ」

 

「俺は火野恭司。一応、センパイって奴かな」

 

 照れたように握手を求められてそれに応じる。

 玲人は既に面識があるため、軽く挨拶をした。

 

「キミのことも色々聞いてるよ! どうよ、この世界は!」

 

「まだ戸惑うことは多いけど、なんとかってところだな。それなりに楽しくヤれてるよ」

 

 徹雄の言葉にそうだろう、そうだろう、と背中をバシバシ叩く。

 徹雄の体格を見ても物怖じしないのは生来の社交性かそれともこの状況にハイになっているのか。

 

「色んな女を好きなときに抱いても文句どころか推奨される! 最高だよこの世界は!」

 

「否定はしねぇけどさ……」

 

 ここまで欲望駄々漏れに生きられるのも珍しい。ジブンタチヨリ早く目覚めた影響だろうか? 

 

 俺はこれからも子作りに励むぜ! と豪語し、担当官と一緒に去っていく。

 

「あそこまで割り切れると、人生楽しいだろうなぁ。人のこと言えねぇけど……」

 

 恭司の背中が見えなくなると玲人が決心したように手の平を見つめた。

 

「俺は、MKウイルスの特効薬を開発しようと思う」

 

「は?」

 

「コンピュータでも開発できなかったウイルスの特効薬を俺が作ろうなんて思い上がりかも知れないけど。コールドスリープには兄さんも眠ってるから」

 

 だから俺が助けないと、と手を握った。

 その決意に徹雄は笑みを浮かべる。

 

「それが出来たら、玲人はガチの救世主だな」

 

 言って、手を差し出した。

 

「がんばれ! 俺に出来ることなら協力する。ま! 頭の方は期待すんなよ?」

 

「うん!」

 

 手を握り返し、照れたように玲人も笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 オマケ

 

 

「そういえば、女性をレイプした感想はどうだったかしら?」

 

「思った以上につまらなかったな。ぶっちゃけめんどい。もうやりたくない」

 

「それは結構。今回の件でレイプにハマッたとか言い出したらどうしようかと思ったわ!」

 

「ハハハ! 俺をどういう眼で見てんだお前! 言っとくが、普通に喘がせるのは好きだからな、俺!」

 

「コイツは……」

 




原作の水原君へのスタンガンがこのおかげで無くなりました。

次回からまだいつも通りのエロ回に戻ります。
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