※この作品はR-18です。

ひみつ道具建造ガチャ   作:ピリーン

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プロローグ

 『ドラえもん』……もはや説明不要の国民的漫画作品。

 主人公のドラえもんが四次元ポケットから取り出す多種多様なひみつ道具が、読者である子供達の心を鷲掴みにし、日本はもちろん世界的にも有名な作品となった。

 

 『艦隊これくしょん ~艦これ~』……2013年にサービスを開始したブラウザゲーム。

 現実に存在する軍艦を艦娘という美少女に擬人化し、個性豊かなキャラ付けをしたことで大ヒットし、多くの人々からプレイされ続けている人気作品となった。

 

 『アズールレーン』……2017年にサービスを開始したスマートフォン向けゲーム。

 こちらも『艦これ』同様、現実に存在する軍艦をKAN-SENという美少女に擬人化し、個性豊かなキャラ付けがなされている。

 元々は海外で展開されていたが、日本に輸入した結果、爆発的な大ヒットを遂げた。現在も新規プレイヤーが増えている人気作品である。

 

 さて、これら三作品が好きな人々は、誰もが一度はこのような考えが頭をよぎったことが無いだろうか?

 

「ドラえもんのひみつ道具があれば、艦娘やKAN-SENとあんなことやこんなことが出来るのに……!」

 

 ……と。

 

 そして、そう考えるのは読者やプレイヤーだけでは無い。提督や指揮官、艦娘やKAN-SENとて同じなのだ。

 提督と指揮官は人間である以上、三大欲求である性欲からは逃れられない。

 そして艦娘やKAN-SENも、人間として再び生を与えられ……性欲という欲求を身に付けてしまった。

 

 人間という生き物は時に賢く、時に愚かだ。持ち前の知能で困難を突破することもあれば、持ち前の知能で新たな困難を生み出すこともある。

 馬鹿と天才は紙一重と言うが、この言葉を正確に体現した存在は人間以外に考えられないだろう。

 

 そんな人間だが、時折凄まじい奇跡を引き起こすことがある。

 それこそが、まさに神の力でさえ打ち破ることが出来るであろう……ひみつ道具を実現させてしまったのだ。

 しかも、それは科学者達が何百年何千年とかけて生み出した産物では無い。とある人間の馬鹿な思いつきにより、偶然生み出されてしまった。

 

 果たして、馬鹿であり奇跡を引き起こした異例の人物とは一体誰なのか。その答えは『艦これ』世界のとある鎮守府、そして『アズレン』世界のとある母港に隠されている。

 

 

 

 

 

 

 

 ※※※※※※※※※※※※

 

 

 

 

 

 

 

「あ~石ころ帽子欲しいな~。これさえあれば女湯覗き放題なのに」

 

 『ドラえもん』を読みながらアレな発言しているこの男。

 『艦これ』及び『アズレン』作中では台詞がほぼ存在しないにも関わらず、二次創作界隈では決まって主人公として描かれる人物。

 もうお分かりだろう。彼こそが提督あるいは指揮官と呼ばれる存在だ。

 彼は職場で美少女達と過ごす日々を送っている。故に溜まっているのだ……性欲が。

 

「最近は敵が大人しいせいで仕事も少ないし……忙しかった時は意識してなかったのに、暇になった途端ムラムラが襲ってきやがった」

 

 暇というものは恐ろしいもので、やるべきことがあると人間はそちらに集中するものだが、何もしていないと余計なことを考えてしまうものだ。

 そんな時、自慰などでガス抜きをしていなければ……男性諸君なら理解出来るだろう。今すぐにでも性欲を発散したくてたまらなくなる。

 

「ん? いつの間にか工廠に来てたのか。そういや最近建造とか全然してないな~。戦力も武器も揃ってるし……そうだ。いいこと思いついた」

 

 こういう時の思いつきは大抵ロクなことが無い。今回もその例に漏れず、彼は頭のネジが外れたことを考え付いた。

 

「資材と一緒にこの漫画(ドラえもん)入れたらどうなるのっと」

 

 まるで小学生のような発想で、彼は本当に資材と共に『ドラえもん』をぶち込んでしまった。こんなことが知れ渡れば彼は即座に首を切られることだろう。

 しかし幸か不幸か、彼の馬鹿としか言いようがない発想は……彼の人生を大きく変えることとなる。

 

 テッテレ~♪

 

「何だ今の音?」

 

 アニメ版『ドラえもん』……より正確には、声優交代した2005年以降に放送されている『ドラえもん』でお馴染みのSEが響き渡る。

 この時点でもう想像がついただろうが、彼の行動が正しく奇跡と呼ぶに相応しい出来事を引き起こしたのだ。

 

「あれ? 何か出てきてる……って嘘だろ!? これってどう見ても石ころ帽子じゃんか!!」

 

 建造されて生み出されたのは艦娘でもKAN-SENでも無い。

 信じられないことに『ドラえもん』のひみつ道具が製造されてしまった。

 ふざけてやった行為がまさかの結果を生んでしまい、彼も驚きを隠せない。

 

「ま、まさかマジで漫画と資材を一緒に入れたからひみつ道具が出来たのか!?」

 

 しかし彼のそんな困惑は瞬時に性欲で上書きされる。

 

「ま、いっか! これさえあれば周りにバレず色々なことが出来る!」

 

 彼はどこまでも馬鹿だった。目の前で起きた奇跡について一切考えず、己の性欲を満たすことしか頭に無かった。

 だが、案外こういうタイプの人間がいれば少子化は改善されそうな気がする。同時に性犯罪も激増しそうだが。

 

「夢が広がるなぁ~! グヘヘ……」

 

 しかし、このような変態は男性だけとは限らないのだ。

 ここから少しズレた世界では、実行した人間こそ違うが……彼と同じ奇跡を引き起こしてしまった強者が存在する。

 

 

 

 

 

 

 

 ※※※※※※※※※※※※

 

 

 

 

 

 

 

「「あ~石ころ帽子欲しいな~。これさえあれば提督のお風呂覗き放題なのに」」

 

 『ドラえもん』を読みながらアレな発言している二人の少女。

 『艦これ』の二次創作界隈では、多くの場合は便利屋として描かれる艦娘。

 もうお分かりだろう。軽巡洋艦・夕張と工作艦・明石だ。

 彼女達は戦闘及び他の艦娘のフォローで忙しかったこともあり、溜まっているのだ……性欲が。

 

「「最近は敵が大人しいせいで出撃や仕事も少ないし……忙しかった時は意識してなかったのに、暇になった途端ムラムラが襲って来ちゃった」」

 

 暇というものは恐ろしいもので、やるべきことがあると人間はそちらに集中するものだが、何もしていないと余計なことを考えてしまうものだ。

 そんな時、自慰などでガス抜きをしていなければ……女性諸君なら理解出来るだろう。男性ほどでは無いにしろ、やはり性欲を発散したくてたまらなくなる。

 

「「ん? いつの間にか工廠に来てたみたい。そういや最近建造とか全然してないなぁ。戦力も武器も揃ってるし……そうだ。いいこと思いついた」」

 

 こういう時の思いつきは大抵ロクなことが無い。今回もその例に漏れず、彼女達は頭脳明晰でありながら頭のネジが外れたことを考え付いた。

 

「「資材と一緒にこの漫画(ドラえもん)入れたらどうなるのっと」」

 

 まるで小学生のような発想で、彼女達は本当に資材と共に『ドラえもん』をぶち込んでしまった。こんなことが知れ渡れば彼女達は提督から大目玉を喰らうことだろう。

 しかし幸か不幸か、彼女達の馬鹿としか言いようがない発想は……彼女達、そして艦娘達の人生を大きく変えることとなる。

 

 テッテレ~♪

 

「「何? 今の音?」」

 

 アニメ版『ドラえもん』……より正確には、声優交代した2005年以降に放送されている『ドラえもん』でお馴染みのSEが響き渡る。

 この時点でもう想像がついただろうが、彼女達の行動が正しく奇跡と呼ぶに相応しい出来事を引き起こしたのだ。

 

「「あれ? 何か出てきてる……って嘘でしょ!? これってどう見ても石ころ帽子じゃない!!」」

 

 建造されて生み出されたのは艦娘でも装備でも無い。

 信じられないことに『ドラえもん』のひみつ道具が製造されてしまった。

 ふざけてやった行為がまさかの結果を生んでしまい、彼女達も驚きを隠せない。

 

「「ま、まさかマジで漫画と資材を一緒に入れたからひみつ道具が出来たの!?」」

 

 しかし彼女達のそんな困惑は瞬時に性欲で上書きされる。

 

「「ま、いっか! これさえあれば周りにバレず色々なことが出来る!」」

 

 彼女達はどこまでも馬鹿だった。目の前で起きた奇跡について一切考えず、己の性欲を満たすことしか頭に無かった。

 だが、案外こういうタイプの人間がいれば少子化は改善されそうな気がする。同時に性犯罪も激増しそうだが。

 

「「夢が広がるなぁ~! うふふ……♡」」

 

 この世界では明石と夕張がひみつ道具を開発してしまったが、ここから更にズレた世界では別の艦娘が彼女達と同じようにひみつ道具を開発してしまっている。

 そして、このような変態は『艦これ』世界に留まらない。

 ここから遠く離れた『アズレン』世界では、彼女達と同じ奇跡を引き起こしてしまった強者が存在する。

 

 

 

 

 

 

 

 ※※※※※※※※※※※※

 

 

 

 

 

 

 

「あ~石ころ帽子欲しいにゃ~。これさえあれば指揮官のお風呂覗き放題なのに」

「あ~石ころ帽子欲しいな~。これさえあればご主人のお風呂覗き放題なのに」

 

 『ドラえもん』を読みながらアレな発言している二人の少女。

 『アズレン』の二次創作界隈では、多くの場合は便利屋として描かれるKAN-SEN。

 もうお分かりだろう。軽巡洋艦・夕張と工作艦・明石だ。

 彼女達は戦闘及び他のKAN-SENのフォローで忙しかったこともあり、故に溜まっているのだ……性欲が。

 

「最近は敵が大人しいせいで出撃や仕事も少ないし……忙しかった時は意識してなかったのに、暇になった途端ムラムラが襲って来ちゃったにゃ」

「最近は敵が大人しいせいで出撃や仕事も少ないし……忙しかった時は意識してなかったけど、暇になった途端ムラムラが襲って来た……」

 

 暇というものは恐ろしいもので、やるべきことがあると人間はそちらに集中するものだが、何もしていないと余計なことを考えてしまうものだ。

 そんな時、自慰などでガス抜きをしていなければ……女性諸君なら理解出来るだろう。男性ほどでは無いにしろ、やはり性欲を発散したくてたまらなくなる。

 

「あれ? いつの間にか工廠に来てたみたいにゃ。そういえば最近建造とか全然してないにゃ。戦力も武器も揃ってるし……そうだ。いいこと思いついたにゃ」

「ん? いつの間にか工廠に来てたのか。そういえば最近建造とか全然してないな。戦力も武器も揃ってるし……そうだ。いいこと思いついた」

 

 こういう時の思いつきは大抵ロクなことが無い。今回もその例に漏れず、彼女達は頭脳明晰でありながら頭のネジが外れたことを考え付いた。

 

「資材と一緒にこの漫画(ドラえもん)入れたらどうなるのにゃ?」

「資材と一緒にこの漫画(ドラえもん)入れたらどうなるんだろう」

 

 まるで小学生のような発想で、彼女達は本当に資材と共に『ドラえもん』をぶち込んでしまった。こんなことが知れ渡れば彼女達は指揮官から大目玉を喰らうことだろう。

 しかし幸か不幸か、彼女達の馬鹿としか言いようがない発想は……彼女達、そしてKAN-SEN達の人生を大きく変えることとなる。

 

 テッテレ~♪

 

「何にゃ? 今の音?」

「何? 今の音?」

 

 アニメ版『ドラえもん』……より正確には、声優交代した2005年以降に放送されている『ドラえもん』でお馴染みのSEが響き渡る。

 この時点でもう想像がついただろうが、彼女達の行動が正しく奇跡と呼ぶに相応しい出来事を引き起こしたのだ。

 

「あれ? 何か出てきてる……って嘘にゃ!? これってどう見ても石ころ帽子だにゃ!!」

「あれ? 何か出てきてる……って嘘っ!? これってどう見ても石ころ帽子だよね!?」

 

 建造されて生み出されたのはKAN-SENでも装備でも無い。

 信じられないことに『ドラえもん』のひみつ道具が製造されてしまった。

 ふざけてやった行為がまさかの結果を生んでしまい、彼女達も驚きを隠せない。

 

「ま、まさかマジで漫画と資材を一緒に入れたからひみつ道具が出来たのかにゃ!?」

「ま、まさかマジで漫画と資材を一緒に入れたからひみつ道具が出来たの!?」

 

 しかし彼女達のそんな困惑は瞬時に性欲で上書きされる。

 

「ま、いいにゃ! これさえあれば指揮官にバレず色々なことが出来るにゃ!」

「ま、いいか! これさえあればご主人にバレず色々なことが出来る!」

 

 彼女達はどこまでも馬鹿だった。目の前で起きた奇跡について一切考えず、己の性欲を満たすことしか頭に無かった。

 だが、案外こういうタイプの人間がいれば少子化は改善されそうな気がする。同時に性犯罪も激増しそうだが。

 

「夢が広がるにゃ~! ふふっ……♡」

「夢が広がるな! えへへ……♡」

 

 この世界では明石と夕張がひみつ道具を開発してしまったが、ここから更にズレた世界では別のKAN-SENが彼女達と同じようにひみつ道具を開発してしまっている。

 

 彼らは現時点では知らないが、どのひみつ道具が製造されるかは完全にランダムなのだ。

 故に、「誰」が「どのひみつ道具を製造する」か……これにより『艦これ』世界と『アズレン』世界に幾多の分岐世界(パラレルワールド)が生み出されてゆく。

 

 これらの分岐世界で巻き起こされる彼らの暴走は、果たして我々にどのような結果を見せてくれるのだろうか。

 それでは順番に見ていくことにしよう。彼らとひみつ道具、それらが組み合わさった化学反応の行方を……

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