ちなみに、勇者な男でも女でも好きな方で想像して頂いて構いません。
復讐に身を費やし、宿敵を打ち倒し、燃え尽きた勇者が本当に望んでいた者とは·····。
今でもあの日のことが忘れられない。
村が魔物に襲われ、滅ぼされたあの日のことを·····。
***
宿敵たるデスピサロを倒し、世界が平和になってから、数ヶ月が経っていた·····。
仲間達はそれぞれ自身の帰るべき場所へと戻り、そして、僕もまた故郷の山奥の村に帰ってきていた。
死体すら焼き殺され残らなかった皆のお墓を建て、心ばかりの弔いを行った後、僕は家を建てることにした。山の麓の木こりの人から作り方を習い、簡素ながらも一軒家を建てた。建てた場所は村の中央にある花畑のすぐ側である。1度は無残に消えたここも、流石、自然の生命力と言うべきか、僕の旅が終わり、ここへ戻ってきた時には、前ほどとはいかないが、見事な花々を咲かせていた。
この花畑は僕にとって思い出の場所だ。よくここでシンシアと2人で寝転がりながら、いっばい話したっけ。懐かしいなあ。もう、遠い昔の事みたいだ。シンシア·····。
いけない。また、しんみりしてしまった。気分を切り替えなくては。
仲間達は互いに別の道に別れることとなったが、それでも全員が前を向いて未来へと歩いていた。勇者たる僕がクヨクヨしていてどうする。そんなことでは、シンシアに笑われてしまう。
こういう時は何かに熱中するのが1番だと僕は知っている。そうだ、稽古でもしよう。久しぶりに剣を奮って感覚を取り戻しておくべきだろう。
ふう·····。やっぱり、腕が訛っているな。毎日嫌でも戦い続けていた旅とは違って、世界は平和になり、魔物の活動も収まった今は毎日がゆったり過ぎていって、怠けてしまうな。
あぁ、そういえば、トルネコさんから道具の整理を頼まれていたんだった。それもやっておこう。この家を建てる時に家具をいくつか優遇してもらったからね。恩は返すべきだろう。
旅では、トルネコさんがお金の管理、僕がパーティーの代表として道具全般の管理をしていた。まあ、とはいえ、素人の僕では分からないことも多く、ほとんどトルネコさんに道具について説明を求めることとなっていたけども。
そんな旅の中で手に入れた道具の殆どは商人であるトルネコさんに渡したのだが、何分、貴重だったり危険なものすぎてトルネコさんの店では売れない物というのがあり、それの管理を人里離れたところに住む僕が行うことになっていた。
さて、色々とあるなあ。鍵系統だったり、呪いの装備だったりと、確かに世の中に流通させては不味そうなものばかりだ。他にはやみのランプ、ラーの鏡。·····これって確かクリフトがマネマネを倒した時に落としたアイテムだったかな? あの時のクリフトがなぜか、赤い顔をしていたのが今でも記憶に残っている。
後は·····。あ·····。
「へんげの杖·····」
王家の墓に眠っていたアイテムで、これを使うと色んな物に化けることができる便利な道具だ。
デスパレスに潜入する時に魔物の姿に変装したのは記憶に新しい。
へんげの杖を見ると関係はないのに、あの時のことを思い出してしまう。シンシアが僕を庇うため、僕に変身して、死んだあの時のこと。最後に手を繋いだあの瞬間。どうして、僕は手を離してしまったのだろう。もう、後悔してもどうしようもない。どうしようもないんだ·····。
「シンシア·····」
あぁ、シンシアにもう一度だけでいいから会いたい·····。
その時、へんげの杖が光り輝き·····!
「え·····、何が·····!? 」
僕の声がいつもと違う。 聞き覚えのあるこの声·····まさか!
僕は急いで鏡を見る、するとそこにはこちらを驚いた顔で見るシンシアの姿があった。
どうやら、へんげの杖を握りながらシンシアのことを考えてしまったせいでシンシアに変身してしまったようだ。
壊れてしまった勇者は自分でも思ってみなかった行動を取った。
僕はおもむろに胸元に手を伸ばす。
「シンシア·····、いつの間にかこんなに成長していたんだね」
軽く揉んでみる。柔らかい。揉む揉む揉む·····。段々と気持ちよくなってきた。目の前のシンシアが顔を真っ赤にしながら、必死に自分の胸を揉んでいる。その光景を見た時、僕の中で何かのタガが外れた。
勢いよく上の服とその下にあった下着を僕とシンシアは脱ぎ捨てる。そして、顕になるのは小降りながらしっかりとそこにあることを主張する胸部。そして、桜色の蕾だ。
僕はそこに直で触れる。服の上から触った時よりも気持ちいい。蕾の部分をこねるようにして触り続ける·····。段々と固くなってきた。目の前のシンシアも気持ちよさそうだ。
「ん·····! ぁん! シンシア、気持ち、いいね! もっと一緒、に気持ち、よく、なろ? 」
そして、今度は下のスカートを降ろす。すると、薄桃色の下着が見えた。ただし、股間の部分は濡れていた。そして、その最後の1枚も脱ぎ捨てると、僕とシンシアは互いに素っ裸になった。
僕は自らの股間に手を当てる。シンシアも同じ動きをする。触る度に電流が流れたかのように錯覚し、気持ちよく感じた豆のような部分を慈しむかのように何度も擦る。目の前のシンシアも同じように口から涎をたらし、だらしない顔をしながら擦る。見たことの無いシンシアの顔だ。僕はそれに興奮して、股間がじゅんとさらに湿る。今度は中に指を2本入れる。きつかったが、構わない。だって僕もシンシアもどっちも気持ちいいんだから。ねえ、そうだよね、シンシア? 目の前のシンシアか入れた指を動かすことでそれに応える。
「シンシア·····! 僕もう、ダメ! なんか、来ちゃう! 一緒にイこ? 一緒に一緒に一緒にぃぃぃぃぃぃ、イくうううううううううう」
僕とシンシアは同時に大量の愛液を撒き散らしながら果てた。
「ねえ、シンシア、僕、今とっても幸せだよ。ずっと、一緒だよ? もう絶対にその手を離したりしないから·····」
勇者、完全に壊れてしまってます。