完全オフの日の二度寝から目を覚ましてステータスを検証したら、ナニやら不穏なスキル説明が出てきた。
作った料理に回復、微睡み、幻覚と出た。
回復の説明文を読むと作った料理に任意で体力、精神力の回復効果が付与できると書いてある。
微睡みも調理した本人の任意次第で追加効果が付与出来ると書いてある。
試食で緋沙子ちゃんと恵ちゃんが眠りについたのは微睡みの効果だったのね。どうやら無意識に追加効果を乗せてしまった様だわ。お陰でおパンティーとお宝映像を入手出来たので良しとしよう。
だけど、幻覚ってのはヤバくない?私の料理を食して奇妙な現象が起こるのはコレのせいなのね⋅⋅⋅まあ、今の所誰かが酷い目に合う訳じゃないから別にいいかな?
スキルの魅力は99と数字が出ており、下の方に説明文が出てきて内容は本人、言葉、作る料理に補正がかかり、人々を惹き付ける力が有ると出てきた。
薙切えりなちゃんの類い稀なカリスマ性、言動、料理がやたらと魅力的なのはコレの影響なのかな?
次にセクハラ⋅⋅⋅なにコレ?レベルは13となっており、説明文があるので読むと女性にセクハラ行為を実行する際、相手への嫌悪感、精神的ダメージを軽減出来ると書いてある。
あ~⋅⋅⋅それで緋沙子ちゃんを始めとして郁魅ちゃんやアリスちゃん達から然程悪感情を向けられずに済んでいたのはコレのスキルの恩恵だったのね。
そして最後にこのスキル、オナニー!
よく見るとレベル118となっている⋅⋅⋅コレだけやたらとレベルが高くない?
まあ、納得出来る高さではあるんだけどね。
内容はオナニーの行為回数とイッた回数、快楽の深度によりレベルアップし、恩恵は本人がオナニーする毎に肉体が細胞レベルで活性化して生命力を強くし、老化を送らせ寿命も伸びると書いてある。
それ凄くない!?つい、気分が高揚して思わず波○の呼吸法みたいなイメージを出したが、あながち外れてはいなかったのね。
しかも更に凄いのはオナニーのオカズに使った人物やそれに関連した物でオナニーした場合、オカズにされた人物をもレベルアップの恩恵を受けられると書いてあった。
つまり、緋沙子ちゃん、恵ちゃん、郁魅ちゃん、アリスちゃん達もレベルアップしているって事になる。
それスッゴーい!それじゃ皆がレベルアップして強く!凛々しく!美しくなるのね!
⋅⋅⋅⋅んっ?この時私の中でナニかが引っ掛かった。今の私は外身は薙切えりなだけど、中身はえりなちゃんに憑依している白石めぐる⋅⋅⋅えーとつまり
そうでなければ凡人である私の力では今に至る迄比較的スムーズに試験を突破し、人間関係も上手くいかなかったんだろうな。
結論⋅⋅⋅よぉーし!これからも緋沙子ちゃんと恵ちゃん達を中心にオカズにして、あ~んな事やこ~んな事も⋅⋅⋅グフフフ、ムフフフ⋅⋅⋅♥
スキルの検証ですっかり目が覚めた私はせっかくのオフなので緋沙子ちゃんを誘って外に遊びに行く事にした。
緋沙子ちゃんも今日はオフだから大丈夫な筈だ。
私は着替えて緋沙子ちゃんのお部屋を訪れ、扉をノックした。
コンコンッ⋅⋅⋅⋅⋅
⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅あれ?返事が無い。お留守だったかな?だけど何故か部屋の中に人がいる気配がしっかりと感じられる。これもスキルの恩恵なのかな?
意識を集中して耳を澄ませると咳き込む声が聴こえた。まさか!?
私はつい、ドアノブを思わず廻すと鍵が掛けられておらず、あっさりと部屋に無断侵入してしまった。
「緋沙子ちゃん!!」
「ゴホッゴホッ、ケホッ⋅⋅⋅え"、え"り"な様⋅⋅⋅入っては"い"け"ません⋅⋅⋅風邪が移ってし"ま"います"」
ベッドの上で酷い風邪声で苦しそうに咳き込みながら私に移さない様に健気に注意を促してくれてる。
「そんな事言ってる場合じゃ無いでしょう!?食事はした?お薬は!?」
私は焦り、狼狽え、つい大声で喚いてしまった!あ~もう!病人に向かって私は何やってんだろう。
「も"っ、申し訳有りま"せ"ん、え"り"なさ⋅⋅⋅ち"ゃん⋅⋅⋅⋅」
喋るのも、呼吸をするのもツラいのに律儀に謝罪する緋沙子ちゃんの額に手を当てる。かなり熱が高い!私はスマホで薙切グループのお抱え医師に連絡して早急に来てもらう様に要請した。
「緋沙子ちゃん⋅⋅⋅いつから症状は出ていたの?」
「昨日の"夜頃か"ら"体が気だるい感じがして"今朝、急にこ"の"様な状態に"⋅⋅⋅⋅情け"ない姿を"え"り"な様に"晒して"し"まい⋅⋅⋅申し訳⋅⋅⋅」
「謝らないで!もう、わかったから⋅⋅⋅安静にしてて⋅⋅⋅」
「は"い⋅⋅⋅」
緋沙子ちゃん⋅⋅⋅今、私に出来る事を⋅⋅⋅!!
まず、汗ばんだ身体を清潔にして衣服を着替えさせる。そして大事な水分補給!それに軽くて少しでも良いから何か滋養に良い品を作り胃に入れておかないと!
私は邪な気持ちを捨てて洗面所に向かい洗面器にお湯を注ぎ、タオルを持ってきて緋沙子ちゃんを脱がした。
緋沙子ちゃんは狼狽えたりはしたが録に抵抗出来ず私にされるがままだ。
お湯でアツアツのタオルを絞り身体の汗を拭い、勝手にタンスから着替えを出して着替えさせた。
私は自室の冷蔵庫からスポーツドリンクを持って来て緋沙子ちゃんに飲ませる。水分補給は此れで良いとして⋅⋅⋅何か食べる物を⋅⋅⋅
私は自室の調理台に立ち、意識を集中させた⋅⋅⋅風邪で弱っている状態ならすっきり、あっさりとした品を⋅⋅⋅!!
薙切えりなちゃんの記憶と白石めぐるの原作知識を私は掘り下げた。よし!あれを作ろう!
私は幸平流のリンゴ
作っている最中、私はスキルの内容を思い出していた。
確か任意で回復の効果を付与出来る筈⋅⋅⋅!私は意識を集中させ、回復効果出来るイメージを強くして品を完成させた。
緋沙子ちゃんの部屋に運ぶとスポーツドリンクで水分補給したせいか幾分顔色が良くなっている。
「はい、お待たせ。リンゴの
「えりな"様⋅⋅⋅私の"為に⋅⋅⋅勿体無いです。感激の"気持ち"で一杯です⋅⋅⋅」
「そんな事考えなくていいから⋅⋅⋅あっ、そうだ!私が食べさせて上げるね!」
私はスプーンでリゾットを掬ってフーフーして緋沙子ちゃんの口に運んだ。
色っぽい唇でリゾットを啜ると⋅⋅⋅
「ハウッ、あぁぁー!!!???」
緋沙子ちゃんの身体から豊潤なリンゴの香りが爆発し、なおかつ、
「えりな様ー!!これはとても美味しいですぅぅー!!素晴らしい一品です!まるで身体中の細胞が生まれ変わり生命エネルギーが溢れるかの如くですぅぅー!!」
イヤいや!実際に肉眼で確認できる位エネルギーが溢れてるわよ?緋沙子ちゃんの髪と肌は煌めき何と云うか⋅⋅⋅少年漫画の覚醒を思わせるワンシーンになっている⋅⋅⋅⋅
私⋅⋅⋅只のリゾットを作っただけなんですけどぉぉー!?
確かに回復スキルが付与出来る様に意識を集中して盛り込んだつもりよ?
だけどこんな野菜の名前の民族が出てくる作品みたいな効果を盛ったつもりは無いわよっ!
「えりな様ァァー!!今なら私は空を飛び、
緋沙子ちゃん!それ、単なる錯覚だから!お願いだからベッドで大人しく寝ててっ!?
ハチャメチャなやり取りをしているとスマホで要請した医師の方が来て下さり緋沙子ちゃんを診察したが、結果は何も異常はなく無駄足を踏ませてしまったわ。
⋅⋅⋅何だか私の方が疲れてしまったので結局この日はオナニーもせずベッドで寝てしまった。
次の日、予定していた過密スケジュールを元気になり過ぎてる緋沙子ちゃんのサポートで難なくこなして行った。
緋沙子ちゃんは何度も私にお礼を言い、
「何だか身体中から力が溢れてしょうがないですよ!」
と言っている。まあ、確かに身体からZ戦士みたいなエネルギーの塊を纏っているのが見えるけどね⋅⋅⋅これもスキルのせい?気のせいかギュンギュンってエフェクトサウンド迄聞こえてくるんだけどっ!?
私に幻覚作用をもたらしてどうすんのよっ!
ハァー⋅⋅⋅今回は仕方なかったけどこのスキルは安易に使わない様にしとこ⋅⋅⋅
その後、緋沙子ちゃんのスーパー化による多大な働きにより、スケジュールを大幅に消化して予定より早く終わった。おかげで宿泊研修まで2日の猶予ができた。
私はこの時間を有意義に活用する為、緋沙子ちゃんと恵ちゃんにある提案をした。
「緋沙子ちゃん。恵ちゃん。ちょっと、お願いがあるんだけど⋅⋅⋅いいかな?」
「えりなさ⋅⋅⋅ちゃん私に出来る事なら協力するよ」
「えりなさ⋅⋅⋅ちゃん無論、私も身命を賭して協力させて頂きます!」
「うん⋅⋅⋅ありがとう。あのね⋅⋅⋅」
今、私の部屋に極星寮のメンバーが集っている。当然女の子のみだけどね!
そう、私が提案したのは宿泊研修の前に自分達の実力の底上げの為という名目で女子だけのささやかなプチ交流会の開催をお願いしたのだ。
メンバーは私、薙切えりな、新戸緋沙子、田所恵、吉野悠姫、榊涼子の計5名が集まっていた。
残念ながら水戸郁魅ちゃんは丼研のどうしても外せない用件で来れず、薙切アリスちゃんにはハッキリと断られ、(多分この間のセクハラが原因)狙っていた川島麗ちゃんと佐々木由愛ちゃん達とは連絡がつかなかった⋅⋅⋅残念!
「え~本日は急な呼び掛けにも関わらず集まって下さった皆さんに感謝します。明後日からの厳しい宿泊研修に挑むため、僅かな時間を有効活用するべく今回、私の提案によりささやかながら交流会を始めたいと思います。本日は宜しくお願いします」
当たり触りのない始まりの挨拶を終えて私は念願のドキ!女の子だらけの交流会を始めた♥ヌフフフ⋅⋅⋅⋅⋅!
「今日は誘ってくれてありがとう。えと、薙切さん」
「いや~!まさかあの、氷の女王と呼ばれてる薙切えりなさんからお呼ばれするとは思わなかったわ!」
「ちょっ、ちょっと悠姫!」
「うふふ。そう言えばそんな風に呼ばれていたわね。すっかり忘れていたわ」
何しろえりなちゃんとしての仕事は脱力して
「⋅⋅⋅⋅薙切さんってもっと近寄り難くて取っ付きにくい印象だったけど何だか意外と人当たりがいいのね」
「意外とは失礼だぞ!榊涼子!えりな様はとっても優しくて、気配り上手で気さくで、スタイルも良くて⋅⋅⋅それにこの間不覚にも風邪に倒れた私に対しても⋅⋅⋅⋅」
「緋沙子ちゃん、それは言い過ぎよ。それに今はプライベートで女子だけの会何だから様付け禁止よ!」
「ハッ!?も、申し訳有りませんえりな様!⋅⋅⋅⋅じゃなくて、えと⋅⋅⋅えりな⋅⋅⋅ちゃん⋅⋅⋅」
「うん!よろしい!」
「そんじゃあさっ!私はえりなっちって呼んでも良いかな?」
「ええ、勿論かまわないわ」
「もう~悠姫ったら⋅⋅⋅」
「榊さんも私の事は名前呼びでかまわないわ。私も差し支えなければ名前呼びさせて頂くから⋅⋅⋅ね、涼子さん」
「それじゃお言葉に甘えてえりなさん!」
「はい⋅⋅⋅うふふ!」
「えりなさ、えりなちゃんがあんなに笑って⋅⋅⋅こんなに和やかな日が来ようとは⋅⋅⋅私はお側使え冥利に尽きる⋅⋅⋅!」
「お待たせしました。まずは私の料理をどうぞ召し上がって下さい」
極星寮の余り交流のなかった二人と親睦を深めていると料理を仕上げた田所恵ちゃんがやって来た。
「季節の野菜の天ぷらです」
「ヤッホー待ってましたー!」
「ああ⋅⋅⋅⋅とっても芳ばしい香りね⋅⋅⋅それじゃ皆で乾杯しましょう。このお米のジュースで♥」
「イエーイ乾杯っ!」
「ま、待てお米のジュースだと?それはまさか密造⋅⋅⋅⋅」
「はーい緋沙子っちも飲んで乾杯だよ~♥」
「えっ!ちょっ、待て吉野悠姫!この濁り具合はやはり⋅⋅⋅」
緋沙子ちゃんは悠姫ちゃんの強い押しに抗えず乾杯して飲んで陽気になった。
それからお互いの得意とする分野の料理を披露し、問題点を洗いだしつつも楽しく食べて交流し⋅⋅⋅⋅飲んで飲みまくったわよ⋅⋅⋅お米のジュースをっ!!
フッふふふ⋅⋅⋅ニヤリ⋅⋅⋅全て計画どうり⋅⋅⋅!(キ○風)
私だけ飲んだふりをしつつ気さくに皆にお米のジュースを注いで勧めて飲ませまくったわ⋅⋅⋅スキルを注入してねっ!
狙いどうり、私を除いた皆は酔って⋅⋅⋅いえいえ、はしゃぎ疲れて静かに寝息を立てて眠っているわ。
私のスキルとお米のジュースの相性バッチリね!
⋅⋅⋅さあ、狩の時間よ⋅⋅⋅⋅♥