赤嶺ちゃんが敵対組織に囚われて謎の銀髪メイドの快楽調教に屈しちゃうまでのお話 作:バロックス(駄犬
やっほ~。讃州中学2年、乃木園子だぜぇ。
邪神界はネタに困らないからメモ帳の書き溜めが止まらないんよ~嬉しい悲鳴だね~。
勇者部、数が減っちゃったね~。
なっつんといっつんが居なくなったからフーミン先輩が激おこ状態なんよ。
単身で神樹世界に戦いに挑むって言いだしたときは焦った焦った。
これもあの銀髪メイドのせいだね~。
でも、私達も『新しい力』が手に入ったから快進撃もここまでかな~。
私達の世界でも、わかちゃんの世界でもあんな人がいたということは聞いたことがない。
完全なイレギュラー。
神樹様に召喚された私達なんかよりももっと特別なお役目か、それに準ずる存在だったのかな。
でもでも~、それだけイレギュラーでスペシャルな存在だったら、『私達が知らないような情報』もたくさん知ってるよね~。
色々と聞きたいなぁ。そのためには直接会いに行かなきゃね。
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神樹世界。
「アイちってさ、いつの年代の人なの?」
「え゛っ゛」
リビングにて裁縫をしていたアイの手が赤嶺の質問によって停止する。
闇落ちした樹によってボロボロになった赤嶺の服をアイが修繕している最中だった。
「どうしたんですか急に」
「いやぁ、普通に気になったんだ。
私達の世代の72年にはアイちみたいな特別な御役目についていた人はいなかったからさ。
これでも私、暗部側の人間だし、鏑矢は当時の『大社』の実情をある程度把握してるんだよ。
若葉さんの時代でもなさそうだし……私達の時代でもないなら未来……300年あたりの人なのかな?」
ふむ、とアイは思考を巡らせる。
自分が赤嶺の時代の人間で、彼女と敵対していたテロ組織の人間だったという事は口が裂けても言えない。
そして、彼女を元居た時代で滅茶苦茶に襲いまくっていたなんてことは出来れば隠しておきたいのだ。
変に隠そうとすれば、普段直感的な感性を秘めている赤嶺は確実に怪しむであろう。
そう言った信頼関係の陰りというものは共闘においては致命的な失敗につながる可能性が高い。
出来るだけアイは赤嶺に対して、実に『それっぽく』て、信用性のある嘘をつく必要があった。
「……今まで隠していましたが、私は青森の人間なんです」
「あ、青森!?」
「ええ」
嘘です。と、口にはしなかったものの脳内で謎々博士が浮かんだアイは密かに赤嶺を騙したという罪悪感に苛まれるが、今だけだと腹を括る。
「青森は白神山地、恐山、弘前城を拠点に何人か勇者が居たんですよ。
まぁ、勇者以外に津軽弁でバーテックスと渡り合った一般人とかいるんですが。
県民は幼いころからマグロを銛一本で仕留めることを習慣として、リンゴは万病すらも回復させる。
最初に襲来したバーテックスを追い返したのは勇者ではなく、津軽弁を使った一般人だそうで……そんな感じのちょっとヤベー国、それが青森です。
そこで私は神様から声を聴く役割を果たしていました。こちらで言う、巫女というやつです」
「ちょっとどころじゃなくない!?」
嘘です。
告げられた事実に、赤嶺は驚愕の表情を浮かべている。全てがまったくのでたらめだという事を知らずに。
ちなみにアイが巫女であるというのは嘘ではない。
天の神の依り代として作られたアイは巫女のような神の声を聴く力を宿している。
「ふふ、青森県民は三食ともマグロを食べます。県民はみんなマサイ族並みの視力を持ち、その場跳躍で7メートルを出せないと小学校に入学できないというスパルタ県。
そこで育てられた者たちがバーテックス如きに苦戦するはずもないのです。青森とは群馬と同じく、異界の国だったのです」
「それって勇者必要だったのかな……でもスゴイ!何がスゴイのかよくわからないけど、青森ってスゴいんだね!」
嘘です。あぁ、彼女の純粋さが眩しい。
暗部と言う組織に所属していてもこの根っこの穢れを知らない、明るい部分は変わらないのだなと、アイは赤嶺の魅力を再認識した。
「そっかぁ……でも、少し残念かも」
「え?」
「この御役目が終わって、元の時代に戻ることになったらもう会えなくなっちゃうんだなーって……この世界の記憶は持ち帰れないからさ。香川と青森じゃ距離が離れすぎてるし……私達の時代じゃ壁の外は火の海だっていうしね……」
西暦の最終戦争後、神世紀となってからは四国の壁の外で通信が行われたという存在しない。
故に、神樹が守護する地域以外は皆、天の神がもたらした火の海に飲み込まれたとされている。
闇落ちして邪神側についた勇者達には四国外の者がいるが、彼女たちが火の海の世界で生きているという可能性は低いだろう。
四国のように土地神によって結界を張られて守られ続けているとしたら話は別だが、神世紀で300年たっても四国が孤立状態にあるのを見てその望みは薄いと考える。
「せめて少しでも記憶を持ち帰ることが出来れば良いのですが……造反神や神樹もそれは難しい、と言っていますし」
「この世界はそう言う所だけ残酷だよね。
皆ここで確かに強くなったっていうのにさぁ、心も体も。それはずっと戦ってきた私が実感してるし。
それが最後に全部奪われて、お役目が終わって元の時代に『はい、さいなら』なんてことになったら納得がいかないよね……今なら邪神側についた勇者達の気持ちが分かるんだ。
そもそも、離反をそそのかした邪神が悪いんだけどさ」
ここに呼び出されたのはそれぞれの勇者の肉体ではなく、『魂のみ』が呼び出されている。
元の世界に戻る際は記憶もリセットされることが明らかになっている。肉体的成長がないこの世界にいる以上、その世界で得た知識や、心の強さが元の時代で反映されることはない。
「私はアイちと離れたくないなぁ」
「赤嶺さん……」
赤嶺は窮地をアイに救ってもらった。
あの時、アイの助けもなく勇者部と一緒に闇落ちしてしまったならば残りの勇者も邪神に染められて、人類側が破滅していた事だろう。
そして時間を重ねていくうちに、赤嶺にとってアイは大切な仲間と呼べる存在とまでなっていた。
だから、大切な人がいなくなることで離反した勇者達の気持ちが今なら分かるのだ。
「今は御役目をこなすことが大事です」
本当は大切な人と一緒にいたい、ずっと。
その気持ちはアイも同じのはずなのに、彼女の口から出たのはそんな赤嶺の想いを律する言葉だった。
「お別れは寂しいですね、とても。でも私たちが立ち止まっていたら、人類は先に進めないんです。
元の時代で、天の神から本当の勝利を掴み取る為に……」
「……うん、そうだね」
至極当然なことを言われて、しゅんと沈んだ赤嶺を見たアイは胸が苦しくなるのを感じる。
アイだって、赤嶺にそんな顔をさせる為に言ったわけではないのだ。
「でも私はですね、奇跡ってのを信じてるんですよ」
できれば赤嶺には笑っていて欲しい、そう願ったアイは思わず奇跡という言葉を口にした。
「神様にしか出来ないことがあるように『神様じゃできない』、『人間だからこそ』起こせる奇跡があるということを。それを起こすためには諦めないことです」
もし諦めずにいれば、最後には希望が見つかるかもしれない。
初代勇者・乃木若葉の世代のバーテックスとの戦いはもっとも過酷で熾烈であったとされる。
天の神の遣いである異形に無残にも食い殺され、命を散らし、人々が諦めていく中、初代勇者達は諦めなかった。
大切な者を失った。
でも希望を捨てなかった。
人々が明日を生きるための道を作った。
未来へバトンを繋いだ。
だから神世紀72年、赤嶺友奈がいて。
だから神世紀300年、結城友奈がいる。
大社があって、勇者が居て、人類がある。
それは最後まで『悪あがき』する為にではなく、いつしか必ず奪われたすべてを『取り戻す』ために諦めなかった想いがあったから。
勇者も人間で、その勇者の力はもともと土地神が与えているものだ。つまり、扱う側の人間によっては善にも悪にも染まる。
神にとって悪と認識されればその力は奪われていただろう。
四国300年の歴史は善なる志を持った人間たちの想いの積み重ねなのだ。
「だから奇跡とは、起るものではなく、人が起こすものだと、私は考えています。
神様が出来ないことは人間が代わりに補って成す……それくらいやってのけるくらい、前向きで行きましょう」
「ハードルばりばり高いけどねェ……でもアイちのお陰で気持ちが引き締まったかな。ありがと」
「ほらほら赤嶺さん。諦めない諦めない」
「おっと、そうだった……なんか勇者部の子たちもおんなじこと言ってたっけ。『なるべく諦めない』とか『成せばたいていなんとかなる』とか」
「あ。なんかその響き好きかもです。丸パクリして私たちのスローガンにしましょう」
「ええ……いいのかなぁ」
ふふ、と小さく笑みを浮かべて赤嶺が大きく欠伸をした。
夜もすっかり深くなってしまっている。眠くなるのは当然かもしれない。
「そろそろ寝ましょうか……明日もありますし」
「うん。私もちょっと疲れちゃったかも……」
「そういえば最近調子が優れないと言っていましたが……大丈夫ですか?」
アイは赤嶺の顔色を窺う。
邪神界で赤嶺が襲われた辺りからだろうか、赤嶺の様子が少しだけ変化があった。
時折発熱したり、眩暈がするという。一度寝込んだことがあったのだが、ここ数日はそう言った症状が出ずに落ち着いていたのだ。
「うーん、よくわかんないけど一時的な疲労だったんじゃないかな。今はこんな感じでピンピンしてるし。
今日もランニング15キロと筋トレスペシャルメニューこなせてたからきっと大丈夫だよ」
「よくやれますね。あの殺人的なトレーニングメニュー」
「アイちはもっと体力つけなきゃだめだよ。染め花の力なしだと格闘でいつも私に勝てないじゃん」
「あれは赤嶺さんが反則してます」
「え?私いつ反則したっけ?床に倒してチョークスリーパーとか寝技しかしてないような」
その寝技が反則なのだ。
赤嶺の、中学生らしからぬ二つの胸が徒手格闘の訓練では目につくし、背後からの締め技は密着状態になるので自然とアイの背中に胸が押し当てられるという状況が発生する。
締め技による痛みが5割、幸せ5割という希望と絶望が差し引きゼロみたいな算段がアイの中で生まれ、彼女は幸福を感じながら堕ちていく。(気絶)
だから徒手格闘の訓練時、アイはわざと赤嶺に向かって寝技を掛けられに行っている。
もしかしたら、自分はドMの気があるのかもしれないなとアイは思うのであった。
その後は他愛もない会話を早々に切り上げて、お互いに自室に戻っていく。
赤嶺も体調はほぼ復調したようなので、心配することはないなと、アイも寝る為に布団を被った。
戦闘も続いていたためかかなり眠い、今日はよく眠られそうだ。
そして、その夜。事件は起きた。
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それは誰もが寝静まっているであろう深夜に起きた。
自室で眠りについていたアイは朧げながら意識を取り戻しつついた。
自分の身体に誰かが乗った重みと、熱を帯びた吐息を肌と耳に感じたからだ。
金縛りにあったのではないかと、一切動かない体の現象がアイにそう錯覚させる。
脱力を極めているかのような、肉体がまだ睡眠状態にあるかのようだ。
「ん…、ふ…」
艶のかかった吐息が耳にかかり思わず首を縮ませたアイはついにその朧げな瞳で自身が身体を動かせられない理由を知る。
最初に目に飛び込んできた見慣れた赤毛でその正体を察した。
「あ、れ……赤嶺、さん」
「……」
だからこそ、戸惑いを隠せなかった。
寝間着の前のボタンを外した半裸の赤嶺友奈がアイの身体に抱き着いているのを。
「アイちぃ……」
様子がおかしいのは丸わかりだった。
身体は風邪でも引いてるのではないかと言うくらいに熱を持ち、肩で息をしながらも、その表情は蕩け切っている。
涎を口の端から垂らしてこちらを眺めるその姿は『発情した犬』というのが似つかわしい。
「えへへ~アイちぃ……んちゅ」
「赤嶺さん、どうし、て……んっ」
赤嶺の唇が首筋に触れる。
だらしなく、目尻をトロンと下げる赤嶺は身体を重ねるように密着させた。
その際、ぐにゃりと。二つの胸がアイの服の上で形を変えるように潰れる。マシュマロの如き柔らかさ、現実世界で何度も赤嶺の身体を抱いていたアイはその心地良さ思い出す。
いつまでも触れて、溺れていたいような感覚に襲われる。
くびれるところと膨らむところがくっきりした美しい肉体はアイの眠気を吹き飛ばす。
だが、一体なぜ赤嶺がこのような夜這いじみた事を行動に移しているのか理解が出来なかった。
「赤嶺さん、落ち着い――――――んっ……ふ…ぁ」
「んぅ…ん、っ……ぁ……ん」
その真実を問う前に赤嶺の唇がアイの唇を塞いだ。
ちゅ、と軽く水を打ったような音を数度鳴らした赤嶺は喋る間も与えず、唇で唇をこじ開け、舌を差し入れた。
始めに上と下の前歯を一つ一つ舐め、舌先で歯茎をなぞる。丹念に味わうかのように動く舌に身を震わせながら、アイは抵抗を試みるも全てが無駄に終わる。
振り解こうする両腕は赤嶺の手によって押さえつけられており、脚が絡み合って身動きできない状況。
この世界で魂として召喚されているアイは現実世界で赤嶺に対して優位を取っていた勇者の力を無効化する能力を失っている。
つまり、されるがまま。
赤嶺からもたらされる快楽の手技をその身に受けるしかなかった。
「…ふ、っ…ん、っ……んぅ…」
唇を割っていた赤嶺の柔らかな舌が更に奥へ入り込む。
口内を探るように蠢いた舌がもう一つ舌、アイの舌を見つけるのにさほど時間は掛からない。
まるで宝物を見つけたかのように歓喜してはお互いの舌を絡めさせ、アイという少女の口を堪能する。
ちゅぴ、ちゅ、ちゅる、じゅる。と唾液を啜っては自分の唾液を咀嚼して混ぜ合わせたものを舌に纏わせて、再び舌同士を絡めさせるのを繰り返していく。
滑らかな水音が次第に粘性を得てぐちゅ、ぶちゅ、ずじゅ、と変容していく。
絶えることなく行われる口交行為に息苦しさを感じながらも全てが赤嶺からもたらされる快楽に変換される。
「もっと欲しぃなぁ、アイちの唾液……じゅる、っじゅずずずるぅ……」
「ぁ……ん、は…っ…ぁ…ぁん」
唾液を吸われ続け、同時に力も吸われていく感覚。
僅かな抵抗であった腕に入っていた力が抜けたのは何時頃だろうか。それほどまでに時間が経過する頃にはお互いの口端は唾液で塗れていた。
「ぷはぁ……えへへ」
情熱的なキスが終わりを告げて、唇が離れると二人の間に粘ついた唾液の橋ができ、ぷつんと途切れた銀糸がアイの寝間着に染みを作る。
快楽を貪るために幾度となく行われた粘膜同士の接触はアイの身体に熱を生み出し、体力を奪われ、息が荒い。
異常なまでに。
まるで身体を蝕む毒液を直接身体に注がれたかのようだ。
それはたしかに毒だった。
相手の情欲を掻き立てる媚薬。
邪神界の勇者が手にした媚薬体質が赤嶺に宿っていた。
こうなることは時間の問題だったのである。
闇落ちした勇者部に何度も身体を弄ばられて媚薬という媚薬をその身に注がれた赤嶺には邪神の穢れが溜まりに溜まっていた。
本来なら鎮花の儀で風呂に突っ込んで処置を行わなければいけないレベル。
そして放置していたことによって暴走した邪神の穢れが赤嶺の性欲を暴走させている。
この状態の赤嶺は言わずもがな、自身の性を発散させるために邪神界の闇落ちした勇者部と同じ状態になっていた。
「はぁ…ぁ……からだ、動かない……」
神樹世界の勇者が淫液でその身で性欲を増幅させていったようにアイのその身にも情欲による火照りが生まれ始めていた。
だが、楽観視していられない。こうして赤嶺の媚薬を摂取し続けるという事はアイもまた邪神側の境界に引きずり込まれていく可能性がある。
いち早く打開しなければいけない状況なのに一切身体が言う事を聞かない。
端末はここから少し離れた机の上、この家には元からアイと赤嶺しか住民は存在しない。
絶体絶命のピンチだった。
「動かなくていいよぉ……私がアイちを気持ちよくしてあげるんだからぁ……」
「―――――ふ、ぁ」
間近で見た赤嶺の瞳には色欲の色が浮かんでいた。
それから不意にアイは自身の下腹部をまさぐる赤嶺の手のひらの感触を得た。
撫でるかのように優しく這う赤嶺の手はゆっくりと腹、臍と順に下へと伸びていき下半身のショーツへたどり着く。
細い少女らしい指がするりとクロッチの中へと侵入していった。
無防備に侵入を許したアイの秘部がある場所に触れ、もっとも湿り気を帯びている肉の部分へと指を挿入させる。
潤んだ媚肉をなぞり、中の溜まった泉を波打たせるようにかき混ぜ始めるとアイの身体は否応なしに震えた。
「っ――――んん゛ぅっ」
ぐちゅぐちゅ、くちゅくちゅ、くちゅ、と。緩やかに、しかし的確に刺激を与える赤嶺はアイがどの部分で感じるのかを探るように指を動かした。
やがて膣に挿入していた指を引き抜いて、厭らしくも粘液に塗れたそれを自身の口に含む姿をアイに見せつける。
「んちゅる……こんなに濡らしちゃってエッチだね、アイちは」
自分の愛液と赤嶺の唾液を混ぜた指の先端でアイの唇を薄くなぞる。
アイの腰部分に跨る赤嶺は憑りつかれたかのような妖美な笑みを浮かべていた。
「もっと一緒に、気持ちよくなろ?ね?」
それは身を動かせない獲物を前にした獣が舌なめずりをしているように見えた。そしてそれは間違いではないだろう。
再び身を寄せ、顔を近づけてくる赤嶺にアイは本格的に察するのである。
彼女に、赤嶺友奈に捕食される、と。
メイン主人公とヒロインの異世界に来て最初のベッドシーンがこんなレイプ染みたもので良いのだろうか。
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