赤嶺ちゃんが敵対組織に囚われて謎の銀髪メイドの快楽調教に屈しちゃうまでのお話 作:バロックス(駄犬
ラストまで読んでいただいた兄貴たちにはただただ感謝しかないッッ
最後のアンケートに答えていただければとても嬉しいのです。
「ほうほう、それで漸く捕えた女が口を割ったという訳か」
「はい」
山奥に存在する廃屋のビルの中で数十人の男が佇む輪の中心で跪く少女、アイは小さく区切るようにそう告げた。
この場所に集まったアイ以外の者たちは組織の元幹部クラスの者と構成員たち。
組織が壊滅してからは散り散りになり、闇に潜みながら仲間の再起の知らせを聞くまで動くことは無かった。
その者たちが動き始めたのは、長きに待った組織の復活の狼煙が遂に上がったからだった。
自分たちの組織に大打撃を与え、壊滅までに追いやった忌むべき存在、その片割れである少女、赤嶺友奈が組織の手に落ちた。
アイによる拷問により、大赦のあらゆる情報を手に入れたという情報をアイから聞いた元組織のトップは、「今こそ再起の時」と現在の根城に仲間を集めたのである。
「時間がかかったな……えらく」
「ええ、とても気持ちよくて――――――間違えた、なかなか口を割らなかったものですから」
「え?今なんて?」
「いえいえお気になさらず」
「そうか……まぁいい」
一瞬、意味深な言葉を口にしたアイの言葉を男は訝しんだが些細なことだと判断する。
今は組織を復活させる事しか頭に無いのだ。
「大赦の奴らがこれまで隠蔽してきたこの世界の真実を明るみに出してやるのだ。この世界は既に我らが天の神にその命運を握られていると人類に気付かせ、絶望した四国全土の市民を洗脳し、神々の眷属となる儀式を行う……“神婚”の準備だ」
人類が崇める天の神へその身を捧げ、一部になることで人類は「人」という括りから脱し、神と同等の種族となる。
具体的なやり方は四国にこの世界が炎に囲まれた世界で、ウィルスが世界を死滅させたというのは大赦の情報操作だと明かすのだ。
そして大赦を陥れ、四国全土の人々が信仰している神樹から力を奪い、弱体化した壁をバーテックスに破壊させるのだ。
そして、依り代となったアイを使って天の神を呼び寄せ、四国を滅亡させるという形で天の神に身を捧げる。それが彼ら組織が掲げる目的だ。
彼らにとって神婚とは、人類救済のための最後の手段なのだという。
しかし、アイは思う。
(人が神の領域に踏み込むこと自体が天の神の怒りを買うことになるのでは?)
人が神へと近づこうとしたために起きた戦い。
天の神は人という種族が自分たちの領域に踏み込むことを嫌った。
ならば、人が神と同列の存在になることこそ、天の神がもっとも恐れ、嫌う事ではないだろうか。
だから実際にこの世界に天の神が君臨しても、与えられるのは救済の光ではなく、命を焼き尽くすだけの粛清の光だ。
行き着く先は断じて天国ではなく、化け物に襲われ食らいつくされるという地獄の筈なのである。
だが如何せん、目の前の者たちは自分たちの身を捧げることこそ至高の手段と考えてる頭のイカれたヤベー奴らである。
天の神の為に!と叫びながら爆弾抱えて建物に突っ込んでいく事に一抹の疑問も持たずやり遂げる程の行動力がある。
やると言ったらやる、信仰心とは恐ろしいものだ。
恐らく、大赦の人間もこの最終手段である神婚の存在には気づいているのだろう。
神樹と無垢で神性の高い少女を神婚に差し出すことで神樹と同じ神々の眷属になり、戦いを終わらせる方法を。
だが、最後までに「人間」として抗うという意志があるからこそ、「人類」という存在を残したまま神に抗い、「戦う」ことを選択した彼らだからこそ、その最後の一戦を超えない。
だから何代にも渡って勇者と呼ばれる無垢な少女と巫女を犠牲にしながら人類を生きながらえさせていく。
もし、大赦側で神婚を行うべき時が来たとすれば、本当に人類がどん詰まりとなったときだ。
果たしてはそれは何百年後の話になるのだろうか、とアイは先見の目で四国の未来を想像した。
「今回の再決起、お前も協力してもらうぞ……残り少ない命、最後の瞬間まで我らが天の神の為に使うのだ。粗悪品のお前を私が最後まで有効に活用してやる」
男は尊大な態度で言い放つ。
組織を背負って立つこの男、リーダーシップを発揮しているこの男こそが天の神の依り代を作ろうと言い出した張本人である。
様々なアイのシリーズの製作者、つまりはアイの父親と言っても過言ではないのだ。
「はい、この命を捧げます」
アイの忠誠を尽くす宣言。偉大な製作者に、アイは逆らうことが出来ないことを男たちは知っている。
天の神の力を宿すための依り代となるために遺伝子操作、大量の投薬と呪術の影響で余命が限りなく削れられているこの少女を誰も可哀そうとは思わない。
むしろ、依り代であることをいいことに少女の身体を好きなように弄れることが出来ると歓喜している変態どもばかりだ。
今日もこの後、時間さえあれば久しいアイの柔肌を堪能し、その身体へ凌辱の限りを尽くそうと考えているのである。
本来ならば、男たちと天の神の力の一端を宿したアイの力の差は歴然である。
片手だけでも、アイは目の前にいる男たちを肉塊にすることだって出来る程。
しかし彼らには確信があった。
将来を、女としての生きる意味を度重なる凌辱によって穢されたことでアイの精神が絶望の色と染まるとともに崩壊し、薬物投与によって男たちのいいつけにただ従う従順な犬となっていることを。
「ぐへへぇ、アイちゃ~ん」
性の衝動抑えきれなかったのか、目尻と涎を垂らした男がアイの元へ駈け込んでいく。
40代ほどでピザデブと称するにふさわしいハゲのオッサンだ。
「俺もう待ちきれないんだぁ、久しぶりに抱かせてお」
「……」
メイド服の両肩が脂肪の乗った掌に捕まれる。
脂ののったギトギトの肌と不規則に上下する肩。荒い鼻息を顔面に吹きかけられながらもアイは不動の姿勢を崩さない。
「へっへ、そうだぜ」
「俺達もご無沙汰だしな」
ぞろぞろと醜悪な笑みを浮かべ、男たちは動き出した。
場にいる男たちの数はざっと40ほど。 髭を生やした男、筋肉質な男、10代ほどの若い男。いずれも過去にアイが相手をさせられた男たちだ。
組織復活の景気づけを理由にこの場でアイを犯すつもりなのだろう。
男たちの瞳には欲情の色が濃く出ている。
「ちゅ~~~~~~う」
アイの肩を鷲掴んでいるピザデブの唇が窄み、不気味な音を立てて近づいてくる。常人なら吐き気を催すほどの醜悪なその顔面にアイは一向に狼狽えない。
むしろ毅然としたままだった。
「ん?」
アイは両の手を、その白い雪のような肌を持つ手をピザデブの両頬に添える。
ピザデブ男は、このまま熱烈なディープキスを想像して股間をいきり立たせては瞳を閉じてその瞬間を待った。
だが次の瞬間、
ごきん。
「……へ?」
「――――――!?!?!?」
一瞬、何かが折れる音を聞いたピザデブ男はいつの間にかアイではなく、後ろの組織の仲間の姿を見ていた。
仲間たちはその様子を見て、あるものは唖然とし、あるものは驚愕のあまり腰を抜かしている。
ピザデブ男の首が180°回転していたという事実に。
「あ――――れ」
自身に何が起きてるかも理解できないままピザデブの男は白目を剥いた。身体は正面に、だが顔は真後ろを見つめる男の身体をアイは手で押すとその身体は風に吹かれた棒のように地面へと倒れた。
「まったくもって汚らわしい……私に触れるなブタが」
倒れ、決して動くことのなくなった男の腹を踏みつけて、アイは言う。死の余韻というやつなのか、死んだ男は顔面の口、鼻、耳から血を垂れ流していた。
その場にいた男たちにとっては衝撃の展開だった。
男たちにとって、アイという少女は神を宿すための依り代であり、性欲を発散させるための都合のいい道具だ。
しかも精神は蝕まられ、誰の言うことにも逆らえないはずなのだ。
だから男たちは言うことを聞くだけの少女の身体を性のはけ口にする。そのつもりだったのだ。
その少女がこちらに抵抗を見せ、あまつさえ仲間を殺害したことに誰もが動けないでいた。
「貴様……何をッッ、」
ようやく声を上げたのは組織のリーダーの男、アイを作った張本人だった。
ご主人、創造主、父という存在である男の言葉を聞いてアイは踏みつけている男の腹をぐりぐりと抉りながら口を開く。
「何をって……害獣の駆除を少々」
そう言って、足を外したアイは倒れている男の身体をノーステップで蹴りを入れた。
次の瞬間、ドウッという音とともに一人では動かすのも難しそうな男の巨体が吹き飛び、その先に佇んでいた組織の男たちにぶち当たるとボウリングのピンのように跳ね飛ばしていく。
なお勢いを止めず転がり続ける巨体の身体は数十メートル先の壁に叩きつけられ、全身を埋めるとともにその動きを止めた。
「害獣……!? 我々を害獣だと!?」
「ええ。他に誰が居るというのですか――――捨丸」
はい。と、アイに応える言葉と共に天井から何かが落ちてくる。
質量を持ったその黒い物はビルの床を激しく打ち鳴らしてアイの真横に降り立つ――――、現れたのは黒の棺桶だった。
「準備は終わりましたか?」
「滞りなく、お嬢」
その棺桶の上に器用に乗っかっている男は身軽な動作で地面へと降り立つ。
捨丸と呼ばれる細めの男はアイの目の前で跪いた。
「じゅ、準備って……なんの準備だッッ」
「えー……未だにご自身の状況を理解できていないとは……素敵な夜のパーティの準備ですよ……もっとも――――」
心底残念そうに、黒の棺桶の扉を開いたアイは無造作に中に入っていた物体を掴むと片手で持ち上げて目の前で立ち尽くしている組織の男たちへとその姿を晒した。
「血塗のデスパーティですけどね」
「そ、それは……ッッ」
棺桶から姿を現したのは巨大な銃だ。しかも、ただの銃ではない。
六本の細い銃身を持ち、ベルト式の弾倉が異質さを際立たせるそれは、あらゆる兵器が廃止されつつあった四国では絶版モノだ。
「Ⅿ134……ミニガンです。全長90センチくらいあるくせにどの辺が“ミニ”なんだって思うかもしれませんが、これの元になったⅯ61は180センチほどあったらしいのでそれに比べると半分くらいしかないみたいなんですよ……」
豆知識ですね。と、重量をゆうに百キロは超えるであろう鉄の塊を片手で軽く所持する少女の姿に誰しもが恐怖を覚える。
「まぁまぁ大赦側の情報が漏れたというエサにまんまと釣られてこれほどのバカが集まってくれたことには素直に感謝します。探す手間が省けたので」
ミニガンと一緒に棺桶の中に入っていた短めの短筒を手に取るとベルトを緩めては背負って、ベルト式の弾薬を体中に巻き付けた。
「全て貴様が仕組んだことだったというのかッ こうして、仲間たちを一か所に集めさせるためのッッ」
「そりゃそうですよ。貴方たちのような輩がいる限り、四国の住民が安心して眠られる日はないのですから……なので――――
ガチャ。と黒の銃口が男たちへ向けられる。既に弾倉は装填されていて、アイの意思一つで辺りに存在する人々を肉塊へと変える準備が出来ていた。
「じょ、冗談じゃねぇ!」
「に、逃げろっ 死ぬぞ!」
「お、おい何やってんだよ早く扉開けろよ!」
「だ、だめだ!扉が開かねぇ!開かねぇよォ!」
突然と突き付けられた「死」に、場に居た男たちは恐怖から逃げ出そうとした。
しかしここはビルの3階、そして出口の扉は既に捨丸が先手を打ち、施錠して逃げられない状態となっている。
彼らには最初から逃げられる道など用意されていなかった。
「死」だけが彼らを待ち受けていた。
「ミニガンってあまりにも威力が強すぎて、撃たれた相手が痛みを感じる前に死ぬという逸話から、“
「組織を裏切るというのかッ 天の神をッ 私を……産みの親であるこの私をッッ」
「貴方を父だとは思うことはもうないでしょう……それに私が命を尽くす相手は天の神でも、貴方でも、ましてや大赦と神樹でもない。」
真っすぐと、そして迷いのない瞳でアイは言い放つ。
「この世で私が最も大切で、そして大好きな人の為にこの命を尽くすのです」
歪んだ形で出会ったその少女を、しかし、確かにアイが愛した少女が守ったその世界を守る為にアイは消え入りそうな命を火を奮わせて魂を燃やす。
彼らや、アイを含めた自分自身は存在するだけで新たな火種を生み出し、放置すればただ世界を混沌へと最後には破滅へと向かわせるだけだ。
赤嶺友奈が守った世界に、自分達は必要ない。
己の始末は己で着ける。そんな考えだ。
「お前もいずれは死ぬ!身体の負荷と、先進的な寿命の短さには抗えないッ 投薬も行わないまま、このまま生き続けることは不可能――――」
「アスタラビスタ……ベイビー」
アイの手元に存在するガトリングの銃身が悍ましいうねりを上げるように回転し、火花を噴くとともに眼前の男へ弾丸の雨がぶち当たる。
毎分数千発の弾丸を発射する殺人的な速射機能を持つ銃の前に、男の姿は赤き肉塊へと変貌を遂げた。
組織のトップだったソレが血濡れの床に沈んだ光景に仲間の男たちは絶望の声を上げてその場をのたうち回る。
涙を流して悲鳴を上げる者もいれば、持っていた銃を片手にアイに挑もうとする者もいた。
「……捨丸、叫び声が少々喧しいのでBGMを」
「分かりました。どのような音楽をご所望で?」
「景気の良さそうな、
了解、と男たちが逃げ惑い、叫びながら突撃してこようとしている合間にラジカセを片手に持った捨丸がスイッチを押す。
どこかで聞いたような音楽が流れてきて、アイが頷いた。
「ベートーヴェン交響曲第9番“合唱”……ですか。これ盛り上がるところまで時間かかるやつじゃ……」
「安心してくださいお嬢。こんなこともあろうかと、編集して一番盛り上がる部分を前半部分に持ってきましたから」
「有能。流石ですね、私シュワちゃんみたいにミニガンぶっ放すのが夢だったんですよ。それでは始めますか……最後の大掃除を」
ほどなくして捨丸が告げていた通り、緩やかなピッチの音楽が山場となる壮大なコーラスに移り変わった。
それと同時にミニガンを持つアイは引き金を絞り、自身に向かう者、逃げ出そうとする者たちへ向けて銃弾による死の雨を降らせる。
たしかにそれは「合唱」だった。
ミニガンによる掃射によって瞬時に肉塊へと変えられていく男たちの。
撫でるように銃口を移動させれば横一文字に銃弾が部屋の地面と壁に銃痕を残すように駆け抜けて、扇状に広がっている男達を貫いていく。
当たりどころが悪くても腕や足が吹き飛び、まともに食らえば原型を留めないほどに形を変えられる。
四国の空に断末魔という名の合唱が響き渡った。
その空の下で、血の海と形容してもいいほどに赤く染まった部屋の中心に銀髪メイドの少女が氷のような微笑を浮かべていた。
「さて、次の場所に行きますよ捨丸。私が生み出され、その研究データが集められている施設へ。 ありったけの爆薬を施設内に置きまくってスイッチ一つで爆破、四国の夜空に巨大な髑髏雲を作ってやりましょう」
口の端を釣り上げながらも、そこからは小さく赤い液体が流れている。撃ち殺した者たちのものではない。
紛れもなくアイの血だ。
自身の残された時間が短いことを暗に伝え、それに気づいた捨丸は目尻に涙を浮かべてされど決して流すことなく堪え切り、笑顔で主人であるアイに応えて見せる。
「任せてください。どこまでも付いていきます、お嬢」
銀髪メイドとその従者は血濡れの建物を後にする。己が生まれた痕跡をこの世から葬り去る為に。
もう二度と、自分のような「悲しい存在」を生み出させない為に。
「さよなら、友奈さん」
血と硝煙の匂いを身に纏いながら、少女は確定された破滅への道を歩みだす。
――――その後、銀髪メイドと従者である男の姿を見たものはいない。
今回の本篇で語られた組織の四国全土を巻き込んだテロの内容は完全に独自考察の域です。
ガバガバな設定で展開してしまってすまない……
今回はベターエンディング。バッドエンディングも一応用意してるけど、まだ出す時期じゃない。
アンケートは続編を出す予定でしたので、意見を募らせていただきました。
アンケート内容が全部やってみなさいよ、という意見が多めだったので簡潔にまとめますと……
闇堕ちしたふたなり勇者部に捕まった赤嶺ちゃんがめちゃくちゃに犯されつつピーチ姫みたいなヒロインになりそれを救うためのヒーローが登場し闇堕ち勇者部とバトル(R18)して時代の勇者の力を受け継いで戦いの果てに「お前たちの神世紀と旧世紀って醜くないか?」ってヒーローが闇堕ちして四国を滅亡させるオーバーでクォーツァーな物語を作ります。(予定)
続編でやりたいこと
・エロいメブと夏凜を書く。
・色欲にまみれたぐんちゃんを書く。
・トリプル友奈ズの3pを書く。
続編は気長に待っていてくれれば幸いです。
いつでも感想とか、やってほしいこととかの意見もお待ちしているのです。
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もういっそのこと全部やってみなさいよ