ようこそセックス重視の教室へ 作:マッマ26
「皆、昼飯を食べる前に聞いて欲しい事がある」
昼休み、皆が昼飯を食べるべく食堂に向かおうとするが俺は教壇に立って口を開ける。
「朝のHRで茶柱先生が言ったように中間試験はクラスポイントを増やす最初のチャンスだ。上がる基準は平均点の高さが関係しているのは間違いないと思うし、今日から放課後に勉強会を開催したいんだが、この意見についてお前らの意見を聞きたい。賛成なら手を挙げてくれ」
原作序盤ではDクラスは団結力が不足していたが、これは問題であるので勉強会を通して中間試験の平均点を上げて団結力を深めておきたい。
「あたしはさんせー。赤点はないと思うけどポイントが増やしたいし」
すると俺の彼女(仮)である恵が真っ先に賛成して手を挙げる。女子に対して影響力のある恵がそう言うと女子達は次々に賛成する。
一方の男子もポイントが欲しいからかぞろぞろと手を挙げる。手を挙げてないのは高円寺、堀北、幸村の3人と朝のHR以降教室に来ない三馬鹿だ。
高円寺と堀北はさっさと教室から出て行き、幸村も話に参加する気はないようで窓の外を見ながら惣菜パンを食べ始める。
綾小路も手を挙げているが、こいつは事なかれ主義だから長い物には巻かれろ、もしくは浮かないような気持ちで手を挙げているな。そもそもコイツは本気を出せば誰よりも頭がいいのに。
「じゃあ放課後に教える自信がある奴は協力してくれ」
「そういえば須藤君達はどうするの?」
すると(表向きは)クラスの天使の櫛田桔梗が手を挙げて質問をする。正直言ってマッハで見捨てたいのが本音だが、馬鹿正直に「あんな疫病神は知らん」なんて言ったらドン引きされそうだし、ある程度オブラートに包むか。
「教室に鞄はあるし、放課後には戻ってくるだろうからその時にもう一回話す。そんで参加するなら受け入れるし、参加しないなら放置する」
まあ十中八九放置するだろうな。原作でも序盤は勉強会に参加してなかったし。
「え?でも参加しなかったら危ないんじゃない?」
「かもな。でも参加するのは本人の自由だ。危ないってのがわかってて参加しないのもアイツらの自由だ。それで退学になってもそれはアイツらの自業自得だ」
「樹君って結構厳しいんだね」
松下が意外そうに言ってくるが……
「これが普通だ。クラスポイントを下げる要因になったにもかかわらず謝罪の1つもしないで、授業をボイコットするのは反省の意がない。そんで自分の危機的状況を把握しないで勉強会に参加しない奴の面倒を見るほど俺はお人好しじゃない」
明らかに人として問題があるだろう。そんな連中を助けるほどこっちは暇じゃない。
つーか勉強会を提案してアレだが、金曜の夜から日曜の夜まで俺、真澄とセックスパーティーする予定だったが、どうしようか?
……うん、仮病を使おう。
「ともあれ放課後になってからだな。昼休みの時間を奪って悪かった。俺の話は終わりだから好きにしてくれ」
それによってクラスメイトらは食堂に行ったり、弁当を広げたり様々な反応を見せてくる。
「んじゃ恵、飯食いに行こうぜ」
一応表向きはカップルとしているし、彼氏らしい行動を取らないといけない。
「オッケー。じゃあまた後で」
恵は篠原達にそう言って俺に続く。廊下を出て食堂に向かっていると恵が口を開ける。
「意外。樹が率先して勉強会を開くとは思わなかった」
否定はしない。俺は割とノリが良いとは思うが率先して物事を進めるタイプではない。ああいうのは洋介の役割だ。
「ポイントが少ないのは痛いからな。我慢出来ない訳じゃないが、あった方がいいからな」
早く夏休みになって欲しい。夏休みに行われる優待者を当てる試験は優待者の法則を知ってるのでアレで稼ぎたい。
「ま、そうよね。ちなみに三馬鹿はどうなると思う?」
「十中八九来ないだろうな。アイツらは危機感がなさ過ぎる」
普通に目に浮かぶわ。俺としては3人の内、1人を退学させて残り2人に現実を教えてやりたい。退学の際のペナルティは授業料って事で。
「まあ選ぶのはアイツらだ。俺はクラスの平均点を上げる為に頑張るだけだ。お前も赤点を取るなよ?そうなったら俺も退学しないといけないし」
「は、はぁっ?!い、いきなり何言ってんのよ!正気?!」
俺がそう言うと恵は真っ赤になって慌て出す。その仕草可愛過ぎだろ?
「ああ。お前が居ない学園生活は面白くなさそうだからな」
「ふんっ……」
恵はスタコラと早足で歩き出すのでそれに続く。その反応からして俺の事は嫌ってないだろう。早く好きって思われるようにしないとな。
その後俺達は校舎裏にあるベンチで昼飯を食べたのだが、誰も来ないのを良いことに恵とキスを沢山した。
その際に恵は普通にキスを返してくれたが、首筋にキスマークを付けたらぶん殴られた。
放課後……
「須藤君、池君、山内君。ちょっと良いかな?中間試験に備えて勉強会をするんだけど、良かったら参加しないかい?」
恵に殴られた頬を摩る中、洋介が三馬鹿に話しかける。チラッとそっちを見ると恵と目が合って、恵はプイッとそっぽを向く。あの後キスマークを篠原達に見られてはしゃがれて以降、恵の機嫌は悪い。勉強会が終わったら飯でも奢るか。
そんな事を考えていると須藤が不機嫌そうな表情を浮かべながら鞄を持って立ち上がる。
「しねぇよ。放課後にまで勉強なんてやってられねぇよ。それに俺は部活があるからな」
「でも退学になったら……」
「断る。テスト前に一夜漬けすれば何とかなんだろ」
そう言って須藤は教室から出て行くが、それ死亡フラグだからな。
内心呆れている中、池と山内も立ち上がる。
「俺もパス。放課後は高校生の貴重な時間だからな。勉強なんてしてらんねーよ。な、春樹」
「だな。今までもテスト前に一夜漬けしたら何とかなったし。助けなんか必要ねーよ」
そう言って三馬鹿は教室から出て行く。そんな3人に対して洋介は困った表情を浮かべ、他の面々は冷たい目を教室のドアに向けていた。
「じゃあ始めるか。とりあえず今回勉強会に参加するメンバーで小テストで80点以上だった奴は教える側についてくれ」
「それは良いんだけど、須藤君達は良いの?」
櫛田がそんな質問をしてくる。コイツの性格からして須藤達が退学になろうと気にしないが、人気者を演じる為だろうな。
「本人達は勉強より部活が大事だと思ってんだろ。無理強いするつもりはないし、それで赤点なら自業自得だ」
「待ってくれ樹君。入学して直ぐに退学なんてしたら須藤君達の人生が厳しくなる」
洋介が反対する。コイツの性格的に反対するのは予想内だ。
「それは俺じゃなくてアイツらに言え。どのみちアイツらは居なくなったし、無理に連れ戻してもやる気を出さないだろう」
自主的にやる勉強と誰かにやらされる勉強を比べたら、内容の理解度については前者の方が圧倒的に期待出来る。どんなことでも嫌々やっていたら身に付かないからな。
「じゃあ始めるか」
「あ、じゃあ樹君は恵とマンツーマンだね」
「はぁ?!何でよ?!」
松下の言葉に恵が焦り出す。
「だって樹君、キスマークをつけるくらい独占欲あるし」
「だよねー」
松下の言葉に佐藤が賛成して、恵が俺を睨みつけてくるので目を逸らす。
「い、いや。今は私情を挟まないからな?それよりやるならさっさと始めるぞ」
俺は冷や汗を流しながらそう答える事しか出来なかった。
それから俺は恵以外のメンバーにも勉強を教えた。幸い前世では大学生時代に家庭教師のバイトもしていたこともあり、特に梃子摺るようなことはなかった。
勉強会も終わり、寮に帰宅した俺はベッドに寝転がる。勉強会によって疲れが溜まったのでリフレッシュするべくセックスをしたいが、今週の金曜日の夜から日曜日の夜までは真澄とセックスパーティーがあるので精力を溜めないといけないから我慢しないといけない。
(が、女を抱きたい気持ちはある。レイプポイントで精力を増やせる方法とかないのか?)
試しにとばかりに携帯を操作してカタログをチェックしてみると……あった。精力回復薬ってのが売られていた。
「爺さん、ちょっと良いか?」
俺がそう言うと爺さんが虚空から現れる。
「何じゃ?レイプか?」
真っ先にレイプと聞くあたりレイプを司る神なだけのことはあるな。
「この精力回復薬ってのは副作用があるのか?」
俺は気になる点について質問をする。副作用がないならガンガン女を抱いて、真澄とセックスパーティーをする前に精力を回復させたい。
「いや、副作用はない。ただポイントが少々高いだけじゃ」
言われて値段を見ると30ポイントとそれなりに高い。しかし……
「問題ない。その値段ならレイプすれば直ぐに補填出来るしな」
「ほう。その口振りからして今からレイプするのか?」
「ああ。一之瀬をレイプしようか考えたが、月の初めだし新しい女を開拓する」
「誰じゃ誰じゃ?」
爺さんは見た目に似合わないほどテンションを上げながら聞いてくるので俺はため息を吐き……
「ちょっくら堀北をレイプするわ」
ターゲットの名前を口にした。