…ストックがなくなった。
頑張ってためなくては
それと、プロローグの書き直しは今書き直している最中です。
今日中には更新しておきます。
「この時期は蒸し暑くていやだな。 寝てらんねーよ」
俺は蒸し暑くて目が覚めてしまい、汗でビショビショになっていたのでもう一度風呂に入りなおそうと風呂場に向かっていた。廊下を歩いていると、ある廊下の窓際にメイドがいた。
「あれはシンシアじゃないか どうしたんだシンシアこんな時間に」
後姿から、シンシアだろうと思い声をかける。
シンシアというのは花右京メイド隊の一人で、言葉を発せられない物静で、金髪が綺麗な女の子だ。内向的だが、優しい心根を持っている子で、メイド隊のマスコット的な存在らしい。これは、マリエルが教えてくれたことである。
「アンタが太郎か。まったくのんきだなアンタは、まぁあたしが花右京家を守ってやるから安心しなよ。じゃぁな」
そう言って歩いて行ってしまった。俺は唖然として何も言えなかった。
「シンシアって諸べれないんじゃなかったか?」
とりあえず、風呂に入って寝ようと思い風呂場に向かう。
「うーん。昨日のはもしかして夢を見たのかな?」
朝起きた俺は、まだ昨日の事が信じられなかった。あのかわいらしいシンシアからあんな暴力的な言葉で喋るなんて…
そんなことを考えながら歩いていると目の前にシンシアがいるのを見つけた。
「シンシア」
「はっ はっ」
俺が呼ぶ声が聞こえたのだろう。振り返り俺と目が遇うと微笑みかけてくれる。
やっぱり彼女があんな暴力的な言葉を離すなんて信じられない。
「昨日はどうしたのシンシア」
「??」
昨日の事を聞いても彼女は知らないっといった感じで首をかしげるだけだった。
シンシアに聞いてもらちがあかないのでマリエルに聞いてみることにした。
「なあマリエル…」
マリエルを見つけた俺は、早速昨日会ったことをマリエルに伝える。
「ああ それならシンシアちゃんではなく、グレイスちゃんだと思いますよ」
「グレイス?そんな子いたっけ?自慢じゃないけどうちのメイド隊の子は全員名前と顔は覚えたつもりだったんだけど」
「グレイスちゃんはもう一人のシンシアちゃんなんです。シンシアちゃんにはグレイスちゃんというもう一つの人格が住み着いているのです」
「それって二重人格?」
「太郎様が知っているシンシアちゃんは昼の顔。夜になり、シンシアちゃんが寝るとグレイスちゃんが起きてきます。もっとも、たまにしかグレイスちゃんは起きてきませんが。グレイスちゃんはコンピュータの天才です。花右京メイド隊では情報部門の責任者でもあります」
「へーすごいな」
「グレイスちゃんはとっても優しい子ですよ」
「確か、この先がメインコンピュータルームがあるんだったよな」
その日の夜、俺はグレイスに逢うために彼女がいそうな所へ行くことにした。マリエルに聞いたらメインコンピュータがある部屋にいるのではないかということだったので、その部屋を探している。
「私は当家の警備責任者としての責任がある。万が一慈悲王家がこれの存在をかぎつけたら「こいつのセキュリティーシステムがどれだけのものか知らないのか?」しかし「くどい!こいつのことは話は死に任せておけ、お前らは物理的防御に専念していればいい。さがっていろ」くっ わかりました。ではよろしくお願いします」
そう言ってコノヱは一礼して去って行った。
なにやらグレイスとコノヱは警備に関してもめているようだ。
俺は入口の所にいたのでコノヱと目が遇う。
「太郎様。どうしてこんな時間にこのようなところに」
「いやー ちょっとな」
何と言っていいかわからず、頭の後ろを手で書きながら答える。
「おお太郎来たな。 何しているこっちにこいよ」
グレイスに呼ばれたので、彼女がいるところまで歩いていく。
「よお お前グレイスって言うんだってな。よろしく」
「これが何かわかるか太郎」
「…イヤ全然わからん。なんだこれ」
「これは世界最速コンピュータメモルだ。まだ試験中だがな こいつはまだ花右京家にしかないんだ。こいつが完成してみろ。驚異的な演算能力によって世界の政治経済は思うが儘だ。そして、このメモルを扱えるのは私だけ、だから私は花右京家に来たのさ」
「ふーん」
どうでもいいことなので適当に答えると、グレイスは呆れたように言う。
「お前それがどういうことがわかっているのか? 私が世界を動かすってことだぞ」
「ふーん」
「もういい!!興味がないなら出ていけ」
「…それにしても優しいんだなお前。シンシアに負担をかけないように出てくるのはたまになんだろ?」
「うるせー ドコッ」
照れ隠しなんだろう。俺が優しいといったら顔にライダーキックしてきた。
何故照れ隠しって思ったかって?だって顔が真っ赤なんだよわかりやすいだろ。
「…まあ シンシアに優しくしてくれてることはありがたく思ってるぜ フンッ」
そう言って顔をそむける。
なかなか可愛い奴だなと俺は思った。
今俺は、シンシアと木陰でまったりしている。
「シンシア、グレイスにあったよ。可愛い子だね」
「はっ はっ ニコッ」
俺がグレイスが可愛かったというとニコッと笑った。
ブ――――――――――ン
屋敷から刑法のような音が鳴り響いている。
屋敷の方からコノヱがこちらに歩いてくる。
「グレイス、グレイス来てくれ。大変なんだ」
そう言いながらシンシアの両肩を掴む。
「待てよコノヱ。彼女はシンシアだグレイスじゃない」
「ならグレイスに代わってくれ」
「そんなの無理だろ。コノヱも知ってるだろこちらからはグレイスを呼び出せないって」
「それでは困るのだ。なんとしてもグレイスに出てきてもらわないと。屋敷のコンピュータが何者かにハッキングされてるんだ頼む」
シンシアも困ったような顔をして黙っていた。
とりあえず、俺達はメインコンピュータルームに向かった。
メインコンピュータルームにつくと、部屋の中では二人のメイドが慌てて作業をしていた。
「どうだ状況は?」
「グレイス様!」
メイドはシンシアを見てグレイスが来てくれたと勘違いしたようで安堵の声をだす。
「違う彼女はシンシアだ」
コノヱがグレイスではない事を伝えると、一瞬残念な顔をしたがすぐに普通の顔に戻り行った。
「では、早くグレイス様を グレイス様と変わってください。このままだと自爆システムにアクセスされてしまう可能性が」
「えーー。またお屋敷作り直すんですか~。せっかく修復したのに」
イクヨが嫌そうにいう。
だがイクヨ、お前が前回は屋敷を壊した原因なんだからな。まさか忘れてないだろうな。
「まぁ それは大変ですね」
「うぅぅぅ 貴様らには緊張感というもんがないのか!!」
緊張感のないイクヨとマリエルの言葉にコノヱがキレる。
「はっ はっ」
シンシアがマリエルのスカートを掴み何かを伝える。
「太郎様。シンシアちゃんが眠る事さえできれば、夢の中でグレイスちゃんに伝えてくれるそうです」
「いいのかシンシア」
「コクコク」
「じゃあ頼むよシンシア」
「ベットを持ってこい」
そうコノヱがいうとメイド達が一瞬にしてベットを運んでくる。
「さあシンシア眠れ。どうしたシンシアさぁ さぁ」
「はぁ それじゃあ眠りたくても眠れないだろ」
シンシアがベットに入り、眠ろうとしていたがその上にコノヱが覆いかぶさるようにシンシアの顔を覗き、眠れ眠れとせかす。それでは、眠りたくても眠れない。
イクヨも変なメカでシンシアを眠らせようとするが失敗する。
「早くしてくださいこのままでは」
「…はぁ 俺がやろう」
「太郎様大丈夫ですか?」
「大丈夫だ。俺に任せておけ」
俺はそう言ってシンシアが寝ているベットに近づき、そしてベットの中に入る。
「なっ なにをしているのですか?」
コノヱがキレ気味に聞いてくる。
「まかせなって、女の子の扱いは俺上手いんだから」
そう言って俺は右手を彼女の頭の上に置き頭をなでなでし、左手は彼女のお腹の上に置きお腹をポンポンと一定のリズムで叩く。
「そっ そんなんで眠るはずないでしょうが―!!」
ついにコノヱの我慢の限界に来たようでキレてしまった。
「でも、どうやら寝たようだよ」
俺がそう言うと、みんな一斉にシンシアの顔を見る。
シンシアは規則正しい寝音を立てて寝ていた。
「何やってるんですか グレイス様はどうしたんですか」
シンシアが眠れたことで一安心してしまった俺達はグレイスの事をすっかり忘れてしまってはしゃいでいたらメイドに怒られてしまった。
丁度その時シンシアの目があいた。
「何やってんだバカ この私がいない間に…」
そう言って、コンピュータに向かう、
「ダメですグレイス様」
「だらしない奴らだな この私に任せろ」
「当たれ当たれ」
「あっ あと一つ」
「最後の一つが盗まれるぞ はずすな」
「はすれた!?」
「あばよ ポチットな」
なんとかハッキングは防げたようだ。
「どんなもんだい」
「さすがグレイス様」
「ほんと凄いな。こんな小さいのに」
そういってグレイスの頭の上に手を置くと、顔を真っ赤にしたグレイスがとびかかってきた。
「おちょくってんのかお前!!」
ボコボコボコ
「イタッ 痛いってグレイス」
「うるせえ」
今日もなんだかんだで楽しい一日だった。
言っておくが俺はMじゃねぇぞ!
4月1日から社会人として働くことになりました。
その準備のため忙しい日々を過ごしています。
4月からは研修も泊まり込みで数日間(13日)あります。
その為、投稿できない日が出てくるかもしれません。
一応ストックをためて備えておきますが、投稿できないかもしれません。
読者の皆様には大変申し訳ありませんが、ご理解のほどよろしくお願い致します。