「太郎様起きてください」
「太郎様♡」
「おはよ―ございます太郎様 起きてくださーい」
俺の左右そして上からなにやら俺を起こそうとする声が聞こえる。
昨日も習い事などで忙しく、夜もこの子達がどうしても相手をして欲しいと泣き疲れたので仕方なく相手をして夜中の2時頃までシテいたのだもう少し寝かせてほしい。時計を見るとまだ朝の5時だった。
「まだ5時じゃないか。もう少し寝かせてくれ」
そう言ってもう一度寝ようとする。しかし俺の右にいるめろん、左にいるまろん、そして俺の上に覆いかぶさっているれもんはそれを許さない。
「ダメです起きてください」
「そうですよ。起きてください太郎様」
「起きいただかないと私達がマリエル様に怒られるんですからね」
そういって俺を揺すってくる。正直言って気持ち悪くなってくる。
「ああ わかった わかった。起きるから揺するのやめてくれ気分が悪くなる」
「はー よかった。太郎様が起き頂けないと私達の責任になるんですかよかったです。それより太郎様おはようのチュー」ブチュ
そう言ってまろんが俺にキスしてきた。
「あーまろんズルい私も私も チュ」
「貴方達ずるいわよ。私もおはようのチューする。 チュ」
まろんにつづき、めろん、れもんも俺にキスしてくる。
まぁいつもの事だから慣れたがいいが、それにしても眠い。
俺はれもん、まろん、めろんをどかし立ち上がり洗面台に向かう。
洗面台に行くと洗面台にはメイドの女の子が一人待っていた。
この子はいつも俺の歯磨きを手伝ってくれる子だ。歯磨きに手伝うことなんてないだろうと思うかもしれないが、実は俺は自分で歯磨きをしてはならないのだ。なぜかって?それは俺が自分の事を自分でしてしまうと、その担当のメイドが処分されてしまうからである。だから歯磨きでさえ自分ではしてはいけないのだ。もししようものならこの子はクビになってしまう。そう考えると自分でやれなくなる。最初の頃は抵抗していたが、今では彼女達にしてもらうことが当たり前になっている。あたり前とは恐ろしい物だ。きっと俺は既に自分では何もできない人間になっているだろう。まぁもともと自分で何でもできる人間ではなかったが、しばらく彼女にされるがままになっているとあっという間に歯磨きが終わった。
「お疲れ様でした太郎様。お口を拭きますね」
そう言ってタオルで俺の口を拭く。
その後は着替えの時間である。
歯磨きが終わった俺は洗面台から自分の部屋に戻る。自分の部屋に戻ると、そこには服を幾つかもったメイド達がいた。この子達は俺の服を着替えさせる役の人達である。
「それではお着替えを致しましょう」
そう言って俺は彼女達のされるがままになる。
まずはパジャマの上下が脱がされ、その後パンツを脱がされ素っ裸になる。
皆は恥ずかしいと思うかもしれないが、これもいつもの事だ。今では慣れてしまった。この子達に俺のあそこを見られても恥ずかしくはない。彼女達は恥ずかしいようだが。いや恥ずかしいというより興味津々だな。だって俺のあそこをじっと見てくるし、まだこの子達には手を出していない。いずれ手を出すだろうが今はその予定はない。
そして着替えも終わり、俺は今食堂に来ていた。
食堂ではこれでもかという量の料理がずらーと机の上に並んでいる。
「ちなみに聞くが、これは俺が一人で食べるわけではないんだよな?」
期待を込めて聞いてみたのだが、その期待も彼女の返答により撃沈される。
「いえ これは全て太郎様のための料理ですよ。どうぞ召し上がれ」
「何かお盆前より量が増えてない?」
「「はい、サービスいたしました」」
笑顔でそう答えてくれた。
正直に言うと有難迷惑である。この時間にこの量はきつい。因みに今は朝の6時である。そんなことを思ったが口や顔には出さない。
「これはちょっと量が多過ぎなんじゃないかな?」
そう聞くと、何故か彼女達はシクシクと泣き出してしまう。
はぁ 食べるしかないか。
俺は勇気を振り絞って敵(食事)に挑む。
「いただきます。 ふむふむ これは美味しいな。」
あれからなんとかすべて食べることができたがお腹が破裂しそうである。
苦しくて動けそうにない。
居間のソファーで横になり休憩していると、マリエルがきた。
「おはようございます 太郎様。 今から今日の予定スケジュールを確認させていただきます」
「ああ おはようマリエル。 わかった頼む」
「今日の7時からは朝食後のランニング、8時からは執務室で書類への決裁をお願いします。8時55分より5分間のトイレ休憩。9時からは水泳になります。10時よりバイオリンのレッスン、11時より昼食、11時55分より5分間のトイレ小休憩。正午より昼食後のランニング、午後1時からは能楽堂で雅楽の稽古、午後2時より茶道、午後3時より華道、
午後4時からは柔道となっております。太郎様何かご不明な点はございますか?」
「はぁ やればいいんだろやれば」
俺はすぐにランニングに向かう。
ランニングに、水泳、書類の決裁、ランニング、雅楽の稽古、バイオリンのレッスンに茶道、華道、大変だった。これは死ぬのではないかと思うほど大変だった。これもすべてはお盆休暇の日からである。あの日以来何故か皆張り切っているのだ。マリエルもその一人だ。張り切ってくれるのはうれしいが、俺の事も考えてほしいものだ。これはうれしい悲鳴というやつなのだろうか?
「太郎様こんなところにいたのですね探しましたよ」
屋敷の庭の木の木陰にすわっていたら、俺のうえから声がしたので顔を上げるとそこにはコノエが立っていた。そう言えばこの後はコノエの柔道の稽古だったな。そう思いながらコノエに謝る。
「すまないコノエ。ぼーとして時間を忘れていた」
「…まぁいいです。それより道場に向かいますよ」
そう言ってコノエは自分の左手で俺の右手を掴んで引っ張っていく。
俺はコノエに引っ張られながらもこの後の事を考えていた。実はいつもこのコノエの柔道だけが俺の楽しみなのだ。なぜ楽しみなのかって?それは柔道ならコノエの体に触れても問題ないからである。不可抗力といい奴だ。不可抗力を盾に俺はコノエに対しセクハラをしているのだ。そんな天国のような修行の時間を忘れてしまうほど俺は疲れていたらしい。
まぁ気を取り直してコノエへのセクハラに気持ちを切り替える。それにしても、俺も成長したもんだ。コノエの柔道の稽古も最初は投げられるだけで痛くてつまらないものだったが、今ではセクハラができるまでに成長した。コノエに勝つことはできないものの投げ飛ばされたり、負けることがなくなったのだ。
「さぁ始めましょう太郎様」
俺の目の前に立ったコノエが俺にそう言う。
俺は瞬時に彼女との距離を腕を伸ばすと触れられるぐらいの距離まで近づく。
コノエはそれに合わせて俺の腹に向けて肘をあてようとしてくる。俺はそれを当たる寸前のところで体を右にひねりよける。そしてそのままコノエの横を通過する。その時勿論コノエの右胸をひともみすることを忘れない。
彼女の胸は柔らかくモミ心地がとても良かった。
「くっ」
コノエの悔しそうな声を聴きながら俺は彼女の横を通り過ぎると、彼女は一回転してその反動のまま右腕を使い俺にアイアンクローをくらわせようとする。何故か柔道とは違うような気がしながらも彼女のアイアンクローを体をしゃがむことでかわす。そしてコノエの懐に飛び込みコノエの胸を両手でモミモミする。コノエはそんな俺を両手を使って捕まえようとするが、ジャンプしてかわす。それから一度体制を整えるためコノエと距離を開ける。
「…太郎様も成長なさいましたね。」
そう嫌みったらしく俺に言うが、俺には効かない。
「まぁこれもコノエのおかげかな。ありがとうコノエ」
「…嫌なお礼ですね。 私は太郎様にセクハラを教えた覚えはありませんよ」
「しょうがないだろコノエのおっぱいが魅力的なのが悪いんだ。そうつまりコノエが悪い」
「…はぁ なんですかその言い訳は。子供ですか。しょうがないですねその腐った性根私が直して差し上げます」
そう言って俺に向かって突っ込んできた。
俺とコノエのセクハラの攻防は外が暗くなっても終わらず、マリエルが夜食の準備ができたと言いに来るまで続けられた。勿論俺の圧勝である(セクハラという意味で)。試合に負けたけど勝負に勝ったってやつだな。
柔道も終わり丁度今さっき体を綺麗に洗ってきたところだ。洗ってきたというよりは現れたうの方が正しい表現だがそんなことはどうでもいい。ついにこの時間がきたやっと寝れるのだ。さあ寝よう 俺はすぐに布団の中に入り目を閉じる。そして俺の意識は次第に薄れ…ドンドンドン なかった。誰かが俺の部屋の扉をたたいている。
誰だよこんな時間にそう思いながらベットから出て扉を開ける。その時時計を見たら夜の9時であった。
「太郎様遊びましょー」
扉の前には沢山のメイド達がいた。その戦闘にはイクヨが立っており、遊ぼうとかほざいている。正直このテンションにイラッときたが自分の気持ちを落ち着けとりあえず理由を聞いてみる。
「どうしてこんな時間なんだよ」
「だって遊べる時間がこの時間しかないんですもの」
そう言って俺の横を通り過ぎ俺の部屋に勝手に入る。イクヨにつづきメイド達も入っていく。はぁ今日も寝る時間が遅くなりそうだ。
来週の金曜日は研修中でいません。
再来週の金曜日に2話分更新します。
只今も研修中です。
コメントをしてくれた方がいるかはわかりませんが、返信は再来週ぐらいになると思います。それまで申し訳ありませんがお待ちください。