申し訳ないです。
今日は土曜日で学校が休みだ。なので、折角だから屋敷の中を探検しているところだ。
図書館や能楽堂、茶室などいろいろ回り、今はイクヨの研究室に来ている。
イクヨとは、黒髪ショートヘアのメガネをかけた女の子で、花右京家メイド隊技術部門を担当をしている子だ。
「太郎様ようこそお出で下さいました」
「邪魔しちゃったかな?」
「いえそんなことないです。 むしろ良くお出で下さいました。」
「イクヨって研究部門担当だったよね。研究部ってどんなことを研究してるんだ?」
「どんなことをしているかといわれましても、なんていえばいいのでしょうか。うーん。簡単に言えば花右京家に役立ちそうなものを研究しています。たとえばこの…」
説明が長ったらしいので聞き流した。彼女がつくったものを見て一つ言えることは、どれも使えなさそうなのばかりであるということだ。レーザー光線でパンを焼く必要とか全くないし要らないだろ。しかも焦げてるし。
「…そして今私が一番力を入れてるのがこれ、天気君です。これの装置は転校を好きに操ることができるのです。 エッヘン」
彼女が指さしたのはこの部屋に入ってきたときから気になっていた大きな装置だった。この装置は転校を好きに操る装置で天気君という名称らしい。
「へー すごいな。 ならこれからは、花見の日とか遠足とか雨が降らなくて中止になることはなくなるな」
ビリ ビリ ビリ
「ところでさ」
「はい なんですか太郎様」
「この装置だけど、動いてるようだけど…」
「…そんなわけないですよ。まだ動かしてない… ビリ ビリ …ホントですね動いてますね」
「おっ おい。何とかしないと不味くないか?」
「はっ はい。ちょっとまって…バタッ」
イクヨが急に倒れてしまった。
「おい どうした」
「すいません。低血圧でして気圧の変化に対応できないんです」
「そ そうなんだ…ってそんなこといっている場合じゃない。どうにかしないと」
「もうだめです。ここまでいくともう制御ができません。」
「…制御ができないって、そうなるとこの装置どうなるんだ?」
「えーーーと、その、爆発します。テヘッ」
「テヘッ じゃねぇよ。 とりあえず、逃げないとやばいな。いくぞイクヨ」
「私はいけません。だから私はおいて先に行ってください」
「………バカ野郎! 女をおいて先に逃げれるわけないだろ。」
「ですが、このままでは太郎様が危険です」
「…………」
俺はイクヨに近づき、イクヨの体の下に腕を入れそのまま持ち上げる。丁度、お姫様抱っこのような感じになる。
「/// た 太郎様/// 何を!?」
「自分で逃げれないのなら、俺がつれていく」
「………すいません太郎様」
「いい 気にするな」
俺は彼女を御姫様抱っこしたまま走り出す。
「はぁ はぁ はぁ」
あれから数分走り、研究室がある建物から外に出る。
外に出ると、マリエルが屋敷の前を箒で掃いていた。
「マリエル! 逃げろ!」
「あら? 太郎様とイクヨさん。そんなに慌ててどうされたんですか?」
「イクヨさんの発明品が暴走してるんだよ。危ないから逃げてくれマリエル」
「あらあら 大変ですね。ニコッ どうしましょう?」
「なんでそんなに落ち着いてるんだよ! 早く逃げないと…ドォーン」
もの凄い音とともに爆風が俺を襲う。
「いててててて」
爆風で飛ばされ、地面に体をぶつけてしまい体中が傷む。痛む体を頑張って動かし立ち上がる。そして研究室の方を見ると、屋敷の天井が吹っ飛び、大きな穴が開き、窓ガラスは全て割れていてとても酷いありさまだった。
「イクヨさん。ちゃんと元通りに屋敷を戻してくださいね。」
「ふぁい すいません」
次回は文字数が多くなります。だいたい5,000字くらいかな?