感想、評価何卒よろしくお願いいたします。
12月12日、ルビ等を修正いたしました。
あれから…
俺は兵藤一誠。時空間転生してこの世界で生まれ変わった元魔神族の救世主だ…。
俺は今現在高校生になって駒王学園に通っている。駒王学園に入学して二年が過ぎた今日この頃……。
「…兵藤一誠君…死んでくれないかな…?」
時は今朝の時点まで遡る……。
「待ちなさーい‼この変態共!」
「今日こそ引導を渡すんだから‼」
「ん?」
俺が校内を歩いていると後ろから男子二人とそれを追いかける竹刀等を振り回す女子達が来た。
女子達の方は同じクラスの村山と片瀬。
男子の方はこれも同じクラスの松田と元浜、駒王学園で噂される変態二人組である。何をやっているんだか…いや、大方覗きでもしていたんだろう。
「ひ、兵藤‼助けてくれ!」
「同じく!」
そう言って俺の後ろに隠れる二人。
「全く………片瀬、村山」
「へっ!?」
「ひ、兵藤君!?」
俺に気付き、顔を赤くする女子二人。まぁそれは置いといて。
「この二人には俺が注意しておくから。そんなに怒ってないで、折角二人共可憐で魅力的なんだから」
笑顔を作ってそう言うと女子二人は顔を赤くして動揺する。
「じ、じゃあお願いね兵藤君!」
「き、きっちり絞ってよね!」
そう言って二人はこの場を後にする。
「さて、お前ら。とりあえず、一分擽り地獄の刑で。逃げたり、抵抗したらガチでしばく。いいな」
「「イ、イェス、サー!」」
「はぁ、全くあの二人は。もう少しおとなしくしてれば変態二人組だとか言われて女子に目の敵にされないだろうに」
そんなことを言いながら歩いていると、黄色い歓声が飛び交う。
「キャー!リアスお姉様ー!いつ見てもステキー!」
「朱乃お姉様はまさに大和撫子って感じで、はぁ~憧れちゃうわぁ……」
「さすがは駒王学園の二大お姉様だわぁ…」
「木場く~ん!こっち向いて~!」
「ちょっと!抜け駆けするんじゃないわよ!」
「塔城さんは、まさに学園のマスコットよね。
とても可愛らしいわぁ…」
本当にこの学園は良くも悪くも人気者が多いな。しかし今噂されていたの全員悪魔なんだよなぁ。しかも昔助けた娘もいるし。何故か堕天使と悪魔の気配両方感じるけど。いずれはともかく、今彼女らに気取られるのはなぁ。というか、生徒会も全員悪魔だし。一応、簡単には気取らないようにしてるけど。
「あっ、兵藤君よ!いつ見てもかっこ良すぎるぅ…」
「木場君共に、容姿端麗、成績優秀、人当たり良し!駒王学園の二大王子様の名は本当よねぇ……」
何かこっちまで噂されてるし。バレンタインとかチョコ大量にもらうし、食べるのが大変だ。大体、というか主に手作りだからきちんと食べてあげたいしさぁ…。
俺はそんなことを考えながら校内を歩いていた。
時間は過ぎ、現在は放課後。俺は家へ帰る途中だった。
「さっき貰ったこれはアレだよな?この駒王町を管理してる悪魔の使う魔方陣だよな?」
いや、「貴方の願い叶えます」って……。どうも配っていたのは悪魔の使い魔のようだが……そんな時。
「あ、あの、兵藤一誠君…!」
「ん?(この感じは……)」
振り返るとそこには他校の制服を着た女子がいた。しかしこの気配、人間のものではないな。それにこの娘…。
その女の子はもじもじとしていたが、意を決したらしい。俺の眼を見て……。
「わ、私天野夕麻です!好きです!兵藤君!私と付き合ってください!」
そう俺に伝えてきた。ふむ………。
「聞いていいか?」
「ど、どうしたの?」
「君、人間じゃないよな?誤魔化しても駄目」
「‼……そう、ばれちゃってるんだ」
次の瞬間、彼女の着ていた服が扇情的な者に変わり、背中から黒い翼が現れる。そして、光る槍を持ち…。
「そうよ、私は堕天使のレイナーレ。危険な
そう言って彼女、レイナーレは光る槍を構え……。
「…兵藤一誠君…死んでくれないかな…?」
……全く。
「本当はそんなこと思ってないんだろ?」
「な、何を言ってるの?私は…」
「なら、何でそんな悲しそうな顔をしてる?今にも涙が零れてしまいそうな顔を」
そう言われてレイナーレは自分が酷く辛い顔をしていることに気づいたらしい。
「わ、私はただ……うっ、ううっ………」
その時、俺はレイナーレとの会話中向けられていた、お粗末な殺気の変化に気付き、レイナーレを抱え、横に跳ぶ。「ち、ちょっと!?」と顔を赤らめているがそれはともかく。俺達のいた場所に光る槍が突き刺さっていた。
「ド、ドーナシーク!」
俺の腕を抜けたレイナーレが俺の後ろの空中に飛んでいる帽子を被った男の名を呼んだ。あいつ今仲間ごと…。
「何をしているレイナーレ。人間一人を殺すのに時間をかけるとは。計画に支障が出るではないか。まぁいい、ならば私が狩ってくれる!」
そう言ってこちらに光る槍が投げられる。はぁ…。
バシッ‼
「何だと!?」
ドーナシークとやらが驚いている。
まぁ堕天使の光る槍を片手で眼を向けず掴み止めた訳だが。「貴様、いったい何者だ!?」だと?
「お前に教える理由はない」ブン‼
ドパッ!「ぐはぁっ‼」
ほんの少し力を入れて投げ返した光る槍がドーナシークの腹部を突き抜け血が零れる。
「くそっ、覚えていろ‼」
そう言ってドーナシークとやらは彼方へと逃げ去って行く。あの程度では軽い拳一発で十分すぎるだろう。全く、張り合いのない。さて、と。
「な、何で私を庇ったのよ。貴方を殺そうとしていたのよ?何で…」
「そんな悲しそうな顔をしてる女を見捨てたくなかったからな。泣かないでほしい。君の素敵な笑顔が見たいんだ。君の恥じらっている姿は魅力的だしね」
そう言うと、レイナーレは顔から火が出るのではないかという程赤くなり俯いてしまう。
(な、何この気持ち?この男といると胸が高鳴って止まらなくなる。これはまさか…)
「一先ず、今日は帰ったら?あの乱暴な男は不安だが」
「わ、わかったわよ!そ、そのありがとう」
そう言うとレイナーレは飛び去って行く。
さて、ではこれからどうするか?一人で動くのもな…。
「これを使うか」
懐から先程の魔方陣の描かれたチラシを出す。困った時は悪魔の囁き、なんて。じゃあ、一際気品と風格を感じるあの人で。
その時、目の前に赤い魔方陣が現れる。ふむ、来たか。
魔方陣の中から現れたのは、美しい紅髪の魅力的なスタイルを持つ美少女。我らが駒王学園の二大お姉様の一人、リアス・グレモリーだった。
「あら、兵藤一誠君ね?ウチの学園では有名な。ふふっ、それで望みは何かしら?」
リアス先輩は美しい紅髪を掻き分けて、笑みを浮かべる。ふむ、まぁそれはともかく。
「先程堕天使と遭遇しましたがどうしましょう?この辺りは悪魔の縄張りだと思いますけど?」
俺がそう言うとリアス先輩は驚いた顔をする。
「あら、この町が悪魔の管轄だと気づいているの?」
「まぁ、学園の中に多くいるのは。生徒会なんかも」
俺がそう言うとリアス先輩は考え込んだ後…。
「堕天使の件はわかったわ。それから明日、私が部長をしているオカルト研究部に来てくれる?迎えを行かせるから」
「まぁ良いですよ。では今日はこれで」
「えぇ、また明日」
そう言ってリアス先輩と別れる。さてさてさーて、これから一体どうなることやら。けど、関係無い。俺は俺の信念のままに。どんな悪意に満ちた理不尽も踏み潰す。
(それでこそ、相棒だ)
ドライグ、俺は俺の譲れない物の為に戦おう。
さぁ、この心のたぎりのままに。
月曜から仕事で昼間は基本書けないので執筆ペースが落ちるかもしれません。とりあえず二、三日。遅くとも一週間以内に次を投稿致します。改めて感想、評価よろしくお願いいたします。活動報告も是非。