※この作品はR-18です。

ハイスクールDXD~転生した最強の覇者~   作:グルジオ

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~今日の黒歌♪~


「イッセーち~ん♡おっぱいでお顔パフパフしてあげるにゃ~ん♡それそれ、パフパフ♡パフパフ♡どうにゃん♡イッセーちん♪」



「黒歌のおっぱいモチモチして柔らかくて気持ちいいよ、もっとしてくれる?」



「いいにゃん♡スリスリ♡パフパフ♡スリスリ♡パフパフ♡」


黒歌はおっぱいを擦りつけたり強く押し付けたりしてくる。



「イッセーちん♡大好きにゃん♡ちゅっ♡」


~続く~


若手悪魔、集合○

次の日、俺は朝からリアスのご両親が用意してくれた教育係の一人にこの世界の貴族のあれこれなどを教えられていた。ま、特に問題はない。俺、物覚えはいいしな。隣のにはミリキャスもいて、俺と一緒に勉強している。他の部員たちはリアスと一緒にグレモリーの敷地を観光している。

ガチャ。ドアが開けられ、入ってきたのはリアスのお母さまだった。

 

 

 

「おばあさま!」

 

 

 

ふむ、ミリキャスにとってみればお祖母さんに当たるんだよな。外見ではそうは見えんが。

 

 

 

「一誠さん、ミリキャス。お勉強ははかどっているのかしら?」

 

 

 

やさしい笑みを浮かべながら俺と教育係の間に入り、悪魔文字の書かれた俺のノートを見て微笑む。

 

 

 

「サーゼクスやグレイフィアの報告通りね。何事も真剣のようだわ。文字もとても上手ですし、真剣にこなそうという姿勢は見て取れます」

 

 

 

リアスのお母さまはメイドさんを入れて、お茶を出してくれた。

 

 

 

「もうすぐリアスが帰ってきます。今日は若手悪魔たちが魔王領に集まる恒例のしきたり行事があるものですから」

 

 

 

若手悪魔たちがねぇ……。今日はリアスと同じ年齢ぐらいの若手悪魔たちが一堂に会するらしい。皆、正式なレーティングゲームのデビュー前の悪魔たちだ。名門、旧家といった由緒ある上級悪魔の跡取りがお偉いさんのもとに集まって、あいさつをしながらお互いを意識しあうという話だ。リアスやソーナ会長も行かなきゃいけない。同様に眷属の俺たちも付き添う。さてさて、どうなることやら。

 

リアスたちがグレモリー城観光ツアーから帰ってきてすぐに俺たちは例の列車で魔王さまがいらっしゃる領土へ移動した。黒歌は眷属ではないのでお留守番だ。

 

 

 

「イッセーちん。行ってらっしゃいのキスするにゃん♡ちゅっ♡んっ♡ちゅぱっ♡ちゅっ♡」

 

 

──と黒歌の柔らかい唇にキスされてきたわけだが──話を戻そう。途中、宙に展開する巨大な長距離ジャンプ用魔方陣を何度か潜り抜けて、列車は進んだ。列車に揺られること三時間。到着したのは都市部だった。駅もホームも近代的、自動販売機もある。多少デザインが人間界と違うが遠くに見える建物も最先端の様相だな。

「ここは魔王領の都市ルシファード。旧魔王ルシファーさまがおられたと言われている冥界の旧首都なんだ」と木場が説明してくれる。ちなみに俺たちの格好は駒王学園夏の制服。もう俺たち眷属のユニフォームみたいなものになってる。

 

 

 

「このまま地下鉄に乗り換えるよ。表から行くと騒ぎになるからね」

 

 

 

と木場が言う。地下鉄もあるのか。いろいろ考えてみると人間と悪魔は契約やら転生やら共存関係と言えるな。

 

 

 

「キャーッ!リアス姫さまぁぁぁぁっ!」

 

 

 

突然、黄色い歓声が。見ればホームにいた悪魔の方々が俺たち──リアスを見て憧れの眼差しを向けていた。リアスは人気者なのか。

 

 

 

「部長は魔王の妹。しかも美しいものですから、下級、中級悪魔から憧れの的なのですよ?」

 

 

 

と朱乃が説明してくれた。確かにリアスは魔王の妹で上級悪魔の名門グレモリー家の次期当主で超絶美少女といえるだろう。

ちなみにこの状況なものでギャスパーが俺の背中で慌てふためいていた。引きこもりには辛い日が続いてますなぁ。

 

 

 

「困ったわね。騒ぎになる前に地下の列車に乗りましょう。専用の列車は用意してあるのよね?」

 

 

 

とリアスは連れ添いの黒服男性、ボディーガードに訊く。

 

 

 

「はい。ついてきてください」

 

 

 

こうして俺たちは地下鉄の列車へと移動した。

 

 

 

「リアスさまぁぁぁぁっ!」

 

 

 

男性たちからも大人気だな。リアスは苦笑しながらも手を振っていた。

 

俺たちは若手悪魔、旧家、上級悪魔のお偉いさんが集まる会場の直ぐ近くにいた。案内役の使用人らしき人の後に続いて進むと、一角に複数の人影が──。

 

 

 

「サイラオーグ!」

 

 

 

リアスはその内の一人を知っている様子だった。

あちらもリアスを確認すると近づいてくる。黒髪の短髪で野性的なイケメンだった。活動的な格好で体格がよくて筋肉質だ。どことなくリアス──いや、サーゼクスさまに似てるな。

 

 

 

「久しぶりだな、リアス」

 

 

 

リアスとにこやかに握手を交わす。その男性の眷属らしき悪魔たちはこちらに視線を送っていた。……いい強さを持ってるね。

 

 

 

「ええ、懐かしいわ。変わりないようで何よりよ。初めての者もいるわね。彼はサイラオーグ。私の母方の従兄弟でもあるの」

 

 

 

ふむ、そりゃサーゼクスさまに似てるよな。

 

 

 

「俺はサイラオーグ・バアル。バアル家の次期当主だ」

 

 

 

バアルは魔王の次に偉い『大王』だったな。

 

 

 

「それで、こんな通路で何をしていたの?」

 

 

「ああ、くだらんから出てきただけだ」

 

 

「……くだらない?他のメンバーも来ているの?」

 

 

 

「アガレスもアスタロトも既に来ている。あげく、ゼファードルだ。着いた早々ゼファードルとアガレスがやり合い始めてな」

 

 

 

やり合いって……そういうことか?そんなとき──。

ドオオオオオオオォォォォォッ!

巨大な破砕音が聞こえ、気になったのかリアスが音のしたほう──大きな扉へと向かった。

 

 

 

「まったく、だから開始前の会合などいらないと進言したんだ」

 

 

 

サイラオーグさんは嘆息しながら自分の眷属たちとリアスのあとに続く。俺たちもリアスの後を追う。

開かれた扉の向こうには──破壊され尽くした大広間があり、中央には両陣営に分かれた悪魔たちが睨みあっていた。一方は邪悪そうな格好の魔物やら悪魔たち。もう一方は比較的普通そう。両チームとも冷たく殺意に満ちたオーラを放っていた。

話を聞くと一方のヤンキーに見える悪魔がもう一方の女悪魔にセクハラしてキレたってことか。

 

 

 

「ここは時間が来るまで待機する広間だったんだがな。若手同士で挨拶したらこれだ。血の気の多い連中を集めるんだ。問題のひとつも出てくる。それも良しとする旧家や上級悪魔の古き悪魔たちにも困ったものだ。──無駄なものに関わりたくはなかったのだが仕方な──」

 

 

 

サイラオーグさんが出る前に俺が仲裁に入る。

 

 

 

「まあまあ、落ち着いてくださいな」

 

 

 

「ああ!?なんだてめぇは!引っ込んでろ!ぶっ飛ば「ドゴォンッ!」……」

 

 

 

ヤンキー悪魔が言い切る前に一撃。広間の壁に叩き飛ばす。壁から落ちたヤンキー悪魔は気を失ったようだ。それなりに強いようだが俺の本気にはまだまだ遠いな。

 

 

 

「落ち着けと言っているでしょう?」

 

 

 

「おのれ!」 「よくも!」

 

 

 

とヤンキー悪魔の眷属が主をやられた勢いで飛び出しそうになるが──。

 

 

 

「そこまでだ。主を介抱しろ。まずはそれがお前らのやるべきことだ。これ以上は俺も黙っていない。俺たちに剣を向けてもお前たちにひとつも得はない。──これから大事な行事が始まるんだ。主をまずは回復させろ」

 

 

 

サイラオーグさんのその一言と威圧にヤンキーの眷属たちは動きを止めて、倒れる主のもとへ駆け寄っていった。次にサイラオーグさんはメガネのお姉さんに視線を送ると──。

 

 

「大丈夫ですか?」

 

 

 

「ど、どうもありがとうございます」

 

 

 

「それは良かった。せっかく綺麗なんだからあんなので顔をしかめていては勿体ないですしね」

 

 

 

「い、いえ、そんな……」

 

 

 

俺の言葉でメガネのお姉さんは顔を赤くしていた。そんなときサイラオーグさんが──。

 

 

 

「まだ時間はある。化粧し直してこい。いくらか邪悪なものをまとったままでは行事もままならんからな」

 

 

 

「──っ!わ、わかっています!」

 

 

 

メガネのお姉さんは踵を返して、眷属と共に広間をあとにした。赤くしていた顔を見られるのが恥ずかしいのか急ぎ足だった。その後──。

 

 

 

「あ、兵藤!」

 

 

 

「匙か。ソーナ会長も」

 

 

 

「ごきげんよう、リアス、兵藤くん」

 

 

 

匙とソーナ会長も広間に到着したようだ。

 

 

 

「その、私はシーグヴァイラ・アガレス。大公、アガレス家の次期当主です」

 

 

先ほどのメガネのお姉さん──シーグヴァイラさんに俺たちはあいさつをもらう。

大広間はあの後、駆けつけたスタッフによって修復され、ほぼ元に戻り、先ほどのヤンキーとその眷属を抜かした者たちでテーブルを囲んでいる。しかし、大公の次期当主か。さっきから俺の方をチラチラ見てるし……。

リアスとソーナ会長が続いてあいさつをした。

 

 

「俺はサイラオーグ・バアル。バアル家の次期当主だ」

 

 

リアスに訊くとサイラオーグさんは若手ナンバー1と言われている。確かにこの中で特に強いな。先ほども俺が出なかったらこの人があのヤンキーを吹っ飛ばしていただろう。ちなみに先ほどの俺の一撃については見事だと言ってくれた。

 

 

 

「僕はディオドラ・アスタロト。アスタロト家の次期当主です。皆さん、よろしく」

 

 

 

アスタロト……現ベルゼブブさまが出た名家か。しかし……見た目は虫も殺せない感じだが何か醜悪なモノを感じるな。さっきのヤンキーはグラシャラボラスで、現アスモデウスさまが出たところだな。あれが次期当主でいいのか?フリーダムすぎる魔王の影響で兄弟は皆真面目だと聞いていたが。

 

 

 

「グラシャラボラス家は先日、御家騒動があったらしくてな。次期当主とされていた者が不慮の事故死をとげたばかりだ。先ほどのゼファードルは新たな次期当主の候補ということになる」

 

 

 

あんなのが次期当主候補……大変だな。こうして若手六名が揃ったわけか。そうそうたる顔ぶれだな。

 

 

 

「兵藤、お前は緊張してなさそうだな」

 

 

 

「お前はどうなの、匙?」

 

 

 

「俺はな……お前は先輩自慢の眷属だからな。……俺だって会長の自慢になってみたいさ」

 

 

 

匙は苦笑している。……ふむ。

 

 

 

「皆さま、大変長らくお待ちいただきました。──皆さまがお待ちでございます」

 

 

 

……始まるか。

 

俺たち若手悪魔の面々が案内されたのは異様な雰囲気が漂う場所だった。かなり高いところに席が置かれてて、そこに偉そうな方々が座っている。さらにその上にも。もうひとつ上の段には魔王サーゼクスさまがいらっしゃった。隣にはセラフォルーさま。今日は魔王少女の姿ではないのか。そのお隣の二人は……知らない顔だがベルゼブブさまとアスモデウスさまだろう。強大な魔力を感じる。しかし、どちらも見た目は若いな。っていうか俺たちお偉いさんに高い位置から見下ろされている状態だ。あちらも俺らを見下した目で見てるし、気持ちのいいものではないな。俺たちはリアスの後ろで待機していた。特にすることもないが。そして、リアスを含めた若手六人が前に出た。ヤンキー悪魔も復活していた。頬の腫れはいまだ引かないようだが。

 

 

 

「よく、集まってくれた。次世代を担う貴殿らの顔を改めて確認するため、集まってもらった。これは一定周期ごとにおこなう、若き悪魔を見定める会合でもある」

 

 

初老の男性悪魔が手を組みながら、威厳の声で言う。

 

 

 

「さっそく、やってくれたようだが……」

 

 

 

今度はヒゲたっぷりの男性悪魔が皮肉げに言う。さっきのことだな。

 

 

 

「キミたち六名は家柄、実力共に申し分のない次世代の悪魔だ。だからこそ、デビュー前にお互い競い合い、力を高めてもらおうと思う」

 

 

 

一番上の段のサーゼクスさまがそうおっしゃる。ということは、ここにいる者たちでレーティングゲームをやれということか。アザゼル先生も言っていたな。冥界での合宿中にレーティングゲームをセッティングしたと。これのことか。

 

 

 

「我々もいずれ『禍の団(カオス・ブリゲード)』との戦に投入されるのですね?」

 

 

 

直球だなぁ……サイラオーグさん。

 

 

 

「それはまだわからない。だができるだけ若い悪魔たちは投入したくはないと思っている」

 

 

 

サーゼクスさまはそう答える。サイラオーグさんは納得できないようだ。

 

 

 

「なぜです?若いとはいえ、我らとて悪魔の一端を担います。この歳になるまで先人の方々からご厚意を受け、なお何もできないとなれば──」

 

 

 

「サイラオーグ、その勇気は認めよう。しかし、無謀だ。何よりも成長途中のキミたちを戦場に送るのは避けたい。それに次世代の悪魔を失うのは余りに大きいのだよ。理解してほしい。キミたちはキミたちが思う以上に我々にとって宝なのだよ。だからこそ、大事に、段階を踏んで成長してほしいと思っている」

 

 

 

サーゼクスさまの言葉にサイラオーグさんも「わかりました」と一応の納得をしたようだ。不満はありそうだが。その後、お偉いさんたちのお言葉やら魔王さまからの今後のゲームについてなど、話は続く。

 

 

 

「さて、長い話に付き合わせてしまって申し訳なかった。なに、私たちは若いキミたちに私たちなりの夢や希望を見ているのだよ。それだけは理解してほしい。キミたちは冥界の宝なのだ」

 

 

 

やはりリアスのお兄さんだな。嘘偽りのない、おやさしい方だ。

 

 

 

「最後にそれぞれの今後の目標を聞かせてもらえないだろうか」

 

 

 

サーゼクスさまの問いかけに最初に答えたのはサイラオーグさんだった。

 

 

 

「俺は魔王になるのが夢です」

 

 

 

──っ。言い切ったなぁ……。お偉いさんたちも感嘆の息を漏らしていた。

 

 

 

「大王家から魔王が出るとしたら前代未聞だな」

 

 

 

お偉い男性悪魔がそう言う。

 

 

 

「俺が魔王になるしかないと冥界の民が感じれば、そうなるでしょう」

 

 

 

また言い切った。凄いな。と、次はリアスの番だ。

 

 

 

「私はグレモリーの次期当主として生き、そしてレーティングゲームの各大会で優勝することが近い将来の目標ですわ」

 

 

 

成る程、リアスは堅実だね。なら俺たちはそのリアスの目標のために頑張ろうか。

その後も若手の者たちが夢、目標を口にして、最後に残ったのはソーナ会長だった。そして、ソーナ会長は言う。

 

 

「冥界にレーティングゲームの学校を建てることです」

 

 

 

へぇ、ソーナ会長は学校を建てたいのか。俺は感心していたのだが、お偉いさんたちは眉根を寄せていた。

 

 

 

「レーティングゲームを学ぶところならば、既にあるはずだが?」

 

 

 

「それは上級悪魔と一部の特権階級の悪魔のみしか行くことが許されない学校のことです。私が建てたいのは下級悪魔、転生悪魔も通える分け隔てのない学び舎です」

 

 

 

差別のない学校か。それはいい。これからの冥界にとっていい場所になるだろう。しかし──。

 

 

『ハハハハハハハッ!』

 

 

……は?何笑ってんだこの老いぼれども。リアスの方を見ると、目を細めて難しい顔になっていた。

そして、老いぼれどもは嘲笑を浮かべながら口々に言う。

 

 

 

「それは無理だ!」

 

 

「これは傑作だ!」

 

 

「なるほど!夢見る乙女というわけですな!」

 

 

「若いというのはいい!しかし、シトリー家の次期当主ともあろう者がそのような夢を語るとは。ここがデビュー前の顔合わせの場で良かったというものだ」

 

 

この老いぼれども──なにソーナ会長をバカにしてるんだよ。

 

 

 

「……いまの冥界がいくら変わりつつあるとしても、上級と下級、転生悪魔、それらの間の差別はまだ存在する。それが当たり前だといまだに信じている者たちも多いんだ」

 

 

 

隣で木場が淡々と口にする。……くだらないな。

 

 

 

「リアスの家はそんなこともなかったと思うが……」

 

 

 

「イッセーくん。グレモリーは情愛が深い悪魔の一族だ。あまり人間にも下級悪魔にも差別的な目を向けない。……だけど、フェニックスを思い出してくれ」

 

 

 

ああ、確かにライザーは下級だ下僕だと。俺に差別的な態度をとっていたな。

そんななかでも会長は真っ直ぐに言う。

 

 

 

「私は本気です」

 

 

 

セラフォルーさまもうんうんと力強く頷いている。

 

「よく言った!」

 

と言わんばかりだな。魔王という立場上、妹を応援できないのだろうが、それでも心配そうだった。しかしまあ……。

 

 

 

「ソーナ・シトリー殿。下級悪魔、転生悪魔は上級悪魔たる主に仕え、才能を見出だされるのが常。そのような養成施設をつくっては伝統と誇りを重んじる旧家の顔を潰すこととなりますぞ?いくら悪魔の世界が変革に入っているといっても変えていいものと悪いものがあります。まったく関係のない、たかが下級悪魔に教えッッッ……!!?」

 

 

 

……いい加減黙ろうか?俺は強大な圧と殺気を老いぼれどもに向ける。

 

 

 

「……貴殿は……リアス・グレモリー殿の眷属の赤龍帝だったな?何か言いたいことでもあるのか?」

 

 

 

老いぼれは震えた体を誤魔化すように俺に問いかけてくる。一応サーゼクスさまに視線で確認をとる……頷いた。では言わせてもらおう。

 

 

 

「いえ、別に。ただ、ソーナ・シトリー様の夢のどこに笑うところがあったのかと。それにソーナ・シトリー様の夢は少なからず、これからの冥界の、悪魔のためになるものなのでは?『禍の団(カオス・ブリゲード)』などの外敵にも対抗できるだけの戦力にもなるかもしれないでしょう。伝統も誇りも大事なものでしょう。そう簡単に捨てることは難しいでしょう。ですが、新しい可能性を潰す権利は誰であろうとないでしょう?……最後に言わせてもらいます。彼女の夢を応援しろとは言いません。しかし、金輪際彼女の夢を嘲笑うなら俺は許しません。……ソーナ・シトリーをこれ以上バカにするな。以上です」

 

 

 

~ソーナside~

 

 

 

そのとき、私の心は幸せに溢れていた。

──ソーナ・シトリーをこれ以上バカにするな。

 

 

……いつから? 私はいつから兵藤くんの……兵藤一誠くんのことを……

 

 

授業参観のとき?あの時から私は彼を……兵藤一誠くんのことを……愛しく想っていた?

 

 

 

そうだったのですね……私は彼を……愛している。

 

 

彼に夢を応援してほしい──リアスも一緒でもいい。彼の傍で歩んでいきたい。

 

 

兵藤くん……いいえ、イッセーくん。覚悟してください。シトリーは性愛を司るとも言われていますからね。

椿姫もイッセーくんに気があるようですが──遅れをとるつもりはありません。

 

 

 

好きです、イッセーくん。

 

 




ずいぶん長くなりました。
遂にソーナがイッセーに!ですね。

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