※この作品はR-18です。

ハイスクールDXD~転生した最強の覇者~   作:グルジオ

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「アーシアの~♡ちゅーじゃんけんはじめますぅ~♡最初は~、ん~♡」

“んー”の瞬間にキスをせがむように眼をつぶり、ぷるぷるした唇をこちらに突きだす。

「じゃ~んけ~んっ♡」

新コーナー描いてみました。


他作品のネタを許可を得て参考にしております。


続きは後書きで!


そうだ、京都へ行こう☆

迎えた修学旅行当日。

 

 

 

東京駅、新幹線のホームの隅に俺たちは集まっていた。

 

 いまはところ変わって東京駅の新幹線ホーム。ホームの隅でできるだけ人目を避けて俺たちは集まっていた。

 

 

 

 居残り組ではリアスだけが見送りに来てくれていた。朱乃や小猫ちゃん、ギャスパーも来ていたがっていたけど、今日一年生と三年生は通常授業だ。学業をおろそかにしてはならないとしてリアスのみが駅に赴いていた。学園祭の準備あるしね。黒歌は……留守番している。お土産はねだられたね。

 

 

「はい、これ人数分の認証よ」

 

 

 リアスが旅に出る二年生にカードらしきものを渡してくれた。全員手に取り、確認する。

 

 

 

「これが噂の?」

 

 

 

 木場が訊くとリアスがうなずく。

 

 

「ええ、これが悪魔が京都旅行を楽しむときに必要な、いわゆる『フリーパス券』よ」

 

京都の裏事情を牛耳る陰陽師及び妖怪やらが悪魔にフリーパス券を発行してくれているのだ。

 

 

 

「私達の時もそうだったけれど、キチンとした形式のある悪魔にならこのパスを渡してくれるの。グレモリー眷属、シトリー眷属、天界関係者、あなた達は後ろ盾があって幸せ者なのよ?」

 

 

 

「グレモリーさまさまですね」

 

 

全員がフリーパス券を制服の裏ポケットに入れ、準備が整う。

 

 

 

アーシアの携帯が鳴って、同じクラスの桐生から呼び出しが掛かる。

 

 

「では、リアスお姉さま。私達、行ってまいります!」

 

「行ってきます」

 

 

「行ってきまーす!」

 

 

 

アーシア、ゼノヴィア、イリナの三人がリアスに別れの挨拶をして新幹線の方へ

 

 

 

木場も一礼してから自分のクラスが集まっている方へ去っていく。

 

 

 

 残るは俺とリアスのみ。リアスは俺の肩に顔を寄せる。

 

 

 

「リアス?」

 

 

 

「……強がってみたけれど、私も朱乃と同じなのよ。あなたがいない間、寂しいわ」

 

「そっか。じゃあ、帰ったらたっぷりイチャイチャしようか」

 

「……ありがとう。愛してるわ、イッセー」

 

リアスが顔を近づけてきて──唇が重なった。

 

「んっ♡ちゅっ♡ちゅぱっ♡ちゅぷっ♡ちゅっ♡んっ♡ちゅううっ♡れろっ♡んっ♡ちゅっ♡ちゅぱっ♡ちゅっ……ぷはぁっ♡」

 

リアスのぷるぷるしたやわらかい唇でキスをされ、舌を絡める。唇を離すと唾液の糸がひかれる。

 

「いってらっしゃいのキスよ♡」

 

「ああ、いってくる」

 

こうして俺の修学旅行は始まりを迎えた。

 

 

新幹線が東京駅を出発してから十分ぐらい経過した頃。

 

 

「俺、実は新幹線初めてなんだよな!」

 

ウキウキした表情で松田が前の席で呟いていた。

 

俺は……前にも乗ったな。 

 

俺は車両の一番うしろの席だった。しかも一人。前は松田と元浜。通路を挟んだあちら側にはゼノヴィアとイリナが座る。窓から流れる風景を見ていると、

 

ゼノヴィアがこちらに近付いて隣の席へ座った。

 

 

 

「イッセー、先に言っておきたい事があるんだ」

 

 

 

「何だよ」

 

 

 

「今、私はデュランダルを持っていない。───丸腰だ」

 

 

 

「デュランダルを持っていない?何で?」

 

 

 

「うん。なんでも正教会に属している錬金術師がデュランダルの攻撃的なオーラを抑える術を見つけたらしくてね。天界経由であちらに送ったんだ」

 

 

 

正教会とはキリスト教会の派閥の一つで、エクスカリバー強奪事件の際には協力してくれなかったんだったか。

 

 

 

ゼノヴィアが皮肉げに笑む。

 

 

 

「あの正教会が協力的になってくれたとはね。恐らくミカエル様を始めセラフの方々の口添えがあったのだとは思うが、それでもあそこの錬金術師に鍛え直してもらえるのならば、これ程の機会も無いと感じたんだ」

 

例の協力態勢から派閥間も狭まったって事か。 

 

「聖剣の能力を下げずに攻撃的なオーラだけを抑える術。実に興味深いところだね。……まあ、持ち主である私が未だに抑えられないと言う不甲斐なさが際立つわけだが……。これで『騎士』とは何とも情けない……。私は死んだ方がマシか……?ああ、主よ」

 

「こらこら。了解だ。何かあったらアスカロンを貸してほしいわけね? まぁ、ほとんどおまえが使ってるけどさ」

 

「ありがとう、イッセー♡ちゅっ♡」

 

 

俺にキスをするとゼノヴィアは元の席に戻っていった。

 

しばらく外を見ていると、前の席から軽く黄色い声が上がった。視線を送れば──木場が前の車両から来ていたようだった。俺を確認するなり、こちらへ歩を進めてくる。

 

「見て!木場くんと兵藤くんのツーショットよ!」

 

「いいわぁ……」

 

「兵藤×木場きゅんは鉄板なのね!」

 

……まあ、そんな女子の会話はいいとして。  

 

「隣、座るよ?」

 

 そうこうしているうちに隣の空いている席に木場が座った。

 

「……どうした?」

 

「あちらに着いたときの行動を聞きたくてね。いちおう有事の際を想定してさ」

 

 

 

「あー、別クラスだからな。おまえ、明日どこから行くんだっけ?」

 

 

 

三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)から行くつもり。そちらは?」

 

 

 

「清水寺からかな。そのあと、銀閣寺と金閣寺。三か所比べると距離あるけど、一番有名な名所を一気に回るハードな二日目だ。で、三日目は天龍寺からゆっくり攻める」

 

 

 

「天龍寺か。僕の班も三日目にそこへ行くよ。時間があえば渡月橋あたりで会えるかもね。最終日は?」

 

「京都駅周辺を探索しながらお土産買って終了だ。イリナが京都タワー登りたいって言ってたな、そういえば」

 

 

 

 班ごとのスケジュールは事前に立てて、先生に報告済みだ。班ごとの専用しおりまで作らされたもんな。

 

そのあと、話題は別の事柄になった。

 

グレモリー家でのとある儀式のあと、アジュカ・ベルゼブブさまに個人的なアドバイスをいただいたことだ。

 

「アドバイス?」

 

「ああ、プロモーションで俺の力を今より活用する方法だな」

 

 

そういったことを話して、木場は自分のクラスの車両へ戻っていった。  

 

 

 

 ……京都に着くまで時間がある。神器のなかに潜ろうと思う。これで通算何回目だろうか。かなり潜ってる。悪魔稼業を終えて、風呂に入ったあと、寝る前に必ず一度はやっているし、土日も潜っていた。

 

 

 

 すべきことはただひとつ。──歴代の先輩たちと話す!

 

 

 

 目を閉じて、ドライグに意識を任せることで神器のなかに入り込んでいく。

 

 

 

 …………。

 

 

 

 ……暗い場所を抜けていくとそこには白い空間が出現する。広くて、ただ白い空間だ。

 

 

 

 テーブル席が置かれ、そこには歴代の先輩たちが座り、うつろな表情でうなだれている。

 

 

『どうも、俺です。また来ました』

 

 

 などと話しかけてみても返事などなく……。

 

 

 

 俺と年齢と体格が似ている先輩に話しかけても……反応なし。

 

 ドライグの声が上から聞えてくる。

 

『そいつは歴代のなかでおまえと同い年ぐらいの赤龍帝だった。才能に恵まれていてな。「覇龍」に目覚めるのも早かった。──が、力に溺れ、油断したところを他の神滅具所有者に屠られた』

 

『白龍皇ではなくてか?』 

 

『ああ、力に溺れれば相手が白龍皇でなくとも暴れる。あちらにも同様の所有者が過去にいただろう。「覇」の力はその力を一時の間、覇王にするが……。いつの時代も覇王は栄えない。長く続かないものだ。それが世の常だな』

 

 

 

 ドライグの声音はまるで自分自身を語るような言い方だった。こいつも過去に力に溺れきったんだろう。

 

『それでも大切なものはあったんだよな?』

 

 

 

 先輩は何も言わないが、きっとあったと思う。それでも力に流された。大切なもののために力を求める。 

 

『……我、目覚めるは覇の理の全てを奪いし二天龍なり、か』

 

『相棒』

 

 

『全部は唱えない。ただ、わからないことがある。無限と夢幻。なぜ嗤って、憂うんだ?』

 

 

そんなふうに前にドライグから教えてもらった、覇龍発動の呪文に関しての疑問を口にしていたときだった。

 

 

 

『無限はオーフィス。夢幻はグレードレッドを意味するの。オーフィスを嗤い、同じ赤いドラゴンであるグレードレッドを憂いたって感じたのかしら。この呪文、誰が作ったかまでは謎なのよね。やっぱり、神さまかしら?』

 

 

 

 ──っ。第三者の声。そちらへ顔を向ければ──若い女性が立っていた。ウェーブのかかった長い金髪。スレンダーな体。スリットの入ったドレスを着た美人のお姉さんだった。

 

『エルシャさんか』

 

『はーい、イッセー。いらっしゃい』

 

彼女の名前はエルシャさん。彼女もかつての『赤龍帝の籠手』の所有者だ。歴代の中でも一、二を争うほど強かったらしい。女性限定で言えば最強だったのだとか。

 

神器のなかでも奥に引っ込んでいるから普段はここまで出てこないという話だ。……俺が来たときは出てくるけど。

 

『ベルザードさんは?』

 

俺はそう訊く。ベルザードさんとはエルシャさんと共に歴代最強の赤龍帝だ。男の方の。白龍皇を二度も倒した男だとドライグが言っていた。

 

 

『今は奥にいるわ』  

 

俺を最初に認めてくれたのはその最強の二人だった。なんでも、以前より俺の事を認めてくれていたらしく、シャルバとの戦いで「覇龍」を発動したあとでここに来た時、エルシャさんに出会い、「待ってたわよ」と言って抱きしめられキスをされた。……あれは良かった。  

 

『それでね、これを渡してくれって』

 

 

 

 彼女が取りだしたのは──鍵穴のついた箱だった。

 

 

 

『あなた、現ベルゼブブに「鍵」をもらったんでしょ』

 

 

 

『ええ』

 

 

 

 パァ……。突然、手元が光り、小さな鍵が現れた、意識したわけじゃないけど、鍵が出てきたよ。これがアドバイスと一緒にベルゼブブさまからいただいた「鍵」か。

 

 

 

 エルシャさんが笑む。

 

 

 

『「鍵」ってそのもののことをさしていたわけじゃないけど、手っ取り早く「鍵」も箱もそれらしいもので表現できたみたいね。この箱は赤龍帝のデリケートで、可能性に満ちた部分が入っているのよ。本来開けちゃいけないイタズラできない部分。けれど、ベルザードがね、あなたならやれるんじゃないかって言うのよ。私もそう思うわ』

 

 

 突然、エルシャさんが「ふふふふふ!」と笑い出す。

 

 

 

『モテモテドラゴン!色龍帝! ベルザードと一緒に見てたわ。ここに来て、初めて私も彼も大笑いしたわよ』

 

 

 

 と、カラカラと笑っていた。……恥ずかしいな。 先輩に見られていたなんて。

 

 

『恥ずかしがらないで。ドライグも悩まないで、楽しみなさいよ。こんなにおもしろい赤龍帝は初めてだわ。「覇龍」の不気味で呪われた呪文に屈しない。あなたは歴代最強の赤龍帝になるわ』

 

……それはいいお墨付きだ。

 

『だからこそ、私も彼も決心がついた。あなたを信じるわ』

 

 

 

 俺は箱を受け取り、「鍵」を鍵穴に近づけてみた。……ちょうどのサイズだ。きっと合うんだろう。

 

 

 

『あなたと今回の白龍皇はいままでと別物ね。お互いを求めているわりに、目標が別にある。なにかしらね。私たちがガチってたのが馬鹿らしくなるわ。──お開けなさい。ただし、開けたら最後まで責任を持つこと。半端はダメ。何が起こってもそれを受け止めて一歩を踏み込むの』

 

『……わかりました』 

 

 俺はエルシャさんにそう言われながら、鍵穴に鍵を入れ──カチリと箱を開けたのだった。

 

 

 

 ──その瞬間、まばゆい光に包まれ──。

 

 

 

 …………。

 

 

 

 ……目を開けたら、新幹線のなかだった。

 

 

 

 ……あれは夢? ドライグ?

 

 

 

『いや、おまえはエルシャから箱を受け取り、開けたぞ』

 

 

 

 ……そうか。じゃあ、箱の中身は?

 

 

 

『わからん』

 

 

 

 おい!……特別変わったことは体に起きてないな。

 

 

 

 神器のほうはどうだ?

 

 

 

『そちらのほうも変化なしだ。……ただ、箱の中身は外に飛びだしていった気がするのだが……』

 

 

 

 ……な、な、な、なんだとっ!?

 

 

マジか! 俺の可能性が飛びだしていってしまったのか! このまま消失なんてシャレにならないぞ! エルシャさんだけじゃなく、アザゼル先生やベルゼブブさまに会わせる顔がなくなる! せっかくここまで協力をいただいたのに!

 

 

 

『慌てるな。あれはおまえのものだ。必ずおまえのもとに帰ってくる。そういう因果を持っているのだからな』

 

 

……そうか……?

 

 

 

 

『間もなく京都に到着します』

 

 アナウンスが流れた。俺たちはそのアナウンスを聞いてそれぞれが下りる準備に入る。新幹線が駅のホームに停車し、俺たちは荷物を持って、外へ出た。

 

   

「京都か」

 

古都への一歩を踏み出す。

 

京都駅の天井は広いアトリウム。

 

エスカレーターも多い。

 

東京に負けてない気がするよ。

 

 

「見ろ、アーシア! 伊○丹だ!」

 

「はい! ゼノヴィアさん! 伊○丹です!」

 

 

 

興奮気味のゼノヴィアとアーシア。

 

目につくもの全てに反応してる。

 

本当に楽しそうだな。

 

「天界にもこんな素敵な駅が欲しいわ!」

 

イリナはちがう方向で興味津々らしい。

 

「集合場所はホテル一階ホールだったわね。ほーら、男子ぃ、あとアーシア、ゼノヴィアっち、イリナさんも駅に夢中になるのも良いけど、さっさと集まらないと午後の自由時間無くなるわよ!」

 

全員が集まった所で桐生はしおりを出して位置を確認していた。

 

「えーと、ホテルは駅周辺なのよね……。今出てきたのが西改札口だから……バス停方面に出て、右方向に動きながら……」

 

「とりあえず、外出ようぜぇ。いつまでも駅ん中じゃ前に進めねぇし」

 

「松田、知らない土地で迷ったら大変なのよ。1人の判断ミスで容易に戦死者が出るわ」

 

 

「ここは戦場かよ!」

 

 

「いや、松田。桐生の意見は正しい。チームワークは大切だ。ここはボスの桐生に任せよう。京都は既に私達に牙を向いているかもしれない」

 

 

ノリノリだな……。

 

 

ゼノヴィアの説得力ある凄みに松田は「わかりましたよ……」とうなだれるだけだった。

 

「ヒィィィ!お助けぇぇ!」

 

何だ?声が聞こえたほうを見ると不良っぽいやつらが見た目はヒョロっとしてて頼りなさ気な感じの男性から逃げていたところだった。

 

「どうした伊藤! お前そんなアグレッシブなキャラじゃなかっただろ!?」

 

 

 

「俺にもわからん! だが、女性に迷惑をかけようとしたのが許せなかったんだ!」

 

 

 

「なんだかあの人、イッセーさんみたいです」

 

 

「そうか?」

 

「そうそう。イッセーくんって昔から泣いてる人とか見るのが嫌いだったよね」

 

「誰かの為に怒る所もお前とそっくりだな」

 

……ふむ。

 

「よし、把握!いざ行かん!」

 

 

 

しおりを見終わった桐生の先導のもと、俺たちは京都駅を出て古都へと歩み出した。

 

 




だらしなく口を半開きにしている。本当に軽く、その歯がチラッと見えるほどの開け方。

「ぱーでしたぁ~♡またしましょう♡ちゅー♡」


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