※この作品はR-18です。

ハイスクールDXD~転生した最強の覇者~   作:グルジオ

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ロスヴァイセさんとの京都での朝の情事、続き★


お互い裸になり、ロスヴァイセさんが仰向けになっている俺のペニスに顔を近づける。

 

「んっ……はぁっ……♡このオチンポ、本当にいやらしいにおいがして……身体が火照ってしまいます。今日は、まずパイズリをしますね……♡私のこの胸……おっぱいでイッセーくんのオチンポを挟んで動かして刺激しますね?」

 

ロスヴァイセさんは俺のペニスを大きな両胸で挟み込み、むにゅむにゅと圧迫する。

 

 

「むにゅむにゅ~っ♡どうですかイッセーくん?気持ちいいですか?」

 

「ええ、気持ちいいですよ。ロスヴァイセさん」

 

「そう言ってもらえてうれしいです……♡このままオチンポにキスをします……♡ちゅっ♡」

 

ロスヴァイセさんはおっぱいの間から出た亀頭の先にちゅっ、とキスをする。

 

「ああ……♡愛しいイッセーくんのオチンポとキス……♡その、もう少しエッチな感じでいきますね……ちゅっ♡ちゅっ♡むにゅむにゅ♡オチンポちゅっちゅっ♡むにゅむにゅ♡」

 

ロスヴァイセさんは何度も俺のペニスにキスをし、おっぱいでむにゅむにゅと圧迫する。

 

「どうですかイッセーくん?」

 

「気持ちいいです。一度出します」

 

「飲ませてください♡イッセーくんの精液飲ませて♡んっ♡じゅぽっ♡じゅぽっ♡じゅぽじゅぽっ♡」

 

ロスヴァイセさんが俺のペニスをじゅぽじゅぽとフェラする。

 

「でるっ!」

 

ビュッ!ビュウウウウゥッ!

 

ロスヴァイセさんの口内を精液が満たし、唇の端からこぼれる。

 

「んぐっ……んっ…………ぷはぁっ♡どちらかというと苦いはずなのに美味しいです♡んっ、ちゅぱっ……♡」

 

ペニスから口を離し、垂れた精液を指で掬って口に入れるロスヴァイセさん。

 

 

「イッセーくん♡もっとエッチなことしますね……♡」

 

ロスヴァイセさんは俺の顔にお尻を乗せ、むぎゅうぅぅっと押しつけてきた。

 

「あぁん♡どうですかイッセーくん?気持ちいいですか?よいしょ、よいしょ♡あぁん♡」

 

ロスヴァイセさんはむぎゅむぎゅとお尻を押しつけ続けている。そのままスリスリと俺の顔に擦り付ける。

 

そうして今度はがに股になってペニスをオマンコに向ける。

 

「そろそろオマンコにオチンポ挿入ますね♡んっ……♡」

 

じゅぷぷぷぅぅっ♡

 

「あぁぁ~んっ!イックゥ~‼」

 

ビュッ!ビュウゥッ!

 

ロスヴァイセさんがアソコから潮をふいた。イったようだ。

 

「気持ちいいです♡もっと♡もっとぉ~♡」

 

 

じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷっ!

 

激しく腰を振るロスヴァイセさん。自らの胸を揉んでさらに興奮を高めている。

 

「ロスヴァイセさん、とてもエッチで素敵ですよ!もっと感じてください!」

 

俺も下から腰を何度も突き上げロスヴァイセさんの子宮口をペニスで突きまくる。

 

 

「あんっ♡あんっ♡あぁ~~ん♡ダメ♡またイク、イックゥ~‼」

 

俺もロスヴァイセさんの尻を掴んで子宮口にペニスの先端を密着させ子宮の中に精液を流し込む。

 

 

「~~~~♡はぁ……はぁ……気持ちよかったです、イッセーくん♡」



キスの描写あったし☆つけときます。


VS英雄派、その二☆

『ゴガァァァァァッ!』

 

 

不気味な鳴き声を唸らせたアンチモンスターの群れが突っ込んできた。

 

 

木場とゼノヴィアが前線に立つ。

 

 

 

「木場、悪いが聖剣を一振り創ってくれ」

 

 

 

「了解。キミは二刀流の方が映えるからね」

 

 

 

木場が素早く手元に剣を一振り創り出すと、駆け出したゼノヴィア目掛けて放り投げる。

 

 

空中で聖剣をキャッチしたゼノヴィアはアスカロンとの二刀流で敵陣に突っ込んでいった。

 

 

 

ゼノヴィアの豪快な斬戟でアンチモンスターが大量に消えていく。

 

 

アンチモンスターの一匹が口を大きく開けて光線を放とうとしたが───放たれた光線はゼノヴィアの前方に入った木場の聖魔剣によって弾かれた。

 

 

 

弾かれた光線が離れた位置にある建物を崩壊させる。

 

 

 

「このぐらいの光なら、当たらなければ問題じゃない」

 

 

「いや、当たる前に倒せば良いだけだ」

 

 

 

二刀流でアンチモンスターを切り払いながらそう返すゼノヴィア。

 

 

 

同じ『騎士』でもバトルスタイルは全く違うな。

 

 

 

「曹操、お前は俺がやらしてもらおうか!」

 

 

 

先生がファーブニルの宝玉を取り出し、素早く人工神器の黄金の鎧を身に纏った。

 

 

十二枚の黒い翼を展開すると、高速で曹操に向かっていく。

 

 

「これは光栄の極み!聖書に記されし、かの堕天使総督が俺と戦ってくれるとは!」

 

 

 

曹操は桂川の岸に降り立つと不敵な笑みで槍を構えた。

 

 

槍の先端が開くと光り輝く金色のオーラが刃を形作り、この空間全体の空気が震える。

 

 

先生の光の槍と曹操の聖槍がぶつかり、強大な波動が生み出された。

 

その衝撃で桂川が大きく波立ち、舞い上がった水飛沫が周囲に雨の如く飛び散っていく。

 

 

先生と曹操は攻め合いながら川の下流の方へ向かって岸を駆けていった。

 

 

 

曹操は一先ず先生に任せて、俺達は残りの相手をやるか。

 

 

 

現在の戦力メンバーは俺、木場、ゼノヴィア、イリナ、先生のみ。

 

まずは回復役のアーシアと九重を守る壁役を作らねばならない。

 

司令塔のリアス、リアスのサポート兼後方支援の朱乃、打撃+サポートの小猫、索敵+サポートのギャスパー、魔法攻撃の砲台役であるロスヴァイセはここにいない。

 

……さて、ではどうするか……よし。

 

「ゼノヴィア!お前はアーシアと九重の護衛に回れ!聖なるオーラを飛ばしてこっちに近付く敵を倒すんだ!」

 

 

 

「───っ。了解だ!」

 

 

 

ゼノヴィアが俺の指示に応じて素早く後方に下がり、アーシアの護衛に入った。

 

「木場!お前、光を喰う魔剣が創れたよな?」

 

 

「え?うん。───そうか!」

 

 

俺の問いに木場は直ぐに理解し、闇の剣───『光喰剣』を何本か創り出して仲間の悪魔達に放り投げる。

 

 

 

「その剣は普段、柄のみだ!闇の刀身を出したい時は剣に魔力を送ってくれ!」

 

 

木場からの補足説明もあり、俺も追加指示を送る。

 

「ゼノヴィア、危うくなったらそいつを盾代わりに光を吸え!アーシアも不慣れかもしれないが、そいつを持っているんだ!無いよりマシだ!」

 

 

「やるな、イッセー!」

 

 

「は、はい!」

 

 

 

ゼノヴィアは柄のみの闇の剣をスカートのポケットに入れる

 

 

俺は木場から貰った闇の剣をアスカロンが抜けた籠手の穴に嵌め込み───闇の盾を作り上げた。

 

 

 

「後は……イリナ!ゼノヴィアの代わりに木場と前線に立て!天使のお前なら光は弱点じゃないだろ?」

 

 

 

「じゃ、弱点じゃないだけでダメージは受けるんだけど、悪魔ほどの傷は貰わないわ。────分かった!私、やってみるよ!ミカエル様のAだもん!」

 

 

 

イリナは純白の翼を羽ばたかせてゼノヴィアがいた前衛ポジションに行く。

 

 

光の剣を出現させたイリナは空中を飛び回ってアンチモンスターを撹乱し、隙を見て一気に屠っていった。

 

 

俺は中衛として戦う!

 

 

 

「『僧侶』にプロモーションするぞ、アーシア!」

 

 

 

「はい!」

 

 

 

アーシアの同意を得て俺は『僧侶』に昇格する!

 

 

 

『僧侶』になった理由は魔力攻撃の強化、単純ながら威力はお墨付きである。

 

 

 

「行くぜ、ドラゴ・ショット乱れ撃ち!」

 

 

 

俺は闇の盾を構えつつ、右腕から中規模のドラゴ・ショットをアンチモンスターと英雄派目掛けて乱れ撃ちで放った。

 

 

 

英雄派の連中は避けながらも掠る者もいるが、アンチモンスターは砲撃を受けて大量に消え去っていく。

 

 

闇の盾で光線を防ぎ、九重の方に放たれた光線もドラゴ・ショットで撃ち落とす。

 

 

「九重!もう少し後方に下がれ!」

 

 

「す、すまん」

 

 

ゼノヴィアも聖剣の波動を放って前方にいるアンチモンスターを撃破する。

 

 

しかし、レオナルドと呼ばれる少年は足下の影から何度も何度もアンチモンスターを生み出していく。

 

 

 

大量のアンチモンスターが放つ光線を打ち込まれても、すかさずアーシアが回復のオーラを飛ばしてくれるので大事には至らない。

 

 

 

 

向かってくるのはアンチモンスターだけで、英雄派の連中は未だに攻撃の姿勢を見せていない。

 

 

 

高みの見物のつもりか?

 

 

 

そう思っている俺のもとに襲来する人影が複数現れた。

 

 

 

制服姿の女の子数名が槍───或いは剣を携えて突貫してくる。

 

 

「赤龍帝の相手は私達がします!」

 

 

 

「────っ。やめておけ、女性では赤龍帝には勝てないよ!」

 

 

 

腰に何本も帯剣した白髪の優男がそう叫ぶが、俺は既に迎撃準備を整えていた。

 

「その胸の内、言葉を解放しろ!『女語翻訳』ッ!」

 

 

俺は脳内に送った魔力を英雄派女子達に向かって解き放った。

 

 

 

 

その瞬間、俺を中心に謎の空間が広がっていく。

 

 

 

「さあ、俺に心の内を話してごらん」

 

 

『動きで翻弄した後、連携攻撃を叩き込むのよん』

 

 

 

『私は右から攻めるぞな』

 

 

『こちらは正面からなんだな』

 

 

 

俺は胸の内の声を聞いた直後に開眼し───。

 

   

 

「龍星乱流!」

 

 

凄まじい風で纏めて吹き飛ばした。

 

「やはり、女では赤龍帝には勝てないか。流石だよ、モテモテドラゴン。ウワサの技、見させてもらった。男にはできないけどね」

 

白髪の優男が冷静に分析しながらそう言う。

 

 

 

「まあ、この技、異性ととらえた奴限定だしな」

 

優男はニッコリ笑んだ後、他の英雄派のメンバーに言う。

 

 

 

「皆も気を付けてほしい。今の赤龍帝は歴代で最も才能、或いは可能性を秘め──その強大な力に溺れず、使いこなす危険な赤龍帝だよ。強大な力を持ちながら、その力に過信しない者ほど恐ろしい物は無いね」

  

「そこまでこちらを評価してるんだな」

 

 

「キミ達が思っている以上には現赤龍帝の存在は危険視されるに値する物だと僕達は認識している。同様にキミ達の仲間の眷属と───ヴァーリも。……さて、僕もやろうかな」

 

 

 

白髪の優男が一歩前に出て腰に携えていた鞘から剣を抜き放つ。

 

 

 

「初めまして、グレモリー眷属。僕は英雄シグルドの末裔、ジーク。仲間は『ジークフリート』と呼ぶけど、ま、そちらも好きなように呼んでくれて構わないよ」

 

 

ジークフリートの顔をずっと怪訝そうに見ていたゼノヴィアが何か得心したような表情となる。

 

 

 

「……何処かで見覚えがあると思っていたが、やはりそうなのか?」

 

 

 

ゼノヴィアの言葉にイリナが頷く。

 

 

 

「ええ、だと思うわ。あの腰に帯刀している複数の魔剣から考えて絶対にそう」

 

 

 

「どうした?あの男に覚えがあるのか?」

 

 

 

俺の問いにゼノヴィアが答える。

 

 

 

「あの男は悪魔祓い────私とイリナの元同胞だ。カトリック、プロテスタント、正教会を含めて、トップクラスの戦士だ。───『魔帝ジーク』。白髪なのはフリードと同じ戦士育成機関の出だからだろう。あそこ出身の戦士は皆白髪だ。何かの実験の副作用らしいが……」

 

 

 

悪魔祓いと言う肩書きに俺はフリードを思い出し、嫌な気分になってしまう。

 

 

 

「ジークさん!あなた、教会を────天界を裏切ったの!?」

 

 

 

イリナの叫びにジークフリートは愉快そうに口の端を吊り上げた。

 

 

「裏切ったって事になるかな。現在、『禍の団』に所属しているからね」

 

 

 

「……なんて事を!教会を裏切って悪の組織に身を置くなんて万死に値しちゃうわ!」

 

 

「……少し耳が痛いな」

 

 

ジークフリートの言葉にイリナが怒り、そのイリナの言葉にゼノヴィアはポリポリと頬を掻いていた。

 

 

元々ゼノヴィアも破れかぶれで悪魔になった身分である……。

 

 

 

ジークフリートはクスクスと小さく笑った。

 

 

 

「良いじゃないか。僕がいなくなった所で教会にはまだ最強の戦士が残っているよ。あの人だけで僕とデュランダル使いのゼノヴィアの分も充分に補えるだろうし。案外、あの人は『御使い』のジョーカー候補なんじゃないかな?───と、紹介も終わった所で剣士同士やろうじゃないか、デュランダルのゼノヴィア、天使長ミカエルのA───紫藤イリナ、そして聖魔剣の木場祐斗」

 

 

 

教会関係者だった三人に宣戦布告するジークフリートは手に持つ剣に不気味なオーラを纏わせた。

 

 

 

そうこうしてる内に木場が神速で斬り込む。

 

 

 

ガギィィィィンッ!

 

 

 

聖魔剣を真っ正面から受けて尚、ジークフリートの剣は不気味なオーラを微塵も衰えさせなかった。

 

 

 

「───魔帝剣グラム。魔剣最強のこの剣なら、聖魔剣を難無く受け止められる」

 

 

 

鍔迫り合いを見せる両者。

 

 

直ぐに飛び退いて体勢を立て直した後、再び火花を散らしながら壮絶な剣戟を繰り広げ始めた。

 

 

……木場と互角、いや、少しずつジークフリートの方が押している。

 

 

神速で動く木場の動きをジークフリートは見切り、目で追えない程のスピードで斬りかかっても当然の様に受け止めていた。

 

 

 

木場のフェイントを織り混ぜた攻撃もジークフリートは最小限の動きだけでいなし、自身の魔剣を繰り出す。

 

 

木場は避けるだけで精一杯、カウンターも出来ない状態だった。

 

 

 

「うちの組織では、派閥は違えど『聖王剣のアーサー』、『魔帝剣のジークフリート』として並び称されている。聖魔剣の木場祐斗では相手にならない」

 

 

 

「あのアーサーと同格か。今の木場では……加勢した方が良いか?」

 

そんな俺の視線の先に、木場とジークフリートの剣戟に乱入する者がいた。

 

 

 

ゼノヴィアが横からジークフリートに斬りかかり、木場の加勢をする。

 

「ゼノヴィア!」

 

「木場!お前一人では無理だ!悔しいかもしれないが、私も加勢する!」

 

 

「────っ。ありがとう!」

 

 

 

「私も!」

 

 

 

木場はゼノヴィアとの同時攻撃に乗り、更にイリナも参戦して三対一のバトルとなる。

 

 

 

かなり高速の斬戟が四者の間で起こるが、三人相手でもジークフリートは魔剣一本でいなしていき、数を物ともしない。

 

 

 

木場が神速で分身を生みながら撹乱させて死角からの攻撃の構えを取り始め、ゼノヴィアは上空から強大なオーラを纏った聖剣で斬りかかった。

 

 

更にイリナが空を滑空しながら、背後から光の剣で突き刺そうとする

 

 

 

この同時攻撃ならどうだ?

 

 

ジークフリートは背後から迫るイリナの攻撃を振り返らずに魔剣で防ぐ。

 

 

 

更に空いた手で腰の帯剣を一本抜き放ち、上空から斬りかかってきたゼノヴィアの剣を一本破壊する。

 

 

 

木場が渡した聖剣がガラスの如く儚い音を立てて砕け散った。

 

 

 

「───バルムンク。北欧に伝わる伝説の魔剣の一振りだよ」

 

 

ジークフリートは余裕の表情で言うが、まだ木場の死角からの攻撃が終わっていない。

 

 

 

両手は二本の魔剣で塞がっているので避ける術が無い。

 

 

横薙ぎの一閃がジークフリートの横腹に入る寸前────。

 

 

 

ギィィィィンッ!

 

 

金属音が鳴り響く。

 

 

木場の聖魔剣はジークフリートが新たに鞘から抜いた魔剣によって防がれていた。

 

「ノートゥング。こちらも伝説の魔剣だったりする」

 

三本目の魔剣よりも驚くべき事がある。

 

 

 

既に二本の魔剣を持っているジークフリートが何故三本目の魔剣を持てるのか?

 

 

 

その答えは───ジークフリートの背中から生えた三本目の腕が魔剣を握っていたからだ。

 

 

 

銀色の鱗に包まれた腕……それはまるでドラゴンの腕のようだった。

 

 

 

驚く木場達にジークフリートは笑みながら言う。

 

 

 

「この腕かい?これは『龍の手』さ。ありふれた神器の一つだけれど、僕のはちょいと特別でね。亜種だよ。ドラゴンの腕みたいな物が背中から生えてきたんだ」

 

「『龍の手』。確か『赤龍帝の籠手』の下位版だったな。亜種って……背中から腕が生えてくるのか」 

 

 

 

木場の表情がより厳しい物に変わる。

 

 

「……同じ神器使い。けれど、あちらは剣の特性どころか、その神器の能力すらまだ出していない、か」

 

 

 

「ついでに言うなら、禁手にもなっていないけどね」

 

 

 

残酷な報告が追い討ちを掛ける。

 

確かに実験を繰り返していた英雄派の構成員が禁手になれない筈が無い。

 

 

ジークフリートは素の状態で木場、ゼノヴィア、イリナの三人を圧倒していた。

 

 

 

俺の前に先生が降り立った。

 

 

 

同様に英雄派の中心に曹操が戻ってくる

 

 

 

チラリと二人が攻撃を打ち合いながら向かった下流方面を遠目に見やると───煙が上げる焦土と化していた……。

 

 

先生は恐らく英雄派が創った空間だからと遠慮無しに攻撃を打ち込んだのだろうな。

 

先生の鎧は所々壊れており、黒い翼もボロボロだった。

 

一方、曹操の方も制服や羽織っている漢服が破れていた。

 

しかし、伝説の存在でもある堕天使の総督と一戦交えて負傷が少ない事に驚きを隠せないな。……これが英雄派のトップか。

 

 

 

「……心配するな、イッセー。お互い本気じゃない。ちょっとした小競り合いだよ」

 

 

「小競り合いで下流の地域が崩壊しているんですけど」

 

 

曹操は首をコキコキ鳴らしながら言う。

 

「いい眷属悪魔の集団だ。これが悪魔の若手でも有名なリアス・グレモリー眷属か。もう少し、楽に戦えると思ったんだが、意外にやってくれる。俺の理論が正しければ、このバカげた力を有するグレモリー眷属を集めたのは兵藤一誠───キミの力だ。身体機能と魔力の才能もあり、ドラゴンの持つ他者を惹き付ける才能は歴代でもトップクラスだと思うよ。ほら、ドラゴンは力を集めるって言うだろう?キミの場合は良くも悪くもその辺が輝いていたって事だね。連続する名うての存在の襲来、各龍王との邂逅、そして多くに支持されている『モテモテドラゴン』が良い例だ。『王』無き眷属をこの状況で冷静に対処出来た。まだ甘いところもある手配だが……今より手慣れたら怖くなるかもしれない」

 

……英雄派は今まで俺たちが相手にしてきた旧魔王派とは根本的に違うな。

 

俺の場合、前世からだが、戦術は不得意なんだよな。

 

 

旧魔王派などは基本的に小馬鹿にしてきたので、とりあえずその隙を突いて勝ってきた。

 

 

先生が曹操に改めて問う。

 

 

「一つ訊きたい。貴様ら英雄派が動く理由は何だ?」

 

 

 

「堕天使の総督殿。意外に俺達の活動理由はシンプルだ。『人間』として何処までやれるのか、知りたい。そこに挑戦したいんだ。それに悪魔、ドラゴン、堕天使、その他諸々、超常の存在を倒すのはいつだって人間だった。────いや、人間でなければならない」

 

「英雄になるつもりか?って、英雄の子孫だったな」

 

 

曹操は人差し指を青空に真っ直ぐ突き立てた。

 

 

 

「弱っちい人間の細ささやかな挑戦だ。蒼天の下、人間のまま何処まで行けるか、やってみたくなっただけさ」

 

先生が嘆息しながら俺に言う。

 

 

 

「……イッセー、油断するなよ。こいつは───旧魔王派、シャルバ以上の強敵だ。お前らを知ろうとする者はこれから先、全て強敵だと思え。特にこいつはその中でヴァーリと同じぐらい危険性が抜きん出ている」

 

 

 

「ヴァーリと同じぐらいか……まあ、最強の聖槍を持っているだけでも相当な強敵だろう」 

 

 

先生が揃った事で両陣営が改めて身構える

 

英雄派は未だにアンチモンスターを生み続けている。

 

 

第二波の戦闘が始まろうとしたその時───俺たちと英雄派の間に一つの魔方陣が輝かせながら現れた。

 

 

今まで見た事の無い紋様だな。

 

 

 

「───これは」

 

 

 

先生は何か知っているようで、怪訝に思っている新達の眼前に現れたのは魔法使いの格好をした可愛らしい外国の女の子だった。

 

帽子にマント、まさに魔法使いの格好で歳は中学生くらいだ。

 

女の子はクルリと俺たちの方に体を向けると、深々と頭を下げてきた。

 

 

ニッコリと笑顔で俺たちに微笑み掛ける。

 

 

「初めまして。私はルフェイ。ルフェイ・ペンドラゴンです。ヴァーリチームに属する魔法使いです。以後、お見知りおきを」

 

 

 

「ヴァーリチーム?何でヴァーリの仲間がこんな所に?」

 

 

 

先生が魔法使いの女の子───ルフェイに訊く。

 

 

「……ペンドラゴン?お前さん、アーサーの何かか?」

 

 

「はい。アーサーは私の兄です。いつもお世話になっています」

 

 

「アーサー……あの聖王剣使いの妹か。こんな可愛い妹がいたのか」

 

 

俺が感心する中、先生は顎に手をやりながら言う。

 

 

 

「ルフェイか。伝説の魔女、モーガン・ル・フェイに倣った名前か?確かにモーガンも英雄アーサー・ペンドラゴンと血縁関係にあったと言われていたかな……」

 

 

 

ルフェイが目を爛々と輝かせながら俺に視線を送っていて、俺に近付くと手を突き出してくる。

 

「あの……私、『色龍帝モテモテドラゴン』の大ファンなのです!差し支えないようでしたら、あ、握手してください!」

 

俺は突然握手を求められて若干反応に困るが、とりあえず「ありがとう」と言って微笑んで握手に応じた。

 

 

 

「やったー!ありがとうございます!じゃあこれを…♡お礼です♡」

 

そう言ってルフェイは俺の両頬に手を添えて目を閉じ───やわらかい唇を重ねてきた。…………は?

 

「んっ……♡ちゅっ……ちゅぷっ♡ちゅっ♡ちゅ……ちゅっ♡んっ……ちゅぱっ……ちゅっ♡」

 

…………舌も絡めてきてるし。ルフェイが「ぷはぁっ♡」と唇を離すと唾液の糸がひかれる。

 

「私、実のところあなたに恋い焦がれちゃってるんです……♡あなたのことを考えると、身体が火照っちゃうんです♡」

 

……あらら。 

 

 

 

曹操側も呆気に取られるが、曹操が頭をポリポリ掻きながら息を吐く。

 

 

 

「ヴァーリの所の者か。それで、ここに来た理由は?」

 

 

曹操の問いにルフェイは屈託の無い満面の笑顔で返した。

 

 

 

「はい!ヴァーリ様からの伝言をお伝え致します!『邪魔だけはするなと言った筈だ』────だそうです♪うちのチームに監視者を送った罰ですよ~」

 

 

 

ドウゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!

 

ルフェイが可愛く発言した直後、大地を揺り動かす程の震動がこの場を襲う。

 

ガゴンッと何かが割れる音がして、そちらに視線を送ると、地面が盛り上がって何か巨大な物体が出現する寸前だった。

 

地を割り、砂を巻き上げながら姿を現したのは────雄叫びを上げる巨人らしき物だった。

 

 

 

『ゴオオオオオオオォォォォォオオオッ!』

 

 

 

無機質な物で創られたようなフォルムに腕も脚も太く、全長十メートルはありそうな石の巨人。

 

 

 

先生が巨人を見上げて叫ぶ。

 

 

 

「───ゴグマゴクか!」

 

 

 

「はい。私達のチームのパワーキャラで、ゴグマゴクのゴッくんです♪」

 

ゴッくんって、そんな可愛らしく呼ばれてるのか?あれが?

 

「先生、あの石の巨人は何ですか?」

 

 

 

俺の問いに先生がゴグマゴクについて説明を始めた。

 

 

 

「ゴグマゴク。次元の狭間に放置されたゴーレム的な物だ。稀まれに次元の狭間に停止状態で漂ってるんだよ。何でも古の神が量産した破壊兵器だったらしいが……。全機が完全に機能停止だった筈だ」

 

 

「あんなのが次元の狭間にいるんですか?機能停止って、あれ動いてますけど?」

 

「ああ、俺も動いているのを見るのは初めてだ。問題点が多過ぎたようでな、機能停止させられて次元の狭間に放置されたと聞いていたんだが……動いてるぜ!胸が躍るな……ッ!────そうか。ヴァーリが次元の狭間でうろついていたのはグレートレッドの確認だけじゃなかったんだな」

 

先生の意見にルフェイが答えた。

 

 

 

「はい。ヴァーリ様はこのゴッくんを探していたのです。オーフィス様が以前、動きそうな巨人を次元の狭間の調査で感知したとおっしゃっておられまして、改めて探索した次第です」

 

 

「ヴァーリチームって他に誰がいるの?」

 

 

俺がルフェイに訊く。

 

 

 

あいつのことだから、他にもとんでもないメンバーを持ってそうだ。

 

 

「えーとですね。今のところは、ヴァーリ様、美猴様、兄のアーサー、フェンリルちゃん、ゴッくん、それから私の六名です」

 

 

 

そうか、六名か……。

 

「しかし先生、次元の狭間ってあんなのやグレートレッドがいるんですね……」

 

 

「次元の狭間は、ああ言う処分に困った物が行き着く先でもある。グレートレッドも次元の狭間を泳ぐのが好きなだけで実害は無いぞ。各勢力でもグレートレッドはブラックリストや各種ランキングに入る事は無い。あれは特例だ。つつかず自由に泳がせておけば良いものを……」

 

 

 

先生がそう呟く中、ゴグマゴグが英雄派に向かって巨大な拳を降り下ろした!

 

 

 

ゴゴゴゴゴォォォォオオオンッ!!

 

 

 

バカデカい破砕音と共に渡月橋を木っ端微塵に破壊した。

 

 

うん、ここが嵐山を模した空間で良かった。

 

じゃなかったら、嵐山の名物は一つ完全に無くなっていただろう。

 

 

 

ゴグマゴグの一撃は大量のアンチモンスターを吹き飛ばした。

 

 

 

英雄派のやつらはその場から飛び退き、橋の反対岸に着地する。

 

 

 

「ハハハハ! ヴァーリはお冠か! 監視を送っていたのが気に入らなかったようだな!」

 

 

 

曹操は愉快そうに高笑いすると、槍をゴグマゴグに向けた。

 

 

 

「伸びろっ!」

 

 

 

槍の切っ先が伸びて、ゴグマゴグの肩に突き刺さる!

 

 

 

あの槍、伸びるのか。

 

美猴の如意棒みたいだな。

 

 

ズズゥゥゥゥンッ!

 

 

 

ゴグマゴグの巨体がその一撃で体勢を崩して、その場に倒れる!

 

 

倒れた衝撃で辺りを大きく揺らした!

 

 

 

と、俺が壊れた橋の向こう岸を見たとき、ゆらりゆらりとおぼつかない歩みで英雄派に近づく者が目に映った……。

 

 

 

──ロスヴァイセさんだ。

 

 

 

「……ういー。ヒトが気分よく寝ているところにドッカン!バッタン!チュドーンって、うるさいんれすよ!」

 

 

 

……いまだに酔ってるよ。しかも怒ってる。

 

酔っぱらいの登場に英雄派の面々も間の抜けた表情になるが、グレモリー眷属の者と認識するやいなや、攻撃の態勢を取りだす。

 

 

 

「なんれすか?やるんれすか?いいれすよ。元オーディンのクソジジイの護衛ヴァルキリーの実力、見せてやろうじゃないれすかッ!!」

 

ロスヴァイセさんは大きく叫んだあと、自身の周囲に数えきれないほどの魔方陣を展開し始めた。

 

「全属性、全精霊、全神霊を用いた私の北欧式フルバースト魔法をくらえぇぇぇぇぇぇええええッ!!」

 

 

 

ズドドドドドオォォォォォォォォッ!!!

 

 

 

大量の魔方陣から凄まじい量の魔法が縦横無尽にぶっ放され、空中で幾重も軌道を変えながら英雄派の陣営の頭上に降り注ぐ。

 

炎、光、水、雷などのあらゆる魔法攻撃が町を丸ごとぶっ飛ばした。

 

家屋も道も跡形もなく消え去ったよ。

 

 

リアス、良い人材をゲットしたな……。 

 

 

 

と、俺の視界に霧が映る。

 

 

 

ロスヴァイセさんが放った魔法攻撃はあのメガネをかけ、制服の上にローブを羽織った青年が発生させた霧によって、英雄派のメンバーに届くことはなかったようだ。

 

 

 

あれが霧の使い手か。あの攻撃を防ぐとは……。

 

霧使いは手元からさらに霧を発生させて英雄派の全員を薄い霧で覆い始める。曹操が霧の中から言う。

 

「少々、乱入が多過ぎたか。───が、祭りの始まりとしては上々だ。アザゼル総督!我々は今夜この京都と言う特異な力場と九尾の御大将を使い、二条城で一つ大きな実験をする!是非とも制止する為に我らの祭りに参加してくれ!」

 

 

楽しそうに宣言する曹操。霧が辺り一帯に立ち込め、俺たちをも覆っていく。

 

 

 

そして視界が全部、霧に包まれた。

 

 

「お前ら、空間が元に戻るぞ!攻撃を解除しておけ!」

 

先生からの助言が飛び、俺はすぐさま鎧を解除した───。

 

 

 

 

一拍空けて霧が晴れた時、そこは観光客で溢れた渡月橋周辺だった。

 

 

俺たち以外、何事も無かったかの様に橋を往来していく。

 

 

 

「おい、イッセー。どうした、すげー険しい顔になってんぞ?」

 

「…………いや、何でもないよ」

 

 

他のメンバーも表情が険しく、ルフェイとゴグマゴクの姿は何処にも無かった。

 

 

 

恐らく霧が晴れたと同時に消えたのだろう。

 

 

 

ガンッ!

 

 

 

先生が電柱を横殴りしていた。

 

 

 

「……ふざけた事を言いやがって……ッ!京都で実験だと……?舐めるなよ、若造が!」

 

マジギレする先生。 

 

 

 

「……母上。母上は何もしていないのに……どうして……」

 

 

体を震わせる九重。……俺は九重の頭を撫で、改めて決意を固める。

 

 

曹操、お前は俺の手で潰す。

 

八坂も無事に取り戻してみせる。

 

覚悟しておけ。

 

───九重を泣かせたんだ。必ず潰す。

 

 

 

リアス、俺たちの修学旅行は思いがけないクライマックスを迎えそうだ。

 




かなり長めになりました。ご評価、ご感想、是非よろしくお願いいたします。
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