※この作品はR-18です。

ハイスクールDXD~転生した最強の覇者~   作:グルジオ

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戦いの終結、駒王学園への帰還

 

 

 

 

 

 

 

空間に現れた裂け目を見て、曹操が嬉しそうに笑む

 

 

 

 

「どうやら始まったようだ。あの魔方陣、そしてキミの膨大なパワーが真龍を呼び寄せたのかもしれないな」

 

 

 

 

曹操が皮肉げにそう言ってくる。

 

 

 

 

俺のパワーアップ現象がこの裂け目を生み出してしまったのだろうか……?

 

 

 

 

 

「ゲオルク、『龍喰者』を召喚する準備に取り掛かって───」

 

 

 

 

そこまで言いかけた曹操が言葉を止める。

 

 

 

 

 

その目が細くなり、空に出来た次元の裂け目を見て疑問の生じた表情となる。

 

 

 

 

「……違う。グレートレッドではない?……あれは、それにこの闘気……ッ!」 

 

 

 

オオオオォォォォォォン。

 

 

 

 空間の裂け目から姿を現したのは──十数メートルほどの、体が細長い東洋タイプのドラゴンだった。

 

 

 

 

 

 緑色のオーラを発しながら夜空を幻想的に舞うドラゴン。あれは──。

 

 

 

 

 曹操が叫ぶ。

 

 

 

 

「──西海龍童、玉龍かッ」

 

 

 

 

……五大龍王の一角、玉龍か。曹操は五大龍王の一角の登場に驚いていたが、すでにその視線はドラゴンの背に向けられている。

 

 

そこには小さな人影らしきものが一つあり、人影がドラゴンの背中から降りてくる。

 

 

 

何事も無かったかの如く地上に降り立った人影が言う。

 

 

 

「大きな『妖』の気流に『覇』の気流。それらによってこの都に漂う妖美な気質がうねっておったわ」

 

 

 

小さな人影は年老いた男性の声音でこちらへゆっくりと近付いてくる。

 

 

 

 

現れたのは金色の体毛に何やらサイバーなサングラス、法衣を纏った猿の様な人物だった。

 

 

 

手には長い棍の様な得物を持っており、首には大きい数珠がぶら下がっていた。

 

 

 

煙管を吹かしながら不敵な笑みを浮かべる。

 

 

 

 

「おー、久しい限りじゃい。聖槍の。あのクソ坊主がデカくなったじゃねーの」

 

 

 

 

猿の老人がそう言うと、曹操は目を細めて微笑んだ。

 

 

 

 

「これはこれは。闘戦勝仏殿。まさか、あなたがここに来られるとは。各地で我々の邪魔をしてくれているそうですな」

 

 

 

 

「坊主、イタズラが過ぎたぜぃ。儂がせっかく天帝からの使者として九尾の姫さんと会談しようと思っていたのによぉ。拉致たぁ、やってくれたもんだぜぃ。ったく、関帝となり神格化した英雄もいれば、子孫が異形の業界の毒なんぞになる英雄もいる。『覇業は一代のみ』とよく言ったもんじゃ。のぅ、曹操」

 

 

 

 

「毒、ですか。あなたに称されるのなら大手を振って自慢出来るものだ」

 

 

 

闘戦勝仏……初代孫悟空とはな。

 

 

 

アザゼル先生が言ってた強力な助っ人とはこの初代孫悟空の事だったのだ。

 

 

 

 

初代孫悟空が俺の視線に気付いたのか、シワクチャな口元を笑ませる。

 

 

 

 

「赤龍帝の坊や。よー頑張ったのぉ。良い塩梅の波動だ。もう無理はしなくて良いぜぃ?儂が助っ人じゃい。後はこのお爺ちゃんに任せておきな──玉龍、九尾を頼むぜぃ」

 

 

 

初代の爺さんが空を舞う玉龍に指示を出す。玉龍は大声で不満を漏らしていた。

 

 

 

『おいおい、来た早々龍使いが荒いぜ、クソジジイ!オイラ、ここに入るだけでチョー疲れてんですけど!てか、白龍皇の仲間の魔女っ子に手助けしてもらったんだけどよ!おわっ!つーか、ヴリトラだ!おいおいおい、狐と戦ってんのヴリトラだよ!どれぐらいぶりだぁ?』

 

 

 

 

テンションの高い玉龍に初代の爺さんは煙管を吹かしながら言う。

 

 

 

 

「あとで京料理をたらふく食わせる。それでよかろうて」

 

 

 

 

『ファッ○ンジジイ!!あとで絶対たらふく食わせろよい!オラオラオラ!!龍王さまを舐めんなよ!狐の姉ちゃん!オイラは強ェェぞ!!』

 

 

 

 

文句たらたらに玉龍は八坂さんと対峙する。

 

 

 

「さてさて、赤いのには悪いがのー、てっとり早く曹操の子孫にお仕置きせんとなぁ」

 

 

 

 

 初代孫悟空が──曹操に歩み寄る。ジークフリートが六本の腕を展開させながら、初代孫悟空に突貫する!

 

 

 

 

「ジーク! 相手にするな! おまえでは──」

 

 

 

 

 曹操が制止させようとするが、ジークフリートは嬉々として立ち向かっていった!

 

 

 

 

「お猿の大将! あの孫悟空なら相手にとって不足は──」

 

 

 

 

「──伸びよ、棒よ」

 

 

 

 

 ドンッ!

 

 

 

 

 初代孫悟空が静かに漏らしたあと、手に持っていた棒が凄まじい速度で伸びていき、ジークフリートを難なく吹っ飛ばしていく。

 

 

 

 

「──ッ!」

 

 

 

 

 ドォォォォンッ!

 

 

 

 

 ジークフリートは一発で瓦礫の中に吹き飛ばされてしまった。初代が強すぎだな。

 

 

 

 

「ワシにとっては不足じゃったようだの。若い魔剣使い、腰が入っとらん。走り込みからやり直せぃ」

 

 

 

初代は一瞥する。そこへ玉龍が悲鳴をあげた。

 

 

 

 

『うぉぉぉぉっ!おい、クソジジイ!この狐、強ぇぞぉぉぉぉっ!!』

 

 

 

 

八坂の九本の尾で締められている玉龍。

 

 

 

 

「気張れい。龍王じゃろうが」

 

 

 

 

嘆息しながら初代の爺さんが言う。

 

 

 

 

『オイラは龍王のなかで一番の若手なんだぞ!まだピチピチでい!!』

 

 

 

 

「よく言うわな。その若手が目立った戦が終わった瞬間にいの一番で引退なんぞしおってからに。若さで乗り切れぃ」

 

 

 

『………………わかったよ、がんばりたい!』

 

 

 

 

───と、ゲオルクが八坂を捕らえていた魔方陣を解き、初代の爺さんに手を突き出す。

 

 

 

 

「──捕縛する。霧よッ!」

 

 

 

 

初代の爺さんを包み込むように霧が集まるが──。

 

 

 

 

「──天童、雷鳴をもって龍のあぎとへと括り通す。地へ這え」

 

 

 

 

呪文を呟き、棒で地面を一度叩くと───霧が嘘のように消え去る。

 

 

 

 

僅かな挙動だけで神滅具の霧を消してしまったよ……。

 

 

 

 

「まだ神器の練り方が弱いの。そこの赤い龍の様に対話したらどうじゃい?」

 

 

 

 

「───ッ!あの挙動だけで我が霧を……ッ!神滅具の力を散らすか!」

 

 

 

 

 

 

「槍よッ!」

 

 

 

 

隙を突いたかの様に曹操が聖槍の切っ先を伸ばして奇襲を図ったが───初代孫悟空は指先一つで聖槍を止めた。

 

 

 

 

「……良い鋭さじゃわい。が、それだけだ。まだ若いの。儂の指に留まる程では他の神仏も滅めっせられんよ。───貴様も霧使いも本気にならんで儂にかかろうなどと、舐めるでないわ」

 

 

 

 

初代孫悟空の言葉を聞き、曹操は笑みを引きつらせていた。

 

 

 

 

「……なるほど、バケモノぶりは健在のご様子ですな……。周囲に広く認知されているのは若い頃の強さだと聞く。今は如何程いかほどですかな?」

 

 

 

 

曹操の問い掛けに初代孫悟空は不敵に肩を竦すくめるだけだった。

 

 

 

 

 ジークフリートが瓦礫から立ち上がり、曹操に告げる。

 

 

 

「曹操。ここまでにしよう。初代孫悟空は『禍の団』のテロを何度も防いでいる有名人だ。これ以上の下手な攻撃はせっかくの人材が傷つくよ。僕も甘かった。──強い」

 

 

 

 

 それを聞き、曹操も槍を下ろした。

 

 

 

「退却時か。見誤ると深手になるな」

 

 

 

 

曹操は槍を下ろし、英雄派メンバーが素早く一ヶ所に集結する。

 

 

 

 

ゲオルクが足下に巨大な転移魔方陣を展開し始めた。

 

 

 

 

奴め、逃げる気か。と、曹操が捨て台詞を吐く。

 

 

 

 

「ここまでにしておくよ。初代、グレモリー眷属、赤龍帝、再び見えよう」

 

 

 

───逃がすわけないだろ?俺たちの修学旅行でこんなことしやがって!九重のことも、八坂のこともそうだ!

 

 

 

俺はオーラを集めて左籠手にキャノンを生み出し、魔力を装填する。

 

 

 

俺の様子を見て初代孫悟空が笑う。

 

 

 

「儂の役目、坊やがやるかぃ?まあ、ええ。あの坊主にお仕置きしてみぃ?お爺ちゃんが手伝ってやるわい」 

 

 

 

初代孫悟空が棒の先で俺の鎧を軽く叩く。

 

 

 

 

その直後───俺の全身からオーラが噴き出してきた。

 

 

 

 

俺は曹操にキャノンの照準を合わせる!

 

 

 

 

「───お咎め無しで帰れると思うのか?こいつは京都での土産だッ!」

 

 

 

バシュゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!

 

 

 

籠手のキャノンから濃縮された魔力の一撃が撃ち出される!

 

 

曹操の盾になろうとヘラクレスやジャンヌが前に出るが───。

 

 

「曲がれッ!」

 

 

 

俺の叫びに応じ、撃ち出された魔力の一撃が軌道を変えて曹操の顔面を捉える。

 

 

 

 

完全に油断していたのか、顔を撃たれた曹操が負傷した部分を手で覆う。

 

 

 

 

右目から鮮血を散らし、右目を手で押さえながら狂喜に顔を歪ませた。

 

 

 

 

「……目が……。赤龍帝ェェェェェッ!」

 

 

 

 

曹操は槍を構えると、力強い言葉───呪文の様なものを唱え出した。

 

 

 

 

「───槍よッ!神を射貫く真なる聖槍よッ!我が内に眠る覇王の理想を吸い上げ、祝福と滅びの───」

 

 

 

 

呪文を唱える途中でジークフリートが曹操の口と体を手で押さえる。

 

 

 

 

「曹操っ!唱えてはダメだッ!『黄昏の聖槍』の禁手───いや、『覇輝』を見せるのはまだ早いッ!」

 

 

 

 

ジークフリートの声に曹操は激情を収めて深く息を吐いた。

 

 

 

 

「───退却だよ。『魔獣創造』───レオナルドも限界の時間だろう。流石にこれ以上の時間稼ぎは外のメンバーでも出来ないだろうしね。各種調整についてもこれで充分データを得られるし、良い勉強になったよ」

 

 

 

 

曹操が負傷していない左目で俺を捉える。

 

 

 

 

その視線は鋭いものだった……。

 

 

 

 

「分かっているさ。初代殿、そして赤龍帝───否、兵藤一誠。ここいらで俺達は撤退させてもらおう。全く、ヴァーリの事を笑えないな。彼と同じ状況だ。キミはこちらを熱くさせてくれる」

 

 

 

 

転移魔方陣が一層輝きを増し、曹操が消える間際に言う。

 

 

 

 

「────兵藤一誠、次はこの槍の真の力を見せてあげるよ」

 

 

 

 

それだけ言い残し、英雄派はこの空間から消えていった。……やれやれ、疲れた……。

 

 

 

 

にしても、曹操───奴は強い以上に───不気味だな……。

 

 

 

 

英雄派が逃げたあと、残ったのは俺たちと助っ人の初代の爺さんと玉龍。そして九尾の八坂さんと九重だった。

 

 

 

 

『あー、しんどかった。ヴリトラがいなきゃ、辛かった……』

 

 

 

 

玉龍が地に降り、大きく息を吐いていた。

 

 

 

 

九尾化した八坂は玉龍や調子を戻した匙───ヴリトラのおかげで動きを止めた。

 

 

 

 匙は元の姿に戻った直後に気を失い、アーシアの治療を受けている。

 

 

 

八坂は九尾化した状態のままで…瞳は洗脳の色を浮かべたまま。

 

 

 

 

「母上!母上!」

 

 

 

 

『…………』

 

 

 

九重は泣きながら八坂を呼んでいるが……反応がない。

 

 

 

「さて、どうしたもんかいの。仙術で邪な気を解いてもいいんじゃが、ここではちと時間がかかるのぉ」

 

 

 

 

初代も煙管を吹かしながら思慮しているようだ。──が、何かに気づき、俺のほうに視線を向ける。

 

 

 

「赤い坊や。おまえさん、女の胸の内を聴ける能力があったよなぁ?」

 

 

 

「ええ、ありますけど」

 

 

 

 

「そうか、儂が協力するんでな、そこのお嬢ちゃんとあの九尾の姫さんに術をかけてくれんか?」

 

 

 

 

 

初代の爺さんの言葉に小さくうなずいた俺は、目を瞑って集中しだす。

 

 

 

 

 

「いけっ!『女語翻訳』ッ!!」

 

 

 

 

カッ!と開眼した俺は九重と八坂さんに向けて技の名を叫んだ。

 

 

 

 

それを確認した初代の爺さんが如意棒をくるくると回して地面を叩く。瞬間──、妙な空間が発生し、俺たちを包み込こんだ。

 

 

 

 

周囲がうねっているように見えるが…、目には異常はなかった。

 

 

 

 

「赤い坊やの術の応用でな、心に直接語りかけられるようにしたぜぃ。小さなお嬢ちゃん、心のなかでおかあちゃんに語りかけてみな。赤い坊やもな」

 

 

 

初代の爺さんがそう言う。九重はうなずき、瞑目した。俺の心に声が聞こえてくる…。

 

 

 

『……母上、……母上、聞こえますか、母上……』

 

 

 

九重の声だな。

 

 

 

 

『母上……どうか、元に戻ってくだされ……どうか、どうか……』 

 

 

 

しかし、まだ八坂は反応しない。

 

 

 

 

『……もう、わがままは言いません。……嫌いな魚も食べます。夜中に京都に飛び出すことも止めます……。……だから、どうか、いつもの母上に戻ってくだされ……。九重を……許してくだされ……。母上……』

 

 

 

 

……悲痛な願いだった。九重は何度も謝り続け八坂に語りかける。俺も八坂に語りかける。

 

 

 

 

『聞こえるか、八坂。九重も、俺も、八坂が必要なんだよ。だから……戻ってこい』

 

 

 

 

そのとき──。

 

 

 

 

『……く、の、う……イッ、セー……』

 

 

 

かすかだが、確かに聞こえた。その声に九重は顔を上げ、再び心の中で叫ぶ。

 

 

 

 

 

『母上!九重はここです!!また歌を歌ってくだされ!また舞を教えてくだされ!九重は、九重は良い子になります!!また一緒に母上と……京都を!この都を歩きたいのです……ッ!!』

 

 

 

 

パァァァァァ──。

 

 

 

やさしい光が九重を包み込み、八坂も淡い光に包まれていく。その体は光を発しながら、徐々に、徐々に小さくなっていく。

 

 

 

 

光が止んだとき、そこにいたのは人間サイズの八坂だ。

 

 

 

 

「……ここは?」

 

 

 

 

 

八坂はふらりふらりとおぼつかない様子だが、意識のほうは取り戻しつつあるようだ。

 

 

 

 

九重が八坂に駆け寄り、その胸に飛び込んで泣き叫んだ。

 

 

 

 

「母上ぇぇぇっ! 母上ぇぇぇっ!」

 

 

 

 

八坂はやさしく九重を抱き、頭をなでる。

 

 

 

 

「……どうしたのじゃ、九重。おまえは、いつまで経っても泣き虫じゃな……いや、そうじゃな。心配をかけたな、九重……」

 

 

 

感動の場面に俺は涙を流す。

 

 

 

「うぅ……九重ちゃん、良かった……」

 

 

 

皆の治療を終えたアーシアも涙を流している。

 

 

 

それらを確認した初代孫悟空が締めの言葉を言う。

 

 

 

 

「ま、何はともあれ、解決じゃい」

 

 

 

 

こうして九尾の御大将救出作戦は色々と波乱を巻き起こしながら幕を閉じた……。

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

 

修学旅行最終日、前夜に大激戦をしたせいか、治療を終えた後で寝てもいくらか疲れが取れなかった俺たちは、疲弊しきった体を引きずって最終日の土産屋巡りを敢行した。……いや、俺はそこまでではない。というか、あのあと、八坂とね……。

 

 

 

京都タワーも見て土産も買い、遂に京都を離れる時が来た。

 

 

 

京都駅の新幹線ホームで九重と八坂が見送りに来ていた。

 

 

 

 

九重が八坂と手を繋ぎながら笑顔で俺を呼ぶ。

 

 

 

 

「イッセー」

 

 

 

「どうした、九重」

 

 

 

 

俺がそう訊くと、九重は顔を真っ赤にしてモジモジしながら訊いてくる。

 

 

 

 

「……イッセー。ま、また京都に来てくれるか?」

 

 

 

俺は体勢を低くし、九重に顔を近づけて微笑む。 

 

 

 

 

「ああ、また来るよ」

 

 

 

発車の音がホームに鳴り響くなか、九重の方からさらに俺に顔を近づけ───。

 

 

 

 

 

「必ずじゃぞ。九重はいつだってお前を待つ……んっ♡」

 

 

ちゅっ♡

 

 

 

 

俺と唇を重ねてきた。

 

 

 

……ハハハ。と、それを確認した八坂が───。

 

 

 

「アザゼル殿、イッセー殿、そして悪魔、天使、堕天使の皆々、本当にすまなかった。礼を言う。これから魔王レヴィアタン殿、闘戦勝仏殿と会談するつもりじゃ。良い方向に共に歩んでいきたいと思うておる。二度と、あのような輩によってこの京都が恐怖に包まれぬよう、協力態勢を敷くつもりじゃ」

 

 

 

 

「ああ、頼むぜ、御大将」

 

 

 

 

 アザゼル先生も笑顔でそう言い、八坂と握手を交わした。そこにセラフォルーさまも手を重ねる。

 

 

 

 

「うふふ、皆は先に帰っていてね☆ 私はこのあと八坂さんと猿のおじいちゃんと楽しい京都を堪能してくるわ☆」

 

 

 

 

 セラフォルーさまも楽しげだ。セラフォルーさまはこのまま京都に残って妖怪側と改めて交渉するようだ。  

 

 

 

俺たちは新幹線に乗り込み、ホームで九重が叫んだ。

 

 

 

 

「ありがとう、イッセー!皆!また会おう!」

 

 

 

 

手を振る九重に俺たちも手を振り、新幹線の扉が閉じる。

 

 

 

発車しても九重は笑顔で手を振り続けた。

 

 

 

───京都、三泊四日の旅。出発から今日まで、短いけど色々ありすぎた。清水寺、銀閣寺、金閣寺、嵐山、二条城……。それ以外にもたくさんの思い出が得られた。

 

 

 

 

 また来よう。九重や八坂に会うために──。今度はリアスや皆も連れて──。

 

 

 

 

 ……あ、ちなみに八坂は御大将としての仕事の暇な時間に俺の家に来るつもりらしい。九重も来るのかな。

 

 

 

 

 

いやぁ…………昨晩はなかなか、激しかったな……。

 

 

こうして、俺たちの高校二年生の修学旅行は終わりを迎える───。

 

 

 

 




次は時間を戻して夜間の八坂とのセッ○スを二十時半に投稿しますのでお待ちくださいませ!
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