────時は戻って、京都から帰還した俺たちは兵藤家の一室でリアスに怒られていた。
正座をする俺にアーシア、ゼノヴィア、木場、イリナも反省状態だった。
ロスヴァイセさんは帰還して早々、部屋で寝込んでいるので不在。
リアスが半眼で問い詰める。
「なんで知らせてくれなかったの?───と言いたい所だけれど、こちらもグレモリー領で事件が起こっていたものね。でも、ソーナは知っていたのよ?」
「そ、それはスマないと思ってるよ……」
説明は京都での戦いが終わった直後に全て済んだのだが、朱乃も小猫も少々ご立腹の様子だった。
「こちらから電話をした時に、少しでも相談が欲しかったですわ……」
「……そうです。水臭いです」
「で、でも、皆さん無事で帰ってきたのですから……」
ギャスパーのフォローに俺は思わず泣いてしまう
「まあ、イッセーは現地で新しい女を作ってたからな。しかも九尾の母親とその娘だ」
椅子に座るアザゼル先生が場を混乱させるような事を口走る。
「先生、その辺はですね、おいおいと……」
「くくっ。まあ、リアス。イッセーもあっちで劇的なパワーアップをしたんだから、大目にみてやれ」
と、先生もフォローをしてくれる。
リアスも息を吐きながら、そこはうなずいていた。
「それは、まあ、うれしいけれど……」
「おまえの力の選択はいいと思うぜ、イッセー。おまえのライバル──ヴァーリは『覇龍』の力を極めようとしていて、本当の意味で覇王の天龍になろうとしている。おまえは覇道よりは、王道で行け。『王』を目指しているなら丁度いい」
と、朱乃が思い出したように手をポンと叩き、口を開く。
「そういえば、妖怪の世界でもまず『色龍帝モテモテドラゴン』の正式な放送が決定したそうですわ。──また有名になりそうですわね、イッセーくん」
「マジか。あー、なんだか、すごいことになってるねぇ……」
本当、とんでもないことになってるな、俺の特撮番組。今度は妖怪の世界かよ。
ゼノヴィアがうんうんとうなずく。
「イッセーはいずれは全世界の子供たちのヒーローかな。うん、出世や夢実現も間近かもしれないね」
───と、アザゼル先生が「あ」と何かを思い出したようだった。
「そういや、学園祭前にフェニックス家の娘が駒王学園に転校してくるそうだぜ?」
リアスと朱乃、小猫ちゃん、ギャスパー意外の全員がその一言に驚いた!……俺も少し驚いた。
「レイヴェルがですか?」
俺の問いに先生が続ける。
「ああ、リアスやソーナの刺激を受けて日本で学びたいと申し出てきたらしい。学年は一年だったか。もう手続きは済みそうだって話だったな。小猫と同学年か。猫と鳥でウマが合わなさそうだが……それを見るのも一興か」
「……どうでもいいです」
先生の一言に小猫ちゃんは不機嫌な声音だった。あれ? 小猫ちゃんはレイヴェルが嫌い? そういや、話しているところ、見たことないか。同学年なんだから、仲良くね。
「でも、なんで急に転校してくるんでしょうね?」
俺の疑問に先生は意味深ないやらしい顔でこちらを見てくる。────そういうことですか?
「ま、そういうことだろうけどな。リアスは大変なもんだ、次から次に」
先生の言葉にリアス……だけではなく、女子全員が複雑そうにしている。
「……負けられません。イッセーさん、キスしましょう?ちゅっ♡ちゅっ♡」
「ずるいぞ、アーシア!イッセー、私ともしよう!ちゅっ♡」
「ち、ちょっとゼノヴィア!」
「イッセーさまぁ~♡私ともしてほしいですわぁ~♡ちゅっ♡ちゅっ♡」
……コラコラ、落ち着きなさい。
リアスも嘆息し、苦笑していた。
「まあ、良いわ。皆、無事に帰ってきたと言う事でここまでにしておきましょう。詳しくは後でグレイフィアを通じてお兄さまに訊いてみるわ。さて、もうすぐ学園祭よ。あなた達がいない間、準備も進めてきたけれど───ここからが本番よ。それに───サイラオーグ戦もあるわ。レーティングゲーム、若手交流戦では最後の戦いと噂もされているけれど、絶対に気は抜けないわ。改めてそちらの準備にも取り掛かりましょう」
「「「「「はい!」」」」」
リアスの言葉に皆が大きく返事をした。
学園祭も大事だが、サイラオーグさんとの一戦も間近に控えている。
「イッセーくん、体力が復調したら手合わせしてくれないかい?京都で自分の不甲斐無さを痛感したからね。キミの力を借りたい」
「ああ、木場。ゲームの日まで模擬戦の繰り返しだな」
この新しい力でどこまでいけるか、早く試してみたい。それにあの状態で『女王』に目覚めないといけないんだ。やることは多いな。新しい力がゲームで使えるかどうかも問題だしな……。
「でも、俺はリアスと皆と共に必ず勝ってみせる!」
俺は決意を新たにした。
───必ず、サイラオーグさんに勝つ! 勝ってみせる!
<Boss×Boss>
「サーゼクス、こちらで得た英雄派のデータをそちらに送る。神器──上位の神滅具が三つも保管か。さらに禁手祭り。グレードレッドを呼び寄せようとしたり、まだ他にも計画と手札があるようだ。テロリストどもめ」
『彼らには「悪魔と妖怪の共闘関係を壊す」という名目があったようだからな、アザゼル。中心メンバーの思惑はともかく、下の者たちにとって、これ以上ない「正義」の理由だ。結果、京都を包囲していた各勢力の部隊にも大きく被害が出てしまった。「魔獣創造」のアンチモンスターもそうだが、相手に禁手の使い手が多かったのが想像以上に戦況を悪化させたようだ』
「人間からみれば悪魔、堕天使、妖怪などは敵──モンスターにしか見えないだろうからな。奴らの行動原理の切っ掛けは三大勢力の和平か。悪魔と堕天使の和睦だけで衝撃だろうに、その上、天界まで悪魔と堕天使に和協するとなったら、『天まで寝返った』と危機感と憤慨を感じる人間が出てきてもおかしくない。──それで妖怪との交渉は?」
『それはうまくいった。今後は堕天使側とも交渉したいそうだ』
「そうか、シェムハザが進めていた話し合いのテーブルに無事につけそうだな。それと帝釈天が初代孫悟空と玉龍を各地に派遣していたのは知っていたか? 今回も助っ人として来てもらったんだがな」
『天帝──帝釈天は聖書の神が死んだ今、ゼウスと並び、トップクラスの力を持つ神仏だ。単独でうしろから聖槍で貫かれでもしたら各勢力のバランスが再び崩れる。テロリスト相手に初代を遣わすのは最良の手だろう』
「しかし、英雄──人間が俺たちの敵とはな。俺たちは勇者パーティに退治される予定のラスボスか? それとも隠しボスか?」
『いつだって人間は儚く怖い存在だよ』
「まあ、そうだな。──それと、イッセーたちが京都でまた戦果をあげたぞ。これは昇格確実か?」
『うむ。もう十分なぐらいだ。次のゲーム結果しだいで私から推挙するつもりだ』
「──サイラオーグ戦か。サイラオーグもテロ相手に戦果をあげていたな」
『若手でそのようなことができるのは現状バアル、アガレス、グレモリー、シトリーだけだが、敵の幹部クラスと相対できるのはサイラオーグとリアスの眷属だけだろう。それゆえに両者の眷属には大きな期待がかかっている』
「もうプロの上級悪魔と遜色ねぇか」
『ああ、本格的にゲームへ参加したら短期間でどちらもタイトルが取れるだろう。それにグレモリーの関係者のなかにはリアスだけではなく、すでに将来のイッセーくんのゲームプレイに期待している者も少なくない。義兄としては鼻が高くてね』
「さっそく義弟自慢か?ったく、魔王として、兄として、義兄として、おまえも複雑な身の上だな」
『私は楽しいよ。イッセーくんとリアスは私にとって希望なのだから。育っていく姿をこれからも見守っていきたい。しかし───』
「どうした?」
『……アザゼル、ひとつ問いたい。───今回の一件、リアスが京都に召喚されたのはどういうことなのだろう?』
「リアスは今回の件である意味限界を超えた。第二フェーズに突入したようだ。───ゆえにリアスは超デレデレ姫となった」
『そうか……。モテモテドラゴンのグッズ展開も次の段階に移行するべきだろうか……』
「おまえ、商魂たくましくなったな……。で、イッセーの新能力はゲームで使えるのか?あれを少し見たが、相当おもしろい能力だ」
『他の上役は別にかまわないとおっしゃっている。それも一興だそうだ。あとはサイラオーグしだいだが……。おそらく彼は───』
<Vali Lucifer>
「───以上、私からの連絡は終わりです。ヴァーリさま」
『ああ、すまない、ルフェイ。初代孫悟空と玉龍をよくあの空間に誘ってくれた。───それで兵藤一誠はどうだった?」
「はい!私の恋い焦がれているモテモテドラゴンさんに会えて幸せでした!」
『……そうか。それはまあ、良かったな』
「もうひとつだけ。初代さまはヴァーリさまと美猴さまを探しているご様子でした」
『近いうちに接触するかもしれないな。初代を振り切るのはさすがに厳しい……しかし、神器に潜る、か。兵藤一誠は歴代の所有者と接触したか』
「ヴァーリさま?」
『説得は性に合わないな。───歴代の先輩方を俺の支配下に置くほうが難易度も高くおもしろそうだ。曹操、やるならやれるときにやっておくんだな。───俺と兵藤一誠がおまえの手に負えなくなる前に』
◆
<Bael>
「サイラオーグ、聞いた?」
「どうした、シーグヴァイラ・アガレス」
「リアス・グレモリーの赤龍帝がまた新たな力に覚醒したって噂よ」
「それは素晴らしい限りだ。そうか、ついにか。実に楽しみだ」
「けれど、ゲームをする場合、それは不正に近い能力だと聞いたわ」
「問題ない。俺は容認して臨む」
「アジュカ・ベルゼブブさまのご贔屓もあったとも言われているのよ」
「一向に構わない」
「相手はサーゼクス・ルシファーさまの義弟になるかもしれない男よ?」
「俺が拳を振るうのにふさわしい相手だ」
「そして英雄派のリーダー格───あの聖槍と戦って生き残ったほどだわ」
「当然だ。俺との約束を違えてもらっては困る。なあ、そうだろう。兵藤一誠ッ!」
<Heros>
「京都での計画は失敗だったけれど、もうひとつの計画のほうは調整がまた進んだよ。近いうちにお披露目できそうだね、曹操」
「そうか、それは何よりだ、ジークフリート」
「予定通り、ひとつは僕がもらうよ。――曹操もひとつ使うかい?」
「俺はこの槍で十分だよ」
「───で、兵藤一誠にやられた目はどうだい?」
「……ダメだな。もう使い物にならない。ふふっ、やられたもんだ」
「フェニックスの涙を持っているのにわざと使わないなんてね……。では代わりの眼を用意しよう。いずれ眼の代償でも彼に払ってもらうのかい?」
「まさか、三流の敵役でもあるまいし。それでは寂しいじゃないか。この眼のキズは記念だ。───兵藤一誠とヴァーリは俺にとって最高のニ天龍だ。楽しいなぁ、まったく」
<兵藤一誠>
修学旅行から帰ってきた日の夜。今夜はイリナと二人きりだ。……帰ってからしっかり話をしようと決めていたしね。……というか、例の結界も展開済みなんだけどな。で、今現在お互いベッドの上だ。
「イリナ、改めて言おう。俺はイリナが俺を想ってくれるなら、隣にいたいと想ってくれるなら必ず責任を持って愛すると誓う」
「………………あのね、イッセーくん。私ね、実は小さい頃からイッセーくんのこと、大大大好きだったんだよ?」
「……そこまで想ってくれてたのか」
「そうよ。いつも、イッセーくんのこと考えてて、胸が暖かくて。とってもやさしくて、他人思いで、そんなイッセーくんが私、好きだったの」
そう言ってイリナは────眼を閉じて、瑞々しくやわらかい唇を、俺の唇に重ねてきた。
唇を離したイリナは頬を赤く染め、舌を小さく出して言う。
「実はこれ、初めてじゃないのよ。初めてもイッセーくんなんだけどね」
……む?唇同士でのキスってイリナとは……。
「覚えてないわよね。それはそうよ。だって、こどもの頃、私の家で寝ているイッセーくんに不意打ちでキスしちゃったんだもの」
……マジか。敵意がないとそうそう気がつかないな。というか、それはつまり、俺のファーストキスの相手って……。
考え込む俺の前で、服を脱ぐイリナ。イリナの形のいい巨乳がぷるんっと揺れる。
「イッセーくん、大好き……!私を、女にして……!」
俺も服を脱ぐ。まずはイリナの形のいい巨乳を両手で揉む。
「あっ……♡んっ……あんっ……♡」
むにゅむにゅと形を変えるイリナの巨乳。イリナは艶のある喘ぎ声をあげ始めている。
「イッセーくん……私、おっぱい揉まれて感じてるの……!キス、して……!」
そう言ってイリナは眼を閉じて唇を寄せてくる。俺はそれに応じ、イリナのやわらかい唇に自分の唇を重ね、口内に舌を入れる。ぴくっとしたイリナの体を抱きしめて、口内にあるピンク色の舌に自分の舌を絡める。
「んっ……!あっ…………ちゅぷっ……じゅるっ……ちゅっ……」
そうして舌を絡めているとイリナは段々と積極的に舌を絡めてくる。
「んっ……イッセーくん……んっ…ちゅっ……ちゅぷっ……♡」
俺はイリナの口内の隅々まで舌で蹂躙する。イリナもそれに応えるようにして、段々と情熱的に舌を絡ませる。
「んっ……イッセーくん……もっと……して……?」
潤んだ瞳でそう言ったイリナの唇を再び奪い、より激しくキスを交わす。
「んっ……ちゅっ……ちゅぷっ……ちゅぱっ……じゅるっ……ちゅっ……ちゅぷっ……ぷはぁっ……♡イッセーくん……好き……♡」
そうした後、イリナは仰向けになって、両手の指で膣口を拡げる。
「イッセーくん……私の初めて、貰って……?優しく、してね……?」
「……痛みを感じさせないよう心がけるよ」
そう言ってくるイリナの濡れた膣口に肉棒を段々と挿入していく。そうして、膜を破り、奥に到達する。
「ああぁぁぁぁぁぁ~んっ‼」
処女膜を破ったことでイリナは大きな声を上げる。
「どうだ、イリナ?痛いか?」
「……ちょっとだけ。でも大丈夫よ。動いて」
「じゃあ、最初は優しくいくぞ」
そう言って優しく膣内を往復し、イリナの子宮口に肉棒の先端でキスをする。
パチュンッ、パチュンッ、パチュンッ、パチュンッ!
「あんっ!あぁんっ!イッセーくんっ!いい!気持ちいい!もっとしてぇっ!」
どうやら慣れてきたようだ。艶のある喘ぎ声をあげている。俺はより激しくイリナの膣内を突き、イリナと唇を重ね、舌を絡ませる。
「んっ、ちゅぷっ、ちゅっ、あっ、ちゅっ、んっ、あんっ!ちゅっ、ちゅぷっ、あぁんっ!イッセーくん、もっと、もっとして……!」
そうねだるイリナの子宮口を連続で勢いよく突く。
じゅぷんっ、じゅぷんっ、じゅぷんっ、じゅぷんっ!
濡れそぼった膣襞がにゅるにゅると貼りつくようにねちっこく絡みつく。
「あんっ!あんっ!イくっ、イクイクイクゥ~‼」
プシャアアアアッ!
潮を噴き、絶頂するイリナ。
「あっ……はぁっ……」
絶頂に余韻に浸るイリナ。しかし俺はまだイってないわけで。再び肉棒でイリナの子宮口を突く。
「アっ!ダメっ、イッセーくん!今動かれたら、頭変になっちゃう!おかしくなっちゃう~ッ!」
そう言うイリナのぷるぷるのおっぱいを力強く揉み、そのまま激しく突く。
「あんっ!ダメっ!ダメダメぇ~ッ!気持ちよすぎてホントにおかしくなっちゃう~ッ!あぁ~んっ‼」
「イリナ、俺も好きだ!お前のことも幸せにしたい!俺をもっと愛してくれ!」
そう言ってイリナの子宮口をじゅぷんじゅぷんっ、と激しく突き続ける。射精が近づき、とどめとばかりにGスポットをごりゅっ、と突き精液を放つ。
──ぶびゅるるるるっ!びゅるるるるるるるっ!
「───ぁ、イく、イくっ♡イっくぅッ♡イッちゃうううぅぅッッ♡イくっ、イクイクイクイクぅぅぅぅ――――――ッッッ♡♡♡」
イリナは全身を痙攣させ、子宮に流れ込んでくる精液の熱さを噛み締める。
痺れるような快楽の電流が全身へと駆け抜けていき、お腹の奥からこみ上げる多幸感が波のように染み入っていく。
恍惚感のあまり蕩けきったアクメ顔を晒すイリナ。
甘美な絶頂をもたらしてくれた肉棒をねぎらうように、ねっとりと淫らがましく肉棒に絡みつく膣襞。子宮口はちゅうちゅうと亀頭を吸い、肉棒へ甘えるように縋り付いている。何度も何度もペニスが跳ね回って、鈴口から精液をびゅるびゅると密着した子宮に吐き出し、雄の本能である生殖欲求が満たされる。
「ふぅ、気持ちよかった……」
「…………イッセー、くん……」
「どうした、イリナ?」
「…………大好き……♡」
「俺もだよ」
「…………ダーリン……♡」
ダーリン、か。まあ、悪くない。
そうして、また唇を重ねる。そのまま、どちらかが舌を絡め、朝まで行為を続けることになるのだが、それは割愛させていただこう────。
性行為に関して、もっと上手く描けるよう、頑張っていきます!いやホント、いまいち詳しくないんですよね。なんとか頑張ります。