※この作品はR-18です。

艦隊これくしょん 艦これ  ~我、再び戦場に舞い戻りて訳あり鎮守府の提督に着任す~   作:Keith・T

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 初めましての方は初めまして!!そしておひさしぶりの方は、残念でしたね…生きていましたよ!!そしてお前失踪したな?と言いたい人がいるかもしれませんが、それに関しては本当にすいませんでした。最近リアルの環境が変わって慣れるまでにかなり苦労して、やっと落ち着いたばかりなんです。いないとは思うけど、待っていたんた…と某B級映画並みに待っていた方は本当にお待たせいたしました。
この小説は前から書いてた艦これを一度消して、大幅に書き直したものとなっていますが、設定単位で見直しているので初めて見る方でも大丈夫なはずなので、くそ文章ですが楽しんでいただければ幸いです。
それではどうぞー!ノシ


【再び戦地へと着任せり】
第1話 序章 平和に過ごしたかったのに


 

 

 久々に『あの夢』を見た。

 

俺がまだ兵士として『奴ら』と戦っているときの夢だ。

 

 

 俺達、学徒兵の部隊がまんまと嵌められ、囮として敵の本隊と衝突し無惨にやられていくところを…

 

 

 

 

 

 

俺はその光景をただただ「見ていた」。

 

 

 

 

 

 

 次々と『奴ら』の砲弾の雨が俺達の頭上に降ってくる。

 

 

それでも俺達人間は馬鹿の一つ覚えのように奴らに目掛け突撃していく。

 

 その中には当然『俺』もいた。まさに死に急ぎに逝くようなものだがそんなことは気にしてない。

 

 

 少し意識が戻り止めようと思ったが頭がまだぼーっとして動けずにいた。いや、動けなかった。

 

 何人もの仲間が見ている俺の横を通って行く。無惨にやられて逝く仲間の屍を踏み越えて。一人、また一人と。それでも立ち止まらず突撃していく。

 

 

『奴ら』はそんな俺達をみて嘲笑いながら次々と砲弾をお構いなしに撃ってくる。

 

 

 数十分も掛からない内に周りは仲間の血生臭い死体で埋め尽くされ残るは俺を含め数十人だけだった。

 

 

 これ以上は無駄だと思った人間達は撤退し始めたがその瞬間仲間の所へ砲弾が飛んでいく。

 

 

 そしてそれを誰よりも早く視認した『俺』は庇う為に一目散に仲間の下へ目掛け飛び出し突き飛ばした。

 

 

 目の前で俺と仲間が砲弾の爆風で吹っ飛ばされていく。そしてそれまでの事をずっと傍観していただけの俺も一緒に吹っ飛ばされていった。

あまりにも急な事だったため、為す術もなく無様に転がりさっきの突き飛ばした仲間の近くまで転がった。

 

 

 相変わらずボーッとする頭で周りを見ようと首を横に向けるとそこにはさっきの爆風で首だけが転がってる仲間の顔があり目が合った。その瞬間、さっきまで目を見開いたまんまで息絶えていた仲間の顔が険しくなり……

 

 

 

 

 

ゆっくりと口を開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「この...死に損ないの裏切り者めが!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

▷ーーーーーーーーーー◁

 

 

 

 

 

 

 

「……!!」ガバッ!

 

 

 目が覚めた途端、肩で息をしていた。背中が寝汗でぐっしょりと濡れている。

 

 

「また…あの夢…。」

 

 

 この夢を見るのは一体何度目だろうか....毎年『あの日』が近づく度に見ている気がする。正直あのような悪夢にうなされるのはもうごめんだ。

 

 

 近くに置いていたスマホで時刻を確認するとちょうど朝の6時だった。

普段はこんな早起きはしないため二度寝をするのだがとてもそんな気にはなれなかった。

渋々寝起きでご機嫌斜めな感じの体を無理やりベッドから引き剥がして起き上がり朝食を作るためリビングへ向かう。

 

 

 リビングのカーテンを開け日の光を浴びながら伸びをする。今日はいい天気だ。

朝食のメニューを考えながら台所で顔を洗う。ついでに洗顔も。

朝の習慣を済ませ少し早めの朝食を準備してるとリビングのドアが開いた。

 

 

 

「おはよー…ってアレ?今日は珍しく早起きだね~」

 

「おはよう彩、今日はちょっと…アレだ!偶然爽やかな日の光が目に直撃して目覚めたんだ!」

 

「ふぅーん…前に起こしたときはカーテン全開にしても爆睡してたのにね~…まぁそれより朝ご飯なに?」

 

「今日はちょっと和食な感じかな~。焼鮭と味噌汁と卵焼きとかかな~」

 

「卵焼きですと!早く!早くつーくーれ!最優先で作ってー!」

 

 

 さっきまで眠そうに目を擦ってたのにメニューを聞いた途端急に元気になりやがったコイツの名は「彩」。

コイツとは3年前の「戦争」の時に偶然出会った。最初は行く宛もなかったコイツを連れて帰るときに一緒持って帰ってきた艦載機の「彩雲」からもじって「彩」という名前をつけて以来、艦載機をコツコツと直しながら俺と過ごしてる。

 

 因みに俺は『橘 龍一(タチバナ リュウイチ)』、どこにでもいる高3男子である。「戦争」の時に両親を亡くして以来ずっと一人暮らしで今は親が残してくれた遺産と、あまり記憶にない祖父がずっと支援のおかげで普通に生活している。

風の噂では祖父はどこかの偉いさんになってるとか…まぁ仕送り金が多いからあまり気にしないけど。

 

 

そんなこんなのうちに朝食が完成しそうなのでリビングで「Z○P」を見てる彩を呼んだ。

 

 

 

「おーいテレビ見てるだけじゃ飯は出てこないぞ~、さっさと皿を並べろー!『働かずもの』?」

 

 

「『食うべからず』。でしょ?ずっと言われ続けたら嫌でも覚えますよぉ~だ。」

 

 

 

じゃあ言われる前に手伝えよ((怒

と思うのはもはや日常茶飯事のこと。素早く皿に盛り付けてテーブルに着く。

 

 

「「いただきまーす!」」

 

 

「う~ん!やっぱり卵焼きは美味しい!このフワトロ感を残しながらも出汁による少し焼き焦げが残ってるのがまた最高!」

 

 

「うん、今日も我ながら上手く出来ている…流石オレ!」

 

 

 自分で作った料理を自画自賛しながらテレビのチャンネルを変えて「N○K」を見ながら食べるのがちょっとした習慣となっていた。

 

 

(『それでは続いてのニュースです。また鎮守府近海の方で深海棲艦と思われる姿が目撃されたということです。近隣に住む住人は厳重に警戒して下さい。』)

 

 

「ふぅーん、またか…最近奴らの動きが活発になってぃたね。またこっちにでも来るのかな?」モグモグ

 

 

「さぁな、でも本当に奴らがまた前のように来るっていうなら良い迷惑だよ…」

 

 

「そうだよね~。でもよく考えたらアレから3年くらい⋯だっけ?それくらい経つし、それにさっきのニュースにあった鎮守府⋯あそこも前任が解雇されてから誰も着任してないらしいから近海に深海棲艦が来ても不思議じゃないか。」

 

 

「そうか⋯もうそんなに経っていたんだ⋯。まぁ俺はもう奴らとは関わりたくないからどっかの新しい提督とやらが着任してくれるのを願ってるよ。⋯ご馳走様。」

 

 

 

 朝飯を半ば強引にお茶などで胃の中に流し込んで食器を片付ける。今日は平日のため世の中の学校は残念なことに営業しているがまだ嬉しいことに本日は金曜日であり、今日頑張れば明日は休みでのんびり出来るということである。

 今晩は久々にオールでFPS祭りかな。B○かC○Dのどっちをやろうか迷うな!

それか半分詰みかけてたF○15でもいいな。

 そんな事を考えてるとテレビからは既に朝ドラのOPが流れていることに気づき少し急ぎ目に食器を片付け、学校に行く準備をする。

 

 

 

「彩は今日はどうするんだ?一緒に来るか?それとも家で留守番しながら修理か?」

 

「今日は一緒に行くよ。確か今日は帰りに重要な用事があるんでしょ?」

 

「よく覚えていたな⋯なら40秒で支度しな!もう朝ドラは始まっているんだ、時間がないぞ!」

 

「イエッサー!」

 

 

 

 さぁ、今日もいやな1日の始まりだ。

どうか平凡に穏やかに過ごせますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

>≅≅≅≅≅≅≅≅<

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

((キーンコーンカーンコーン キリーツ!!キヲツケ!!レイ!! アザッシター!

 

 

 

 

「あざっした~。んじゃバイト行くとしますかね.....彩~そろそろいくぞー。」

 

『彩ちゃーん!今日も可愛いー!!!』 『彩ちゃんお菓子あるけど食べる?』 『彩ちゃん遊びに来ない?』

 

「⋯⋯」ヾ(๑╹ヮ╹๑)ノ”

 

 

⋯⋯駄目だ、女子達のおもちゃにされてしまってる⋯⋯

 あぁなってしまったら最後、女子達が開放するか彩自身が飽きて脱出するまではどうにも出来ない。アルバイトに向かう準備をさっさと終わらせ、女子の一人に後でバイト先まで彩を連れて来るように頼むと、足早に教室を去ることにした。

 昇降口まで一気に駆け下り腕時計を確認すると時計の針はすでに16時頃を指しており、バイトの時間まで残り数十分というところだった。何故か今日に限ってあのクソ担任の話が無駄に長引いたうえ、普段は滅多にSHRにはでない副担任までいたせいでこっそり抜け出せなかったじゃないか⋯

 担任と副担任に対して文句を呟きながら下駄箱を全力で駆け抜け校門へ走り出し、第一コーナーの校門の角を一気に最高速度を維持したまま曲がり先へ急ぐ。

しかし、校門を抜けると歩道は先ほど同じようにSHRを終えたばかりの帰宅生で溢れ返っていた。

普段はSHRを途中退場してバイトへ向かうため、帰宅生(彼ら)とは帰宅する時間が被ることはなかったのだが、運悪く帰宅生の集団と遭遇してしまったようだ。

 

 

(うげ⋯まじかよ⋯。今日は新商品の味見という大役があるっていうのになんでこんな日に限って遅くなるんだよチクショウ⋯!こうなれば!)

 

 辺りを見回し、登りやすそうな配置の塀を見つけると少し勢いをつけて壁を蹴り上げ、一気に学校のの上へと登る。

登った拍子にバランスを崩して転倒しないように上手く調節しつつ落ちない程度に塀の上を駆け抜けながらショートカットが出来そうな路地裏を探してると、学校と住宅の間の奥にバイト先であるカフェの看板が見えた。

本来なら行き止まりのスペースだが、塀の上を登って移動している俺には関係のないことだ。スピード速め、勢いよく壁の向こうへジャンプした。

 

 

「よし!これでぎりぎり間に合うz⋯⋯

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え!?ちょ!?ヤバ⋯!!」

 

((ズドーン

 

 

 

 

 

 地面に着地すると思い込んでいたがどうやらそれは杞憂に終わってしまったと同時に何か柔らかくてとてもいい香りが顔一杯に広がりそのまま地面目掛けて倒れ込んだ。

幸いにも落ちた先で「何か」がクッションになってくれたおかげであまり体に痛みは感じられ無かったので恐らく怪我はしていないだろう。

ヨカッター!!イキテルゥー!!

自身の無事を確認し終え、立ち上がろうと地面に手をついたその瞬間⋯

 

 

 

 

 

 

((フニッ!!

 

 

 

 

 

 

そこに固いコンクリートの感触は無く、その代わりに女の子の胸があった。髪は薔薇のように紅く独特な色をしており腰まで届く程の長さをしている。若干幼さが残る顔付きにしては身体はとても大人びており、とてもバランスの取れた俺好みであった。そして俺の両手はしっかりとその2つの小ぶりな胸へと喰らいついていた。

 

 

 

 

⋯え?

 

 

 

 あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!((クワッ!

俺はバイト先へ急ぐために壁を超えて地面に着地したと思ったら、いつの間にか女の子を押し倒していた。

な…何を言っているのかわからねーと思うが、

俺も何があったのかわからなかった…

頭が(色んな意味で)どうにかなりそうだった…妄想だとか夢オチだとか、

そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。

もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…なぁんとも程よい柔らかさ⋯こんなチャンス、俺じゃなきゃ見逃しちゃうね⋯⋯⋯」

 

 

「⋯ほぉう?それは随分と御堪能して頂けたようだ⋯なぁ!?」ブン!!

 

「うぉ!?危ねぇ!!」((ヒョイ

 

「!?」

 

 

倒れていた女の子がいつの間にか意識を取り戻しており、視線を女の子の顔に上げるとバッチリ目が合った。一瞬この現状を理解出来ずに混乱していると、左の頬に向かって女の子とは思えない威力の拳が飛んできた。

が、すんでのところで受け止めることに成功し、更に追撃されないように片手で両腕を掴み、もう片方の手で口を塞いで持久戦に持ち込む。

 

(てか、何でその華奢で細い腕からそんな馬鹿力が出るんだよ⋯!?ともかくこの状況をなんとかしないとヤバいな⋯。主に体勢的に!!)

 

そう、今この状況を何も知らない他人から見れば、人気の無い袋小路で女の子を押し倒して、抵抗する少女を必死に押さえつけようとするという、所謂レ〇プ寸前のところである。

とりあえず弁解しなければ⋯!!

 

 

「ちょ、ちょっと待って!?君が色々と言いたいことはわかるけど一旦僕の話を聞いてくれ!!」

 

「いきなり上から押し倒したうえに、不可抗力だったとはいえ君の胸を揉んで感想を述べてしまったことについては謝る!!

だが、まさか壁を飛び越えた先に君がいるとは知らなかったんだ!だから君の胸を揉んでしまったのも決して意図的にやったわけでは無いし、

その、とっても魅力的かつ程よい大きさですっげぇ俺好みだなぁって一切思ってないから!!

 

 

こんな事態だけどラッキーとか!これっぽっちも!全っ然!思ってないかr⋯」

 

 

いい加減に⋯しろぉ!!」ブォン!

 

アベシ!!!

 

 

 先程よりも強い力で俺の腕は振り払われ、バランスを崩した俺の顎に目掛けて、容赦のない会心の一撃(アッパーカット)が綺麗に決まった。脳が揺れ、世界がグルグルと回り始めると同時に身体は重力に従ってそのまま崩れ落ちていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

視界もやがて少しずつぼんやりとしていき、徐々に意識も朦朧としてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「〜〜〜っ!? 〜〜〜!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 女の子の声が聞こえる⋯何言ってるかはさっぱりわかんないや⋯。

てか、さっきの馬鹿力は反則だろ⋯普通の女の子はそんな力ねぇよバカ⋯。

 

 

 

 

 

意識もさっきより段々薄れていき、女の子の声も聞こえづらくなってきた⋯。

 

(走馬灯は⋯⋯見えないから死ぬ心配はないか⋯。とりあえずこれ以上は踏ん張っても無駄そうだし、1度落ちとくか⋯こりゃバイト遅刻確定だなぁ⋯。)

 

瞼もいよいよ重くなり閉じかけたその時だった⋯

 

 

 

 

 

 

 

 

「〜アンタ!しっ〜しろ!!」

 

「し〜〜てく〜〜い隊長!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 何故か女の子の顔が一瞬、別の『 古い記憶(ナニか)』と重なって見えた。

消失寸前だった意識がその光景を見た途端、引っ張りあげられるような感覚と共に意識が戻りかけるが、やはり身体へのダメージが多くそれを確認することは叶わなかった。

 最後にそれがなんだったのか確認する暇もなく、俺の意識は仄暗い暗闇の底へと落ちていく……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カチッ!!……キュイーン…

 

 

 

「艦娘」トノ接触ヲ確認シマシタ。

コレヨリ被験者ヘノ記憶ノ復旧及ビ、パワーセーブモードノ解除ヲ開始イタシマス…。

 

 

 

 

 

To be continued…

 

 

 




ここまで読み切っていただきありがとうございました!!自分のような稚拙でくそみたいな文章では楽しんでいただけたかは評価でわかると思いますが(白目)、それでもこんな小説に「別に…付き合ってあげてもいいんだからね!!///」と霞ママのように優しい人がいらっしゃいましたら今後ともこの作品をよろしくお願いいたします。
更新ペースにつきましては、これは作者のやる気とモチベによってはかなり左右されると思いますが、仕事や学校、ほんの合間のお時間にでも確認していただければな思います。
それでは今回はこの辺で失礼します!また次回もお楽しみに~ノシ
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