※この作品はR-18です。

BASTARD!! -淫楽の転生神-   作:夜叉五郎

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<対オズボーン戦>

 俺の名前は平玄斗(たいら・くろと)。

 『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』という作品がベースとなっている世界に転生する男だ。

 

 目の前に女の子の顔があった。

 そして唇にキスの感触。

 

 どうやらこの娘にキスされたらしい。

 

 まじまじと見る。

 年の頃はJC三年生くらいだろうか。

 えらく整った顔立ちの美少女である。

 将来ものすごい美人になるの確定だわ。

 

 ステータスを見る。

 名前はティア・ノート・ヨーコ。

 この国(メタ=リカーナ王国というらしい)の大神官の娘だそうだ。

 クラスは僧侶見習い。

 男性経験は0人。

 処女のようだ。

 ファーストキスの相手は俺になってる。

 

<ウゴゴゴゴゴゴ>

 

 ん、うるさいな。なんだ?

 うお?

 なんかでっかい鬼(トロルらしい)が二匹、こん棒振り回しながらこっちに向かってくる。

 どうやらここはファンタジー世界のようだ。

 

 改めて周りを確認。

 中世のドイツっぽい城の中にいる。

 戦闘中の模様。

 大鬼が暴れ回ったようで周りはめちゃくちゃである。

 多くの兵士が倒れている。

 

 そして俺は裸。

 なんでだ?

 まあいい。

 とりあえず向かってくる敵を排除しよう。

 

 己のステータス画面を開く。

 ずらずらと並んだスキルをチェック。

 <全魔法習得>があった。

 どうやら俺はこの世界の全ての呪文を使えるらしい。

 

 よし。

 殴って殺してもいいけど手が汚れるしな。

 スペル一覧を呼び出し適当な項目をタップ。

 

『爆裂(ダムド)』

 

 ドカン。

 

 トロルが二体、爆発した。

 

「おおバカな!爆裂の呪文はわずかな高位魔法使いしか使えぬはず!!」

 

 なんか黒いローブを来た男が驚いている。

 <全言語習得>のスキルを持っている俺はこの世界の言葉も完璧に理解できていた。

 あいつがこの城に攻め込んで来た側のリーダーのようだ。

 ステータスを見るとオズボーンという名前の魔術師。

 闇の反逆軍団の一員だそう。

 

「き、キミは本当にるーしぇクンなのかい?」

 

 ヨーコが腰を抜かしたまま呆然とした表情で尋ねてくる。

 

「るーしぇ?知らないな」

 

 誰のことだろう。

 

「じゃ、じゃあキミが昔の悪い魔法使い、ダーク・シュナイダーなの?」

 

 何を言っているんだろうかこの娘は。

 

「ダークシュナイダー!?それでは15年前の戦争の張本人か!!殺される間際に太古の転生の秘術を行ったと聞いていたが・・・。本当に蘇ったのか」

 

 オズボーンとやらもぶつぶつ呟いている。

 だからダーク・シュナイダーって誰?

 

「ダーク・シュナイダー!?」

 

「信じられないわ・・・」

 

 外野もうるさい。

 わめいている無能っぽい大臣たちはどうでもよかった。

 

 それよりもそいつらの隣に立っている長い黒髪の女の子に目が惹きつけられる。

 年は俺と同じくらいだろうか。

 めっちゃ美人さん。

 清楚で気品のある顔立ちをしているが、着ている衣装がやたらとセクシーだ。

 なんか姫っぽいと思ってステータスを見てみると、案の定お姫様だった。

 

 シーラ・トェル・メタ=リカーナ。

 年齢はJK三年生程度。

 メタ=リカーナの第二王女。

 兄ラーズ・ウルが行方不明なため彼女が唯一の王位継承権を持っている。

 もちろん処女。

 ファーストキスもまだのようだ。

 うっしっし。

 

 しかし気になるのはシーラ姫の胎である。

 『破壊神の封印』という属性が付与されているのが見て取れる。

 破壊神・・・。

 ラスボスだろうか。

 

 ヨーコとシーラ姫。

 どちらも現実世界ではまずお目にかかれないほどの美人である。

 転生早々非常に縁起がいい。

 

 チート転生の神は俺にハーレムを作れと助言してくれた。

 ありがたくその助言に乗って早速この二人を俺の女にしようと思う。

 

 二人を見比べる。

 さすがまだヨーコは子供ということで、シーラ姫の方により強く惹かれてしまう俺がいる。

 魅力度のステータスでもシーラの方がヨーコに勝っているようだ。

 

 ちなみに魅力度のステータスは以下の6グレードで表現されている。

 

 LR(レジェンドレア)[世界レベルで美人と噂される。伝説級。]

 UR(ウルトラレア)[国家レベルで美人と噂される。]

 SSR(スペシャルスーパーレア)[都市レベルで美人と噂される。]

 SR(スーパーレア)[町レベルで美人と噂される。]

 R(レア)[魅力的。村レベルで可愛いと噂される。]

 C(コモン)[平均以下の有象無象。]

 

 シーラ姫のグレードはプリンセスという品格も加味されてUR。

 まさしく国一番の美少女である。

 

 ただこのグレードは肉体的成長や加齢、怪我病気等により変動する。

 ヨーコは乳臭い小娘の段階でSSR。

 その分伸びしろはヨーコの方が大きそう。

 これからの成長に期待だ。

 

 シーラ姫を手に入れてこの国の王位も手に入れる。

 闇の反逆軍団とやらの侵攻をはねのけ、この国をこの世界一の強国に育て上げる。

 そしてシーラを愛でつつ、ヨーコが成長するのをじっくり待つ。

 ふっ、見事なシナリオではないか!

 

「ダーク・シュナイダーがなんだ!!もはや時代おくれの骨董品ではないかっ!!かかれーい」

 

 魔物の一団がこちらに向かってくる。

 オズボーンのせいで俺の心地よい夢想が中断された。

 無言でスペル一覧から適当な呪文をタップ。

 

『爆霊地獄(ベノン)』

 

 バツンッ!

 

「っっきゃーーーかみさまー」

 

 向かってくる魔物の群れごとオズボーンを滅却してやった。

 

 

 

 

 

 どうやらオズボーンという魔法使い、この国の王と騎士団と大神官の不在を狙って攻め寄せて来たらしい。

 闇の反逆軍団に内通していた三人の大臣の手引きによるものだったようだ。

 その大臣たちはオズボーンによって真っ先に殺されており、全く世話がない。

 

 遠征軍の帰還に先立って城に戻って来たメタ=リカーナ王。

 俺はヨーコと共にオズボーン撃退の立役者として、多くのメタ=リカーナの臣民の前で王に謁見することになる。

 

 さすがに裸のままでは格好が付かなかったため、自分の体に合う服を魔法で作り出して身にまとっている。

 <天衣無縫>のスキルを持つ俺は、着衣者の魅力を最大限に引き出す服の型を自在に引くことが出来る。

 いずれこのスキルは閨房でコスプレエッチをするときに大いに役立つだろう。

 

「わたしの感謝は言葉に尽くせぬ!!よくやってくれたティア・ノート・ヨーコ。そして若き魔法使いよ!!」

 

 老いた王が感激した面持ちで叫んでるが全く興味はない。

 王の隣に控えていたシーラ姫が前に出て来る。

 やっとか。

 

「若き魔法使い。あなたの力と勇気に心から感謝します・・・。ありがとう」

 

 スッと左手の甲を差し出すシーラ姫。

 ふむ。

 試してみるか。

 

 チート転生により俺は多くのパッシブスキルを手に入れている。

 その中の一つに<催悦の体液>というスキルがある。

 このスキルにより、俺の唾液は魅力的以上の女にのみ効果を表す、強烈な媚薬と化す。

 

 跪くタイミングで唇を嘗め、シーラ姫の繊手を手に取り、その白い肌に唇を落とす。

 キスした瞬間、キュッとシーラ姫の手がこわばる。

 

<おおー>

 

 外野が騒がしい。

 後で話を聞くと、シーラ姫が手袋を外した状態でキスを許したのはこのときが初めてだったらしい。

 キスを終えて下がるとシーラ姫は羞恥に頬を染めていた。

 

 効果があったようだ。

 これでシーラ姫は毎晩俺を求めて自慰に耽ることになるだろう。

 ふふふ、ステータスを見るとシーラ姫はまだ絶頂経験がないらしい。

 明日の朝、どれくらい経験数が増えているか楽しみだ。

 

 祝勝会を用意しているらしい。

 さてシーラ姫に酒を注いでもらおうかとも思ったのだが、ヨーコの思い詰めた視線に気づく。

 何か言いたそうにしている。

 有象無象の挨拶を断り、ヨーコを外にさそった。

 

 

 

 

 

「ねぇ。るーしぇクンはどうなったの?」

 

 二人きりになったらさっそくヨーコが言い寄ってくる。

 どうやら俺はルーシェという少年に封印されていた存在、ということになっているらしい。

 オズボーンを倒すためにヨーコが処女の接吻でその封印を解いたことで俺様光臨、だったようだ。

 

「うーん。消滅しちゃったんじゃない?」

 

「そんな!?」

 

 まあ俺の知ったこっちゃないし。

 それよりも。

 

「あのさー。そんな男のことなんか忘れて、俺のことを好きになれよ」

 

 ヨーコをぐっと抱き寄せる。

 ヨーコは頬を赤らめて拒絶するもその力は弱い。

 

「や・・・いやっ!!ま、魔法ね!?キミっボクに魅了の呪文使ったろ!?ひどいぞっ!!」

 

 いやそんな魔法を使った覚えは無いが。

 あ、チートスキルに<魅了の魔眼>が有ったなー。

 アクティブになってら。

 でもまぁこのまま精神を直接弄っちゃうのはつまらない。

 キスして唾液を飲ませ、<催悦の体液>の効果で堕落させてやろう。

 

 むちゅ。

 

<しゅおおおおおん>

 

「は?なんだこれ!?」

 

「やだ・・・。封じの呪法も処女の接吻だっけ・・・?」

 

 うっそーん。

 

 

 

 

 

 気がついたら大学の合格発表の場にいた。

 どうやらこれがチート転生の神が約束してくれた1回目の帰還のようだ。

 転生先にいた間の現実世界での記憶が一気に襲い掛かってくる。

 

 そうか。

 確か受験は過去最高の集中力を発揮出来て成功したんだったな。

 その結果が目の前にある。

 俺の受験番号は見事一覧の中に輝いていた。

 

「うおおおおおっ。よっしゃっーー!」

 

 周りの連中と同じように喜びを爆発させる。

 

 一頻りハシャイだ後、ふと我に返る。

 こんなことをしている場合ではないぞ!

 撤収して漫画喫茶に急ぐ。

 

 なんて原作だっけ?

 『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』だったよな?

 急いで原作知識を仕入れねば!

 

 

 

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