現実世界でデラべっぴんさんの彼女と楽しくデート中に路チューしていたら、キスの相手も周りの風景も一瞬で差し代わった。
『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』の世界に移動したようだ。
俺の名前は平玄斗(たいら・くろと)。
『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』という作品がベースとなっている世界に転生する男だ。
いや。
もう転生し終わった、と言うべきだろうか。
これまでの2回と違い、目の前にいるのはヨーコではない。
メタ=リカーナの王女シーラが今回のキスの相手だった。
王族にとってキスは婚儀の証。
そのキスを俺に捧げたばかりのシーラ姫が上気した顔でこちらを見つめている。
やはり美しい。
現実世界への未練が一瞬で無くなる。
この世界への真の転生が彼女のキスで成ったことがとても嬉しい。
「ダークシュナイダー・・・」
「いや、俺の名はダークシュナイダーじゃないよ。平玄斗。クロトと呼んでくれ」
「クロト・・・」
潤んだ瞳で俺を見上げてくるシーラ姫。
しかし凄い服だ。
高級そうなドレスのスリットは脚の付け根まであり、奇麗な脚が細い足首まで丸見えである。
そして上半身は前も後ろも帯の辺りまで大きく割れ、胸元も背中も丸見え。
白い胸の形の良い膨らみとノーブラをこれでもかと強調している。
エロ過ぎる。
疑うことを知らないシーラ姫のことだ。
毎朝着付け師が用意したドレスを素直に着ているだけなのだろうが・・・。
絶対周囲の男たちはシーラ姫のエロいドレス姿を楽しんでるよなー。
まぁ俺も役得だからいいけど。
シーラ姫と見つめ合っていると大神官が話しかけてきた。
「闇の四天王が一人、ニンジャマスター・ガラが我が娘ヨーコを連れ去った」
「へぇ」
シーラ姫のキスで封印が解かれたとなるとヨーコが攫われた直後。
しかし原作では連れ去れる瞬間にダークシュナイダーがルーシェの体のまま目覚める展開があるのだが・・・。
そういう形跡はなし。
この差異はどういうことだろう?
「すでにヨーコが攫われて一週間が経つ。父として頼む!ヨーコを救ってはくれぬか!」
「何?」
一週間も経っているだと?
なんで?
どうやら俺がダークシュナイダー以上の存在と知って封印を解くことを躊躇し、自力で捜索を行っていたらしい。
相手がニンジャだけあってその行方は全くわからず、結局時間を無駄にしたようだ。
最終的にどうしようもなくなって俺にすがってきたようだ。
しかしそれはまずいな。
ガラがヨーコにスライムけしかけるエロエロイベントは既に終了済みかもしれん。
「とーぜん行くんだろうな!」
「お前の大切なヨーコ殿の危機なのだからな!」
「ついでに闇の反逆団を倒して邪神の復活を阻止してこい!」
大臣ズが五月蝿い。
なんでもジオ、この前オレにボコられた傷がまだ癒えてないらしい。
それに闇の反逆軍団がメタ・リカーナを狙っている以上、王城を離れられないそうだ。
「助けにいくのは吝かではないが・・・」
おっとそうだな。
その前に確かめなきゃならないことがあった。
チート転生の神が約束してくれた現実世界に戻れる機会は二回。
それを使い切った今、どんなに処女とキスしても俺が封印されることはないはずである。
せっかく目の前に極上な処女のシーラ姫がいるのだから試さないのは損だ。
どれどれ。
ステータスを見るとこの前は零だった絶頂経験数が一気に三桁まで増えていた。
毎晩俺を思って何度も達していたようだ。
色気のパラメータもかなり増加してる。
クク、箱入り娘が随分いけない娘になったな、シーラ姫。
「只で助けに行くのも業腹だ。先に褒美を頂いておこうか」
ぐいっとシーラ姫を抱き寄せる。
「あっ、ぶ、ぶれいなっ、んんっ・・・」
右手でその小さな頭を固定しそのままキス。
シーラ姫の可憐なピンク色の唇を奪う。
これまでの2回はヨーコとキスをしただけで元の世界に戻された。
しかし今度は・・・。
何も起こらない。
シーラ姫のプルプルの唇をとことん味わう。
堪らずシーラ姫が唇を開けた隙をついて舌を凸入。
「あ、ここじゃだめっ、んんんっ・・・」
ベロチューに移行。
「き、貴様無礼者がーっ!」
「シーラ様から離れんかっ!」
「外道!獣!欲望のかたまり!」
大臣ズの遠吠えはハナから無視だ。
<悦楽の体液>を発動させると共に左手をシーラのドレスのスリットに忍ばせ、ぷりぷりでスベスベでハイグレードなお尻の媚肉をなでりなでり。
じらしにじらした後、お尻の割れ目に指を這わせていき・・・。
下着の上から<ゴールドフィンガー>発動。
「んんっ、んあああああんっ」
びくびくっとシーラ姫が絶頂に震える。
その衝撃でキスが解け、シーラ姫の甘い啼き声が辺りに響いた。
「はぁはぁ」
オレの腕の中でクタリとなって荒い息をついているシーラ姫。
パラメータを見ると絶頂回数が十回ほど増えていた。
随分感じやすいものだ。
いやオレのスキルが凄過ぎるのか。
「はぁはぁ、クロト・・・貴方はティア・ノート・ヨーコを愛しているのではなかったのですか?」
思い詰めた表情のシーラ姫が潤んだ瞳でオレを見上げてくる。
何を求めているのか凄くわかりやすい。
「オレの中に眠るルーシェはそうなのかもしれないけど。オレ自身は違う。今オレが興味があるのは・・・」
そういってシーラ姫の頭を撫でてやる。
「あ・・・」
ぽぅとなるシーラ姫。
「お前が求めるならヨーコでも誰でも救ってやんよ」
「・・・期待、しています。クロト・・・」
ヨーコ姫を取り戻して来たらキス以上のもっと凄いことしてやらねばな、ぐふふ。
あ、そうだ。
ヨーコが攫われてから一週間も経ってるということは、俺が不在の間に反逆軍団の第三軍がメタ=リカーナ城に押し寄せてくるかもしれんな。
将来俺の君臨する王城になるのだから、あまり破壊されないようにしておきたい。
何か防衛策を用意しておいた方が良さそうだ。
地下にあるゴーレム、まだ使ってなかったな。
ちょっと強化しておくかな。
魔法を効かなくして、防御力上げて、あと自律回路も組み込んでおこうか。