反省はしてる。
「闇のチカラのシモベたちよ!」
「さっさとお家へ帰りなさい!」
俺の目の前にいる少女達は、そう言いながら悪の組織の手下どもをぶん殴ったり、よくわからない技でボコボコにしていた。
正直、彼女達を最初に見た時には俺の目の錯覚だと思ったし、次に俺の頭がおかしくなったんじゃないかと疑った。
しかし、目の錯覚でもなければ頭がおかしくなった訳でもなさそうである。
そんな俺は所謂、テンプレの様な異世界転生をした様だがその際の特典がニコポな上にナデポの結果、異性にモテモテになるのにプラスして性欲に関する特典もあったので嬉しくはない。
確かに、異世界転生モノのラノベはそれなりに読んでたし、貞操逆転モノのラノベも多少は嗜んでいたが実際に体験するとは思ってなかった。
そして何より、まさかのプリキュアシリーズの世界に転生するなんて思いもよらなかったのだ。
いやまぁ、プリキュアの映画を映画館で見たりはしていたがだからと言ってそれを公言する訳にもいかず、アニメはちゃんと見てないにわかだったのであまり知らないのだ。
とは言え、前世における女児向けアニメの世界に転生したとしても露出度が高めじゃないですかね。
例えば、初代プリキュアであるブラックとホワイトの場合、肩ショルダー、手套、チョーカー、アンクレットにイヤリングなんかはちゃんと身に付けているものの服はスポーツブラにホットパンツと言った感じに肌の露出度が異様に高い。
他のプリキュア達も、似た様な感じなので正直に言って彼女達と遭遇する度に頭が痛くなる。
要は、目のやり場に困るのだ。
この世界は一応、貞操感があべこべで女性の方が圧倒的に多いのだがそれでも普通の女性なら隠す部分はちゃんと隠すし、そうでなくても奥手な他の男達に不快な気持ちにさせない様に配慮している。
つまり、公共の場ではしっかりとした服装で出歩いているのだが伝説の戦士である彼女達の場合、その意識が欠如してるんじゃなかろうか。
せめて、一般人である俺を逃してから暴れてくれ。瓦礫の破片が飛んできただけでもくたばる一般人だぞ、こっちは。
そう思ってると、手下どもとの戦闘が終わった様でプリキュアのメンバーが集まってきた。
「ふぅ、ここら辺の雑魚は片付けたね」
「大丈夫でしたか、誠さん」
「あぁ、俺は大丈夫だ。みんなはどうだ?」
『問題ないです!』
ブラックとホワイトの問いかけに、そう言いながら反射的に笑みを浮かべてしまったので何人かは鼻から赤い液体が流れ始めたので全くと言って良いほどに嬉しくない。
なんせ、俺が笑いかけるとどんなに性格がひん曲がってる女性でも即堕ちしてしまうので、ギャルゲーだとすぐに結ばれてしまう。
実際、彼女達の中の数名から性的に襲われそうになるのだがその都度、内戦じみた争いになるので今は冷戦の様に互いに牽制し合っている状態だ。
全く、誰が嬉しくてこんな特典を付けさせたのか、小一時間ほど問い詰めたいね。
そんな訳で争いも終わった事だし、俺はその場をクールに去るぜと言わんばかりに足を細い裏道に向けた瞬間、わらわらと近づいてきた彼女達に囲まれてしまった。
しかも、本当に女子中学生かってツッコミを入れたくなる程にムッチリとしたお尻や太腿にばるんばるんな胸部、生地が少ない服装なので俺の股間の主砲はいきり勃つ寸前である。
その上、彼女達が抱き付いてきた暁には飛び降り自殺するしかないと腹を括った瞬間、彼女達の体が密着した。
「ちょっ、HA☆NA☆SE!」
「大丈夫ですよ! 誠さんなら問題になりませんから!」
「俺にとって大問題なの! 股間の主砲がいきり勃つの!」
「じゃあ、私達が襲えば問題ないですよね!」
「そういう問題じゃない!」
そして、俺の匂いを嗅いだ瞬間に興奮した彼女達によって羽交い締めにされて、ラブホへと直行する羽目になった。