期待していたニキやネキの方、申し訳ないっす。
次回からちゃんと書きますので、気長に待っていただけると幸いです。
それでは、本編をどうぞ。
突然だが、この世界において男と正式に交際を重ねてエッチをして子供を設ける事は一種のステータスと見られている。
前の世界では、男女比がほぼ平均だったのに比べてこの世界の男女比が1:9だという事は以前にも説明したが、その割合を人口で見ればわかりやすい。
例えば、100人を適当に選んで整列させたら前の世界では少し男が多い程度だったのに対して、この世界では90人ほどが女性で残る10人程度が男になる計算だ。
これが万単位や億単位になれば、余計にその差が開く事になるので基本的に女性の方が手持ち無沙汰になる。
その結果、科学技術が発達していなかった昔では男に無理を押し付けていたりしていたらしいが、現在では人工授精が可能になったりしているので人権意識の高まりと共に男に負担を強いる事は少なくなった。
しかも、子供を産める事が健康な女性と見られる風潮もあって必然的に人工授精をする人が多いと聞いている。
更に人工授精するに当たって、相手方の精子のランクの高さもステータスに入ったりもするらしいからその事を聞いた当初は、本当に摩訶不思議な世界に来たものだと思えた。
また、人口の維持や増加を目的とした補助金も組まれているという事で俺がいる国を例に挙げる。
『優良母体』
優良母体とは健康な身体を持ち、子供を出産するに適している事を指す。主に先天性の疾患を発病していない者、または発病の可能性が低い者に限る。
更に、実際に子供を無事に出産する事が確認できた女性を政府が認めた認定した者。
これに認定されている女性は、社会において一定の「優先権」が発動される。
認定される内容によって1級、2級などの等級がある。
『出産時における一時金』
子供を性差なく妊娠、出産する事によって一時的に働けなくなる期間に政府から給付される支給金の事を指す。
別項として『出産祝い金』を設けており、男児を出産した場合は5千万円を支給し、女児を出産した場合は1千万円を支給する。
『継続支給金』
男児を出産した女性に対して出産後、月に120万円を男児が成人となるまで支給する。
支給する期間は成人となる誕生月まで、とする。
『男性家族優遇制度』
年齢に関係なく、男性を家族に持つ者は三親等までが病院に掛かる金額を免除される。
また、国立や地方自治体(都道府県や市町村など)が管轄する病院への優先的な通院及び入院が可能。
この他にも、交通機関の使用に対する運賃の免除や各種公共施設への支払い免除なとが挙げられる。
現在、この国における男に関連する主だった制度はこんな所だろうか。
正直、ここまでして男を産ませたいとなると政府としてもかなりの太っ腹となるが将来の税収が増えれば、安いものなのかもしれない。
実際、男が少なくなった事で人的資源が少なくなって隣国などに併合された事例はこの世界の歴史を紐解けばザラにあるし、人が減りすぎれば国として立ち行かなくなるのは当然だ。
しかも、この世界の男達が射精できる回数は限られているので国を挙げてエッチから出産までを優遇するのは当たり前だ。
その上、万国共通で精子のランクが高ければ高いほどに人気が出るし、常時品薄のも相待ってAランクでもかなりの金額で取引されている。
挙句の果てには、Sランクの俺の精子だと高い時で10桁の金額に行く場合もあるそうなので遠い世界の話に聞こえる。
その一方で、女性に対しても一定のランクと言うものがある。
優良母体の所でも触れたが、1級や2級などの等級があって最高で1級なのだが最低で6級となる。
まぁ、等級と言っても男のランクとほぼ一緒であり、よっぽどの事がない限りは3級や4級で収まって男とのエッチや男児の出産によってランクアップする様になる仕組みだ。
因みに、俺と関係を持ったプリキュア達は全員が1級で後は出産に向けて準備するだけである。
とはいえ、俺は今現在において非常に大きい危機に見舞われている。
それは
「ははははは! そう固まらずに呑みたまえ! 誠くん!」
「ははは………どうもです」
四葉財閥のご令嬢、四葉アリスちゃんの母親である四葉
彼女、四葉財閥の総帥でその気になればできない事はないと言われているほどにすごい国際企業のトップに君臨している人物である。
ついでに言っておくが、世界規模で有名なオペラ歌手の四葉祥子さんは聖女さんの妹である。
ぶっちゃけてしまえば、世界規模の超有名人が形式そっちのけで飲み交わしているのだから流石の俺でもすっげぇ緊張するぜ。
しかも、40代に差し掛かっているであろう彼女は娘のありすに負けて劣らず、ボンキュッボンな体をしている上に色気も尋常じゃないので立場を知ってなければ順番をすっ飛ばしてエッチに行ってたかもしれない。
更には、聖女さんとは反対側に祥子さんまで座っているので精神的な許容量を超えて借りてきた猫レベルで緊張している。
「あらあらうふふ、可愛らしく緊張してるのね? 娘のありすから聞いた時には驚いたものだけど、もっと自然体でいいのよ?」
「いやー、流石にタメ口で話すのはよろしくないと思ってまして………」
「なにぃ? そんな事を気にしてたのか? 構わん構わん。むしろ、Sランクの甲斐性とやらを見させて貰おうとするかね!」
「あら、いい考えね! 善は急げよ!」
その言葉に、聖女さんがそう返してからグラスを机に置くと祥子さんと協力して寝室に連れ込まれた。
その際、先の展開が見えたので抵抗したものの2人がかりで引っ張られたので結局、ギッシギシに鳴かせる事になった。
しかも、2人ともかなりの性欲だったので普段なら俺の圧勝なのだが今回ばかりはこっちが先に失神してしまった。
そして、翌朝になってガラ空きになったキングサイズ以上のベッドの傍らに置いてある小型の机にメモでこう書かれていた。
『もっと精進するんだな』
因みに、ありすちゃんは本編でも触れましたがこの世界の四葉聖児である聖女の子供です。