「はぁっ………はぁっ………」
俺は今、現在進行形で危機的状況に陥っている。
相手はプリキュアと敵対している存在で、俺を追跡しているのだがその理由は俺が回復担当の伝説の戦士という事だった。
正直、それだけの理由で俺を追いかけ回してもそこまで価値はないと思っているし、デスパライア達の様な敵の幹部でも女性とは俺とのエッチで籠絡済みなので別の組織や人物となる。
本来であれば、逃げ回っている最中に携帯などでプリキュア達を呼び出せば1発で解決するのだが生憎、敵との遭遇時に電波の届かない場所に転移されたので通信は不可能だ。
暴姦対策に、防犯ブザーや相手の目を眩ませるペンライトなどの小道具なんかも敵に大した効果が与えられなかったし、プリキュアになってからも大した戦闘能力はない。
精々、逃げ回って隠れるぐらいしか手段がないのだがそれも限界に近い。
なんせ、相手は複数人で追跡しているのに対してこちらは1人で逃げ回らないといけないからどうしても逃げるルートは限定される。
例えるなら、逃走中というテレビ番組で逃走者が1人に対してハンターが10人とかだったらどんなに逃げ足が早くても無理ゲーだろ? それと同じ状況に陥っている。
まったく、こんな事ならプリキュア達をセフレの様にやりまくってから縁を切れば良かったぜ、と思いながら木の幹に身を預けて隠れているとすぐ近くで声が聞こえた。
「伝説の戦士、みーっけ」
「………」
いやらしく笑みを浮かべ、ねちっこい声音でいう奴がすぐ近くにいる事を悟った俺は眉間にシワが出るのを感じながら、この状況を打開する方法をいくつも考えたがそのどれもが実現不可能なものばかりなため、目を閉じてから効果がありそうな方法を試す事にした。
「ふん!」
「おやぁ? まだ諦めてなかったんですかねぇ?」
「諦める? そんな簡単に諦められるんだったら伝説の戦士なんてやってないっつーの!」
それは、逃走中に拾った木の枝を振り回すという単純なものだったがそれでもないよりはマシだと思って足元に置いておいたのだ。
とは言え、ただの枝なんてRPGなんかだと檜の棒レベルの強さで持っている人間もただの一般人に毛が生えた程度の戦闘力しかないため、気休め程度の能力でしかないがないよりかはマシだ。
そして、俺は悪あがきと言わんばかり勝ち目のない戦いをするのだった。
☆☆☆☆☆
その日、LANEのとあるグループに上がった1つのメッセージがプリキュア達を震撼させた。
その内容は、普段はのんびりとした雰囲気の誠から「助けてくれ」という物でそのグループに属していたプリキュア達全員が緊急事態だと悟った。
幸い、この日は休日だったために休みなのですぐに行動に移して妖精達の導きによってララが扱うロケットに乗り込んで彼がいるであろう場所に向かった。
「ん〜〜ふふふぅ………ようやく来ましたね?」
「アンタ達、とっとと誠を返しなさいよ!」
「そーだそーだ!」
誠がいる場所は、地球ではない別の惑星で植物すらほとんど存在しない乾いた惑星だった。
そして、そこには
そのため、キュアブラックを始めとした熟練の伝説の戦士になるほどに周囲を警戒していたが、そんな彼女達を嘲笑うかの様にピエロ姿の人物は口を開いた。
「ん〜〜〜ふふふぅ、君らが探している対象なら既に我々が手中に収めています。貴女方がとある条件を飲めばすぐに解放してあげますよ」
「その条件って何よ!?」
「どーせ、私達も悪堕ちしろなんて言わないでしょうね!」
「………半分、正解ですが答えは単純です。複数人の彼と戦ってもらうだけです」
その言葉に、プリキュア達は驚きの表情を浮かべたがそんな彼女達を無視してピエロ姿の人物は指をパチンと鳴らすのと同時に、その側で炎の様なものが現れるのと同時にそれが消えると彼女達にとって馴染み深い人物が現れた。
「………誠、さん?」
「うそ………」
「………」
彼こそ、この世界の地球において唯一のSランク保持者の竜崎 誠であり、伝説の戦士に変身した際には純白の学ランを妙に恥ずかしがっていたのに今は黒に近い紫色になってしまった。
そんな彼を見て、彼女達は混乱したがすぐに切り替えてピエロ姿の人物に問い詰めた。
「誠さんと戦えばいいのね!」
「えぇ、彼と戦って勝てばいいだけで充分です。勝てれば、の話ですがね」
ピエロ姿の人物が、意味深に言いながらも戦いは始まった。
エロは書かないのか、と聞かれればちょいと反応に困りますが次回にはちゃんと書くつもりなのでその時まで待ってください。
ウ=ス異本レベルの同人誌なのに、バトル漫画並の描写なんて似合わないしねぇ。
そんな訳で、次回までゆっくり待っていってね!