逢を乗せたタクシーはそれほど時間を置かず目的地のラブホテルに到着した。
山下社長はカードでタクシー代の精算を済ませると、逢の腰に手を回して逢を建物の中に連れ込んで行った。
入口に設置されていたパネルで部屋を選んでルームキーを受け取ると、エレベータに乗って部屋に向かう。
その間、逢は終始無言だった。
これから、今日会ったばかりのロクに知りもしない男に抱かれなければならない。
脂ぎった中年の男に自らの意思で体を差し出す行為に、逢の心は張り裂けそうだった。
今晩一晩だけと自分の心に言い聞かせ、逢は部屋に足を踏み入れた。
部屋に入ると山下社長は冷蔵庫を漁り、缶チューハイを2本取り出して片方を逢に渡した。
山下社長がチューハイを飲み始めたが逢は缶を開けただけで口を付けなかった。
素直に言うことを聞かない逢の行動に気を良くした山下社長は、その場で服を1枚ずつ脱ぐよう逢に言った。
逢は手に持っていたハンドバッグと缶チューハイをテーブルの上に置くと、服を1枚ずつゆっくりと脱いでいった。
山下社長は缶チューハイ片手に逢のストリップショーを楽しんでいた。
逢が下着姿になると、レース飾りのついた白いショーツの底部分の色が変わっていることに気づき、山下社長は言葉で逢を辱めた。
「お、濡れてるな?逢は感度がいいんだな。気持ち良かったか?」
「……はい、気持ち良かったです……」
羞恥で顔を赤く染めながら、逢は汚れたショーツを隠すように背中を向けて下着を脱いでいった。
逢が全裸になっても背中を向けたままでいると、山下社長は前を向くように命じた。
逢は手で胸と股間を隠したまま山下社長に向き直ったが、そのような抵抗が山下社長をより楽しませていることには気づいていなかった。
「腕を頭の後ろで組んで全部見せてもうらおうか?」
逢は言われた通り腕を頭の後ろで組んで、裸体を余すことなく晒した。
山下社長の視線が上から下へ移動する。
下腹部の薄い茂みを突き抜けて、その下にある秘唇を凝視されているような錯覚に、逢は視線を遮るように太ももを擦り合せて腰をよじった。
山下社長は続けて逢に様々なポーズを取らせた。
手を頭の後ろで組んだままゆっくり1回転させると、今度は背中を向かせ膝を曲げずに前屈させた。
逢の臀部とふとももに挟まれた逆三角形のスペースに男の視線が突き刺さる。
「そのまま尻を持って左右に開いて」
そんなことをすればお尻の穴まで見られてしまう。
自分から見せるのは性交の際に不可抗力で見られるのとは違ってあまりに恥ずかしかった。
自分の臀部に手を添えたものの動きを止めてしまった逢に催促の言葉が投げかけられる。
逢はおずおずと手を動かして尻の割れ目をゆっくりと開き、割れ目の奥にひっそりと佇む菊門を男の目に晒した。
「可愛い穴だね。色は薄い茶色か。後ろは経験あるの?」
「……っ!あ、ありません……」
羞恥に耐えながら逢は質問に答える。
「そうか。じゃあこっちはまだ今度かな」
そう言って山下社長は窄まって閉じている逢の肛門を指先で軽くつついた。
その刺激に逢はびっくりして背中を反らせ、思わず上体が起きてしまう。
逢の初心な反応を楽しんだ山下社長は自分の服を脱がせるように逢に命じた。
命令に従って山下社長の服を1つずつ脱がせてお互い全裸になると、山下社長は逢の手を引いてバスルームに連れ込んだ。
「じゃ、洗ってもらおうか」
逢がボディスポンジを泡立て始めると、山下社長がそうじゃないと作業を中断させた。
「逢の体で私の体を洗うんだ」
「?」
「なんだ知らないのか。じゃあ言う通りにするんだ」
疑問に思う逢に山下社長は詳しいやり方を指示していく。
逢はその指示に従って体を動かした。
逢はボディーソープを手に取って泡立てると、自分の胸に塗りたくった。
そのまま社長の背後から抱き着き、自分の胸で社長の背中を上下にこする。
背中を泡だらけにしたら、前に回りこんで同じように胸をこすり付ける。
前に回ったことでお互いの恥部が擦れあい、下を向いていた男根が角度を上げて逢の下腹部に当たるようになった。
自分の息子が元気になると、社長は浴槽の縁に腰掛け、お互いが向き合った状態になるように自分のふとももに逢を跨らせた。
逢は自分の陰毛をボディーソープで泡立てると、陰毛をブラシにして腰を振り、山下社長のふとももを磨いていった。
男の胸に抱きついた状態で腰を前後に振っている逢の口にヤニくさい唇が押し付けられる。
逢は嫌悪に耐えながら腰を振り続けた。
ふとももを泡まみれにすると、今度は反対側のふとももに跨り、同じように陰毛をこすりつけてふとももを磨いていく。
逢の股間の感触を堪能した山下社長は逢の体を離して横に立たせ、右手を伸ばして逢の股間の前に差し出した。
逢は男の指を立てて自分の膣に差し込むと、腰を前後に振りはじめた。
俗に言う壺洗いである。
逢の蜜壺がほぐれる男の指がふやけると、男は逢を股間の間に跪かせ、口でペニスに奉仕させた。
「ちゅっ……。ぴちゃ……ぴちゃっ……。ちろっ……。れろーっ、ちろっちろっ……」
逢は智也に教わったテクニックで必死に奉仕した。
「うーん、いい感じだ。上手いじゃないか。彼氏に仕込まれたのか?」
「……ぱくっ。じゅぼっ……じゅぶっ、じゅばじゅぼっ……」
逢は質問を無視して肉茎を咥えると、口をすぼめてしごきあげた。
「おおっ、いいぞ。いい気持ちだ……。そのままっ……、ぐっ……、出るっ!!」
ビュッ!!ドピュッ!!ビュルッ、ビュルルッ!!
逢の口内に勢いよく男の精子が放たれた。
逢は口を開けて舌の上に残る白濁液を山下社長に見せるとそのまま飲み込み、硬さを失ったペニスに再び舌を這わせて清めていった。
そんな逢の行動に山下社長は笑いを誘われた。
「おいおい、逢はほんとに大学生?そんなサービス、熟練の風俗嬢並みだよ。普通はザーメン飲まないし、お掃除フェラだってしないって。よっぽど彼氏に仕込まれてるんだな」
逢は智也に教わった通りにしただけだったが、自分の行動が普通でないことを知り、顔から火が出るような思いでペニスから口を離した。
逢の口奉仕が終わると、山下社長は逢にシャワーを使わせ自分の体の泡を洗い流させた。
自分の体から泡がなくなると、今度は逢にバスタオルを持たせて体を拭かせた。
体の水分が粗方拭き取られると山下社長は腰にバスタオルを巻き、逢に体を洗ってから出てくるように言ってバスルームから出て行った。
バスルームに1人残された逢は体に残っていた泡を洗い流すと、改めてボディスポンジを泡立てて自分の体を洗っていった。
バスタオルを体に巻いた逢がバスルームから出ると、山下社長がベッドに腰掛けて煙草を吸いつつ内線電話を手に取っていた。
逢がベッドの脇まで歩いてくると、山下社長は受話器を置いて言った。
「今ルームサービス頼んだから。届いたら取ってきてくれ」
「……じゃあ、服を着ます」
そう言って服を手に取ろうと踵を返した逢を男の声が止めた。
「いや、服を着ちゃ駄目だ。その恰好のまま受け取るんだ」
その言葉に動きを止めて山下社長の顔を見た逢を、山下社長は気持ち悪い笑みを浮かべて言葉を継いだ。
「いいね、その顔。もっと嫌がって抵抗してみな?ほんと、最近の女はみんな従順でつまらないんだ。逢は嫌がってくれるから命令し甲斐があるよね」
逢が絶句していると、部屋のチャイムが鳴った。
先程の男の言葉を信じるならば、逢が抵抗すればするほど男を喜ばせるだけである。
逢はバスタオルを体に巻いたままドアに向かって歩きはじめた。
すると、そこに山下社長の手が伸びてきて、逢のバスタオルの端を握って体から剥ぎ取ってしまった。
「きゃっ!?」
思わず羞恥の声を上げて手で体を隠す逢に山下社長はわざとらしく謝った。
「ごめんごめん、つい。ほら、ドアの外で待ってるから急いで。そのままでいいから」
男は逢に一糸まとわぬ裸のままドアを開くように命じた。
裸のまま動けない逢だったが、再び鳴るチャイムと山下社長の無言の圧力に屈してドアに向かうと、少しだけ隙間を開けて外の様子を窺った。
ドアの外には背の低い老婆が大きな袋を持って立っていた。
「注文された物です」
老婆はそう言って手に持った荷物を差し出したが、ドアの隙間から受け取るには荷物は大きすぎた。
逢は仕方なくドアを大きく開けると、全裸の体を晒して急いで荷物に手を伸ばした。
老婆は全裸の逢を見ても特に驚きもせず無言で荷物を逢に渡したが、逢には老婆の目が蔑むような視線を向けているように感じられて心が痛かった。
荷物を受け取って部屋に戻ると、山下社長がニヤニヤした顔で逢に荷物を開けるように言った。
荷物を開けると、ローションとローター、そして黒の競泳水着が出てきた。
「逢は水泳部だったって言ってたからね。それを着てプレイしようと思って」
逢が競泳水着を着ると、山下社長はベッドの中央に座り、自分の足の間に逢を座らせた。
山下社長は水着の胸元を引っ張っぱり、隙間にローションを垂らしていった。
いきなりの冷たい感触に逢の体がびくりと反応したが、社長は構わずローションを流し込み続けた。
冷たい液体が逢の肌と水着の間を滑り落ちて逢の下腹部を通って股間にまで到達すると、社長はローションを逢の背中にも垂らし、逢の全身をローション塗れにしていった。
ローションが空になると、社長は逢の胸を水着越しに揉み始めた。
肌をぬるぬるした感触が襲い、濡れた水着の布がその感触を増幅するように肌全体をこすっていくと、逢の乳首は瞬く間に固く尖って水着の布地を持ち上げ、その存在を男に伝えた。
「おっ、やっぱ敏感だね。ほら、乳首がこんなに固くなってる」
そうい言って水着の上から逢の乳首を摘まんで引っ張った。
「っんん!……、そ、それは……、こんなぬるぬるにされたら……だ、誰だって……」
「じゃあ、こんなのはどうだい?」
社長はローターを手に取ると、水着の上から逢の股間に押し当てスイッチをひねった。
微弱な振動が逢の下腹部に伝わり、逢は思わず足を閉じて股間を守ってしまったが、社長は自分の足を逢の足に絡めて広げ、その恰好のまま固定してしまった。
社長に背中を預けて開脚したまま、片手で胸を揉まれながら股間をローターで攻められた逢の体は徐々に熱を帯び、ローションの冷たさはいつの間にか気にならなくなっていた。
全身をぬるぬると愛撫するローションの感覚と、ローターから送られる微弱な振動に逢は体を捩り、呼吸を乱していった。
「あっ、はぁ……、んっ……」
逢の口から喘ぎ声が漏れ始めると、社長はローターの振動を強くし、水着の股布の上から逢の陰裂に沿うように往復させはじめた。
逢の声のトーンが1段上がり、腰がもぞもぞと動いた。
「やあっ、あっ……。あんっ、ああ……、んんっ……」
ローターの当てる場所を少しずつ動かして逢の反応を見ていた社長は、逢の反応から水着の下の逢の割れ目を位置を推測すると、陰裂の上に芽吹く媚肉と思われる位置にローターを押し付けた。
「───っ!!」
突然与えれた強烈な刺激に、逢の口から言葉にならない叫びが漏れ、逢の腰が大きく跳ね上がった。
逢の急所を掘り当てた社長はローターの振動を最強にすると、水着の上から逢の陰核に振動を与え続けた。
足を固定されて逃げられない逢は、腰を上下左右に振って必死にローターの振動から逃げようとしたがそれも叶わず、水着の上から押し潰すように当てられるローターに敏感なクリトリスを攻められ続けた。
「ああんっ!いやっ……、だめ……、それっ……。あっ……、そこっ、んんっ……。いっ───、あっ、ああっ、あ───っ!!」
ローターから与えられる刺激にあっという間に性感を高められた逢は、一際高い喘ぎ声をあげると背中を反らして絶頂した。
絶頂から降りてきた逢の体から力が抜けると、社長は逢の股間からローターを離し、絡めていた足を解放した。
社長は水着の肩紐をずらして逢の乳房を剥き出しにすると、痛いほど尖った乳首に歯を当て、軽く噛みついた。
「痛っ!」
社長は逢の乳首を噛んだまま引っ張っった後に口を離し、痛みでじんじんする逢の乳首に息を強く吹きかけた。
痛みで敏感になっていた場所に与えられた風の当たる感触に、逢は言いようのない快感を感じさせられた。
「どうだ?痛みの後だと敏感になってるから感じるだろう?」
そう言ってもう片方の乳首にも噛み付くと同じように息を吹きかけ、逢の体が震える様を楽しんだ。
逢の両方の乳首に歯型を付けた社長は逢に四つん這いの体勢を取らせると、水着の股布をずらして逢の秘部を剥き出しにした。
逢の陰唇はほのかに赤らんで口を広げ、ローションでテカテカに光っていた。
社長は枕元のコンドームを手に取って装着すると、反り返った怒張を逢の媚肉に埋め込んでいった。
(ううっy、先輩、ごめんなさい……。私、また……)
恋人以外のペニスを受け入れてしまった逢は心の中で謝った。
「んっ……、うっ……、はぁっ……、あっ……」
社長が逢の腰を両手で固定し、熱い肉杭を前後させて逢の体内を抉っていく。
肉杭の切っ先が逢の子宮口を付くたびに逢の口から声が漏れた。
腰を振って逢を攻めていた社長は、逢の引き締まった小振りの尻に張り付く水着をずらすと、露出した菊門を指先でかるくつつきはじめた。
「きゃっ!?……そんなところ、や……」
首を捻って後ろを見た逢が拒絶の言葉を口にしたが、社長はその言葉を無視して尻の谷間に溜まっていたローションを指で掬うと、円を描くように後ろの窄まりに揉み込んでいった。
弄られている尻穴から伝わるくすぐったい感覚と、熱い剛直で掻き回される蜜壺から伝わる快感が混ざり合い、逢の下半身は快楽でドロドロに溶けはじめた。
逢の陰裂から湧き出る愛液とローションのブレンド液が肉棒で泡立てられ、2人の結合部は白く濁った液で汚れていった。
「あぁっ!ひっ!んふっ!だ、だめ……。んっ、あっ、あっっ、ああっ!もっ、んんっっ!」
逢の喘ぎ声が更に大きく、意味を成さなくなってきた。
社長は後ろの穴を弄る手を離すと逢に覆いかぶさり、逢の乳房を思い切り鷲掴んだ。
「イキそうなのか?いいぞ、イケ。大きな声でイクと叫ぶんだ!」
そう言って腰の動きを早めて逢を性感の高みに追い込んでいく。
男が逢の乳房を力いっぱい握りしめ、乳首を指で押しつぶしつつ腰を打ち付けると、逢の喘ぎ声は切羽つまったものになっていった。
「はぁっ、おっ、おおっ、んんっ、あっ、ああっ、も、分からないっ、分からないっ!ダメ、イクっ、イクっ!」
恥ずかしい言葉を口にして、逢は絶頂した。
逢を絶頂に導いた社長は目いっぱいのスピードで腰を振って自身の性感を高めると、絶頂で体を震わせる逢の中で射精した。
男が結合を解いて逢の体を手放すと、逢はベットに倒れこんでしまった。
社長は萎えた息子をティッシュで掃除すると、煙草に火をつけ一服しはじめた。
男は煙草を口に咥えたまま、絶頂の余韻で敏感になった肌を撫でまわした。
男の指が首筋や脇の下、腰の後ろなどの逢の敏感な部分に軽く触れるたびに、逢は軽い絶頂に追いやられた。
「あんっ!またっ……イっ!んんっ……イクっ!」
「敏感でいい体だな。気に入ったよ、逢」
結局、逢は寝ることを許されず、一晩中体を弄ばれ続けた。
性の経験が浅い逢は中年のねちっこい愛撫とセックスに翻弄されて大いに乱れ、何度も絶頂を繰り返した。
早朝、チェックアウトの際にはもはや腰が立たず、社長に腰を抱かれて支えてられる有様だった。
社長はタクシーを捕まえて逢を後部座席に放り込むと、運転手に1万円札を渡して逢を送るように言づけた。
タクシーが走り出し、社長の姿が見えなくなっても、心身共に疲れ切っていた逢は身動き一つできなかった。
自宅に着いた逢は、シャワーも浴びず着の身着のままベッドに倒れ込み、そのまま泥のように眠った。
成美が映画の役をもらったと聞いたのはしばらく後だった。