「ちゅぷ……ぴちゃ……」
逢は裸で智也の股間の間に跪き、彼の陰茎に舌を這わせていた。
「いいぞ、今度は裏筋に沿って舌で舐め上げろ」
「は、はいっ。っつー……。れろっ……」
逢は智也の指示に従って、ペニスの裏側を舐め上げた。
「それじゃあチンポが動いて舌が裏筋からずれるだろう、下手くそ。片手でチンポを持ち上げて固定するんだよ」
智也の罵声を受けた逢は右手で智也のペニスを掴んで持ち上げると、裏筋に舌を沿わせて奉仕を続けた。
週末を一輝と過ごした逢は、一輝が帰った後シャワーを浴びて身を清めると、一輝の痕跡を消すかのように部屋の掃除を始めた。
掃除と洗濯が終わって一息付くと、逢は携帯電話のLEDが明滅していることに今更ながら気が付いた。
携帯電話を調べると着信履歴に純一の名前が連続して表示されていた。
恋人から何度も連絡があったことを知った逢は、純一に電話を返すか悩んだ。
月曜日に学校で会えば、純一は週末に電話したことを話してくるだろう。
その時になって初めて気付きましたというのはあまりに不自然だ。
まだ今なら気付かなかったと言っても不自然ではないだろう。
逢は覚悟を決めると、純一に折り返し電話をかけた。
電話に出た純一はいくらかけても逢が電話に出なかったことを心配してくれたが、逢は疲れて寝ていて気付かなかったと嘘をついた。
まだ慣れない学校生活にアルバイトしつつの一人暮らしで思ったよりも疲れが溜まっていたようだとの逢の言い訳を、純一は素直に信じたようだった。
「そっか……。まだ入学して2週間だもんな。七咲と一緒なのに浮かれてて気が回らなかった。ごめん、七咲」
相変わらず優しい純一の言葉に逢は嬉しく思ったが、かえって罪悪感を強く感じさせられた。
(違うんです、先輩。私……。ごめんなさい……)
心の中で謝罪する逢に、純一は予想外の言葉を口にした。
「七咲が慣れるまで、しばらくは夕食作ってくれなくても大丈夫だから」
「い、いえっ、大丈夫です!私が好きでやってるんですから」
「いいんだよ、七咲。無理しなくて。食事くらい僕だって作れるから」
慌てる逢だったが、純一はどこまでも優しかった。
授業が終わって純一の家に行き、純一のために料理をするのは楽しかった。
美味しそうに食べてくれる純一の笑顔が好きだった。
たまに泊まって、朝、純一の隣で目覚めるのは恥ずかしくも嬉しかった。
そんな幸福な時間が、一時とはいえ取り上げられようとしている。
必死に理由をつけてなんとかその時間を守ろうとした逢だったが、変なところで頑固な純一である。
逢が話す理由も強がりだと思って前言は翻さなかった。
純一に本当のことを話せない罪悪感を持っていた逢はそれ以上強く拒否できず、純一の提案を受け入れた。
その後、純一と他愛ない話をして月曜日に学校で会う約束をすると、逢は肩を落として電話を切った。
月曜日、純一と一緒に4限の授業を受けていた逢の携帯電話にメールが届いた。
『約束通り、手伝ってくれ。』
メールは智也からの呼び出しだった。
月曜日は逢も純一もアルバイトがなく、本来であれば授業が終わった後は純一の家に行く日であった。
しかし、先日の電話でその約束は無期延期されていた。
純一を理由に断ることもできない。
逢が不承不承で承諾を返信すると、すかさず智也から住所とアパートと思われる建物の名前、部屋番号のみのメールが届いた。
(ここに来いってことでいいのかな?)
授業が終わると、逢は純一と会話しながら校門まで一緒に歩いていった。
校門で別れ、名残惜しそうに純一の背中を見送っていた逢は純一の姿が見えなくなると、指定された住所に足を運んだ。
メールに書かれていた住所にはかなり古いアパートがあった。
指定された部屋のインターホンを鳴らすと、中からドシドシという音が聞こえてきてすぐにドアが開き、Tシャツにトランクスだけの格好の智也が姿を現した。
智也はアゴをしゃくって逢に部屋の中に入るよう促した。
智也の後を追って逢が部屋に入ると、部屋の中は酷い有様だった。
畳敷きの部屋の真ん中には万年床と思われる布団が設置され、その周りには脱ぎ散らかした衣服や雑誌、ティッシュなどのゴミが散らばり、足の踏み場もない状態だった。
部屋の奥には学習デスクと椅子が設置されていて、机の上には大きなパソコンとモニタ、智也が食べたと思われるカップ麺の空き容器が積み重ねられていた。
智也が床に散乱するゴミを器用によけて移動して椅子に座ると、入り口で立ち止まった逢に声をかけた。
「ほら、入れよ」
そう言われても、畳が見えないほど物が散乱している状態である。
どこに足を運べばいいのか分からず動けない逢に智也は布団の上に乗るよう指示した。
逢が布団の上に乗ると、靴下越しに湿った感触が伝わってきた気がした。
「さっそく手伝ってもらおうか。ほら、脱げよ」
「ど、どうしてですか?」
「お前な、俺はこれから溜まったもんを出すんだよ。そのためにはチンポ立てなきゃならないだろ。お前にはそれを手伝う義務があるんだ。さっさと脱いで俺を興奮させろよ」
智也は呆れたように答えた。
先日の一輝とのやりとりで自分の意見が通らないことを学んでいた逢は、仕方なく紺色のブラウスのボタンに手をかけた。
ゆっくりとボタンを外していく逢に智也は声をかけた。
「七咲はいつもズボンだな?」
今日の逢の服装も紺色のブラウスにベージュのチノパンというパンツスタイルだった。
別にパンツルックが特別好きという訳ではなかったが、歓迎会の一件があってからなるべく脱がされにくい服装を選んでいるのは確かだった。
無言でブラウスを脱いでタンクトップ姿になると、チノパンに手をかけ、ゆっくりと足から引き抜いた。
続いてタンクトップを首から引き抜き、靴下と下着だけの姿になると、逢はそこで動きを止めた。
湿った印象の布団の上に素足を付けたくなかったからである。
ゴムの部分にレースのフリル飾りがついたアンクレットソックス。
フリル等の飾りが一切ない股ぐりの角度が浅い青いビキニショーツに、ショーツとお揃いの色の飾り気のない青い3/4カップブラジャーに身を包んだ逢が恥ずかしそうに手を交差して股間を隠そうとする仕草が智也の劣情を煽った。
「七咲は青い下着が好みか。それとも橘の趣味か?」
「先輩は関係ありませんっ!」
恋人を揶揄された逢は思わず怒りの声をあげた。
「じゃあ七咲の趣味か。俺はもうちょっと色気があるのを着けてもらいたいな。布地が少ない黒いやつとか」
勝手な事を言う智也の言葉を無視する逢に、智也は強めの口調で繰り返した。
「聞こえなかったか?もっと色気のある下着を着けろって言ったんだよ。お前は俺の指示に従う必要があるんだぞ?忘れたのか?」
「……分かりました」
指示という名の命令を逢が承諾すると、智也は逢に下着も脱ぐように命じた。
逢がゆっくりと靴下と下着を脱いで全裸になると、智也は逢を自分の足の間に膝立ちで座らせた。
「口でヌいてくれ」
フェラチオの命令だった。
逢はフェラチオという行為が口で男性器を気持ちよくする行為として知っていたが、純一とのセックスでフェラチオしたことはなく、具体的な方法までは知らなかった。
しかし、ここでフェラチオの具体的なやり方を尋ねれば、また純一との夜の生活を揶揄されかねない。
逢は知る限りの知識でフェラチオをすることにした。
逢はすでにテントを張って生地を盛り上げている智也のトランクスのゴムに手をかけ、ゆっくりと下ろしていった。
反り返ったペニスが眼前に現れると、逢は震える舌を陰茎に恐る恐る近づけていった。
「ぴちゃっ……、ちゅっぷっ、ちゅっぷっ……れろ……ぴちゅっ……」
逢は無心になって陰茎を舐め回したが、拙いフェラチオに苛立った智也は逢に指示を出した。
「下手くそなフェラチオだな。もっとちゃんとやれよ。ほら、竿ばっかり舐めてないで、先っぽも刺激しろ」
「っ……。さ、先っぽって……」
「エラが張った部分を舌先でこちょこちょくすぐったり、先っぽの割れ目を舌でチロチロするんだよ」
指示されたとおりに舌を動かすと、智也のペニスが硬度を増し、先ほどよりも切っ先が上を向きはじめた。
亀頭を刺激させた後は裏筋を舐めさせ、しばらく舌だけのフェラチオを楽しんでいた智也は本格的な指示に切り替えていった。
「手で根元を持ってしごけ、お、いいぞ。今度は袋を口に含め」
指示通り手で陰茎を上下にしごいていた逢は、言われた通り口を竿の根元に移動させ、しわしわの肉袋を口に含んだ。
玉袋を口に含むと、智也のごわごわした陰毛が瞼にあたり、逢は眉をひそめ目を閉じた。
目を閉じると、口から伝わるぐにゃぐにゃとした嫌な感触がより鮮明に感じられて気持ち悪かった。
「よし、次は竿を咥えろ」
逢は玉袋から口を離すと、口を開けて智也のペニスを浅く咥えこんだ。
「もっと奥まで咥えるんだ」
逢はペニスを口に咥えたまま首を動かして陰茎を根元まで咥えこんだが、智也の肉棒の先端が喉の奥に当たり、えずいて口を離してしまった。
「ぐっ、うぅっ……、ぐぅっ……。はぁっ……はぁっ……」
「おっと、すまない、ちょっと大きすぎたか?その感じだと、橘のは俺より小さいみたいだな」
純一を貶める智也の言葉を無視すると、逢は今度は喉の奥に到達しないように深さを調整しつつ智也の男根を口に含んだ。
「よーし、そのまま唇をすぼめて、口でチンポをしごくんだ。たまに口を離して舌で先っぽを刺激するのも忘れるな」
逢は智也の指示に従って奉仕を続けた。
「じゅぼっ、じゅぼっ・・・・・・。っはぁ・・・・・・、ちろっちろっ、つー・・・・・・。しゅぽっ、じゅっぶ、じゅっぼっ」
逢が必死に首を振って智也のものをしごきあげる。
射精感が高まってきた智也は逢の頭を手で持つと、強引に前後させはじめた。
「んんっ───、ぐっ……、お、え……」
苦しそうな声をあげる逢を無視して、智也が逢の頭を前後させるスピードを上げていく。
唐突に智也が動きを止めると、逢は口の中に暖かい感触を感じた。
ビュッ、ビュルルッ……、ドピュッ、ドビュッ!!
智也の射精を口内に感じて口を離そうとした逢だったが、頭を智也にがっしりと抑えられていたため、怒張を口に咥えたまま射精が終わるのを待った。
逢の口内に最後の一滴まで精を放つと、智也は逢の頭から手を放しつつ命令した。
「ふぅっ。出た出た。いいか、吐き出すなよ。口を開けて俺の精液が入ってるの見せるんだ」
智也の子種など吐き出したくて仕方なかったが、逢は命令通り口を開けて、舌の上に残る白濁液を智也に見せた。
「よし、そのまま飲み込め」
精飲の命令だった。
逢は躊躇したが、智也の目を見ると観念し、ごくっと喉を鳴らして智也の精液を飲み込んだ。
生まれて初めて精液を飲んだ逢は、喉に残り続ける何かがひっかったような感触に表情を歪めて耐えた。
そんな逢の口元に、萎えかかって鈴口から白い液体を滲ませている肉棒が差し出された。
「ほら、お掃除フェラだ。口で綺麗にしろ。先っぽに残ってるのもストローみたく吸い出すんだ」
逢は無言で先っぽの割れ目に口を付けると、尿道に残っていた精液を吸い上げて飲み込んだ。
その後、陰茎に舌をまとわせ唾液で肉棒をくまなく舐め回した。
逢の奉仕で怒張が硬度を取り戻すと、智也は布団に仰向けで寝転がった。
「次は自分で入れて腰を振れ」
智也は逢に騎乗位での奉仕を命令した。
「あの、ゴムは……」
天井に向かって勢いよく跳ね上がっている剛直にはコンドームが装着されていなかった。
智也が面倒くさそうにゴミの山をアゴで指した。
逢はゴミの山を掻き分けてコンドームの袋を発見すると、袋を開けてコンドームを取り出し、智也の怒張に被せていった。
コンドームを装着し終えると、逢は寝ている智也の腰の上に跨り、智也のペニスが自らの花弁の中心に当たるように位置を調整した。
しかし、逢の花弁はまだ少ししか濡れておらず、男根を受け入れる準備ができていなかった。
その様子を見た智也は、そのままの格好で自分の秘所を慰めて濡らすよう逢に命じた。
逢は自らの指を口に咥えて唾液で濡らすと、その手で自分の陰唇をなぞるように往復させ親指でクリトリスをこねて刺激しはじめた。
「んっ、うんっ……、はぁ……」
しばらく逢の自慰を観察していた智也は逢の秘所が潤ってきたのを確認すると、逢に腰を落とすように命令した。
自慰を中断した逢は、開いてきた陰唇に智也のペニスを当てると、一瞬動きを止めた後、覚悟を決めて腰を沈めた。
ずっ、ずぶぶっ……。
逢の蜜壺が智也の怒張を完全に飲み込み、智也の陰毛が逢の下腹部をちくちくと刺激した。
逢はその感触から逃れるように両手を智也の腹の上に置き、自らの腰を上下に振り始めた。
「はっ……、はっ……、うっ……、あっ……」
逢は智也が早く射精するよう必死に腰を振って奉仕した。
そんな逢を下から眺めていた智也は、腰の裏に快感が集まり段々と射精感が高まってきたのを感じ、逢に更なる奉仕を命じた。
「ほら、もっと早く腰を振れ」
「は、はい。んっ、はっはっ……、あぁっ……はっはっ……」
全身を汗で濡らして必死に腰を振る逢だったが、智也はなかなか射精しなかった。
「ま、まだ……、です……か?」
疲労で腰が重くなってきた逢は、いつまでも射精しない智也にたまらず質問してしまった。
その言葉を待っていた智也は逢に条件を突きつけた。
「そうだな、七咲がエロい言葉でおねだりしてくれたら興奮してすぐに出るかもな」
智也が例として口に出したセリフは逢の心を傷付ける下品な内容で、とても口に出せなかった。
しかし、逢の体力も限界が近づき、体を支えている脚が震え始めていた。
涼しい顔の智也を見て、このままではいつまで経っても腰振りから解放されないと思わされた逢は、藁にもすがる思いで先ほどの下品なセリフを口にした。
「あっ、逢の浮気マンコに、チンポ突っ込んで、ザーメンびゅっびゅって、出して、ください」
「良く言えたな。じゃあ、出すぞ」
飴と鞭は調教の基本であった。
射精を堪えていた智也は、逢が恥ずかしいセリフを口にして命令に従ったことを褒めると、逢の腰を両手で持って自分の腰を突き上げ精を放った。
ドピュッ!ビュルルルル!ドクッドクッ!……ビュッ……ビュッ。
智也の長い射精が終わると、逢は疲れ果て、繋がったまま智也の胸に顔を預けるように倒れこんだ。
智也は荒い呼吸を繰り返す逢を無理矢理起こすと、離れるように命令した。
逢は上体を起こすと、腰を浮かせて蜜壺から萎えたペニスを抜き取った。
智也はコンドームを外して自分の息子の後処理をすると、性処理の終了を告げた。
「ふうっ、まあ良かったぜ。また今度も頼むな」
そう言うと、智也はトランクスを履いてパソコンデスクに向かい、逢を無視してパソコンを操作し始めた。
布団の上でしばらく茫然としていた逢は、だるい腰を持ち上げて立ち上がると、脱いだ衣服を手に取り身に着けた。
衣服を整えた逢はパソコンデスクの前に座る智也を一瞥したが、智也は逢を見ずにパソコンの操作に没頭していた。
「帰ります」
逢は智也に一言告げると智也の部屋を出ていった。
玄関から出る逢の背中に智也の声が投げかけられた。
「次はもっとエロい恰好してこいよ」
逢は耳をそむけるように足早に智也の家から離れていった。
逢の地獄は始まったばかりだった。