※この作品はR-18です。

腐り目、実力至上主義の学校に入るってよ   作:トラファルガー

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交渉

 

 

「……では契約完了ですね。では前金を払いますから確認してください」

 

俺は携帯を操作して3年Dクラスの生徒にポイントを送付する。

 

「確かに2万入ってる。明日から力になろう」

 

「はい。よろしくお願いします。では……」

 

俺は一礼してから廊下を後にする。これでノルマの4人との交渉が成功した。Dクラスの中でも学力優秀な4人は俺の交渉に好意的に受けてくれた。

 

まあクラスポイントが80しかない状態で前金2万、後金4万、ウチの馬鹿共の成績の伸び次第では最大で4万のボーナスを与える契約を交わしたからな。全員やる気を出していた。

 

そして全員指導力もあるだろう。Dクラスって事は赤点をとりそうなクラスメイトに勉強を教えた経験があるだろうし。

 

そう思いながら俺は図書館に向かうと既にブースではひよりと金田が答案用紙とノートの2つと睨めっこをしている。

 

「おや比企谷氏。交渉はどうでしたか?」

 

「4人戦力を得た。明日から協力してくれる。そっちはどうだ?」

 

「成績下位の生徒の弱点や改善点は把握できましたが、問題はペアの件です。比企谷氏もペアの決め方は薄々予想できるでしょう?」

 

「当たり前だ。小テストの順位次第だろう。1位がビリと、2位がブービーと……感じだな」

 

それ以外考えられない。坂上先生は毎年1、2ペアが退学になると言っていたが、馬鹿同士が組んだらもって多いはずだからな。

 

そして退学になるってペアは馬鹿と秀才ペアではなく……

 

「問題があるとすれば中堅どころですね」

 

ひよりの言うように危ないのは中堅どころだ。中堅同士は安定って考えは甘い。

 

例えばウチのクラスだと小宮の全科目の平均点は中堅どころであるが、理系科目が80点台である反面、文系科目は50点台のガチガチの理系タイプだ。

 

そんな小宮が同じ理系タイプの西野と組んだら、文系科目で赤点を取る可能性がある。何故なら期末テストは中間試験よりまず難しくからだ。

 

 

何せ生徒作成だから、教師が作るようなある程度救済措置用の問題があるテストに比べて粗があるだろうが、簡単な問題は取り入れないからな。

 

「中堅どころについては得意科目は各自に任せて、苦手科目についてはその科目を得意とする生徒に任せるべきだな」

 

「はい。後勉強会のスケジュールの作成ですが、2部制にして1部を文系科目を、2部を理系科目を重視するようにしますか?それとも部活動を配慮したスケジュールにしますか?もしくは中堅と下層を分担する形もありますが」

 

金田の質問は俺も悩んでるところだ。正直どれも利点と欠点があるからなぁ。

 

「わかった。そこは明日クラスメイトに説明する前までに俺が考えとく。とりあえずクラスメイトの苦手分野と克服の為の勉強内容を考えるぞ」

 

「「はい」」

 

2人から了承を得たので俺達はブースを借りれる6時まで明日以降に必要な準備を次々に片付けるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいま」

 

「おや、お帰りなさい2人とも」

 

資料作成に一段ついた俺達は自室にもどる。そこには有栖が備え付けのパソコンと向かい合っているが、俺達の方を見ると笑顔を向けてくるが普段よりも翳りがある。何かあったのだろうか?

 

「疲れたのか?無理しないで休め」

 

「そうですね……椎名さん。申し訳ありませんが、今夜だけ八幡君と過ごさせてくれませんか?」

 

これは珍しい。ひよりも有栖も2人きりで過ごしたいと言って誘惑する事はあるが、今夜は席を外せって言った事はないし。

 

「何があったのですか?」

 

これにはひよりも不満そうな表情ではなく不思議そうな表情になりながら質問する。

 

「はい。実は私は元々視聴覚室でテストの作成をしていたのですが、途中でDクラスの成績優秀者、堀北さんや平田君、雪ノ下さんが来たのです」

 

「もう良い。大方雪ノ下が突っかかってきたんだろ?」

 

それ以上言わなくても猿でもわかるわ。

 

「いえ。雪ノ下さんは睨んできましたが、絡んではきませんでした。そしてお互いに話すことなく問題作成に取り組んでましたが、1時間くらいしたら由比ヶ浜さんがやって来て……もうわかりますね?」

 

結局由比ヶ浜かよ。アイツは停学の意味がわかってないのか?停学ってのは自分を見つめ直して反省する時間なのに、全く反省してねぇじゃねぇか。

 

「そういう事なら仕方ないですね。では私は明日まで私の部屋で過ごしましょう。ただし八幡君と初夜を迎える事はやめてください」

 

ひよりは簡単に頷きそう言ってくるが初夜なんて言うな。確かに俺は殆ど毎晩2人と本番以外のエロいことをしているが、本番はしてないからハッキリ言われると恥ずかしい。

 

「わかりました。心遣い感謝します」

 

「いえいえ。ゆっくり休んでください。では八幡君。また明日……んっ」

 

ひよりは俺にキスをしてから部屋を出て行く。そして2人きりになると有栖が話しかけてくる。

 

「では八幡君。私を膝の上に乗せて後ろから抱きしめてください」

 

そう言ってくるので俺は有栖を持ち上げてからベッドに腰掛けてから、膝の上に乗せて後ろから優しく抱きしめる。由比ヶ浜によって精神が疲弊した有栖のおねだりは聞いてあげるつもりだ。

 

「んっ……温かいです。少しずつ気分が良くなっていくのがわかります」

 

「この程度で良くなるなら何よりだ」

 

「はい。それと八幡君も私の身体を好きに触って良いですからね……八幡君の本能は昂っているようですから」

 

やはり膝の上に乗っているならわかるよな。まあ毎晩一緒に風呂に入ったり裸になって一緒に寝ているから今更か。

 

そう思いながら俺は右手で有栖の足を撫でて、左手で小ぶりな胸を揉む。

 

「んっ……あっ……手つきがいやらしい変態さんですね」

 

「避妊具を使う気満々のお前が言うな。つかお前も胸が小さいのに感じ過ぎだろ?」

 

「う、煩いです!大体普通の男子は一之瀬さんのように無駄に大きい駄肉に夢中になると思いますが」

 

有栖は真っ赤になって怒る。有栖は身長などの発育の事を言われると子供のように怒るが、普段とのギャップがあって可愛いんなよな。まあ言い過ぎには注意するが。つか駄肉って……

 

「生憎俺は手に収まらないデカ乳はそこまで興味ない。手にちょうどフィットする大きさが一番の好みだ」

 

嫌いって訳じゃないがそこまで拘るほどじゃない。

 

「そうですよね。八幡君は普段は冷静なのに夜になると獣のように揉んだり舐めたり吸ったりしますからね」

 

「ほっとけ。お前らこそ俺が手を出すと散々求めてくる淫乱じゃねぇか」

 

「……放っておいて……んあっ!」

 

話してる途中で有栖の服の中に手を入れて乳首を摘むとビクンと跳ねて喘ぐ。やっぱり敏感だな。

 

「八幡君は意地悪です……」

 

有栖は拗ねた眼差しを向けてくるので頭を撫で撫ですると眼差しが弱くなり、やがて猫のように目を閉じて身を委ねてくる。普段はドSだが、こんな風に甘えてくるのは実に可愛らしいな。

 

「悪かったな。俺に甘えて疲れが取れるなら甘えまくれ」

 

「そうします。それにしても由比ヶ浜さんは何故愚かなのでしょうか?彼女を真人間に出来たらノーベル賞を受賞出来るかもしれないですね」

 

有栖は冗談のつもりなのだろうが、奴の馬鹿を改善出来たらマジでノーベル賞ものだろう。

 

「かもな。とりあえず明日からテストの作成は自室でやれ」

 

「もちろんです。正直先程のやり取りを毎日やったらノイローゼになります。それと夕食は用意出来てますから食べませんか……デザートに私を添えますから」

 

有栖は最後に蠱惑的な笑みを浮かべながらそう言ってから立ち上がりキッチンに向かうが、俺は暫くの間動く事が出来ないのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、俺は夕食後に裸エプロン姿の有栖をデザートと見立てて思い切り甘え倒したのは言うまでもないだろう。

 

というか途中で龍園から電話がかかってきたが、かかってこなかったら俺は有栖に対して甘えから捕食に移行していただろうし、マジで龍園に感謝です。

 

まあ有栖は龍園にキレていたけどな。

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