※この作品はR-18です。

腐り目、実力至上主義の学校に入るってよ   作:トラファルガー

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注意 今回は少々下品な描写があるので苦手な方はバックしてください。

よろしくお願いします


歓喜と憤怒

 

 

テストが終わって数日、いよいよ結果発表の日を迎えた。俺達Bクラスは静かに坂上先生が来るのを待っている。HR前にこんなに静かなのは珍しいだろう。

 

そして暫くすると坂上先生が真剣な表情を浮かべ、デカい紙を数枚持って入ってくる。

 

「おはよう諸君。それでは早速だが結果を発表する」

 

言いながら坂上先生は紙を広げる。そこにはペアの成績の合計点が書かれているが……

 

「おめでとう。今回Bクラスからは退学者は出なかった」

 

坂上先生が褒めるとクラスに安堵の表情を浮かべる。一応中堅どころに不安があったが、赤点が出なかったのは良かった。

 

「次に個人個人の成績を発表する」

 

そして次にいつもの定期考査と同じように8科目ごとの点数が最下位から発表されていく。

 

「嘘でしょ!」

 

最下位の所には今まで全科目最下位だった石崎の名前はなく、真鍋や山下や諸藤のように真鍋グループの名前が出てくる。点数は全員30点台後半で、ペア試験じゃなかったら退学を食らってるレベルだ。

 

で、中間最下位だった石崎は何と下から10位と大躍進をしている。全科目40点以上でありこれは俺も予想外だった。

 

俺は毎度のように3位で800点中661点だった。2位が金田で679点、1位がひよりも720点と金田とは僅差だったが、ひよりとは大分離れている

 

「最後にクラスの平均点の発表をする。わかっているとは思うが平均点の高さでCクラスとの勝敗が決ま「こんなの認めないわ!ズルをしたに決まってるわ!」「そうだし!勝負は無しに決まってんじゃん!」……煩いですねぇ。窓際の人は窓を、廊下側の人をドアを閉めてください」

 

坂上先生が頭を押さえながらそう命じると窓とドアが閉まるが、まだ微かに聞こえる。会話の内容から察するに例の綾小路と雪ノ下の勝負で雪ノ下が負けて、雪ノ下と由比ヶ浜がゴネ始めたのだろう。予想通りだな。

 

そして綾小路は勝ったようだが、予想よりも遥かに優れた人間のようだ。

 

「さて、邪魔が入りましたが改めて、各クラスの平均点を発表します」

 

坂上先生が最後の紙を取り出して、うんざりした空気から真剣な空気に戻る。全員が坂上先生に注目する中、坂上先生は最後の紙を黒板に広げる。

 

そこには……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Aクラス……78.2点

Bクラス……72.4点

Cクラス……71.9点

Dクラス……76.5点

 

と表示されている。つまり……

 

「おめでとう。君達はCクラスに勝利した。よってCクラスから100ポイントだけこのBクラスに移動する」

 

坂上先生が笑みを浮かばせながらそう告げると……

 

 

『おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!』

 

クラス全体に大歓声が上がる。元々馬鹿に勉強する習慣を身につけて貰う為にCクラスに挑んだのが、勉強習慣を身につけただけじゃなくてテストでも勝ったのだ。

 

まさに大金星だろう。しかも今回は妨害工作抜きの真っ向勝負なので、相手に言い訳を許さない。単純にウチの方が強かった事を意味する。

 

よってクラスの喜びも半端なく、龍園も満足の笑みを浮かべていて、煩いのを嫌う坂上先生も嬉しそうな笑みを浮かべている。

 

……まあ負けたCクラスの落ち込み用は相当だろうけどな。そしてDクラスは雪ノ下と由比ヶ浜の喚き声にうんざりしているだろう。

 

そう思っていると……

 

『キャァァァァァァァァァァァァッッッッッッッ!』

 

『ギャァァァァァァァァァァァァッッッッッッッ!』

 

Dクラスの方から絶叫が聞こえてくるが、何が起こったんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!』

 

隣の教室から大歓声が上がる中、Cクラスの教室にはお通夜のような空気が流れている。

 

皆が信じられないとばかりの表情で黒板に貼られた髪を何度も見るが……

 

Aクラス……78.2点

Bクラス……72.4点

Cクラス……71.9点

Dクラス……76.5点

 

結果は変わらず、CクラスはBクラスに負けた事を示している。

 

何度も見ても変わらない事実にクラス全体の空気は重い。0.5点差は僅差だが負けは負けである。

 

しかもただの負けではない。今回の試験より遥かに簡単だった中間試験ではBクラスの平均点はCクラスのそれより10点近く下だったのだが、これはBクラスは今回の試験に対して自分達より遥かに向き合っていた事を意味する。

 

そして今回の試験でBクラスはCクラスの生徒に対して盤外戦術を使っていなかった。小細工抜きで真っ向から正々堂々と戦ってきたのだ。

 

Cクラスの生徒は「Bクラスは卑怯な手を使わないと弱い」って考える生徒もかなり居るので、卑怯な手を使ってないBクラスに負けたのは、精神的にかなりキツい。

 

 

終いには今回のBクラスの指揮者はリーダーの龍園ではなく、サブリーダーの八幡である事だ。

 

敵クラスからはリーダーが出るまでもなく、こっちの土俵で負けたのだ。言い訳しても見苦しいと自分達でも理解出来るくらい惨めになっている。

 

 

普通なら一之瀬が悪い空気を払拭させるが、一之瀬自身もかなりのショックを受けている上、有栖の作った問題によるダメージも回復出来ずにいるので動けなかった。

 

担任の星之宮としては何とかしたいが担任であるが故に口出しは制限されているので歯痒く思いながらクラス全体を見ることしか出来なかった。

 

それから一之瀬が動いたのは数分後であるが、Cクラスに治りにくい精神的ダメージが刻まれたのは言うまでもないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

「……退学者は無しだ。次に個人の成績を発表するが、綾小路と雪ノ下に言っておく。今回の賭けについては学校が認めたので、総合点で負けた方はペナルティがある。尚、カメラの映像を我々教員が数回確認した結果、問題が無かったので、言い訳は認めない」

 

「構いません」

 

「問題ありません」

 

Dクラスにて担任の茶柱がそう言うと雪ノ下は自信満々に、綾小路はいつも通りの無表情で頷く。

 

総合点で競い、綾小路が負けたら雪ノ下と由比ヶ浜に土下座をしてから退学、雪ノ下が負けたら須藤達が受けている矯正プログラムを卒業するか退学するまで参加する賭けに皆が注目する。

 

「では発表する」

 

 

茶柱がデカい紙を広げていく。最下位は全科目で小学生レベルの問題しか解けずに50点の由比ヶ浜、山内、須藤、池と馬鹿4人の名前が出てくる。

 

そしてどんどん発表されていくが……

 

9位 櫛田桔梗 612点

 

8位 松下千秋 624点

 

7位 平田洋介 639点

 

6位 王美雨  659点

 

5位 幸村輝彦 712点

 

4位 堀北鈴音 724点

 

と普段成績上位の連中の名前が挙げられるが雪ノ下、綾小路、高円寺の名前は出てこない。これには騒めきが生まれる。

 

そんな中、茶柱は紙を捲ると……

 

3位 雪ノ下雪乃 731点

 

 

3位の所に雪ノ下の名前が現れる。

 

「なっ?!」

 

雪ノ下が絶句する中、他の面々は高円寺と綾小路、黒板に貼られた紙を順番に見ていき、茶柱は最後の一押しで紙を捲ると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1位 綾小路清隆 800点

 

1位 高円寺六助 800点

 

2人の名前の左右には1位と800点と同じ文字が記されていた。

 

まさかの満点にクラス中が絶句する中、高円寺はいつも通り髪の手入れをして、綾小路は無言で軽井沢の胸を揉んだ時に確かに感じた心地良さを思い出していた。全科目満点を取る事を当然と思っている2人は喜びを出さない。

 

「以上が個人の結果だ。一定以上の点数を取った生徒については放課後までにポイントを支給するが、綾小路については全科目満点と元々高円寺が提示した条件をクリアしたので高円寺にポイントを支払う必要はない。高円寺も条件を呑んで貰うぞ」

 

「構わないさティーチャー。綾小路ボーイからのポイントを抜きでも充分な儲けさ」

 

高円寺は特に気にすることなくそう返す。実際高円寺は全科目満点だったので30万ポイントは確実に入るし、他の生徒も予想以上に高得点を獲得しているので、綾小路からのポイント抜きでもかなりの収入だ。

 

「そして雪ノ下。お前は綾小路に負けた以上、約束通り須藤達と同じ矯正プログラムを受けて貰う。まずは携帯を没収するから渡せ」

 

茶柱はそう言って雪ノ下に近寄るが、クラスの大半は絶対にゴネると確信していた。

 

「……ないわ」

 

雪ノ下はプルプルと震えながらボソボソ呟く。そして直ぐに顔を上げて綾小路を睨みつけて口を開ける。

 

「こんなの認めないわ!ズルをしたに決まってるわ!」

 

予想通りの対応にクラスの大半が白い眼差しを向ける。

 

「そうだし!勝負は無しに決まってんじゃん!」

 

由比ヶ浜が便乗して綾小路に怒鳴る。軽井沢の胸の柔らかさから前向きな感情について知ろうとしている最中に馬鹿2人のゴネが聞こえて、現在不快感以外の感情を持っていない綾小路のストレスがマッハで加速する。

 

「……なら、もう一度勝負するか?オレとお前の周りに複数の教師を配置すれば、言い訳が出来ないだろう」

 

綾小路からしたらそれでも構わない。馬鹿を黙らせるならもう一度テストをやる事ぐらい余裕だ。

 

「っ……!」

 

綾小路の言葉に雪ノ下は睨みながら気圧される。綾小路の声に苛立ちがあるが、明らかに自分を完膚なきまでに叩き潰すつもりだ。

 

そう思っていると……

 

「ふんっ!そっちが出した条件なんだからズルするんでしょ?!」

 

イライライライラ

 

由比ヶ浜の言葉に綾小路の中の苛立ちが増す。

 

「なら監視カメラも準備するか?それならズルも糞もない」

 

苛立ちに限界が来るのを自覚する綾小路だが……

 

「嘘!どうせ先生達も味方につけてんでしょ?!先生達はあたしが虐められても対応しない馬鹿ばかりだし!今回のテストもゆきのんのテストの点を下げたんでしょ!」

 

由比ヶ浜が茶柱や監視カメラに向けて怒鳴る。

 

ブチィッ!

 

ここで綾小路の頭の中で切れる音が生まれる。この瞬間、綾小路は不快感に続き、憤怒の感情を得る。

 

綾小路は無表情ながら目に憤怒を宿しながら由比ヶ浜に詰め寄り……

 

「調子に乗るなよ塵が……殺すぞ」

 

これまで由比ヶ浜を失禁させた際に出した殺意に憤怒の感情を混ぜて、更に強大な殺意を漏らす。

 

「ひぃぃぃぃぃぃっ!」

 

今まで以上の殺意を向けた由比ヶ浜は涙を流しながらよろめき、近くにいる松下の席にぶつかるが……

 

「ちょっ!ふざけないでよ!」

 

金色の液体のみならず、黒茶色の液体も由比ヶ浜の足を伝って床を汚し、床で跳ねて松下の足や荷物や机を汚す。松下は慌てて避ける。

 

『キャァァァァァァァァァァァァッッッッッッッ!』

 

『ギャァァァァァァァァァァァァッッッッッッッ!』

 

状況がクラス全体に認識されて、クラスから絶叫が響き渡るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

その後、雪ノ下は綾小路に詰め寄ろうとしたが、憤怒の混じった殺意に勝てずに矯正プログラムの参加を義務づけられた。

 

賭けに勝った綾小路はとばっちりを受けた松下に土下座をして15万払うと謝罪した結果、10万ポイントで手を打って貰った。

 

 

そして憤怒と不快感の感情を身につけた綾小路は次こそは興奮の感情を知るべく、夜に軽井沢を呼び、ストレスを発散出来るまで軽井沢の胸を揉む事を決意するのだった。

 

綾小路が興奮、情欲の感情を得るまで後……日。




何かよう実二期の作画が徐々に良くなっている気がするのは気のせいじゃないような……

そして2年生8巻が10月に発売される事が分かりましたが、個人的には7巻で一段落ついたので7.5巻にして欲しかったです。

後、この作品において雌犬一之瀬については考えていますが、イメージが完璧に定着出来てないんですよね。

個人的は原作で一之瀬のクラスから退学者が出て、一之瀬が号泣している挿絵でもあれば完璧なイメージが出来るんですけど(ゲス顔)

まあ頑張っていきますので宜しくお願いします。




追伸 アニメブリーチ千年血戦篇、早く見たいですwww

読者の皆さんは森の声を聞いた事がありますか?

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