腐り目、実力至上主義の学校に入るってよ 作:トラファルガー
「何か軽井沢さんと平田くん別れたらしいよ」
「ま、そうでしょ。平田くんってお人好しを通り越してヤバいから」
「由比ヶ浜さんを庇うなんて正気とは思えないし」
そんな声が聞こえてくる。どうやら軽井沢は平田と偽カップルを解消したようだ。まあ由比ヶ浜を庇う平田と偽カップルをするのは悪手だし、綾小路からエロい事をされる際に平田の存在は邪魔になるだろうからな。
そう思いながら廊下を歩いていると一之瀬がクラスメイトに囲まれながら歩いているが元気が少ない。これは期末テストが終わってからだ。
(やっぱりアレが原因だよな)
俺は一之瀬が有栖の作った問題が関係あると踏んで、勉強の一環として有栖の作ったテストをやったが、現代文のテストで万引き関係のテーマの問題が目に留まった。
他の問題や他の科目を調べたが、犯罪行為に関する問題はないので万引きが関係していると思い、一之瀬について調べてみた。
一之瀬の抜群のルックスと中学時代に生徒会長をやっていた事から彼女の地元じゃそこそこ有名だったので苦労しないで出身校を割り出し、その学校に関する掲示板や裏サイトを見つけた結果、一之瀬は中3の時に万引きをして引き篭もっていた事を知れた。
理由については書かれてなかったが、有栖の作った問題から察するに妹の為に万引きをしたのだろうと読めた。
そして偶然とはいえダイレクトに万引きの問題を出された事で、第三者に知られたと思っているのだろう。
ちなみに有栖や龍園は知らない。俺が教えてないからだ。教えたらあの2人は確実にそれをネタに一之瀬を嬲るだろうからな。
それだけならまだしも、一之瀬を崇拝している連中が何をやらかすかわからないのが怖い。由比ヶ浜のように理性がない行動を取ってくる可能性が高いからな。
馬鹿ってのは時々信じられない行動を取るが、わざわざ馬鹿を生み出す可能性がある戦術を使うのは得策じゃない。
そんな事を考えながら教室に入るが、クラスの雰囲気は明るい。当然だ。今年最後の特別試験で勝って気持ちよく冬休みを迎えられるからな。
ペーパーシャッフル当日のクラスポイントは……
Aクラス 1096ポイント
Bクラス 827ポイント
Cクラス 650ポイント
Dクラス 0ポイント(実質マイナス100ポイント)
だったが、AクラスがDクラスに、俺達BクラスがCクラスに勝った事によって……
Aクラス 1096ポイント→1196ポイント
Bクラス 827ポイント→927ポイント
Cクラス 650ポイント→550ポイント
Dクラス 0ポイント(実質マイナス100ポイント)
こんな感じになった。
ちなみにDクラスについてはマイナスの数値になっているが、特別試験における敗北では更なるマイナスにならず、Aクラスに対するポイントは学校側が与えるらしい。まあそうしないのと逆転も目が一切出ないからだろう。
ただし須藤や由比ヶ浜のように日常生活で問題を起こせば更にマイナスになるとの事だ。そして俺の勘だがまたマイナスになると思う。
しかしこうしてみるとウチは絶好調だな。5月の時点のクラスポイントは……
Aクラス 940ポイント
Bクラス 650ポイント(現Cクラス)
Cクラス 490ポイント(現Bクラス)
Dクラス 0ポイント
こんな感じだった。今のポイントと比較するとAクラスは256ポイント増やして、ウチは437ポイント増やしてBクラスに昇格している。
逆に一之瀬のクラスはBクラスだった5月時点に比べて100ポイント下がってCクラスに落ちていて、Dクラスに至っては一部の馬鹿の所為でマイナスだし。
しかしまだまだ油断は出来ない。一之瀬のクラスはポイントを落とし過ぎたら一之瀬がメチャクチャ落ち込み、崇拝者達が理性を飛ばして何かをやらかしてきそうだし、Dクラスについてもイカれた連中が多いからな。
そんな事を思いながら教室に入り席に着くと……
「余所見してた癖に偉そうにすんなし!どっからどう見てもアンタが悪いから!」
隣の教室から由比ヶ浜の叫び声が聞こえてくる。また何かやったのか?
「はぁ?!あたしが悪い訳ないじゃん!アンタの所為で携帯を落としたんだよ!」
どうやら由比ヶ浜は誰かとぶつかって携帯を落としてキレたのだと思う。詳しい内容はわからないから何とも言えないが、由比ヶ浜は全く悪くないと言い張っていて、由比ヶ浜とぶつかったと思われる生徒は由比ヶ浜に非があると言ったのだろう。
しかし真相がどうであれ、もう少し静かにして欲しいものだ。
「朝から煩いな……」
「猿でも学習するのに……」
「また綾小路君が脱糞させてくれないかしら……」
それはクラスメイトも同じような愚痴が聞こえてくる。しかし由比ヶ浜が静かになるとは思わないし、窓とドアを閉めるべきだな。
俺は窓を閉めようと立ちあがろうとした時だった。
「いい加減にしてよ由比ヶ浜さん!お互いに謝れば終わりなんだから!佐倉さんが謝ったんだし由比ヶ浜さんも謝れば終わる事だよ!」
櫛田の叫び声が聞こえてきて、クラスメイトも顔を見合わせる。どうやら今まで由比ヶ浜を庇っていた櫛田も限界が来たようだ。
「ふざけんなし!何で何にも悪くないあたしに怒るんだし?!この裏切り者!」
うわ、コイツ……今まで庇ってくれた櫛田にもそんな態度かよ。人として終わってるだろ。
すると……
「ふざけんな由比ヶ浜!」
「今まで庇ってくれた櫛田さんに何て言い草だよ!」
「何度も停学食らってポイントを減らしまくったアンタこそ裏切り者よ!」
「綾小路君!今直ぐこの馬鹿を黙らせて!」
Dクラスから怒りが爆発した気配を感じる。そりゃ半年以上庇った櫛田に対しても暴言を吐いたのだから当然だろう。つか綾小路からしたら面倒極まりないだろう。
こりゃDクラスの朝のHRは世紀末になるだろうなと思いながら俺は窓を閉めて、朝のHRが始まるまでイヤフォンを付けて音楽を聴くのだった。
「……という訳で余りに俺に頼む声が多いから黙らせようとしたんだが、そのタイミングで茶柱先生が入ってきたんだよ」
「んっ……はぁっ……あぁっ……」
「タイミング神がかってんな。で?由比ヶ浜はまた茶柱先生に泣きついたのか?」
「はぁ……あんっ……八幡君……」
「ああ。皆から心無い暴言を吐かれた、これは立派なリンチだから悪口を吐いた奴を退学にしろってな」
「やぁっ……清隆ぁっ……んぁっ……」
「それを言ったら偶然ぶつかっただけの佐倉と当たり前の事を言っただけの櫛田に暴言を吐いた由比ヶ浜も退学になるだろ」
「ひゃぁ……やんっ……んんっ」
「まあそれがわからないからこそ由比ヶ浜だろう。隣のクラスの比企谷達も大変だったか?」
「うんざりしてたな」
1年生寮の綾小路の部屋にて、綾小路は膝に軽井沢を乗せて彼女の胸を制服越しに揉みながら、同じように有栖を膝の上に乗せて制服越しに有栖の胸を揉んでいる俺に質問してくる。
何でこうなったかというと朝の件について詳しく聞こうと有栖と一緒に(ひよりは茶道部に顔を出していて不在)綾小路の部屋に行ったら、軽井沢もいた。
そこまでは良いが綾小路は俺達が来るタイミングで軽井沢の胸を揉むつもりだったらしく「凄く恥じらっている恵を見たい」と言ってから、敢えて俺達の前で軽井沢を膝の上に乗せて揉み始めたのだ。
恥ずかしがっている軽井沢を見た有栖は心底楽しそうに見ていたのだが、綾小路が「話をするのは構わないが、折角だし比企谷も坂柳を膝に乗せたらどうだ?」と言った瞬間に物凄くテンパりだした。
そんな有栖を見て俺の中の嗜虐心が強くなり、綾小路同様に有栖を膝の上に乗せてから胸を揉み始めた。
結果として俺と綾小路の会話に有栖と軽井沢の喘ぎ声がBGMとなり、中々蠱惑的な雰囲気となっている。
しかし第三者に見られているからか、いつもより反応がエロいな。下着姿の有栖や裸の有栖は第三者に見せるつもりはないが、制服を着ている時にはこういうプレイもアリかもしれない。
「しかしいつもより恵の反応が刺激的だな。声にも色気が多い」
「だよな。しかも胸についてもいつもより敏感だし」
「清隆の、んっ……馬鹿ぁっ……やぁんっ!」
「誰の、あっ……所為だと、んむっ……思っているの、です……八幡君の、おたんこなす……!」
女子2人が文句を言ってくるが、胸を揉まれているからか全然怖くない。
「ちなみに比企谷。比企谷って普段コスプレを坂柳と椎名にさせてるのか?」
「させてるっていうかしてくれてるな。お前も軽井沢にコスプレさせたいのか?」
「興味はある。お前が恵にコスプレさせるならどんなコスプレだ?」
軽井沢にコスプレさせるなら?そうだな……
「バニーガールだな」
「へ、変態……ひゃあっ!清隆!怒ってる最中にそこはんあっ!」
軽井沢は文句を言おうとしたが、綾小路の一揉みで呆気なく屈してしまう。
「バニーガール?ウサギのパジャマって事か?」
マジか?バニーガールも知らないのかよ?
俺は左手で有栖の胸を揉みながら、右手で携帯を操作してコスプレ専門通販のページを開き、綾小路に見せる。
「そんな感じの衣装だ。カジノでよく見れるらしい」
「胸元が大胆だな……恵、買ったらしてくれ」
「んっ……命令?」
「ああ。命令だ」
綾小路が躊躇いなく命令すると軽井沢は綾小路の膝の上で息を荒くしながら頷く。
「じゃあ、仕方ないわね……んっ、着てあげるわよ。けどこれは流石に……あっ、2人きりの時しか、着ないから……」
「もちろんだ。胸元を曝け出して吸う予定だし第三者には見せたくないからな」
「変態……清隆のエッチ……んあっ!」
軽井沢は怒るが、またしても呆気なく綾小路のテクに屈してしまっている。綾小路の奴、中々欲望に忠実になってきたな。
「坂柳にもバニーガールをさせるのか?」
「いや、コスプレさせるならチャイナドレスだな。有栖の足って肉つきが良いからな。挟まれるのは中々だ」
「んんっ……八幡君の馬鹿、変態……スケベ……あっ」
有栖が怒るので弱点を攻めて黙らせる。
「まあ冬休みに色々教えてやるよ。実はこの学校にはエロい店もあるからな。そこで衣装や道具を買える」
「わかった。その時を楽しみにしてる」
「それまでに軽井沢のスリーサイズを把握しとけよ」
「了解した……っと、手が疎かになったな」
「やぁ……んっ!は、激し過ぎんあっ!」
「おっと、そうだな」
「ひゃぁんっ!後でお仕置きします……んんっ!」
綾小路が頷いたのを確認したので、俺達は膝の上に乗せているパートナーを攻めるのを再開してから雑談をするのだった。
その1時間後、自室に戻ると有栖が真っ赤になりながら杖で俺の金的をぶっ叩いてきたので悶絶してしまった。
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