腐り目、実力至上主義の学校に入るってよ 作:トラファルガー
「と……言う訳で明日、八幡君に処女を捧げる順番について譲れないのですが何か良いのですか?」
クリスマスイブの夜、ひよりと有栖は和食レストランの個室にて軽井沢と松下と佐藤に相談をしている。2人ともクリスマスの夜に八幡に抱かれるつもり満々であるが、八幡の初めてについては譲るつもりはない。
2人は今まで何度も話し合ったが譲るつもりはなく、平行線であったので第三者に相談しているのだ。
相談の内容に松下以外の2人は真っ赤になっているが思考停止にはなってない。
「というか坂柳さんはエッチ出来るの?比企谷君のアレの大きさは知らないけど、坂柳さんの膣内って小さいでしょ」
松下は尤もな疑問を口にする。八幡の息子の大きさがどうであれ、有栖の膣内が広いとは思えない。
「問題ありません。クリスマスに備えて道具を使ったり、医療機関で対策をしています」
折角のチャンスで「狭過ぎて出来ないからひよりに譲る」なんて真っ平ごめんだからな。
「ふーん。有栖、あたしにも今度やり方を教えて」
「綾小路君のって大きいの?」
恵のお願いに佐藤が意外そうに聞いてくる。既に綾小路が恵とエロい事をしているのはここにいる皆が知っている。
「デカい。直接見たことはないけど下着越しで見る限り、勃った時はこのくらいの太さ」
恵が指で輪っかを作ると皆が絶句する。
「……お、大き過ぎませんか?」
ひよりは八幡の息子を何度も見たが、あそこまで大きくないので全く想像できないのが本音だ。
「私に挿入たら本当に昇天してしまいそうですね……」
小柄な有栖はそんな光景が容易に想像出来て若干の恐怖を抱く。
「かもね。とりあえず話を戻すけど、順番について比企谷君に任せる、もしくは今あたしがコイントスで決めよっか?」
「……まあ議論では絶対につかないですし、それが基本ですね。ただ前者は怖いですし、後者は完全に納得出来るかわからないです」
恵の言葉にひよりは不安そうに返す。もしも八幡が有栖を選んだら、絶望はしないまでもショックを受けるだろう。
口にはしてないが有栖も同意見だ。愛されているとは思うがひよりを優先されたら悔しい気持ちになる確信はある。
「ま、仮に優先されたとしてもそっから巻き返せば良いだけだよ。結局、最後に結婚した方が勝ちで愛人になった方が負けなんだから」
松下がそう返す。松下からすれば2人の争いにおいて処女喪失は中間地点でゴールは結婚である。
「そう、ですよね……」
「ま、まあ松下さんの案は一理あります。まあ八幡君の初めて、妻の座、どちらの私の物にしますが」
「いいえ。私が貰います」
ひよりと有栖が火花をバチバチと散らす。上手く同棲しているとはいえ、譲れないものは当然ある。
「2人とも頑張ってね。で、軽井沢さんはどうなの?エッチはしないみたいだけど、どこまで行くつもり?」
「うーん……一緒にお風呂には入るけど……キスはしたいわね。後、本番以外の行為はやってみるつもり」
恵は明日に備えて性知識を蓄えているので頑張って喜ばせるつもりでいた。
「あーあ。私も良い男が欲しいな〜」
「いっそ私は綾小路君のセフレに「絶対ダメ!ただでさえ鬼龍院先輩に甘やかされてデレデレしてるのに!」……じゃあ比企谷君の「「絶対にダメです!ただでさえ朝比奈先輩に鼻の下を伸ばしているのですから!」」冗談だって。怖いな〜」
佐藤の願望に松下の冗談で返そうとしたが、恵とひよりと有栖は必死になって反対する。ただでさえ歳上の女子にデレデレしているのに、スタイル抜群で大人っぽい松下が迫ったら、八幡と綾小路は間違いなくデレデレすると確信していた。
「というかあの2人は遊びに行ったらしいけど、先輩2人に会ってるんじゃないの?」
「いえ。さっき連絡があり、2人は龍園君と鍋を食べているらしいです」
佐藤の呟きに有栖がそう返すが……
「暴君2人と策略家の3人による鍋って……絶対シュールでしょ」
恵の言葉に皆が頷くのだった。
「……って訳だ龍園。中学時代にヤりまくってたお前の知識を借りたい」
「死ね。その俺のイメージは直ぐに捨てろ」
ケヤキモールのもつ鍋店にて綾小路の頼みを龍園は一蹴する。元々綾小路と2人で食う予定だったが途中で龍園と会って、綾小路が龍園に相談があるから来てくれと頼み、3人で店に入ったのだ。
で、綾小路の相談が「恵とエロい事をしたいが、本番は今度にする予定で、それならどこまでヤって良いのか」って内容だった。コイツ、ドンドン欲望に忠実になっているな。
「ったく、クリスマスイブなのに何でこんな下らない相談を受けなきゃいけないんだよ」
「一人ぼっちだったから良いだろ」
「テメェマジでぶっ飛ばすぞ」
綾小路の言葉に龍園の額に青筋が浮かぶ。
「何だ?予定があったのか?星之宮先生をナンパするのか?」
「どんな予定だよ……」
「ふざけんなよ綾小路。俺があんな賞味期限切れをナンパする悪趣味野郎って言いたいのか?」
「やっぱりお前も賞味期限切れと思っているようだな。なら体育祭の借り物競走も無効だな」
そういや借り物競走で龍園は「賞味期限が切れそうなもの」で星之宮先生を選んで、綾小路が星之宮先生は賞味期限切れと反論していた……あ、星之宮先生だ。
店の入口で額に青筋を浮かばせながらドス黒いオーラを出している。一緒にいる茶柱先生と真嶋先生は引いているし。
そんな中、龍園と綾小路の話は続く。
「ハッ!星之宮が賞味期限切れだなんて小学生でもわかるだろ。審判の真嶋だってあの時の面を見る限り綾小路が正しいと思ってたんだろうが、悪いのは賞味期限切れにチキって公平な判断をしなかった真嶋だろ」
あ、星之宮先生の怒りの矛先が真嶋先生に向けられた。
「確かにな。しかし真嶋先生も酷いな。普通赤組の俺を贔屓する筈なのに、龍園の不正解の回答を正解にするなんて」
綾小路は遠回しに星之宮先生を賞味期限切れと言っているが、星之宮先生に気づいてないのか?
「その点はこっちはラッキーだな。しかし何で星之宮と茶柱は同い年なのに差があるんだ?星之宮はとっくに腐ってるが茶柱は後2、3年は大丈夫だろ」
龍園の言葉に星之宮先生の不機嫌のオーラが更に増す。星之宮先生と茶柱先生が互いにライバル視しているとは噂で聞いているが、ライバルより劣っていると言われたら不機嫌になるだろう。
「茶柱先生は喫煙しても臭いに気を遣ってたり教師として毅然としてるからだろう。星之宮先生は酒臭さを隠そうとしないし、化粧も厚化粧だし、子供っぽい態度がキツすぎる」
お前らさっきから星之宮先生に容赦ないな。星之宮先生、顔が般若になって真嶋先生の関節を極めているぞ。完全にとばっちりだけど、
「お前らそろそろ食うのを再開しろ。冷めるぞ」
「っと、そうだったな。とりあえず話を戻すが俺は賞味期限切れの女をナンパする趣味はねえ。するとしたら綾小路の所の盗撮トリオくらいだろ」
まああの連中ならやってもおかしくないだろうな。
そう思いながら俺達は鍋を食べるのを再開するが、星之宮先生のドス黒いオーラが漂って、熱い鍋を食べてるのに寒気を感じてしまう。
そんな中、龍園は笑みを浮かべて星之宮先生の方を見るが、やっぱり確信犯か。お前の所為で真嶋先生の顔が潰れたバレーボールみたいになってるぞ。
そして星之宮先生は真嶋先生の顔面を掴みながら茶柱先生と個室に入ろうとするが、個室の扉を閉める直前に首を掻っ切るジェスチャーをしてきてメチャクチャ怖かったです。というか俺もターゲットになるのか?
「やれやれ。睨むくらいなら普段の行動を正せって話だ」
やっぱり確信犯じゃねぇか。
「だが大丈夫か?今後ちょっかいをかけてくるかもしれないぞ」
この学校において教師の評価はクラス次第で変わり、Aクラス担任だとボーナスも出るらしい。坂上先生もボーナスを欲しがってるし、星之宮もそうだろうから、今後教師の許される範囲で妨害をしてくる可能性もあるだろう。
「問題ない。その前にCの連中の1人を退学させれば、行き遅れが何をしても一之瀬は折れるからな」
「そうなるとBクラスの標的はCクラスか?」
「違うな綾小路。AクラスとBクラスの標的がCクラスだ」
「Dについては馬鹿が勝手にクラスを貶めてるからな。わざわざ動く必要性も無くなってきた」
由比ヶ浜とか須藤とかだな。
「で?お前はエロい青春を送るのか?」
「ああ」
龍園の問いに綾小路は即答する。まあクラスの昇格が絶望的だし当然だろう。
しかしエロい青春といえば俺も明日、エロい青春を送るだろう。
ひよりと有栖の処女を奪うという18禁青春をな。
避妊の準備もしている。いよいよ俺も男になる日が迫ってきてるし覚悟を決めないとな。
俺は改めて決意をして、離れた個室から打撃音と真嶋先生の呻き声と茶柱先生の必死な声を聞きながら鍋をかっこむのだった。
いつも自分の作品を読んで頂きありがとうございます。
元々R17.9を目安に考えていて最近R-18小説に変わりましたが、問題なく投稿出来ています。
しかし成り行きとはいえR-18小説になったので、セフレを作ったり、ハードなプレイをしたりと今以上にガンガンはっちゃけたいと思うようになってしまいました。
皆さんはどうでしょうか?
読者の皆さんは森の声を聞いた事がありますか?
-
はい。
-
いいえ