腐り目、実力至上主義の学校に入るってよ 作:トラファルガー
「ふざけないで!よりによって私と由比ヶ浜さんがお荷物……そっちの低脳3人と同じ扱いなんて納得できないわ!」
「そうだし!あたしとゆきのんが悪い立場なのは学校側のニンゲンが馬鹿だからだし!」
「はぁ?!クラスで1番馬鹿な由比ヶ浜が偉そうにしてんじゃねぇよ!」
「そうだそうだ!唯一赤点を取った馬鹿だしな!」
「アレだってテスト前にヒッキーやチビやヤンキーが嫌がらせの言葉で邪魔したからだし!悪いのは3人であたしは悪くない!」
「見苦しい言い訳すんな!雪ノ下も貧乳の癖にイキがるなよ!」
「なんですって?!貴方みたいな無価値なゴミが偉そうに出しゃばらないで!」
Dクラスのバスにて由比ヶ浜達Dクラス5馬鹿の見苦しい会話が響き、バス内に白けた空気が流れる。
茶柱が試験の説明をして、グループ編成の際に由比ヶ浜達5馬鹿が所属するグループには救済措置があると言ったのだが、案の定5人はキレた。
それを皮切りに醜い罵り合いをしているのだが、5人以外のDクラスの生徒からしたら全員同レベルと考えている。
「ねぇ、いい加減に静かにしてくれない?学校が決めた事なんだからどうしようもないんだし、他のルールも聞きたいんだけど」
ここで櫛田がうんざりした表情を浮かべながら5人に注意する。2学期に比べて荒い口調だが、クラスメイトらはストレスによって荒くなっていると気にしていない。
「煩い!学校が間違ってるのに黙ってられる訳ないじゃん!関係ない人は引っ込んでよ!人として恥ずかしくないの?!」
櫛田の正論に由比ヶ浜は理不尽な逆ギレをする。これにはクラスメイトも怒りを露わにするが櫛田は鼻で笑う。
「そう言う由比ヶ浜さんこそ野糞なんかして人として恥ずかしくないの?」
ここで櫛田は由比ヶ浜にとって逆鱗を踏み抜く。由比ヶ浜にとってはアレは禁断の一言だ。
「っ!煩い!黙るし!」
由比ヶ浜は真っ赤になって水筒を振り上げながら櫛田に近づくが……
「ひぃっ!」
途中でシャーペンが由比ヶ浜の鼻すれすれの軌道で飛んで、由比ヶ浜はビビりながら足を止める。
クラスメイトは何事かと思い後ろを向くと……
「さっきから煩いぞ塵が。恵の喘ぎ声を堪能しているんだから静かにしろ」
「んっ!清隆ぁっ!怒ってる時も乳首を攻めるのは止めっ!あんっ!んあっ!」
綾小路清隆が右手を由比ヶ浜に向け、左手を軽井沢恵の制服の中に入れて乳首を弄り、隣にいる恵は真っ赤になって喘いでいる。
どこまでも自己中な態度にクラスメイトは内心呆れながらも由比ヶ浜達を黙らせる事に期待する。尚、一部の男子は火照りながら喘ぐ恵を見て前屈みになってしまう。
「っ!いきなりシャーペンを投げるなんて何を考えてんだし!」
「悪いな。手が滑った。まあ不慮の事故だから許せ」
右手を向けながら由比ヶ浜の怒りを流す綾小路。誰が見ても故意にシャーペンを投げたのは丸分かりだ。
しかし……
「もー、綾小路君。バス内だから気をつけなよ」
「そうそう。手が滑る事は仕方ないけど、注意しなよ」
松下と佐藤はあたかも綾小路が手が滑ったと注意する。
「だよな。事故だよな」
「まあ良くあるでしょ」
「それに当たりそうになったのは由比ヶ浜だしな」
クラスメイトも松下達に同意する。それにより由比ヶ浜や雪ノ下の怒りのボルテージが増す。
「ふざけないで!由比ヶ浜さんに「黙れ、殺すぞ」っ!」
雪ノ下は怒鳴ろうとしたが、苛々が限界に達した綾小路の殺意をダイレクトに向けられて腰を抜かして震え出す。漏らしてはいないが結構ギリギリであった。
直接向けられていないクラスメイトもビビる中、綾小路は他の4馬鹿に殺意を向ける。
「お前らも教師の話の邪魔するな。次に邪魔したら不慮の事故によって肩を壊すぞ」
「「「ひぃぃぃぃっ!」」」
「っ!クソッ!」
先程より若干弱い殺意を向けると由比ヶ浜と池と山内は悲鳴を上げながら腰を抜かし、須藤は怒りながらも肩を壊される恐怖を思い出しながら椅子に座る。
「さて、茶柱先生。馬鹿5人を黙らせたので続きをお願いします……恵、続きだ」
「んっ……清隆ぁっ……んむっ……」
綾小路は茶柱を一瞥してから恵にキスをしながらシャーペンを投げた右手を恵の尻に回してる撫で始める。
「えっと綾小路君。静かにさせたのは感謝するけど、バスの中でイチャイチャするのは気になるから自重して欲しいな〜、なんて」
櫛田が苦笑いをしながら綾小路に頼み込む。クラスメイトが良く言ったと思う中、綾小路は無表情のまま櫛田を見る。
「お前も加わるか?そうすれば気にならなくなるだろ?」
「えぇ?!」
恵とエロい事をしながら櫛田にエロい事をしようぜ発言をする綾小路。これには櫛田も驚き、クラスメイトも絶句する。
「ちょっと清隆!堂々と櫛田を口説かないでくれる?」
「別に良いだろう?楓花さんもいずれ食べるつもりなんだ。2人も3人も変わらない」
「変わるわ馬鹿!というか鬼龍院先輩にも手を出すつもり?!アンタ絶対に比企谷君の影響受け過ぎでしょ!」
綾小路の暴論に恵は怒りながら綾小路の頭を叩くが、綾小路の考えは変わらない。甘えん坊な恵は最高だが、大人っぽい鬼龍院に弄ばれたくて仕方ないのだ。
「そこまでにしろ。口喧嘩は説明が終わってからだ」
どこまでも自己中な綾小路に茶柱はため息を吐きながら説明を再開する。
しかし説明を再開してから10秒後に綾小路が恵にディープキスをし始めて胃痛を感じるのだった。
「……以上が大まかな流れだ。変わった事があれば俺、比企谷、金田、ひより、坂柳に相談しろ。繰り返すが今回は他クラスに攻撃は仕掛けない」
龍園が試験の戦術について大まかに説明する。実際今回は派手に動くつもりはないので戦術も複雑じゃないので理解に苦しむ人はいない。
よって後は到着まで待つだけなので隣に座るひよりと適度にキスやボディタッチをしながら過ごす。
そんな時間が30分くらい続くとバスは巨大な門をくぐり速度を落とす。窓からは巨大な木造校舎が見えるが、アレが合宿所のようだ。
「到着だ。読み上げた生徒から順に携帯を渡してバスから降りて、男子は校舎の方に、女子は体育館に向かって貰う。雨宮君」
「はい」
「伊吹さん」
「はい」
坂上先生の呼びにクラスメイトが動くがどうやら名前順のようだ。
「椎名さん」
暫くするとひよりの番となった。
「はい。では八幡君。後ほど」
ちゅっ……
ひよりはそっとキスをしてから俺から離れて坂上先生に携帯を渡す。とりあえず別れ際のキスでやる気が出てきたな。
「比企谷君」
「うっす」
俺も呼ばれたので高いテンションを維持しながら坂上先生に携帯を渡してバスから降りる。
バスの外はかなり寒いが、山岳地帯だからだろう。
辺りを見回すと俺達がいるのはグラウンドらしき場所であり、離れた場所には巨大な木造校舎が2つある。これなら500人どころか1000人は収容出来そうだ。
校舎の中に入るとどこか懐かしいような木材の香りがする。中は古いだろうが、管理も行き届いて古臭いとは思わない。
エアコンではなくストーブが置かれているが、こういう設備は漫画でしか見た事がないので興味深い。
そんなことを考えながらも俺達が多目的施設のような広い場所に入る。
そしてどんどん男子が入ってきて数分すると200人近くが集まり、クラスごとに整列すると他学年の教師と思われる男性が壇上に上がり、マイクを持って声をかける。
「バスの中での説明で、全員が試験内容を理解したものとして進行する。これから小グループを作成する時間を設ける。各学年、話し合いのもと6つのグループを作成するように。また大グループの作成時間は午後8時から設けてある。また、大小関わらず、グループ作成に関して学校側は一切関与しないことを伝えておく。以上だ」
その言葉を最後に男性は壇上から降りる。
さぁ、いよいよ1週間近く行動を共にするメンバーの選択の時間だな。
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