※この作品はR-18です。

腐り目、実力至上主義の学校に入るってよ   作:トラファルガー

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2月

 

 

林間学校が終わってから1ヶ月経過した。その間は平穏な時間だった。特別試験もなく、学校のイベントもなく意識を張り巡らす必要もなかった。

 

よって俺も穏やかな日常を過ごせた。普通に授業を受けたり、放課後に龍園グループにカラオケや映画に付き合わされたり、休日には美味いものを食べたり、ひよりの裸エプロンにムラっときて夕食ではなくひよりを食べたり、なずな先輩をママと呼びながら有栖にパパと呼ばれる母子&父子プレイ堪能したり、恋人3人にフェラチオをされながら隣で横並びになっている綾小路に軽井沢と鬼龍院先輩がフェラチオをする光景を眺めたりと特に変わった事はなかった。

 

このまま平和に過ごしたいと思いながら漫画を読んでいるとチャイムが鳴るので漫画をしまう。チャイムが鳴り終わっている時点で持っていたら減点の対象になりかねない。

 

チャイムが鳴り終わると坂上先生が入ってくる。

 

「全員いるな。これではHRを始める。最初に連絡事項だが特別試験が2週間後に行われる」

 

坂上先生の言葉にクラスメイトの表情に警戒心が宿る。

 

「そう緊張しなくていい。今回の試験は無人島試験のように暴力を振るったりしない限りペナルティは一切ない」

 

「つまりボーナス試験みたいな感じって事か?」

 

「その通りだ龍園。それでは試験内容を話すが今回の試験は簡単に言うとグループディスカッションだ」

 

グループディスカッション……人のグループにテーマを与えて議論させ、グループとしての結論を出させる事だ。

 

「今回の試験では試験1週間前までに最低2人、最高で4人のグループを作りグループディスカッションをして、今から2週間後の発表会で発表をしてもらう。そして報酬についてだが……」

 

1位のグループ 

300クラスポイント 1人あたり100万プライベートポイント

 

2位のグループ 

200クラスポイント 1人あたり80万プライベートポイント

 

3位のグループ 

100クラスポイント 1人あたり50万プライベートポイント

 

4位のグループ 

60クラスポイント 1人あたり30万プライベートポイント

 

5位のグループ 

40クラスポイント 1人あたり20万プライベートポイント

 

6位から10位のグループ

1人あたり10万プライベートポイント

 

11位から20位のグループ

1人あたり5万プライベート

 

 

坂上先生が報酬を提示するが凄く豪華だ。これには龍園も目を見開いている。

 

「ただしクラスポイントについてグループの生徒のクラスの種類によって分割される」

 

「つまり他所のクラスとも組めると?」

 

「そうだ。例えば龍園が同じクラスの比企谷と組んで1位を取れば300クラスポイントと2人で200万プライベートポイントの利益になるが、龍園がAクラスの坂柳、Dクラスの綾小路と組んで1位を取れば100クラスポイントと100万プライベートポイントが龍園の出す利益となる」

 

つまり他クラスの優秀な生徒と組む場合、クラスポイントの利益が減るって訳か。4クラス連合で1位を取ったら75クラスポイントみたいな感じで。

 

「坂上先生、お題と審査員はなんですか?」

 

俺は気になった事を質問する。

 

「お題については完全に自由だ。社会問題であろうと、この学校の特別試験についてでも、日常的に思う悩みでも君達が好きに考えて良い。ただお題の難易度によってはボーナス点が与えられる」

 

自由か……お題が決まっているならまだしも、範囲が広過ぎて悩むな……

 

「審査員については生徒会役員の南雲、桐山、溝脇、殿川、一之瀬の5人だ。尚、一之瀬については露骨な贔屓や差別をした場合、退学及び今回の特別試験でCクラスが得たクラスポイントとプライベートポイントを全て没収して他の3クラスに均等に配分するルールなので安心して構わない」

 

なるほど、それだけ厳しいペナルティがあるなら公平に判断するだろうな。生徒会には権力があるようだが、責任も重いようだ。

 

「尚、グループメンバーが決まったら試験1週間前……つまり来週の夕方6時までに職員室に報告してもらうが、一度報告したら変更は出来ないので気をつけるように。尚、ペアを組めなかった場合、その生徒の所属するクラスのクラスポイントが1人につき30ポイント減らされる」

 

つまり早いうちに優秀なペアと組むべきって訳か。

 

「組めなかった生徒は不参加ですか?」

 

「いや、どこかの2人グループか3人グループに学校側が捩じ込む……まあ所属するクラスの生徒が多く集まるグループになるだろう」

 

つまりグループを組めない無能の尻拭いは所属クラスグループがしろって事か。

 

「細かいルールはここに書いてあるので後で読むように。ではHRを終了する」

 

坂上先生は教室から出て行き、同じタイミングでチャイムが鳴る。話し合いは昼休みになるだろうがどうするべきか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼休み……

 

「全員聞け。今回の作戦の方針だが、最初に比企谷、ひより、金田は今から速攻でDクラスの優秀や生徒に唾をつけとけ」

 

龍園が昼休みと同時にそう告げる。

 

「それはDクラスと同盟を組むという事ですか?」

 

「違う。Dクラスの優秀な奴を引き入れるだけで雑魚は放置だ。Dクラスには綾小路や高円寺みたいに桁違いの奴がいるが、ソイツらは由比ヶ浜みたいな桁違いの足手纏いによってクラスポイントに対するモチベーションは低いからプライベートポイントを取りに行くだろう」

 

石崎の質問を一蹴する。そりゃそうだ。いくら頑張っても由比ヶ浜達5馬鹿の足手纏いっぷりが酷いからな。それならプライベートポイントを狙うのは当然だ。

 

「だから連中を引き入れて、そいつらにはプライベートポイントをBクラスにクラスポイントが入るようにする。プライベートポイントを更に要求してきた奴が居たら俺が放課後に交渉するから連絡しろ。わかったら行け。恐らくAクラスとCクラスもプライベートポイントを餌にDクラスの粒を狙うはずだ」

 

龍園が促すので俺とひよりと金田は立ち上がり教室を出る。同時にAクラスからは葛城や橋本や神室、Cクラスからは神崎、白波などクラスの中心が出てくる。やはり狙いはDクラスのようだ。

 

しかしDクラスと隣り合っているこっちが有利だ。

 

俺達は早足でDクラスに乗り込み……

 

「綾小路。今回の試験で俺と組もうぜ」

 

「千秋さん、みーちゃん、一緒にグループディスカッションに参加しませんか?」

 

「高円寺氏、是非僕のグループに来てください。報酬として今回の試験で僕が得るポイントを全額でどうでしょう?」

 

速攻で唾をつけにかける。壇上には平田や櫛田や堀北がいて、作戦の説明を話そうとしているが気にしない。

 

「貴方達、そんないきなり「オレは良いぞ」「良いよ、宜しくねひより」「宜しくお願いします」「ふむ……パーフェクトな私を頼りたい気持ちはわかるが具体的な額を決めたいし、ドラゴンボーイと話し合いを放課後にでもさせたまえ」貴方達!」

 

堀北が止めようとするが綾小路と松下と王は即答して、高円寺も即答はしていないが割と乗り気であり、堀北が咎める。

 

しかし堀北の怒りを他所に……

 

「綾小路、お前と是非組みたい」

 

「高円寺はどうだ?姫さんはかなりの報酬を用意してくれるぜ」

 

「他にも櫛田、幸村、松下、王あたりはAクラスと組まない?」

 

葛城、橋本、神室が誘いをかけて……

 

「綾小路はいるだろうか?学年最強のお前を引き入れたい」

 

「千秋ちゃんやみーちゃん……あ、ひよりちゃんも組まない?」

 

神崎と白波も勧誘し始める。Dクラスって結構粒がいるんだよなぁ。

 

そんな光景を見てDクラスの大半からは怒りの色が見えず、仕方ないって表情を浮かべている。どうやらDクラスの生徒も綾小路達の気持ちを理解できるのだろう。

 

怒っているのはAクラス行きを諦めておらず尚且つ誰からも誘われてない堀北や……

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ?!何勝手に乗り込んでくるしマジキモい!退学しろし!」

 

「しかも愚か者の勧誘?理解に苦しむわ。類は友を呼ぶのかしら?」

 

「部外者は今直ぐ出ていけよ!」

 

「そうだそうだ!」

 

「俺達がポイントを得てもお前らのせいで募金行きになるんだよ!」

 

5馬鹿くらいだろう。後山内、お前は上位陣に入れないからポイントの行き先を気にする必要はないぞ。

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