腐り目、実力至上主義の学校に入るってよ 作:トラファルガー
「で、組むのは構わないが他のメンバーとかお題は決まっているのか?」
食堂にてジャージ姿の綾小路が質問しながらカレーを食べるが、コンパスで10回も刺された腕で平然と食ってるしマジで人間離れしてるな。
「お題はまだだ。あくまでDクラスの中にいる粒を引き入れるのが最優先だ」
「まあ当然か」
Dクラスは不良品と評価されているがそれは違う。全員が不良品って訳ではなく数人は優秀な奴がいる。不良品扱いされるのは総合力が低いのとどうしようもない本当の不良品が数人いるからだろう。
そして優秀な生徒については桁違いの足手纏いがいるから基本的にクラスポイントに対するモチベーションは低いだろう。実際Dクラスは5馬鹿にクラスポイントをガンガン減らされているし。
一方こちらのクラスポイントの取り分も減るだろうが、重要なのはクラスポイントを取ることだ。取り分が減ろうが確実に取りに行く為に有力な生徒を引き入れるのはベストぁ。
よってクラスポイントに執着心が少ないDクラスの粒は価値が高い。
「とはいえ他のメンバーを追加するとしても、ある程度実力を持つ奴にする」
採点基準はわからないが、プライベートポイント狙いで雑魚2人を追加して「4人中2人は碌に動いていない」と減点対象になったら嫌だからな。
というか俺のクラスはプライベートポイントよりクラスポイントの方が重要だから人数を増やす必要性は低い。
そんな風に考えていると食堂の入り口付近で橋本が高円寺と歩いていたり、神崎が幸村と券売機に並んでいる。どうやらAクラスとCクラスもスカウトに勤しんでいるのだろう。
「Dクラスの成績優秀者は人気者だな」
「かもな……ちなみにお題についてだが難しい内容ならボーナスがあるらしいし、「由比ヶ浜の愚かさの改善」についてはどうだ?」
「アホか!難し過ぎるわ!」
綾小路の提案にそう返す。確かに難しいからボーナス対象だと思うが、由比ヶ浜の場合、余りにも馬鹿だからどこから問題解決に取り組めば良いのかわからない。というか解決出来る未来が全く見えない。
「じゃあ「須藤と池と山内の童貞卒業方法」とかはどうだ?」
「あん?そんなもん「ソープに行く」か「レイプする」のどちらかしかないだろうが。わかりきってるからボーナス対象にはならないだろ」
「じゃあ「須藤と池と山内に恋人が出来る方法」なら?」
「それならまだしも……難しくね?」
あの3人に恋人が出来る方法……催眠術とかか?
「というかそんな発表したら馬鹿が煩くてイラつきそうだからやめようぜ」
「まあそうか。そうなると今の生徒会長が好きな個人主義の学校についてはどうだ?」
「それ悪くないな。場合によっては学校に取り入れてくれるかもしれないし、俺達が有利になる方針とか考えようぜ」
実力者は上に、雑魚は下にって南雲会長は考えているし、上手くいけばポイント以外にも利益が出るかもしれない。
「まあとりあえず飯を食おう。お題については正式に決まってからで良い」
まだ2週間もあるのだ。お題を決めるのは今日明日でも問題ないだろう。
「わかった」
そう言って飯を食うのを再開する。しかしどんなグループが出来上がるのだろうか?
数時間後……
「……はい、グループ登録しました、頑張ってください」
職員室にて、坂上先生に登録をしてもらう。龍園とも相談したが今回は綾小路のみと組んだ。実際龍園も雑魚と組んで上位を取った際に起こり得るペナルティを危険視していたからな。
ちなみに龍園は有栖と話があるらしいが、あの2人が何をやらかすかちょっと怖いんだけど。
そんな風に思いながらも職員室から出て廊下を歩いていると前方から雪ノ下と由比ヶ浜を発見したので俺と綾小路は近くにあるロッカーの影に隠れる。見つかったら絶対に面倒な事になるってわかってるからな。中学時代から敵視している俺、由比ヶ浜に脱糞させた綾小路なら尚更だ。
「頑張って1位を取ろうね」
「当然よ。既にテーマについても考えてるわ」
「え?どんな内容?」
「私達が迫害を受けている点からこの学校が如何に愚かである事、それを改善する為になすべき事を纏めて発表するわ」
「やっぱりそうだよね!そもそも最低なヒッキーや障害者のチビがDクラスじゃないなんてあり得ないよね!」
「ええ。他にも入学するべきじゃない愚か者もいるし、私達がこの腐った学校を変えていきましょう」
「うん!あたしも頑張るよゆきのん!」
そんな会話をしながら職員室に向かっているが直ぐにキレて暴力に走る由比ヶ浜こそ入学するべきじゃない愚か者だろう。
「これ、本番で低い点数で喚くパターンじゃないか?」
綾小路がそう聞いてくるが十中八九そうなるだろう。満点の1割程度の結果になって生徒会メンバーに怒りをぶつける姿が簡単に見えてくる。
「まあさっさと寮に行こうぜ。図書館だと馬鹿達と鉢合わせるするし」
「じゃあオレの部屋に行こうか」
「別に構わないが、その時間は女を呼ぶなよな?」
この前なんか綾小路から借りた本を返す際に綾小路の部屋に行き、入口で合鍵を持ってる鬼龍院先輩と会ったので一緒に入ったのだが……
イけ、恵……
清隆ぁっ!あんあんっ!あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!
脱衣所の近くの廊下で綾小路が激しいピストンして全裸の軽井沢が中出しによって絶頂していたからな。
その後は軽井沢からビンタを食らいつつも許してもらったが、あんなのはもうゴメンだし、課題の最中にヤり目的でやって来るのは勘弁して欲しい。
「そうだな。ちゃんと連絡しとく」
綾小路は携帯を取り出して操作するがマジで頼むぞ。
そう思いながら俺達は寮に戻り、綾小路の部屋に入る。部屋の隅にはバイブやローター、媚薬やローションがあるが俺と同じタイプの物を使ってるようだ。
「さて、昼休みに個人主義の学校について話したが、その場合は現状におけるクラスの問題点について説明して、それから改善案を出すのが基本だ」
「まあそうだな。とりあえずクラスの問題点について今からメモに書くから待っていてくれ」
綾小路はメモする必要はないだろう。何せDクラスにおける問題点なんかこの学校の生徒から誰でもわかるから。
しかしウチのクラスにも問題点がない訳じゃない。真鍋のグループは弱い上に向上心がないが、俺達がAクラスに上がっても推薦を貰うのは違う気がする。重要なのはクラス全体の向上心を上げる事だ。
他にもまだある。今後ウチのクラスは昔のAクラスのように龍園派と比企谷派が出来る可能性がある事だ。
2学期前半までは龍園の支配体制が揺らがなかったが、俺が指揮したペーパーシャッフルで学力面で格上の一之瀬クラスを小細工抜きで勝った事で時任を始め一部が俺をリーダーにしようとしている。
俺としては龍園がリーダーで良いので祭り上げようとするのは勘弁して欲しい。
(まあそれはわざわざ発表する事じゃないか……)
そう思いながら違う内容を書いているとインターフォンが鳴る。
「誰だ?」
綾小路も心当たりはないようでモニターに向かう。
「はい」
『あ、いたいた。綾小路君、ちょっと良い?後比企谷君はいる?』
モニターからは松下の声が聞こえてくる。
「いるが、どうかしたか?」
『お願いがあるんだけど、ちょっと入っても良いかな?』
「少し待て」
綾小路は玄関に向かうが、アイツらはひよりと同じグループだった筈だが……
疑問に思っていると綾小路がリビングに戻ってきて、松下と王美雨が入ってくる。
「お邪魔するね。比企谷君もこんにちわ」
「改めて、王美雨です。みーちゃんと呼んでください」
コミュ力高いな。
「宜しく。で、お前らはひよりや白波とペアを組んだんじゃないのか?」
「組んだよ。で、明日までに各自でお題を考えるようにして解散したよ」
「なるほどな。で、さっき俺にも用があるような会話をしていたが、何の用だ?」
綾小路と一緒に頼まれるような事はわからん。
俺が質問すると松下はいつも通りであるが、王は顔を真っ赤にする。何を頼む気だ?
頭に疑問符を浮かべていると……
「2人ともさ、私達とセックスしてくれないかな?」
………………え?
読者の皆さんは森の声を聞いた事がありますか?
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はい。
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いいえ