腐り目、実力至上主義の学校に入るってよ 作:トラファルガー
「まず最初に3人が童貞を卒業する方法として俺達は3つの方法を出しました」
小宮がリモコンを操作するとスライドが切り替わり……
①ソープに行く
②レイプをする
③催眠術や対象の弱みを利用する
3つの文章が表示されるが妥当だな。
「ふざけんな!彼女を作るって選択肢を除外すんなよ!」
池が騒ぐがお前らにそんな選択があるわけないだろうに。
「しかし犯罪行為を手段にするのは問題だし、①については誰でも出来る事なので問題解決の手段としては適切ではありません」
「よって俺達は当初、解決不能な問題として違うテーマに変えようとしました」
池の叫びに小宮と石崎は無理して話を進める。しかしソープは当たり前過ぎで、レイプや催眠術や脅迫についてはモラル的にダメなのはわかるが、そうなると解決方法はないだろう。
それでもテーマを変えなかったという事は解決方法を見つけ出したってことになるが非常に興味深い。
「しかしいざ諦めようとした中で、ある考えが浮かびました。3人がセックスをする相手は人間に拘る必要はないのでは……と」
っ!そう来たか!
「くはっ!確かにそうだな!はははははっ!」
『アハハハハハハハッ!』
龍園を皮切りに講堂は再度爆笑に包まれる。女子も結構笑っていて有栖もプルプル震えながら口を押さえているし、南雲会長も顔を背けて震えている。
「ふざけんじゃねぇよ!どこまで人を馬鹿にしてやがる!」
「俺の童貞は桔梗ちゃんの処女で卒業するからな!」
「俺だって愛理で童貞を卒業してやる!」
三馬鹿が喚くが池と山内に至ってはセクハラにも程があるわ。マジで2人には同情する。
すると……
「ねぇ、マジでキモいからやめてくれない?後私はもう処女じゃないから。綾小路君相手に捨てたからね」
俺の前に座る櫛田が不快力満載の表情で口にする。瞬間……
「はぁ?!」
『何ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?』
これには他の生徒も驚愕の声を上げるが、俺も同感だ。
『マジか!綾小路の奴、軽井沢や鬼龍院先輩に加えて櫛田ちゃんも食ったのか?!』
『本物のハーレム王ね!』
『勉強も運動も出来る……アイツがDクラスにいる理由って絶対中学時代における女性関係だろうな!』
この場にいる全員は綾小路に戦慄の眼差しを向ける。しかし綾小路は佐藤の処女も奪っていて、現時点で軽井沢と鬼龍院先輩、みーちゃんに櫛田に佐藤の5人の処女を奪っているがこれは言わないほうが良いだろう。
ちなみに俺はこの前の乱交パーティーで白波の処女を、龍園が姫野の処女を奪ったが、あの乱交パーティーについては絶対の秘密だ。
「ふざけんじゃねぇよ!人が狙ってた処女を奪いやがって!弁償して代わりの女子を寄越しやがれ!」
池がそう叫ぶが逆恨みにも程がある。というか既に櫛田を抱いたのが綾小路のみならず俺や龍園もだと知ったらどんな反応をするか興味あるな。
「あー、ごめんね軽井沢さん。馬鹿がふざけた事を言ったからつい、ね」
「むぅ……バカの発言が酷過ぎるから責めにくいわね……」
まあそうだな。たくさんの人間がいる中で変態に自身の処女を奪うなんて言われたら反論してもおかしくない。
「ただし出した条件は破るんじゃないわよ?」
軽井沢がドスの効いた声を出す。俺や綾小路は土曜日の夜にセフレとセックスをする日となっているが、条件には「セフレにして良いのは五馬鹿によってストレスが限界を迎えかけている生徒」「セフレとのセックスは土曜日の夜から日曜日の朝まで」ってのがある。
そして先週、普段Dクラスで苦労している櫛田や佐藤、体育祭終了後に叩かれてからストレスをかけられまくった白波、林間学校のグループで由比ヶ浜と同じグループになった事がキッカケで絡まれるようになった姫野が松下やみーちゃんから話を聞いたらしくセフレになる事を希望したのだ。
結果として松下、みーちゃん、櫛田、佐藤、白波、姫野の6人の相手をする事が決まったのだが、2人で6人の相手を同時にするのは無理だから綾小路が龍園を誘って、9人で徹夜で綾小路の部屋で乱交をしたのだ。
結果として6人ともスッキリしたが、流石に毎回綾小路の部屋で乱交するのも悪いので、寮にある余り部屋をヤり部屋をとして月6万で借りる事にした。
閑話休題……
「もちろん。ちゃんと週一は守るよ」
軽井沢の念押しに櫛田が頷く。
「聞いてんのかよ綾小路!責任取って違う女を「死ね」ひぃっ!」
喚く池に綾小路が怒りの表情を浮かべると池は腰を抜かす。普段無表情の綾小路の怒り顔は洒落にならないほど怖いな。
「さて、馬鹿が邪魔したが話を続けてくれ」
綾小路が先を促すように告げると壇上の3人は頷く。
「あ、ああ……済まん。話を戻すと性行為の相手が人間である必要がないと思った我々は人間に近いゴリラやチンパンジーについて調査をした」
石崎がリモコンを操作するとスライドが変わり、文献のコピーが表示される。
「調べた結果、種が違うので子作りは不可能であるが、ゴリラやチンパンジーのDNAのえーっと、98パーセントが人間のDNAと一致しているので性行為そのものは可能であり、ゴリラを相手にするなら須藤達も童貞を捨てられると判断した」
や、ヤベェ……馬鹿なテーマについて真剣に発表しているのはマジで面白い。講堂にいる生徒の大半も興味津々だし。
「良い加減にしろや!どこまで人を馬鹿にすれば気が済むんだよ!」
須藤を筆頭に3人は喚くが今いいところだから黙れ。
そう思っていると鈴木が須藤を無視して話を進める。
「しかしいざ解決方法がわかった時、根本的な問題に気づきました」
根本的な問題?
「そもそもセックス本来の目的は快楽のためではなく自身の子孫を後世に残す事であり、3人の子孫を後世に残す必要があるのか、3人に童貞を卒業する資格はないのでは……という問題に直面しました」
あっ、確かにそうだ。あの3人が童貞を捨てる必要なんてないよな。
「実際Dクラスの生徒に聞き込み調査をした所、彼らは盗撮のみならず教室内でのセクハラ発言……えーっと、確か……水泳の授業前に胸の大きさのランキングの作成など様々な問題を起こす立派な性犯罪者です」
完全に屑じゃねぇか。もう退学にさせろよ。
「言いがかりだ!盗撮は兎も角、後二つは俺は無関係だ!」
須藤が喚くが実際どうなんだ?
「おい桔梗。実際須藤の話は事実なのか?」
「事実だね。盗撮以外は池と山内だけで、胸の大きさランキングの作成には須藤は干渉してなかったよ」
龍園の質問に櫛田がそう返すが、日頃の行いから信憑性はないだろう。
そう思う中、3人は横並びに立つが締めに入るのだろう。
「そんな性犯罪者が子孫を残す必要性はなく、同時に彼等は童貞を卒業する必要はありません」
「彼らの性欲からしたらソープに行くでしょう。しかし彼らの性格からして、ソープ嬢の隙をついて針でコンドームに穴を作るかもしれません」
「その事を踏まえて、結論を出すと「彼らは童貞を卒業する必要性は皆無で、全ての風俗店に対して出入り禁止にするべき」という結論となりました……以上です」
3人がそう締めくくると龍園が真っ先に拍手をして、有栖がそれに続いて拍手をして、俺もそれに続き、綾小路も続き……
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
拍手が講堂に広がる。意外にも男子より女子、特にDクラスの女子の拍手が大きい。松下なんて1番激しい拍手をしているくらいだ。
「なんでこんなふざけた演説に拍手が送られるんだよ?!」
「そうだ!そもそも人が狙ってた桔梗ちゃんの処女を奪った綾小路は退学しろや!」
「俺はDクラスの秘密兵器であって、こんな扱いは不当だ!」
「さて、じゃあ採点をするぞ。モニターに点数を発表する」
3人が喚く中、南雲会長は無視する形で話を進める。生徒会役員は5人で持ち点は1人あたり20点で、難易度ボーナスが最大20点だから120点満点だ。
聞いた感じスピーチはハッキリした口調だったし、審査は公平だから意外に高得点かもしれない。
皆がモニターに注目する中、スライドが消えて……
南雲 16点/20点
桐山 14点/20点
溝脇 16点/20点
殿川 16点/20点
一之瀬 15点/20点
難易度ボーナス 18点/20点
合計 95点/120点
思ったよりも高得点だった。
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