腐り目、実力至上主義の学校に入るってよ 作:トラファルガー
「お前は馬鹿か?そこまでしてクラスメイトを守りたいのか?」
俺はそう呟いてしまう。借金を返済出来なかった際、自身の身体と引き換えに退学に関するペナルティを無しにして欲しいなんてお人好しを通り越して馬鹿としか思えない。
「うん……クラスメイトだけは取り返せないから」
「そう思うのは立派だが、本当に良いのか?確かに今回は救済措置を使っても良いと思うが、以前龍園が言ったように退学者を救済するのはクラスメイトから少なからず不満がある可能性も高いぞ。そう考えると今回の試験を転換点として、ペナルティに無理して退学を除外させるべきじゃない」
救済措置を使うならまだしも、そのあとは救済措置を勉強代として自分に厳しくするべきだと思う。
「それは……」
「そもそもの話、何故退学にそこまでビビる?確かに退学処分は怖いかもしれないが、しっかり努力して他の人よりも実力をつければ、避けれる事態だ」
退学にビビる奴は沢山いるが、大半が自身の実力を向上させていない奴だ。
5月最初の時点で、この学校では実力主義で退学が軽いって事がわかったのだ。それなら救済措置について考えるのではなく、どうやって強くなれるかを考えるべきだ。
「クラスのリーダーたるお前はどうやったら助けられるかを考えるのではなく、クラスメイトに対して退学にならないよう常に実力を高めろと発破をかけるべきだ」
実際龍園も口は悪いが、各節目にクラスメイトに発破をかけて気を緩めないようにしているしな。
「……っ」
「だんまりか……まあ良い。話を戻すが、お前の身体を求めてない」
「……もしかして他の誰かを?椎名さんと仲が良い千尋ちゃんとか……」
「阿保。恋人いる相手に身体を無闇に差し出すなって話だ。白波についても由比ヶ浜によって生まれたストレスを発散させる為にセックスしてるんであって、恋仲じゃないしな」
他のセフレについてもセックスをする理由はストレス発散の為だ。まあ白波を俺に対して、佐藤は綾小路に対して、姫野は龍園に対してストレス関係なくセックスをする時もある。
みーちゃんに至っては俺達3人に攻められる事を楽しみにしていて、この前なんか二穴攻め+イラマチオを経験した結果、息絶え絶えになりながらも笑顔で礼を言ってきたくらいだ。
「っ!どういう事!千尋ちゃんに手を出したの!?」
ここで一之瀬は必死な形相になって詰め寄ってくるが……
「手を出したって言っても向こうから希望したからそれに応えただけだ。それについてはひより達の許可を得てるし、お前にどうこう言われる筋合いはない」
レイプしたとかならまだしも、当事者2人の同意と恋人3人の許可もあるし、ルール的には問題ない。
「で、でも「アレ?帆波ちゃんに比企谷君?」……千尋ちゃん」
と、ここで話題の種となっていた白波がやってきた。
「こんなところでどうしたの?ポイントの返済プランの相談?」
「う、うん。それと千尋ちゃん……」
「?どうしたの?」
「その、変な事を聞くけど、比企谷君とエッチをしたの……?」
キョトンとする白波に一之瀬は深呼吸をしてから質問する。それに対して白波は……
「比企谷君が話したの?そうだよ、比企谷君とエッチしたよ」
当然のように頷く。それに対して一之瀬は驚愕に目を見開く。
「ほ、本当?」
「本当だよ……あ、じゃあ帆波ちゃんも今度乱交パーティーに参加しない?」
「ら、乱交?!へ、変な冗談はやめて!」
「え?本当にあるよ。嘘だと思うならユキちゃんに聞いてみなよ」
白波の言葉に一之瀬は真っ青になってよろめく。
「ゆ、ユキちゃんも参加してるの……他にもいるの?」
「私達のクラスだと私とユキちゃんだけだよ。他はDクラスの千秋ちゃんにみーちゃん、佐藤さんに櫛田さんに長谷部さんとかだね。土曜日の夜から日曜日の朝まで比企谷君と綾小路君と龍園君の3人とエッチしてるんだ」
「なっ、なっ……」
予想外の内容だったのか一之瀬は真っ青になったまま、口をパクパクする。
「どう?試験は土曜日だけど、その夜に帆波ちゃんも来ない?最初は抵抗感があっでも直ぐに気持ち良いだけになるから。私も千秋ちゃんに誘われた時はちょっと怖かったけど、今はストレス発散には最適だから」
「す、ストレス発散って、わざわざエッチにしなくても良いんじゃないかな?」
一之瀬が遠回しにやめるように言ってくる。対する白波は首を横に振る。
「そう言えるのは帆波ちゃんがあの馬鹿女のヤバさを理解し切れてないからだよ。私はこれまでに何十の娯楽を試したけど、殆ど効果的じゃなかったよ」
白波が黒い笑みを浮かべながらそう口にする。これについては松下やみーちゃんも同じ事を言ったからな。
「だから帆波ちゃん。私から安寧の地を奪おうとしないで。今の私にはあの時間は大切な時間だから」
強い口調ではないが、譲る気配を見せない口調だ。これには一之瀬も苦い顔を浮かべるがさらなる反対は見せない。
「何か反対の雰囲気だね。やっぱり週末に一緒に乱交パーティーに参加しようよ」
「えぇっ!?」
「大丈夫だよ。私も最初は怖かったけど、今は凄く楽しいから。帆波ちゃんも比企谷君のおちんちんで一回攻められてみなよ」
白波は蠱惑的な笑みを浮かべながら一之瀬を誘う。
「それに麻子ちゃんと夢ちゃんもさっき馬鹿女に絡まれて、乱交パーティーについて話したら、とりあえず見学したいって言ってたし」
マジか?これ以上増やしたら身体が持たないだろう。平日でも恋人3人を抱いているのだ。マジで腰がイカれてしまうだろう。
「やめろ馬鹿。というか誰かを誘うのはまだしも、俺の名前を出すな」
これじゃ俺がヤリチンみたいじゃねぇか。
「……話が逸れ過ぎたな。話を戻すが俺はお前の身体を要求するつもりはない。ペナルティについては、そうだな……お前らの持つ他クラスへの賞賛票を全てくれるなら退学関連の話を含めないでやるよ」
俺からしたら本命はこれだ。一之瀬クラスの持つ他クラスへの賞賛票を得れば、より自由に動ける。そして有栖がDクラスを買収しているし、全クラス分手に入る。
他クラスへの賞賛票は1人1票だから160票あるが、それだけあれば今回の試験を自由に動かせる。
「……つまり比企谷君が命じた相手に入れるって事?」
「そういう訳だ。返事が決まったら連絡してくれ……とりあえず話は今日のところはこれくらいで良いだろうし、俺は失礼する。ポイントを借りるかどうかは後日聞く」
「……うん、わかった」
「またね。週末は楽しみにしてるから」
「はいはい。またな」
そう返してから俺は一足先に寮の入口に向かい曲がり角にて綾小路と龍園ど合流する。
「比企谷、一之瀬の豊満な身体を堪能するチャンスを放棄するのは勿体ないんじゃないか?」
綾小路が初っ端からそんな事を言ってくるが、コイツは本当にブレないな……
「一応クラスのNo.2だからな。龍園も今の取引で問題ないな?」
「ああ。ちょうど今坂柳から連絡が入って、現状Dクラスの生徒の24人が賞賛票を売る契約をした。よって他クラスへの賞賛票は現状ウチとAクラスの80票を加えて104票ある。ここでCクラスの40票があれば、この試験は自在に操れる」
「なら良かった。とりあえず明日以降賞賛票の行き先について考えないとな」
「特にDクラスについては誰を残して足を引っ張って貰うか決めないといけないしな」
実際のところどうなるのだろう?普通に考えれば由比ヶ浜が批判票の対象だが、他クラスからしたら由比ヶ浜を排除するのはDクラスを支援する事になる。
まあその辺りはじっくりと考えないとな。それに一之瀬が違う場所からポイントを借りる可能性もあるし、それを踏まえた見積もりもしないといけない。
俺達は今後やるべきことを考えながら寮の中に入るのだった。
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