腐り目、実力至上主義の学校に入るってよ 作:トラファルガー
「早速だが方針を発表する。今回の司令塔は俺がやって、対戦の決め方は知らねえが狙えるならCクラスを叩きに行く」
昼休みになると龍園が教壇に座ってそう宣言をする。
「え?龍園さんはプロテクトポイントを自爆戦術を使うためにとっておく為に比企谷に司令塔をやらせると思いました」
石崎がそう告げると龍園が首を横に振る。
「勝てるなら問題ねぇよ。種目の決め方も知らねぇが、相手の選んだ種目も勝ちに行くべきだからな。で、Cクラスは学力に関係する種目を選ぶだろうし、俺より比企谷の方が兵士として役立つ。ちょうど比企谷が布石を用意したからな」
「期末試験で手を抜いて成績を下げる事で、他クラスにBクラスの成績が下がったと誤認させることですね。そうなると今後勉強会は図書館を使わずに寮で行う必要があります」
「ああ。絶対にバレないように気をつけろ」
既にこのクラスの学力は相当上がっているし、他クラス相手にも良い勝負が出来るだろうし、試験まで努力しないといけない。
「でも何でCクラスなのよ?Cクラスって団結力が強いし、避けるべきなんじゃないの?」
伊吹がそんな質問をすると龍園は鼻で笑う。
「団結?仲良しこよしの間違いだろ?一之瀬はクラスメイトを平等に扱ってるが、実力者と雑魚を同じ扱いにしてる時点でリーダーの器じゃねぇよ」
同感だ。社会主義じゃあるまいし、実力がある者が雑魚より評価され優遇されるのは当たり前だ。実際この状態が長引けば不満が爆発する可能性は充分にある。
「で、Dクラスは狙わない。Dクラスは屑が多いが綾小路や高円寺みたいな怪物がいるし、小野寺の水泳、三宅の弓道、王の中国語と一点特化の連中がいるから侮れない」
「や、でも参加人数は全種目別々ですよね?」
「参加人数が別々でもルール次第だ。例えば『中国語の小テスト、参加人数5人、ルールが制限時間20分で小テスト行い、1番高い点数を出した生徒の所属するクラスの勝利』だったら王1人いれば残りの4人を屑にしても問題ない」
「あっ、そっか!他にも勝ち抜き戦とかなら人数の問題を解決出来ますね!」
石崎は納得したように手を叩く。ウチのクラスでも『相撲 参加人数10人 勝ち抜き戦』とかならアルベルト1人いれば問題ないからな。
「他にも比企谷が朝のHRで提案した内容が可決すればCクラスは戦う準備が出来ないだろう」
「まあ念には念を入れて、俺の提案が可決されたら今日から全て奪っておくべきだな」
「資金は自由に使え。後、他にも普段からイチャモンをつけまくるべきだな。椅子の取り合い、廊下でのぶつかり、くしゃみの煩さなどを理由に絡みまくって精神的に疲弊させるか」
「やるのは構わないが、下剤とかの仕込みはやるなよ?非合法的なやり方はリスクがデカ過ぎる」
「ああ。相手を潰すなら最初の格闘技種目でのアルベルトが有力選手を壊しまくって、2周目以降の参加選手を減らすぐらいだな」
「柔道なら慣れてない相手に一本背負い、相撲とかなら小手投げあたりか?禁止技だけは絶対にやるなよ?」
「わかってるよ煩えな。その辺りはしっかり下調べをしてだな……」
俺はルールは守る主義だからな。リスクとリターンはしっかり考えているが、この学校はルール違反に対するペナルティが厳しいからな。
「……以上が、ウチのクラスで出た質問です。皆さんはどのように考えているでしょう?」
「私はアリだと思います。良いものは時間が経過しても良いものですから」
「私は反対です。常に進歩している以上、最新なものにするべきです」
「でも何でもかんでも新しい物にしたら、凝り過ぎて前の方が良かったって意見もありますよ」
「しかしCクラスには不利では?」
「Cクラスは追加試験と碌に向き合わなかった結果でしょう。学校の方針と真逆の道を歩むクラスの為だけに情けをかける必要はありません」
「待ってくださいよ。だからって戦いの土俵を立てないようにするのは狡いと思います」
「別に他クラスからポイントを借りるなりやり方はありますが」
「では多数決にしましょうか」
「理事長代理がそう言うなら……賛成の人は手をあげてください。ありがとうございます……では賛成16反対13で比企谷君の案は可決とします」
「では決まりですね……それと今回の会議内容について真嶋先生と星之宮先生と茶柱先生は質問されない限り自クラスの生徒の為に公表しないようにしてください」
「そうですね。特に星之宮先生は船上試験の前例がありますから信用に欠けますからな……今更ですが、何故一之瀬さんを龍グループにしなかったかお聞きしても?」
「坂上先生……(ギリッ)」
「ふむ、何があった興味ありますね。坂上先生と星之宮先生以外は解散してください」
数時間後……
「では帰りのHRを始める。まず最初に連絡事項だ。比企谷君が朝言った提案は可決された。ただし希望する内容については事前に紙に書いて提出してくれ。翌日までに採用が認められるか判断して返事をする」
坂上先生が教室に入りそう告げてくる。まあ提案が認められたからって好き勝手は出来ないよな。
「わかりました。既にリストは作ってるんでチェックをお願いします」
クラスメイトからは経験があるかをしっかり調査している。今から対策を取れば1週間先に種目を知る対戦クラスと差を作れる。
「確かに受け取った。次に司令塔についてだ。司令塔は誰になったのかね?」
「俺だ」
「龍園か。これから私と視聴覚室に来て対戦クラスを決めるのと司令塔のルール説明に参加して貰う。HRはこれで終わりだ。解散して構わない」
坂上先生はそう口にするが、龍園から対戦クラスについて聞きたいだろうし帰らないだろう。
坂上先生はそう言って龍園と教室から出て行こうとするが……
pipipi
pipipi
俺と龍園の携帯が同時に鳴る。ポケットから携帯を取り出して確認すると有栖からのメールだった。昼休みは互いに作戦会議をしていたが試験に関する話か?
確認してみると……
司令塔は八幡君か龍園君になるでしょう。私のクラスは真澄さんが司令塔になりますが、貴方達はCクラスとの対戦にしていただけないでしょうか
それとCクラスは一之瀬さんが司令塔をやると思いますが、一之瀬さんのオナニー動画が役立つかもしれないので保存しておいてください
そんなメールと一緒に動画が添付されている。
昨日はセックスに夢中になっていて一之瀬が来ているのは知っていたがオナニーをしていたのは知らなかったな。龍園はニヤニヤ笑いを浮かべているが絶対に煽るだろうな。
「面白え……とりあえず俺は行くが、クラスの指揮は比企谷に任せた」
そう命じて龍園は坂上先生と教室から出て行くので、俺は教卓の前に立つ。
「さて、じゃあやれる事をやっとくぞ。今からお前らは紙に自分の得意分野を書け。有名無名は気にすんな。今はとりあえず得意分野の把握が重要だ。それとゲーム経験者は、得意なゲームを別に書いといてくれ」
とりあえず先ずは自クラスの把握からだ。
龍園が選んだ対戦相手次第では細かな作戦も重要だしな。
そう思いながら俺は視聴覚室を見るのだった。
「まだ誰も来てないみたいだな。龍園は部屋の前で待機、4人揃ったら入ってくれ」
坂上はそう言ってから視聴覚室に入りドアを閉める。少し待っていると星之宮が一之瀬を連れてやってくる。予想通り司令塔は一之瀬のようだ。
「じゃあ一之瀬さんは待機ね。4人揃ったら入ってきてね」
「わかりました」
星之宮は一之瀬が頷いてから視聴覚室に入るが、ドアを閉める直前に龍園にガンつけ、龍園が中指を立てて返す。
「龍園君。教師にそんな態度は常識的に間違ってるからね」
一之瀬は龍園に注意をするが……
「はっ!他人の部屋のベッドでシコる奴に常識を説かれるとはな!」
「っ!」
龍園の言葉に目を見開く。そんな中、龍園は携帯を取り出して……
ーーーんっ……はっ……!あぁっ……!ーーー
そのまま一之瀬の自慰動画を流す。
「やめて!」
一之瀬は真っ赤になって手を伸ばすが、身長の高い龍園は携帯を高く伸ばす。
「おいおい、悪いのは他人の部屋でシコったお前だろうが。あの部屋は俺も金を出してるんだから、所有権は金を出した俺も含まれてる。大体お前の愛液、結構臭ってたぞ」
「やめてっ!やめてよぉ!」
一之瀬は羞恥の余り叫んでしまうが、絶頂した後に部屋に戻ったが罪悪感を抱いていた。
「ま、今週末も来いよ。お前のお友達がセックスをするのをしっかり見とけ。それにしても小橋のキスと膣の締め付け具合はマッチしてな……」
龍園のセクハラ爆撃に一之瀬は逃げたい気持ち、白波達を乱交パーティーから引き離したい気持ちが生まれる。
しかし司令塔である以上逃げれないし……
ーーーごめん帆波ちゃん。私、もうセックスの虜になったし今後も乱交パーティーに参加するからーーー
ーーー私も。比企谷君も綾小路君も龍園君もセックスが上手くて抜け出せないよ……あ!クラスの情報は売らないからね!ーーー
ーーー私もやめないから。クラスを裏切るつもりはないけど、自分の本能にも裏切れないからーーー
ーーーというかやっぱり帆波ちゃんも参加しようよ。直ぐに楽しくなるし、比企谷君のおちんちんに攻められてイくと凄く幸せだよーーー
今日の朝、小橋と網倉と姫野と白波にそう言われたのだ。4人はセックスの話を幸せそうに語っていて和姦であるのは明白だ。
よって一之瀬は動くことが出来ずにいるのだった。
(もういっそ全てを投げ捨てて私もあのパーティーに参加を……っ!それはやっぱりダメッ!)
読者の皆さんは森の声を聞いた事がありますか?
-
はい。
-
いいえ