腐り目、実力至上主義の学校に入るってよ 作:トラファルガー
「では各クラスの司令塔が集まったので、最初に対決するクラスを決めたいと思う。このくじを1枚ずつ引いてもらう。赤い丸がついてる生徒に選択権が与えられる」
視聴覚室にてAクラス担任の真嶋が司令塔を引き受けた4人の生徒にそう口にする。
Aクラスからは神室真澄、Bクラスからは龍園翔、Cクラスからは一之瀬帆波、Dクラスからは櫛田桔梗が司令塔を担当する。全員プロテクトポイントを持っている。
余談だがDクラスにおいて司令塔は最初由比ヶ浜にしてわざと負けるという案が出たが由比ヶ浜がギャーギャー騒ぎまくり断念し、次に櫛田が「今まで散々迷惑をかけたんだから人柱になってよ」と堀北に言って、皆が同調しまくったが「退学は嫌」と断り、クラスからは大ブーイングが生じた。
結果的にプロテクトポイントを持つ櫛田が綾小路のどちらかにする流れになり、個人の力がぶっち切りの綾小路よりまとめ役に適した櫛田が司令塔になった。
綾小路が司令塔をやらないことについては不満はないが、出来れば由比ヶ浜か堀北にやって欲しかった櫛田からしたら苛立ちはあるがそれを不満を出さないで口を開ける。
「くじを引く順番は?」
「Aクラスからだ。赤丸がついた紙が当たりだ」
真嶋先生が箱を突き出して神室が紙を取り出して、赤丸を見せてくる。
「ではAクラスはどこを指名する?」
「Dクラス」
神室は有栖からのオーダーに従ってDクラスを指名する。それに伴い、BクラスとCクラスの対戦が決まる。
「つまりここで全勝出来れば、比企谷に対する借金返済のハードルが大きく上がるわけか」
「っ!」
龍園は笑みを浮かべ、一之瀬は震え始める。最早勝負前なのに勝負が決まったようなものだ。
「しっかしCクラスの実力者には同情するぜ。救済措置なんか使ったら学校からの評価は最低だろうな」
「っ……どういう意味っ?」
「龍園君。今から試験のルールを話すから黙ってくれないかな?」
一之瀬が戸惑い、星之宮が介入するが龍園は無視する。
「だってそうだろ?この学校は日本を背負う人材の育成を目標にしてるが、つまりリストラされる側の人間ではなく、リストラする側の人間を作ることを目標にしてる筈だ。つまり投票試験においてCクラスは学校の方針に真っ向から喧嘩を売ったんだ。評価なんか悪いに決まってるじゃねぇか」
「っ!うぅ……!」
龍園の言葉に一之瀬はうめきながら俯く。この発言はCクラスが救済措置を使った場合に言うべきと八幡がアドバイスをしたが、効果は覿面である。
「結果Cクラスの実力者は一之瀬やクラスの雑魚共の我儘のせいで全てのプライベートポイントを失い、200クラスポイントを失い、借金を背負わされ、学校から最低の評価を貰う……敵クラスなのに思わず同情するぜ」
「っ……っ……」
一之瀬はショックの余りポロポロ涙を流す。自分が良かれと思ってやった事が徹底的に否定された事、反論出来る材料がない事に涙が止まらなかった。
そんな一之瀬を見て神室と櫛田はドン引きして、真嶋が複雑な表情を、茶柱は無表情、坂上が冷笑、星之宮が龍園を睨みつける。
しかし誰もが龍園の意見を否定しない。実際の所、龍園の言っている事もあながち間違いじゃないし、職員室では一之瀬のクラスの評価は悪い。他のクラスは心を鬼にして試験に向き合ったのに、大金を支払ってまで逃げたのだからな。
「……ひとまず説明をするのは待つ」
「おいおい。たった1人の為に俺達は我慢かよ?クラス投票といい、一之瀬は我儘だな。普段優等生ぶってるのは我儘を通し易くする為か?」
龍園は笑顔で追撃する。まさに鬼畜な所業に龍園の担任の坂上もドン引きする。
「龍園君。これ以上の暴言は調書に残す事になるよ」
星之宮が怒りを出さないよう注意しながら龍園に警告する。もっとも龍園は内心なんて微塵も気にしていないが。というよりこの1年を振り返れば誰でも龍園に良い評価を与えないのは明白だ。
「っ……!真嶋先生、私は大丈夫ですからっ……お願いします」
一之瀬は辛い気持ちながらもそう告げる。自分のせいで迷惑をかけるわけにはいかないからだ。
「……わかった。では司令塔のやるべき内容を話す」
真嶋がそう前置きして説明を始める。
全員集中して聞く中、真嶋の説明と一之瀬の嗚咽が部屋に響き渡るのだった。
pipipi……
「龍園から連絡だ。対戦はCクラスだ。目標は全勝だ。全勝して連中に借金返済の目処を立たせない」
俺はクラスメイトが書いた得意分野について調査しながらそう口にする。
「いやいや!全勝は無理じゃね?」
「やる前から無理って龍園が聞いたらしばかれるぞ。この世には絶対はない。大体この前のペーパーシャッフルで格上相手に金星を獲得したが、今回は2度目の勝ち星を得るだけだ」
今から死ぬ気でいけばチャンスはある。
「差し当たって、お前らは今日から試験当日までに得意科目に絞って勉強をしろ。普通科目と苦手科目は一旦放置だ。その上で1週間後にCクラスの種目が発表されてから役割を決める……で、小宮と近藤、山脇に宍倉、鹿島、田中に石坂の7人は明日に俺が坂上先生にした質問の返事次第だが、場合によって明日の放課後は付き合え」
『了解』
「比企谷氏、基本的な流れについては賛成ですが、Cクラスから情報を取りに行くのですか?」
金田が手を挙げて質問をするが、答えは決まってる。
「しなくて良い。確実な情報でない限り負けに直結する。そんな暇があるなら地力を上げる時間に回すべきだな」
結局最後に物を言うのは基礎能力だからな。可能な限り高めれば試験に役立つし、今後の特別試験に対しても無駄にはならないし、今は自己鍛錬が優先事項だ。
それに龍園が姫野を介して情報を手に入れてくれるだろう。姫野は龍園に対して雌犬プレイをする程快楽落ちしているからな。いざとなったら俺が白波から教えてもらえば良いからな。
そう思いながら俺は細かな指示を出して、秘密裏に鍛える事を念押しするのだった。
その夜……
「で?Cクラスはどんな種目を選ぶんだ?」
「んあっ!基本的に学力重視で参加人数が1人の種目にリフティングを入れてんぁぁぁっ!柴田にやらせるみたい!あぁんっ!そこぉっ!」
龍園の部屋の風呂場にて、龍園がそう質問すると姫野は淫らに息を荒げながらそう口にする。
姫野を部屋に呼んだ龍園は「2人きりでお前を抱きたい」と口にして、姫野は嬉しそうに頷いて服を全て脱ぎ捨てた。
そして下着姿の姫野を堪能してから風呂場に連れて行き、セックスをしながら「Cクラスの種目情報を教えろ」と姫野に尋ねて今に至る。
Cクラスからしたら姫野の行為は明確な裏切りだが、姫野の中に罪悪感は大してなかった。そんな裏切りより龍園とのセックスのほうが重要だからだ。
「良い子だ。後で生でヤッてやるよ」
「あっ!んっ!本当?!嬉しいっ……んっ、あぁ!ごめん!もうダメェェェェェェェっ!」
龍園が腰を激しく動かすと姫野は嬌声を上げまくり絶頂する。
龍園が離れると姫野は息を荒げながらも膝をついて……
「……じゃあ、ありがたく頂きます。細かな情報は逐次教えるからね……」
そのまま龍園の男性器を口に咥える。嫌そうな態度は全く見せないで夢中にフェラチオをする。
(クハッ!完全に雌堕ちしてるな……とりあえず比企谷に連絡して白波も完全な快楽堕ちして貰わないとな)
龍園は一生懸命フェラチオをする姫野に興奮しながら頭の中で今後の未来について考え続けるのだった。
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