※この作品はR-18です。

腐り目、実力至上主義の学校に入るってよ   作:トラファルガー

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目撃

 

 

試験の概要が発表されてから数日が経過したが……

 

「ふざけんなよ!先に席を取ったのは俺達なのに逆ギレしてんじゃねぇよ!」

 

「そっちこそふざけんなよ!事あるごとにウチのクラスにイチャモン付けやがって!」

 

昼休み、BクラスとCクラスの間で沢山の諍いが起こっている。龍園の指示通りにBクラス内の荒れくれ者は些細なことでCクラスの生徒にイチャモンをつけている。

 

Cクラスの生徒がくしゃみすれば煩いと怒鳴るくらいに。最早由比ヶ浜レベルの言いがかりだ。こっちは作戦だからまだしも、素の状態で言いがかりをつけまくる由比ヶ浜は半端ない。

 

ちなみに由比ヶ浜については雪ノ下が居なくなってもデカい態度で、昨日松下から聞いた話では教室でお菓子を食べている女子に「何甘いもの食べてんだし!ポイントが使えないあたしに対する嫌がらせなんてマジキモい!」って物凄い剣幕で怒鳴ったらしい。理不尽にも程がある。

 

閑話休題……

 

何にせよBクラスのイチャモンにCクラスは精神的に疲弊している状態だ。しかも学校に訴えても、ウチのクラスは暴力を一切使ってないのでお咎めはない。

 

これを執拗に繰り返すことでCクラスは更に疲弊して、「Bクラスは真っ向から戦っても勝てないから番外戦術をしている」と思わせられる。

 

ゲームを担当している連中もかなり進められているし、そろそろ種目にする内容を決めないとゲームをしている連中と相談いけないな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ではHRを終了する」

 

坂上先生が教室から出ていくと龍園が教室のドアを閉めてから口を開ける。

 

「報告だ。そろそろ種目の具体的な内容を詰めたい。ゲームをやっている連中は自分の進捗度と本番でどんなルールにしたいからを纏めて、今日の8時までに俺と比企谷にメールしろ。担当してるゲームは俺も昔やったから理解出来る。以上だ」

 

龍園はシンプルにそう告げてから解散するように締めくくる。第三者が聞いている可能性がある以上、重要な話はメールやチャットにするべきだろう。

 

「では私は部活に行きますね」

 

「おう。またな」

 

ひよりを見送った俺は鞄を持って席を立ち、教室を出る。帰ってモンハンの続きをやらないといけない。

 

俺が試験で出るとしたら相手が出す学力種目か自クラスが出すゲーム種目と決まっているので、勘を取り戻す必要がある。

 

そう思いながら下駄箱に到着するタイミングで携帯が鳴るのでポケットから取り出して確認するとみーちゃんからメールが来ていて……

 

 

ーーー今から時間はありますか?あるなら廃倉庫で少し会えませんか?今日は由比ヶ浜にダイレクトに理不尽をぶつけられてストレスが溜まります。セックスは週に一度ですが、本番以外は認められていますし、ストレスが限界なので比企谷君と綾小路君と龍園君のおちんちんをしゃぶりたいですーーー

 

 

そんな内容だったが、性に忠実だ。

 

内心呆れながら靴を履き替えて自販機に向かっていると、自販機には綾小路とみーちゃんがいた。

 

「あっ、比企谷君!メール見ましたか?」

 

「今な」

 

「でしたら是非付き合ってください。私、今凄くおちんちんが欲しいんです。しゃぶらせてください」

 

丁寧に頭を下げてくる。そんな丁寧な頼みをしてまでお願いする事じゃないだろうに……

 

「でも何でいきなり?」

 

「みーちゃんは恵と廊下で話していたら曲がり角からやってきた由比ヶ浜とぶつかってな……」

 

「もう良い」

 

綾小路が答えようとしたが、それだけで大体わかった。由比ヶ浜の奴が理不尽なくらいブチ切れて騒いでストレスが溜まったのだろう。

 

「……フェラだけだぞ。本番は週一と決まってるし」

 

由比ヶ浜が絡んでストレスが溜まった以上、放置するのは忍びないからな。

 

「うんっ、ありがとうね」

 

みーちゃんは嬉しそうな表情に変わる。

 

「じゃあ行くか」

 

綾小路の言葉に俺達は廃倉庫に向かう。

 

「そういや試験の準備はどうだ?」

 

「オレは状況次第だが敵の土俵で勝って欲しいと言われたな」

 

「私は中国語の種目に出ると思います。Bクラスはどうですか?」

 

そう言われてから周りを見れば誰もいない。

 

「ゲームに力を入れてるな。モンハンとスマブラとマリオとかだな」

 

「スマブラ……どういうゲームなんだ?」

 

え?綾小路はスマブラを知らないのか?意外なんだけど。

 

「任天堂のキャラを集めてやる格闘ゲームだな。マリオとかポケモンとかのキャラがぶつかり合う」

 

「そんなゲームがあるのか。春休みにやらせてくれないか?」

 

「そのくらいは構わない……おっ、龍園だ」

 

違う校舎口から龍園が出てきて、こっちに向かってくる。

 

「あ、来てくれたんですか。ありがとうございます」

 

「今は暇だからな。しかし廃倉庫も完全にヤり部屋になってんな」

 

否定はしない。俺も2週間前になずな先輩とセックスをしたし、他にも綾小路が軽井沢と一緒に、龍園が松下と入るのを見たからな。ヤり部屋と思っても仕方ない。

 

そう思いながら敷地の隅にある廃倉庫に近づき、扉を開けると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うむっ!んっ!ちゅぅ!んむっ!あんっ!」

 

「んっ!愛理っ!んんっ!ちゅっ!」

 

佐倉と山内が抱き合いながらディープキスをしていた。

 

「「「「…………」」」」

 

「っ!何だよお前ら!今忙しいんだから邪魔すんなよ!」

 

予想外の光景に俺達がポカンとする中、山内は叫んでからキスを再開する。

 

「あ〜、悪かった。場所を変える」

 

先客がいるなら仕方ない。違う場所でみーちゃんのストレスを発散する手伝いをするか。

 

「っ!」

 

「痛えっ!」

 

そう思っていると突如佐倉が目をハッキリしたかと思えば、山内の背中を抓り、山内は悲鳴を上げながら離れる。

 

「助けて……!今までこうやって襲われてたの……!動画で脅されて……!」

 

え?これ強姦だったのかよ?!シャレになってないぞ。だとしたら止めないといけないな。

 

「嘘言ってんじゃねぇよ!俺と愛理は愛の糸で結ばれてんだよ!じゃますんじゃ「適当な事を言ってんじゃねぇよ」ぶふぇっ!」

 

山内は激昂しながら佐倉に近寄るがその前に龍園が殴り飛ばす。

 

「レイプは人間としてタブーだろうが。テメェは学校から処罰を受けろや」

 

龍園はそう言って山内を拘束するが、お前ってそういうキャラ……いや、これは佐倉の味方をして、今後佐倉に山内の両親との示談によって金を毟り取らせて、上手い形でその金を手に入れる腹だろう。少なくとも正義感で動いてるはずがない。

 

何にせよ今は山内の対処が先だ。

 

「綾小路。足が速いし、急いで職員室に報告を。みーちゃんは山内の携帯を見て画像や映像があるかを確認を。ただし学校に訴える証拠として絶対に消すな。佐倉は倉庫の外で離れて待機してろ」

 

俺は龍園が押さえ込んでいる山内のポケットから携帯を取り出してみーちゃんに投げ渡す。こういうのは女子が見るべきだ

 

「任せろ」

 

「は、はい」

 

「は、はい……」

 

3人は頷いて綾小路は早足で出て行き、佐倉もオドオドしながらも出ていく。みーちゃんはイヤホンを取り出して携帯と片耳に取り付ける。

 

「ふざけんじゃねぇよ!これは強姦じゃねえ!和姦だ!」

 

山内はいまだに喚き続けるが……携帯にある証拠次第だ。

 

「……っ!嘘ですっ!映像を見てますが「バラされたくなかったら内緒にしとけ」って言ってます!」

 

みーちゃんは携帯を見ながらそう叫ぶ。これはもうクロだろう。

 

「違うって!単なるプレイの一環だからな!」

 

山内は見苦しい言い訳を続けるが、100人中100人がクロと断言するだろう。

 

とりあえず綾小路は早く先生を呼んできてくれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「失礼します」

 

綾小路が職員室に入ると、中央付近では生徒会の南雲と桐山、茶柱と星之宮と坂上と真嶋がいた。

 

「なんだ綾小路。今打ち合わせ中だから後にしろ」

 

「それどころじゃありません。敷地の隅にある廃倉庫にて、山内が佐倉をレイプしてました」

 

『っ!』

 

綾小路の爆弾に職員室がどよめく。

 

「それは確かな情報か?」

 

「現在、龍園と比企谷、現場で対処して、王が携帯から証拠を調べてますが、佐倉本人が助けを求めてました」

 

「「がはっ!」」

 

茶柱と南雲が死んだ!この人でなし!

 

……冗談はさておき、山内の担任の茶柱と生徒の長の南雲からしたら、洒落にならない犯罪が起こった事に身体にかかる精神的ダメージが物理的ダメージに変わり、2人とも吐血してしまう。

 

「……遂に限界が来てしまいましたか。桐山君、救急車の手配を」

 

「わかりました」

 

「私と星之宮先生は現場に行きます。学年主任の真嶋先生は我々の報告を待って事実なら校長と理事長に報告を。綾小路君は案内をしてください」

 

坂上はテキパキと指示して、星之宮と一緒に綾小路の案内に従って職員室から出ていく。

 

 

 

「もう嫌だ……死にたい」

 

「桐山……もう生徒会長はお前がやれ……俺が副会長になる」

 

「悪いが遠慮しておく」

 

元々生徒会長に憧れていた桐山だが、五馬鹿の愚行に苦労していた新旧生徒会長を見ている内に気力を失っている。

 

桐山は吐血する2人に心底同情しながら携帯から救急車の手配をするのだった。

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