腐り目、実力至上主義の学校に入るってよ 作:トラファルガー
「採点結果を告げる。Bクラス774点、Cクラス769点より数学テストはBクラスの勝利。これをもってBクラスの勝利は確定した」
「そ、そんな……」
一之瀬は真嶋の言葉に絶望を感じてしまう。こんな展開になるとは思わなかった。
第1種目の国語テストではBクラスは八幡やひよりや金田のように学年屈指の生徒を大量導入した事によって僅差ではあるが敗北した
第2種目のモンスターハンター2Gでは資金不足や売り切れによってゲームを買えなかった為、Bクラスに圧倒的な差をつけられて敗北した
第3種目のボクシングでは勝ち抜き戦で荒事に強いBクラスの選手4人の内、1人も倒せずに王手をかけられた。
絶対に負けられないと挑んだ数学テスト。自分達の用意した種目なのに敗北してしまった。
クラスメイトが賄賂とかによって手を抜いたとは考えていない。国語テストでは700点中645点、数学テストでは800点中769点と両種目共に9割以上の成績を出している。
加えて司令塔としてアドバイスする対象については八幡や龍園のセフレの網倉と姫野にして、彼女らの答案を見たが彼女らは真剣に解いていた。
よって地力の差が向こうのほうが僅かに上の事になる。期末試験の結果やこれまでの言動は……
「……全てブラフ、って訳だね」
それ以外考えられない。もしもBクラスの期末試験の結果が全力を出した結果なら、3週間必死に勉強してもここまで伸びず、もう少し下の成績だろう。
「期末試験で比企谷が学年末試験はあらゆる要素が出るだろうから、偽装出来る学力を偽装しようと提案したからな。俺は言いがかりをつけるように指示したり、下剤を使用するなんて嘘を広めて比企谷の作戦のカモフラージュになっただけだ」
手を抜いて向こうに必死感を与えず、つまらないちょっかいによって余裕がないと思わせ、水面下で自己研鑽した結果、Cクラスの土俵で2回勝ち星を挙げている。
それにより一之瀬の中に焦りの感情が増幅する。Cクラスが選んだ本命種目は「数学テスト」「国語テスト」「英語テスト」「社会テスト」「リフティング」だが、数学テストと国語テストは既に選ばれていて負けている。
この様子だと英語テストと社会テストについても、Bクラスが水面下で鍛えている可能性が高い。負けが確定している以上、これ以上之負けは許されないが、Bクラスの選んだ種目もあるので更に連敗を重ねる可能性が高い。
そんな中、次の種目が発表されるが……
空手
必要人数3人 時間10分
ルール…1試合3分の寸止めルール。勝ち抜き形式
司令塔…任意の対戦を一度だけやり直すことが出来る。
Cクラスに対して追撃となり得る種目となった。
「第5種目は空手となる。参加者は石崎、小田、鈴木だ」
「よっしゃ!5連勝目行くぜ!」
教室にいる教師がそう告げると石崎がテンションを上げながら教室から出て行き、小田と鈴木もそれに続く。3人ともガタイが良いし、鈴木に至っては空手部だし負けはないだろう。
暫くするとモニターが切り替わり武道場が映り、道着を着た参加者6人が出てくる。
それから直ぐに試合が始まったが先鋒の石崎が速攻で3人を蹴散らす。一之瀬が3人目に対して司令塔の権限を使ったが呆気なく敗北する。
「第5種目はBクラスの勝利だ」
『良しっ!』
Bクラスから歓声が上がる。5勝0敗だから当然といえば当然だ。AクラスとDクラスの結果次第ではAクラスに上がれるだろう。
少ししてから石崎達が教室に戻り激励を受ける中、モニターが切り替わる。
「続いて第6種目を発表する。第6種目はリフティングだ。参加者は山下だ」
リフティング
必要人数1人
ルール…通常のリフティングで回数の多い方が勝ち
司令塔…任意の対戦を一度だけやり直すことが出来る。
リフティングは最初から捨てていた種目だ。ウチのクラスにはサッカー部がいないし、Cクラスにはサッカー部のホープの柴田がいるからな。
龍園も勝つ気がないようで、クラス投票で退学になりかけた山下を投入したようだ。
暫くするとモニターがグラウンドとジャージ姿の柴田と山下とサッカーボールを2つ持った教師が映る。
教師は2人にボールを渡してから笛を鳴らすが……
『そこまで。司令塔はやり直しを希望するか?』
山下は3回で呆気なく失敗する。教師は司令塔の龍園に確認の通信をしているがやるだけ無駄だろう。
『司令塔がやり直しを拒否したので第6種目はCクラスの勝利とする』
これで5勝1敗だ。次に負けても5勝2敗で3勝差だから90ポイント奪えるし、全員落ち着いている。
暫くしてから山下が戻りモニターからグラウンドが見えなくなり……
「それでは最終種目を発表する。最終種目は柔道だ」
『柔道』
必要人数1人 時間4分(最大3試合12分)
ルール…通常の柔道に準ずる
司令塔…一度だけ試合結果を無効としてやり直すことが出来る。
教師の言葉にクラスは喜びを露わにする。Cクラスのリフティングはこっちからしたら捨て種目だったが、Cクラスからしたら柔道が捨て種目だろう。
龍園が選ぶのは間違いなくアルベルトだ。アルベルトを柔道で倒せる奴は今のCクラスにいないだろう。
Cクラスに柔道部の人間はいないし、身体能力が高い神崎とかは学力が高いから数学テストに出ていたし、余裕で勝てそうな綾小路と高円寺はDクラスだしな。
そう思いながらも待機していると教師が口を開ける。
「最終種目については危険性を考慮してBクラスの不戦勝となった。よって6勝1敗でBクラスの勝利とする」
『よっしゃぁぁぁぁぁぁぁっ!』
教師の勝利宣言にクラスから大歓声が上がる。勝ち、それも差をつけての勝利だから当然かもしれない。
しかし不戦勝とはな。多分最後に柔道が出て一之瀬が戦意喪失して、フィジカルの弱い女子が自動的に選ばれてしまい、真嶋先生が止めたのだろう。
何にせよ俺達は6勝1敗で勝利したので、5勝差だからCクラスから150ポイント貰い、学校から100ポイントだけボーナスが与えられる。
で、試験前の時点でウチのクラスのクラスポイントは1200ポイントで、Cクラスが395ポイントだから……
Bクラス 1200+150+100=1450ポイント
Cクラス 395-150=245ポイントなる。
これならAクラスに上がっているかもしれないな。Dクラスは屑が多い反面、優秀な人間もそれなりにいるのでAクラスでも油断は出来ないだろうし。
何にせよ学年末事件が終わったし、2年生になるまではゆっくり休ませて貰うとしよう。
俺は方針を考えながらモニターに表示された結果を眺めるのだった
選抜種目試験終了後の各クラスポイント
Aクラス 1492ポイント
Bクラス 1450ポイント
Cクラス 245ポイント
Dクラス 9ポイント
大分追いついたな。しかし油断は出来ない、直ぐに引き離されてもおかしくないポイント差だからな。
しかしBクラスとCクラスね間には絶対的な差が出来てるな。揉めたりしないよな?
「負けちゃったね……」
「悔しいけど向こうが上手だったし仕方ないよ。それより今週は帆波ちゃんを慰めないといけいよ」
「白波さんの言う通りね。これからどうするの?」
「とりあえず今日は帰って休もうよ。それで……あ」
「どうしたの麻子ちゃん?」
「週末の乱交パーティーなんだけど帆波ちゃんも誘おうよ。エッチすれば皆幸せだからね」
「良いね。帆波ちゃん。大敗してショックだろうけど元気出して貰わないと」
「そうね。帆波ちゃんにはおちんちんの気持ちよさを知ってもらわないとね」
Cクラス、敗北はしたが普段から八幡達と交流しているメンツからすればいつも大差ない状態だった。
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