「店員さんに変な目で見られちゃったね」
「そうだね」
無事にアフターピルを購入した二人は寮のエレベーターに乗っていた。
「こ、恋人同士に見られたのかな?」
「だろうね」
二人並んでアフターピルを購入したのだ。
カップルに見られるのは当然だ。
(冷静に考えたらやばいことをしたかもしれない)
桐山と一之瀬は学校帰りである。
つまり二人とも制服のままだ。さらにネクタイの色で一年生だと区別できるようになっている。
(同級生や先生に見られてなければいいんだけど)
帰宅して私服に着替えてから購入すればよかったと後悔するが後の祭りである。
「あ、着いたよ」
「う、うん」
1年B組男子は2階なのですぐに目的階に到着した。
「ここが俺の部屋だよ。どうぞ入って」
「お、お邪魔します……」
215号室。ここが桐山が3年間過ごす部屋だ。
「けっこう綺麗にしてるんだね」
「余計なものがないからね」
桐山の部屋はシンプルなレイアウトだ。
備え付けの家電製品と家具しか置いていない。
(俺の部屋に一之瀬さんがいる!)
桐山は中学時代に女友達を自宅に招いたことは何度かある。
だが今回のように桐山の心臓がバクバクすることはなかった。
「とりあえず鞄置いたら?」
「う、うん……」
桐山は鞄を床に適当に置かせる。
そして二人とも座らずに向かい合う。
「え、えっと……」
向かい合ったはいいが、ここからどうやってセックスに持ち込むか桐山は考えていなかった。
「いいよ……。桐山くんの好きにして……」
桐山と同じく一之瀬も性交した経験がなかった。
つまり処女である。
性知識も桐山より少ない。
だから彼女は彼に身を委ねようとした。
「と、とりあえず座ろうか」
「うん」
桐山は一之瀬の腕を掴んでベッドに座らせた。
(うわ、いい匂いがする)
すぐ横、肩が触れ合うほど接近した一之瀬の髪の毛から、シャンプーの香りが漂ってきた。
「それじゃ、いくよ……」
「……はい」
桐山はベッドに腰掛けたまま一之瀬に向き合うと、恐る恐る両手を彼女の身体に伸ばした。
最初はブレザーに包まれた肩に触れ、ゆっくりと胸の膨らみへと手を持っていく。
生まれて初めて触った女子の乳房は、ブレザーの布地を押し上げているのが嘘のように柔らかかった。
(一之瀬さんのおっぱいを触ってる!)
(桐山くんにおっぱい触られてるよ……)
心の中で歓喜の声をあげる桐山とは対照的に、一之瀬は生まれて初めて異性に胸を触れられる恥ずかしさでたまらなくなっていた。
「一之瀬さんって胸大きいよね」
「そ、そうなのかな……」
一之瀬はそう言いつつも、自身の胸が標準より大きいことは自覚していた。
胸が大きくなってからは異性から不躾な視線を向けられることが多くなった。
嫌でも自分が巨乳であると自覚させられてしまう。
(ブレザー越しなのに感じちゃってる)
クラスメイトの男子におっぱいを揉まれている。
それも昔から知っている異性だ。
「あっ」
桐山が指に力を入れると、一之瀬は声を漏らした。
そして一之瀬は自分の乳首が硬くなっているのを感じた。
(制服越しでこんな柔らかかったら、生で揉んだらどうなるんだ?)
桐山は一之瀬のたわわに実った二つの果実に夢中だ。
(やぁ……乳首擦れてるよぉ……)
桐山が胸を揉むたびに、一之瀬の勃起した乳首が、何度か触れ、擦れる。
勃って敏感になっていた乳首は、そのブレザー越しの愛撫で、もう感じていた。
「んっ、んんっ……」
「一之瀬さん、脱がしていい?」
「え、うん……」
桐山が一之瀬のブレザーを脱がし、ゆっくりとブラウスのボタンを一つずつ外してく。
(あう……。桐山くんに脱がされてる……。裸にさせられちゃう……)
やがて一之瀬の上半身に身に着けるものは青いブラのみになった。
ブラを外せばようやく生おっぱいと対面になる。
桐山は手を震わせながらブラのホックを外そうとする。
(あ、ありゃ? 外れないぞ?)
早くブラを外して生のおっぱいを揉みたい。
そんな焦りと、経験の無さが融合してしまい、桐山はブラを外せないでいた。
(桐山くん焦ってる。ちょっと可愛いかも)
同級生の男子が必死に自分のブラを外そうとしている。
そんな姿を見たおかげか、一之瀬は少しだけ心に余裕を持つことができた。
「桐山くん、自分で外すから大丈夫だよ」
「……はい」
うなだれる桐山をよそ目に、ブラのホックを外した一之瀬は、自分の身体を抱きしめるように腕で豊満な乳房を抑えた。
(や、やっぱり恥ずかしいよ……)
これから桐山におっぱいを好き放題弄られてしまう。
一之瀬に再び羞恥心が襲いかかった。
「一之瀬さん、手退かしてくれる?」
「……はい」
一之瀬が素直に従い手を退かすと、憎々しいまでに大きく熟した乳房があらわになる。
「綺麗だ……」
「や、やだ……。恥ずかしいよ……」
「そ、それじゃ……」
桐山は鼻息を荒くしながら一之瀬のおっぱいを両手で包んだ。
(や、柔らけええええっ! 一之瀬さんのおっぱいってこんな柔らかいのかよ!)
妄想で何度も一之瀬のおっぱいを揉んだ桐山はあまりの柔らかさに歓喜した。
「んっ、んっ……ああっ……」
桐山は胸の柔らかさを堪能するかのように、寄せたり上げたりを繰り返しながら胸を絶え間なく変形させた。
(桐山くん、おっぱいに夢中になってる……)
桐山は興奮しきっており、一之瀬の豊満な乳房を熱心に捏ね回し続ける。
(乳首がどんどん硬くなってるよぉ……)
桐山に胸を揉まれるたびに、乳首の硬さが増していく。
(き、桐山くんに揉まれてるからこんなに硬くなってるのかな?)
一人でしたときは乳首がここまで硬くなることはなかった。
一之瀬は桐山に自分の身体が改造されているような感覚に陥る。
「一之瀬さん、乳首が硬くなってるね」
「あぁぁんっ」
乳首が勃っていることに気付いた桐山は、二つの突起物を摘まんだ。
(や、やぁ……気づかれちゃったぁ……)
いやらしいまでに勃起した乳首を指摘された一之瀬はどうしようもなく羞恥心を掻き立てられてしまう。
「あっ……んぁっ……やぁ……」
桐山は乳首を中心に触りだす。
くにくに、くにくに、と指の腹で両方の乳首を弄っていく。
「一之瀬さん、感じてくれてるんだ?」
徐々に熱を帯びていく一之瀬の喘ぎに気をよくした桐山は言葉で責め立てる。
「乳首……あぁっ……そんなに……強くしたら……だめぇ……」
「でもどんどん硬くなってるよ?」
桐山はその手の動きを止めることをしない。
「あ、いやぁっ、はぁぁっ……や、はぁぁんっ」
一之瀬は快感から必死に目を背けるのだが、唇からは隠しきれない喘ぎが漏れてしまう。
(一之瀬さん、おっぱいだけでこんな感じるんだ)
外側から内側に向けて乳肉を揉みこんでブルブルと揺らしたり、指を深く何度も食い込ませたり、下から支えるように重量感を楽しみ、たゆんたゆんと振動させる。
「あぅっ、ああっ、はぁっ……!」
「一之瀬さん、気持ちいい?」
「や、やぁ……言わないでぇっ……」
耳元で囁かれ、一之瀬はどんどんおかしな気分になっていった。
(気持ちいい……。気持ちいいよぉ……)
胸を揉みまくられ、硬く硬く勃起した乳首は、一之瀬に興奮状態を自覚させていく。
桐山は、そんな状態の胸をまだ揉み倒そうというのだから、一之瀬はもうたまらない。
(あそこも濡れてきてる……)
絶え間なく続く快感によって、一之瀬は恥部をジュンと濡らしていた。
(一之瀬さんがエロイ顔になってる!?)
乳首を硬くされ、あそこも濡らされた一之瀬の顔は蕩けていた。
蕩け顔の一之瀬に、桐山は気をよくしてさらに胸を揉み搾る。
「はうぅぅ……うあっ……あうぁっ……」
胸の乳輪周辺の極めて敏感な部分を指先で何度も揉みつぶされると、一之瀬は頭を上下に揺らして身悶えた。
「ひやぁぁあっ! お、おっぱい……だめぇ……あぁっ……!」
「だめじゃないでしょ。こんな感じてくれてるんだし」
「ま、待って! わたし、もう……ああっ、ひいぁっ!」
堪えがたい性感の波に翻弄される一之瀬。
「あんっ……もうだめ、もうだめ……っ!」
左右の膝がくっつき、じっとしてられないかのように擦れ合う。
桐山は容赦なく胸を責め続ける。
乳首をビンビンに勃起させるほど興奮している一之瀬は、胸を揉み込まれるたびに頭が痺れるような快感を覚えていた。
(一之瀬さん、もしかしてイっちゃうのか?)
桐山は一之瀬のおっぱいに夢中になって責め立てているだけだ。ちなみに痛みを与えないよう注意は払っている。
そもそも童貞の桐山に女の子を絶頂させるテクがあるわけではない。
それなのに一之瀬は絶頂に達そうとしている。
(試しに思いっきり揉んでみるか)
桐山が一之瀬のおっぱいをぎゅっと鷲掴みして乱暴に揉んだと同時だった。
「もう、おっぱい、だめえええぇぇぇっ!」
一之瀬はついに堪えきれず絶頂してしまった。
(う、嘘だろ……?)
一之瀬を胸だけで絶頂させてしまったことに動揺する桐山。
まともに座れなくなったのか、一之瀬は桐山にもたれかかっている。
「い、一之瀬さん、大丈夫?」
絶頂の中で感に脳を揺さぶられている一之瀬に桐山の声は届かなかった。
(イかされちゃった……。おっぱいだけで……私……)
一之瀬はセックスをすれば絶頂させられるだろうとは思っていた。
だがおっぱいだけで絶頂させられたのは予想外だった。
一人でしたときは胸だけで絶頂したことなどなかった。
恥部を指で弄ったり、枕やクッションを擦り付けたりして、ようやく絶頂していた。
それなのに、桐山に胸を揉まれ、乳首を摘まれただけで絶頂してしまった。
(私ってこんなエッチだったの……?)
違う。一之瀬はすぐに心の中で否定した。
(相手が桐山くんだからだよね……。あなただから私はこんなに……)
淫らになってしまった。
一之瀬は俯いていた顔をあげ、これから処女を捧げる相手を熱を帯びた目で見つめる。
「桐山くん……」
一之瀬のショーツには大きな染みができていた。
次回は本番です!