「九重……今日はお前に紹介したい人を連れてきた」
母親である八坂と夕餉の後の茶飲みの時間に唐突にそう切り出され頭の上に疑問符を浮かべてしまう九重。
彼女が着込むは八坂のような着物ではなく、神社に仕える巫女のような巫女服。白と赤を基調としており、腋が丸出しな恥ずかしなモノだが、九重本人は幼い頃(今も十分に幼いが)から着ているため疑問視や羞恥心を覚えたことがない。
母親譲りの金髪を蓄え、母親と同じように腰まで伸ばし、まさに八坂を幼くした姿をしている。ただ目だけはぱっちりとしており、妖艶な八坂とは異なり九重はまだまだ元気な子供っぽさを残している。
「母上が私に会わせたい人?見当がつかんのじゃが……」
「うむ。一昨日知り合っての。今時の童にしては礼儀も良く、話す相手にももってこいなのだ」
「つまり私の話し相手というわけか。……あまり必要を感じられないのじゃが。というか母上に話し相手を紹介してもらう程、私に相談相手がいないと思われてる事の方が気になるのぅ……」
「なに、親心という奴じゃ。ほれ隆、入ってこい」
八坂が襖に向かい声を掛けると一人の少年がやってきた。
京都を裏から管理している八坂の娘である九重の眼はそれなりに肥えており、それ故に彼を見てもピンと来るものが分からない。
「この人は?」
「御手洗隆。一昨日の夜、警邏も兼ねた散歩をしておったのじゃが、そこで偶然出会い、彼の使い魔になったのじゃ」
「はぁ……って母上!?使い魔契約の意味を理解しての事ですか!あれは魂すらも縛る契約と聞いておりまする。何故、そんなモノをこの人間と!」
妖怪である故か匂いだけで彼が人間だと見抜いた九重。しかし解せないのが彼から母親である八坂の匂いが漂ってくる事だ。
「もちろん承知の上でじゃ。こいつ……いや主とは相性がよくての。共にいても不快ではないし、裏に付いても浅くだが知っておる。しかも驚く事に悪魔と契約を結んでいるという。であれば隆から今後のことを考えて悪魔の話を聞くことも出来ると思ってな」
実際のところは身体の相性で、彼が悪魔との契約者である事は後になって知ったのだがそれをおくびにも出さずにしれっと娘に契約した理由を簡単に述べる。
九重からすれば大事な母親ではあるものの、彼女が自身の立場に誇りを持っている事を知っているし、また狭い日の本だけでは何れ苦しくなる時があると分かっている。
そもそも悪魔と同じように妖怪も人間からの信仰に似た何かを得ないと存在出来ないのだ。彼を通して存在証明に繋がる事も考えると八坂の考えに余計な口を挟めない。
「分かったのじゃ……ただ一つだけ母上に聞いてもいいかの」
「何じゃ?」
「何故その男……隆から母上の香りがするのか気になっての」
「……ふむ、流石は妾の娘じゃ。良く鼻が利いて母は嬉しいぞ。妾が彼を此処に呼んだのはまさにそれじゃ。九重もまた彼と仲良くして欲しくての。最近の妖怪は揃いも揃って軟弱な奴ばかりでまともな教育を九重に施せなくて悩んでおったのじゃ。そこで隆の出番という訳じゃ。母である妾が実演を含めてきっちりと九重に教育をしてやる。ほれ、まずは寝室に行くぞ」
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三人がやってきた寝室は明かり一つない真っ暗な部屋だった。
部屋中に充満する白檀の匂い。嗅ぐと心が落ち着き、ついつい眠りたくなってしまう。
「さて、九重。お前は子供がどうやって出来るか知っておるか」
「む、馬鹿にしないで欲しいのじゃ。そんなの簡単じゃ。男と女が愛し合えば出来る。以前、ウチに来た誰かがそう言っておったからの」
「……ふむ、そ奴の事が気になるが今は置いて置くかの。ほぼほぼ正解じゃ。だが少し足りん。男と女が愛し合うといってもどういう内容かまでは知らないようじゃ。今からそれを妾が教えてやるから九重も隆にもっと近づけ」
「う、うむ。し、失礼するのじゃ」
異性とここまで近くに寄り添うのは初めてな体験だからか妙に心臓の鼓動が煩く感じ、少し頬を赤く染め上げる。
対して御手洗は小猫よりも小さな女の子を相手するなんてなと内心で思ってたりする。というか彼目線で言えば、昨夜に気絶したイリナを部屋に運ぶ為に手伝って貰った代価が娘への性教育だとは思いもしなかった。
八坂に似て可愛いというより、人形のように一種の芸術的美しさを感じさせる。巫女服といい、母親譲りの古風な喋りといい、金髪に狐耳と尻尾と色々と盛りすぎではないだろうか。
こんな子が表を歩けばあっという間に連れ去られる事案の発生だ。いや、これから御手洗がする事を考えれば同じか。彼もまた事案を引き起こす側の人間だ。幼い見た目に反し、高校生の御手洗よりもずっと長生きしている九重を抱くのだ。これが事案に見えなければ目が腐ってるとしか言いようがない。
「ほれそんなに遠慮するのではなく、抱き合うぐらいの距離に……」
「い、幾ら何でも近くないかの?私は経験がなくて少し恥ずかしいのじゃが」
「んなものは後で幾らでも味わえばよい。時間は有限じゃからの。ほれ、隆から抱き締めてしまえ。九重は見た目通りの子供じゃからのポカポカとして心地良いぞ」
暑い京都の夜にしてはこの屋敷は涼しく、薄着でやってきた御手洗に取っては朗報だ。ぎゅむっと抱きしめると八坂の言うとおり、腕の中であたふたとしている九重からじんわりと熱が伝わってくる。
「おぉ……温かいなぁ……」
「そうじゃろそうじゃろ。何せ妾の自慢の娘じゃからの。では九重。まず最初の勉強は接吻じゃ。今から母が隆とするのをじっと見ておるのじゃ。んっ……♡」
抱き締められている九重は首を上げ、見上げる事でやっと二人の口づけを視界に入れることが出来た。
母親の八坂が九重ですら見たことがない、同性をも魅了する媚びた雌の顔を隠しもせずにさらけ出し、そのままぽってりとした分厚い唇をくっつけては離し、くっつけては離しと繰り返す。次第に熱が入ってきたのか触れるだけでなく、舌を絡め合っての粘膜接触。
んっ♡……ふっ♡……と鼻から抜ける色っぽい鼻息を聞いて母親の痴態を見ても嫌悪感よりも好奇心、興味心が湧き上がってくる。
自分が口付けをしたらどんな気持ちなのだろうか、そんな事が頭と胸の中に去来する。
口の中には収まりきらなかった二人の混ざり合った唾液がぽつりぽつりと九重の頬に落ちてはそこからカッとなる熱が全身へと回る。今までに感じたことのない熱が下腹部から感じられ困惑していると二人の接吻は終わったようだ。
「どうじゃ?見ているだけで高ぶってこんか?次は九重の番じゃ。初めての異性への口づけを隆に捧げるのじゃ」
「……あぅ……確かそう言うのは大切な男にするものではないのか?それに私、まだ彼のことを詳しく知らんのだが」
「なに、今からしてくものの中でこ奴を知っていけば良いのじゃ。ほれ、隆の奴が待っておる。九重からするのを待っているのだ。女だけでなく、男に恥を掻かせるのは良い女とは言えん」
「……うぅ……こうなったら開き直るしかあるまい。で、では私の初めての接吻をお主に捧げよう。初めて故、色々と迷惑を掛けるが大目にみてほしい。んっ♡……ちゅっ……♡」
小さく唇を突き出し、彼の唇に合わせる。
何の感情も抱いてない男との口づけだというのに、何故か安心してしまい、もっともっとと九重から深い口づけを何度もおくる。
まずは見たように触れ合うだけのバードキス。それだけでは満足出来ないと悟ると粘膜を直接触れ合わせるディープキスへと移行する。本当はこの間に軽く触れ合わせるソフトキスがあるのだが、そんな事を今日初めての九重が知る由もなく、少しの躊躇いの後おずおずと舌を差し込んだ。
「んっ♡……ちゅるっ♡……ふっ……れろ……れろっ♡……」
ちゅ、ちゅぱ、ちゅぷ、ちゅ、とあえかな口付けの音が寝室に響く。
水音が引っ切り無しに響き渡り、そのたびにねっとりと舌が愛しあう。九重の小さな舌と、御手洗の大きな舌。大小異なれど想いは同じの二枚の舌肉。それぞれがお互いの味わいを貪るように絡み合い、たっぷりと唾液を交歓する。口腔粘膜に唾液をなすりつけるのみならず、そのまま喉奥まで流しこまれる。
いきなりの事に閉じていた目を見開き、彼へと抗議しようと試みるがじっと見つめる彼の視線からの圧を感じ取り諦める。
仕方なくと流し込まれる唾液を飲み込み、また絡め飲み込む。彼の何の味もしない唾液を飲み込んでいるだけだというのに胎の中が無性に熱くなってきて口づけの合間から漏れる息が熱を帯びてくる。
「娘の接吻を見るのは中々の背徳モノじゃな♡じゃが悪い気はせん。隆だからか、妾が罪深い生き物だからか。謎はあるが今はこの時を楽しむとしよう」
愉快そうに目を細める八坂の視線の先には初めてのキスで息継ぎが上手く出来ず酸欠から来た顔の赤みと、それとは別のモノで顔を赤くしている九重が映る。
自分の娘を男に差し出す常軌を逸した光景。
人間の価値観であれば大変なモノだが、八坂たち妖怪では普通じゃないにしろおかしくはない光景だ。昔比べて幾分か和らいだとはいえ、妖怪が繁殖するには人々の妖怪に対する恐怖や怯え、信仰心が必要だ。八坂を京都の管理人に任命したお偉いさんたちが在り方を少し歪め、生殖を伴っての繁殖も可能になった。
それでも彼等の根底にあるのは動物めいた本能。他者を驚かす、落とし入れる、つまり自分以外を下に見てしまう。だが、動物に似た本能は強い相手を見つけるとすぐさまに跪く。妖怪の中には下克上という考えはなく、強いものには絶対服従という概念が刻み込まれている。
だからこそ九尾の狐であり、大妖怪である自身を
「……っ、ぁ、う、んんっ……♡」
自分でも出したこと、聞いたことのない声にますます困惑する九重。
昂ぶる体温。溢れ出すあられもない嬌声。あまりに激しい情欲と淫らな悦感に、九重は堪えられず身悶えする。頭の中がぐちゃぐちゃになって何も考えられない。
けれども身体は本能のまま勝手に動き、御手洗との口付けを求めようとする。彼の深い口付けを受け入れてしまう。唇と舌だけでなく、口内の全てを余すところなく舐め回されてしまう。
それでも九重は全く抗えないまま、流しこまれる唾液をこくこくと喉を鳴らして嚥下する――それも全く嫌そうでなく。
自ずから顔を傾けて、ひどく嬉しそうに笑みをほころばせたまま。
「……んっ♡……ぷはぁ……こ、これが接吻……あぅぅ……顔が熱くなってしもた……母上はよく素面で出来たのう」
「なに、そこは経験じゃ。九重も隆とこれから重ねていけば自然と慣れる。それでどうじゃった?接吻の感想を雄である隆に報告するのが我ら雌の仕事じゃ」
「うぇ!?……か、感想って……うぅ。口を吸っておると心がポカポカとしてきて悪い気はせん。それにそ、その……気持ち良くなってしもうた。私はここまで淫らだったのかのぅ……」
自分の新たな一面を知った彼女は顔を赤らめながらうなだれる。
顔を合わせたばかりでろくに相手の事を知る前に粘膜同士で繋がってしまった。不思議と嫌悪感は沸き上がらず、逆に彼の匂いに安心してしまう。母親である八坂の匂いが混ざっているからだろうか。それとも八坂以外の女の匂いも感じられるからだろうか。
九重は九尾の狐である八坂の娘だからか嗅覚や感と言った目には見えない部分が異常なまでに鋭い。だからこそ、御手洗から香る複数――それも二桁の香りを嗅ぎ分ける事が出来、それを知って尚彼へと嫌悪感を抱くことが出来ずに困惑してしまう。
「ふふっ、どうやら九重は揺らいでおるようじゃ。ほれ隆、こ奴にお前の
八坂の言葉に頷くとズボンをおろし、隆起した逸物を九重の眼前に突きつける。
母娘による代わる代わる口づけにより勃ち上がったペニスは大きく、それでいて長い。
魔人としての彼の魔力をこれでもかと溜め込んだそれは雌の視線を釘付けにする、男版の乳房のようなものだ。男が街で豊満な乳房を見たら視線で追うように、
その例に溺れず、九重もまたコクリと可愛く喉を鳴らしては見つめてしまっている。
まるで猫が大好きな玩具である猫じゃらしをぶら下げられたように目で追っては頭も付随して動いている。
そんな娘の様子に笑いをかみ殺したような声を出す八坂と御手洗。幼くても雌は雌なのだ。
キスの合間に快楽から逃れようと身動ぎしたからか白い透き通るような白い肌な肩を露出し、もう少しズレればピンク色の蕾も見えてしまうだろう。
仁王立ちのまま体勢を保っていると我に返った九重が声を荒げる。
「お、おいっ!な、何を出しておるのだ!そないなモノ……はようしまえ!」
「しかし口では強気でも目はずっと見つめてるぞ?」
「うぐっ……」
「では、次の勉強じゃな。ほれもっと近づいて妾がしているのを観察し、いけると思ったら九重も真似をしてみよ」
んっ♡と鼻から抜けゆ甘ったるい声を出しながら八坂はぽってりとした唇を竿肉に押し当てる。
むちゅむちゅと吸い付き、掻いた汗を唇で拭い、代わりに愛情たっぷりな唾液を押し付ける。ズル剥けた皮の間にもしっかりと舌を伸ばし、溜まった汗とペニスの汚れを舐め取り清潔にしていく。
ペニスの全体に口づけを終えると、口を大きく開き、ペニスの中でも一番膨らんでいる先端――亀頭をぱくりと咥え込んだ。
あっつあつな口内粘膜と分厚い舌が歓迎するように亀頭に纏わりつき八坂の顔は下品に歪んでしまっている。
母親の見たことのない顔を見て動揺すると共に、何故か湧き上がる羨ましいという妬んだ気持ち。あの肉の棒の味はどうなんだろうと興味心に突き動かされ、そっと竿の根元に小さく唇を落とす。
その際、九重の小さな鼻が竿に直にくっ付いてしまい、ペニスから漂う強烈な雄の匂いに充てられる。嗅ぐだけで頭が麻痺し、思考が纏まらず、本能だけでペニスに唇を落としては八坂がやっていたように小さく舌を伸ばし、竿肉に悍ましいほど浮き出ている血管の凹凸に這わせる。
母親の痴態を横目に彼女の真似をし、九重もまた痴態を母親と御手洗に晒す。
ぴちゃり、ぴちゃりと水音を立て、それはまるで子猫がミルクを舐めとる音に聞こえるが気を抜けば聞こえなくなりそうな程小さな音だ。だがそれは絶え間なく続き、亀頭からやってくる八坂による強い刺激と、九重によるもどかしさを伝えてくる。
びきびきと脈打つ肉棒に舌を触れ合わせ。ゆっくりと這わせ。時にはねっとりと絡ませ、舐めしゃぶる。幼くも母親譲りの美しい少女が男の股間に顔を埋める姿のなんと淫靡なモノか。九重は本能に理性が負け、熱心に竿肉を舐めしゃぶる。
「んっ♡……ほれ九重。竿だけでなく妾が舐めておった亀頭も咥えるのじゃ。歯を立てないで舌と頬肉を使うのじゃぞ」
「うむ……分かったのじゃ……あむっ♡……ちゅるっ♡……ぢゅるるるるっ♡♡♡」
先走りと八坂の唾液でテカっている亀頭を躊躇なく咥え、舌を懸命に使って愛撫する。
頭を振って亀頭を口内から出し入れする度にはらはらと長く艶やかな金毛が舞い、鮮やかに広がる。初めての口淫をしている九重は敷かれた布団の上で足をぺたりとくっ付けた女の子座りをしている。
ちろちろと伸ばされる朱くちいさな舌はまるっきり子供のそれで眺めているだけなのに凄い背徳感を得られる。ゾクゾクと快楽とは別の気持ち良さが駆け上り御手洗の口からは甘い吐息が漏れる。
「良かったのう九重。初めてのおしゃぶりで隆に悦んで貰えておるぞ?女として、雌として満たされるじゃろ。そうやってお前も彼に堕ちるのじゃ。そうすれば妾とずっと一緒じゃぞ」
母親であるが故に八坂は九重がまだまだ親離れを出来てない事を知っている。
そこに漬け込むかのように甘い誘惑を放つ。彼のモノになれば母親と一緒。それを聞いた九重はそれも良いなとやはり思ってしまった。気がついた時には遅く、もう既に狐に化かされてしまっている。
「……ふぁ、ん……ん、ちゅ……れろれろぉー……♡」
大きな亀頭を小さな口で咥えているのが辛くなり、口から出し舌で鈴口をほじくるように弄る。
飲んでもしょっぱくも苦いだけの先走りを飲み込み、舌先で次の先走りを掠め取る。
ちゅるちゅると水音を立て、幼い喉元をこくんと秘めやかに上下させる。まだまだ拙い舌技だが、彼女のような幼い少女が懸命に奉仕する姿は男を高ぶらせるには充分だ。
力づくで喉奥に差し込み、好きに口を使ってやろうという強烈な欲求が湧き上がってくるも今日はダメだ。九重の意志で奉仕させ、彼女から堕ちるようにしてくれと母親である八坂から頼まれている。娘が親離れ出来ないように、彼女もまた子離れが出来ないのだ。かつての夫への操を捨て、新しい男に夢中な彼女らしい思考だ。
ペロペロとくすぐったく舐めていたのを止めると、次はそのグロテスクな亀頭にキスをするように唇を捧げ始める。
「……っぐ!やっば……ぁ」
一度だけではなく、桃色の唇が幾度ともなく接吻の雨を降らせる。
竿の先の次は、我慢汁を垂れ流す鈴口の周囲に。うっとりと眼を閉ざしたまま、ひっきりなしにちゅっ、ちゅう、と可愛らしく唇をつける──それは余りに愛らしく、それだけにおびただしい背徳感を掻き立てる光景であった。
やがて九重の唇はペニスの中でも一番括れているカリ首に到達する。数々の女を鳴かせ、自分のモノにしてきたまさに女殺しなカリ首。初めて見る凶悪なシルエットに怯えつつも、何処か恍惚とした表情で九重は見つめる。
「……ん、ぁ……ふぅ、ん……♡」
並みの女であれば腰を抜かしそうなそれを見つめると躊躇なく、逞しく張り出たカリ首の端にちゅぅと口付け──根本の溝をなぞるかのごとく、朱い舌先をねっとりと這わせていく。
八坂の奉仕では取り切れてはいなかったペニスの垢を舌先で掠め取っては本能に従い唾液と混ぜ合わせて嚥下する。ペニスの恥垢は九重の鼻を突き抜け、凄まじい雄の匂いを感じさせる。本当に彼のモノになったかのような気持ちになってしまう。
「チンポが震えてきたの。ほれ九重。チンポの震えは射精の合図じゃ。先っぽを咥えて気持ち良くさせてやるのじゃ」
先走りを吹きこぼす鈴口がちいさな唇に包みこまれる。さながらそれは男の持ち物に縋りつくかのよう。ちいさな舌先がねっとりと先割れをくすぐるように這い回り、じゅるじゅるとひときわ激しく先走りを啜り上げる。
自分の立てている音に恥じた彼女の金色の瞳が揺れつつも、しっかりと上目遣いで御手洗の瞳を見つめる。濡れた瞳で見上げつつもはしたなくペニスの先端に吸い付いては先走りを啜り、お返しにと唾液をたっぷりと含んだ舌で舐め上げられる。
雫が伝い落ちた痕跡までも残さぬように舐め尽くして、ちゅうちゅうと先端に吸い付く。貪欲に、奥底に溜めこんだものを誘い出すかのごとく。蕩けきった目付きをじっとかかげ、紅の代わりに先走りが引かれた可憐な唇を捧げる。
それは心を通わせた恋仲のようで、見ているだけの八坂の情欲すらも煽られる程可愛く、愛らしい。口を亀頭だけでぱんぱんに膨らまし、ちゅぽっ♡ちゅぽっ♡と音を立てて責め立てる。
陰嚢の中でマグマのようにグツグツと煮えたぎった精液が狭い尿道を駆け上り、出口である鈴口を目指す。
「ん……ふー……ぅ、ふー……ぅ、んっ♡……」
長く尾を引くような甘い鼻息を躊躇いなく漏らし、肉棒の味わいや臭いに耽溺している姿をあらわにする。竿から根本にまで響いてくる快楽は途方も無いが、九重の発情ももはや限界に達している。
胎内で燃え上がった炎は幼い媚肉を焼き、とろとろと愛液を吐き出しては彼女の袴をぐっしょりと濡らす。
「九重……もう出るっ!もっと激しく吸い付いて」
何時もよりは控えめな御手洗の
それは相手がまだ幼い見た目であることと、彼女がまだ完全に彼のモノではないからだ。彼のモノとなった女であれば、御手洗に命令される事を悦び、どんな願いでも叶えようと頑張ってくれる。
だがまだ九重はその段階にはおらず、身体の内から湧き上がってくる感情に戸惑っているようだ。
御手洗にお願いをされた九重はちゅぽちゅぽと度々に口付ける亀頭に唾液の糸を引いてすべりを良くし、ひそかにちいさな口腔をゆっくりと開かせる。
頑張って亀頭を奥まで飲み込み、肉棒を深いところまで受け入れていく。ぷりゅぷりゅとカリ首に唇を引っ掛けるように扱き上げていたそれが、竿までを迎えてちゅっと吸いつきながらにゅるにゅると滑る。
ぴったりと張り付いた唇の輪が肉棒の半ばにまで至らしめ、巨根の幹にまでしっかりと彼女の唾を塗りこんでくる。ゆったりと髪が振り乱される。頭が振られ、唇が扱き、ちゅぽちゅぽと卑猥な音色を小刻みに立て――
「お、お、射精でる、出るっ――」
――ぶびゅるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡
その瞬間、絶頂のきざしめいてびくんと跳ね上がる男の腰元。痙攣が伝播するかのように巨根の全長が震え上がり、ぶるぶると間断ない痙攣を刻み始める。引き締まった陰嚢から渦巻く精液が噴き上がり、小さな彼女の喉奥を勢い良く叩く。
「んんぅっ!?……んっ♡……んぐっ♡……ふっ……ふーっ、ふーっ……♡」
目を見開き、白黒させるも見上げた男が視線で強く受け止めろと訴えており、屈服しつつある彼女は素直に激しい射精を受け止める。
喉奥を叩かれる度に苦悶な声が漏れ出るも一滴も逃さんと唇を強く締め付け、結果的に大量の精液が口内に吐き出される。
射精の間も小さな朱い舌が亀頭を舐め、鈴口からどぷどぶと黄ばんだ白濁とした体液が漏れ出る。
こくりこくりと喉を可愛く鳴らし、ゆっくりと体内へ収める。胃にぼとぼとと熱い塊が落ちた瞬間、カッと全身が熱くなり股から漏れ出ていた愛液が増える。
「最後まで啜って……!!」
ちゅぅぅぅぅと精を噴く鈴口に吸い付くと尿道に残っていた僅かな精液も吸い出して胃に収めきった。
ちゅぽんと口から外れ、まだ口の中に残っている精液を舌で転がす。
青臭く、苦味しか感じられないのに何故こんなにも美味しく感じられるのだろうか。
唾液と混ざって味が薄まる前に飲み込み、無意識で彼に口内には残っていないと開けた口を見せつけてしまう。
「んぇー」
「ほぅ……教えてもいないのにそこまでするか。流石は妾の娘じゃ!」
うむうむと娘の
やはり妖怪といい悪魔といい、人外は思考がぶっ飛んでいる。人間の尺度で計ってはいけないなと御手洗は思う。
「よしよし、よく飲めたな。俺は嬉しいぞ」
「んにゅ……んにゅ……」
アフターケアとして褒めるのを忘れない。フェラで乱れた髪の毛を優しく撫でる。嬉しそうに目を細める九重の目には既に御手洗への不信感はなく、すっかり心を開いてくれたようだ。
おかしい、本当はキス・フェラチオ・手マンと書きたかったのにキスとフェラで終わってしまった……
八坂&九重編では3P以上のモノで初の続き物となりました。なので書きたかった短く手マンだけで終わるかな?母娘編ではセックスまではしないので。
というか、のじゃ系の口調難しすぎる。何時か手直ししたい位には安定してないし、酷い。他の作者さんはこれを良く書けるなぁ……個人的には京言葉+和服美女って組み合わせ大好きなので出番を増やしたいんですがね。