「が、ガブリエル様、今なんとおっしゃいました?」
「ん? 聞こえませんでしたか? では、もう一度。戦士ゼノヴィアよ駒王へ赴き、御手洗隆という少年との間に子を宿しなさい。これはアナタの上司としてのガブリエルの命令だけでなく、熾天使のガブリエルとしての命令でもあります」
「と言うことは拒否権は……」
「えぇ、ありません」
天界の熾天使の間の一室、四大熾天使の一柱であり、愛を司るガブリエルの部屋でゼノヴィアは耳を疑う言葉を耳にした。改めて尋ねて見ても結果は変わらず、寧ろ肯定すらされてしまった。
信仰していた主の真実を知り、教会からは腫れ物扱いを受けていた彼女は暫くの間、壊れた機械のようにはぐれ悪魔討伐を繰り返していた。
真実を知り、心の拠り所を失った彼女は自暴自棄になり、早く楽になれるようにと討伐任務ばかりを受け、各地を転々としていた。
そんなある日、彼女の実力を耳にしたガブリエルに誘われる形で部下となり、今に至るのだがまさか新たな上司からこのような命令を受けるとは思いもしなかった。
確かに
堕天する事なく、赤子を宿し、天使を産み育てる。熾天使としての仕事は休んでおり、現在のガブリエルは天界で書類仕事をしているだけだ。
彼女に変わってはぐれ悪魔の討伐や、信仰の薄くなった土地での布教をしていた所を呼び出されたと思えばこれだ。
結局、ゼノヴィアは命令に背く事が出来ず、駒王の地へと飛び立った。ガブリエルが天使らしくない悪魔めいた笑みをしているのを気付くことなく。
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駒王の地に降り立ったゼノヴィアは管理者であるリアスの下へと足を運んだ。
かつてのような敵対関係ではなくなったとはいえ、悪魔陣営ではないモノがその地を歩くのだ。用件を伝えておく事も忘れない。
ゼノヴィアの記憶が確かであれば、件の少年はかつての相棒である紫藤イリナと深い仲だった筈だ。リアスにイリナの住所を尋ね、顔を出すことにした。
「久し振りだなイリナ」
「えぇ、本当に久し振りねゼノヴィア。玄関で会話するのも何だし、椅子に座りましょうか」
イリナはグレモリーが所有しているマンションの一室に住んでおり、リアスの協力者だ。いや、契約者と言っても良いだろう。彼女たちの協力は御手洗といる限り永劫なのだから。
リビングにある四人掛けのテーブルの一つにゼノヴィアを座らせると、紅茶の入ったカップを出す。リアスが紅茶好きだからか、割と高頻度で茶葉を貰っており、中々消費出来なかったので、ちょうどいい。
「それで? アナタが私の下に顔を出したって事は教会の任務関係でしょ? 残念ながら私はあれから教会とは一切連絡を取っていないのだけど」
「いや、今の私は教会ではなく、天界に身を置いている。新しい上司であるガブリエル様からの命令で今回は此方に顔を出したのだ。あまりまどろっこしいのは苦手だから、単刀直入に聞く。イリナは御手洗隆という少年とどういう関係なのだ? 以前、喫茶店で話した時に耳にした覚えがあるが」
「ガブリエル様……? あー、なる程。あの人も
「ん? どうかしたか? 人に話せない関係なのか? であれば出直すが」
「あー、違う違う。ちょっとこっちの話を考えていただけ。で、隆くんとの関係だっけ? んー、そうねぇ……悪魔の協力者として言えば庇護すべき存在で、私個人からすれば好きな人で、肌を重ねた関係かしら」
リアスのような明確な彼氏彼女の関係ではなく、八坂たちのような上下関係ではない。
が、それでも間違いなくイリナは御手洗の
「どうせアナタはガブリエル様から隆くんとの間に子供を作りなさいとか言われたんでしょ? そのオーラからして、ゼノヴィアは今は転生天使のようだし」
「むっ、流石はイリナだ。隠しているつもりだったがバレていたか」
「あのねぇ、これでも半年前までは教会の戦士だったの。流石に転生天使のオーラぐらいは見分けつくわよ。それで? 私の見立てはあってるかしら」
「あぁ、その通りだよ。ガブリエル様も無茶を言ってくれる。面識のない男と関係を結べとは戦士の仕事ではないのだがな」
「あら、いいじゃない。前から強い男の子供を産みたいって言ってたし」
「イリナがそう言うのであれば、御手洗という少年は強い男なのか?」
「武力はほぼないわね。いえ、最近の彼を考えれば力と魔力はあるのかしら。彼は使い方を知らないようだけど。ゼノヴィアに知らされているかは知らないけど、アナタの上司であるガブリエル様の相手も隆くんよ。彼ったら人外との間に子供を簡単に作っちゃうんだから」
はぁと溜め息を一つ。
人間であり、近い将来リアスの眷属になる契約を結んでいるイリナ。
欲を言えば彼の眷属になりたいが、彼は魔人としての自覚はない。魔人は悪魔のように駒を使って眷属にするのではなく、魔力を与える事で配下とすると言われている。そもそも魔人は例が少なく、あまり詳しくは知られていない。
「あぁ、なる程。そちらの方面で強いのか。ふむ……私の好みのようだな。強さと言っても千差万別。武力もそうだし、精力もまた強さだ。いや、種の繁栄という面であれば一番必要な強さだろうか」
「隆くんの所に行くなら今夜どうかしら? 今日は私の番だし、タイミングが良かったわね」
「おぉ、それは嬉しい。御手洗との間を繋いでくれるとは助かる」
「じゃ、夜になるまで待ちましょっか。宿泊場所とか押さえてあるの?」
「あぁ、一応ホテルでも借りようかと思っている」
「なら序でだし、ここに泊まっていきなさい。アナタなら問題ないわよ」
「そうか、恩に着る」
「良いわよ。アナタと私は今は違えど相棒だったのだから」
空白だった時間を埋めるかのように二人は会話を続けた。
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「今日は私だけでなく、もう一人隆くんの相手がいるの。初めて会う娘だけどいいかしら?」
「イリナが言うなら構わないけど、誰?」
「ゼノヴィアっていう私の昔の相棒。ガブリエル様から隆くんと子作りしてこいって言われたんだって」
「ガブリエルが? ふーん、まぁ良いけど」
「ゼノヴィアー、隆くんが良いってー、入っておいでー!」
壁が薄いアパートな為、少し大声を出せば外で待機しているゼノヴィアの耳にも届く。
状況が状況だからか、いつもより少し緊張してゼノヴィアはやって来た。戦士として生きてきただけあって、異性との経験は0だ。化け物相手よりも緊張してしまうのも無理はないだろう。
いつもは頼りになる聖剣も彼相手には意味もなさず、文字通りその身一つで彼女はやって来たのだ。
「初めまして、私はゼノヴィア。イリナのかつての相棒だ」
「どうも。俺は御手洗隆。イリナとは同級生で、結構深い関係の男だ」
日本の挨拶に乗っ取り、手を差し出すゼノヴィア。握手をすると、そのまま腰を下ろす。
ゼノヴィアから見た御手洗の感想は普通だ。何処にでもいそうな平凡な少年。ただ、その身に纏うオーラは人ではなく、人外のモノ。イリナの紹介でなければ身を構えていたぐらいにはオーラが濃い。
しかも本人は気付いていないのだから不思議だ。イリナの言葉が正しければ彼は複数の悪魔を始めとした人外の女と関係を持っているらしい。そんな彼が普通な訳はない。
「えっとイリナから聞いたけど、今日は君もセックスするって事でいいのかな」
「あ、あぁ。その通りだ。イリナから聞いたとは思うが、ガブリエル様からの命令でな。君としては不本意かも知れないが、抱いてくれると助かる」
「ふーん……」
ゼノヴィアがそう言うと御手洗はゼノヴィアを値踏みするかのように身体をジロジロと見る。
普段のゼノヴィアであれば、その不躾な視線に怒鳴っていただろうが、今の彼女は任務中であり、ましてや自分から頼んでいるのだ。彼の視線に耐えるかのように身体を固くして時が過ぎるのを待つ。
「イリナが言ってたけど、セックスした事ないんだって?」
「あぁ。剣を振ってきただけで、その手の経験は0だ。失礼をするかもしれないが、寛容に見てくれると助かる」
「そんな良い身体をしているのに経験がないとか……ふーん。ガブリエルも中々いい女をくれるじゃん」
最後の呟きは拾えず、首を傾げる。イリナの耳には届いており、苦笑を漏らしていたが。
「じゃあ、早速だけど、ゼノヴィアの裸を見せて貰おっか。まずは相手に自分の身体を見せてその気にさせないといけないからね」
「そ、そうか。男女の作法にも詳しくはないから、教授してくれるのは有り難い」
「ゼノヴィア、脱ぐときはゆっくりよ。隆くんが悦ぶように意識して脱ぐの。多少下手でも彼は悦んでくれるわ」
イリナのアドバイスを受けて、ゼノヴィアなりに見せ付けるように衣服を一枚一枚を脱いでいく。
戦士として鍛えられたゼノヴィア自慢の肉体が御手洗の視線に晒される。無駄な筋肉は一つもなく、スラッとしたモデルのような身体。女としての柔らかさや豊満さも兼ね備えており、女の理想と言っても過言ではないだろう。
人並みに羞恥心を持ってはいるが、これも任務だと言い聞かせて全裸になった。
御手洗の同級生としては頭一つ分、抜け出ているイリナとさほど変わらない張り出た乳房。大きさもさることながら、垂れずに張り出た乳房はさながらロケットのようだ。
ただ、乳首は恥ずかしがり屋なようで、その身を柔らかな乳房の中に隠している。そう、ゼノヴィアは朱乃のように陥没乳首の持ち主なのだ。平時では引っ込んでいるからなのか、陥没乳首を持っている朱乃は人一倍乳首の感度が良く、ゼノヴィアも同じなのかもしれない。
ロケットな乳房の下には見事なまでに割れた腹筋があり、女だけでなく戦士としての彼女の一面を覗かせる。
その下にはきっちりと手入れをしている彼女の毛髪と同じ青色の陰毛が生えており、その下にある女陰を隠している。
後ろからゼノヴィアを見ると、子供を何人もひりだせそうな安産型な尻が乳房同様に張り出ており、彼女が戦士だけでなく、女としても優秀な事を伝えてくる。
「おぉー、服を着てた時から思ってたが、やっぱりゼノヴィアのおっぱいもデカいなぁ。イリナとおんなじぐらいか?」
「んー、そうねぇ……うん、私と同じ位ね。良かったわねゼノヴィア。隆くんが褒めてくれてるわよ」
「ほ、褒めているのか?」
「うん。隆くんは色んな女の人と関係を持っているから、女体に関しての観察眼はそこらの人よりも凄いと思うわ。だから、そんな彼がアナタのおっぱいやお尻を見て悦んでくれてるのを誇りに思いなさい」
「そ、そうか。ならば、恥ずかしいが褒め言葉として受け取っておこう」
ポリポリと指で頬を掻いて照れる。
戦士として生きて来ただけあり、あまりゼノヴィアは女として見られた事が少ない。
戦士としての仕事衣装は身体のラインをくっきりと浮かべる卑猥なモノだが、彼女を前にした相手が下世話な事を考える間もなく、彼女の猛攻を凌がなければならない。
また、敵からだけでなく味方からも優れた聖剣使いと尊敬や畏怖の念を抱かれており、中々女として評価を下した者がいない。
「じゃあ次は俺の番だな。イリナ、ゼノヴィアが見易いように脱がしてくれ」
「はーい♪ じゃあゼノヴィア、こっちにいらっしゃい。隆くんのおチンポがよく見える足元に座ってなさいな」
「あ、あぁ」
甲斐甲斐しい良妻のように御手洗の服に手を掛けると、するすると手慣れた様子で脱がしていく。
初めて目にする男の身体にゼノヴィアは知らぬうちに生唾を飲み込む。
運動部にも入ってはおらず、筋肉がさほど付いていない御手洗の身体。
しかし、肥えている訳でもないので、男子高校生としては一般的な身体付きをしている。ただ、一点だけが他の男を凌駕していた。
股間の前で待機しているゼノヴィアに突き刺すかのように飛び出た肉棒。鍛えているゼノヴィアの手首よりも太く、見ているだけで股間が疼く雄の象徴。
包皮がずる剥け、赤黒い亀頭が露出しており、見ているだけでも卑猥な形だ。丸みを帯びた亀頭の先端には小さく穴があり、そこから大量の精液が沢山放出される。
ビキビキと幾重にも重なった血管が竿に浮き上がっており、流石のゼノヴィアでも生娘であり、初めて見た男のモノがあまりにも長大過ぎて軽い恐怖を覚える。
「んもぅ、ゼノヴィアったら腰が引けちゃってるわよ。確かに隆くんのおチンポはおっきいけど、私たち女の子を気持ち良くしてくれるの♡ だから、怖がらないでちゃんと見てあげて♡ このおチンポが後でゼノヴィアを女にしてくれるのよ? まだ今のアナタは少女。女にしてくれる大事なおチンポなのよ♡ だからおチンポを怖がらないであげて♡」
「あ、あぁ。すまない、初めて見た男性器に少し驚いてしまってた」
「構わないよ。自慢に思ってるチンポだけど、初めて見る人には結構怖いもんな。デカくて長いってのは」
「そう言ってもらえると助かる」
香ってくる雄の匂いに脳が麻痺したのか、ボーッとペニスを見つめるゼノヴィア。
そんなゼノヴィアを見て、御手洗は内心ほくそ笑む。ゼノヴィアは数多の女を喰ってきた御手洗でも良い女だと思える肉付きをしている。それは御手洗でなくとも同じ感想だ。
もし彼女が堅物な性格をしていなければ色んな男からアプローチされ、独り身でなかったかもしれない。そう考えると、彼女が独り身だったのは御手洗にとってはこの上ない幸運だ。
今はまだ怖がっている彼女だが、一度肉棒を味わえば他の女たちのように御手洗から離れなれなくなるだろう。御手洗にとって都合の良い女に堕ち、いつでも連絡をすれば股を開く女に成り下がる。
「ふふっ♡ ゼノヴィアったらもう雌の顔をしているわよ? さっきまで怖がっていたのに。もしかして隆くんの立派なおチンポに恋しちゃったのかしら?」
「なっ……! そんな簡単に恋する訳ないだろ!?」
「あら、どうかしら。私たちって男と女って上品に言ってるけど、所詮は雄と雌よ?優れた雄が居ればあの雄のモノになりたいって本能が勝手に思っちゃうの。そうしたらもう終わり。本能が心に働きかけて恋をしちゃったと思わせちゃうの。気が付いた時には雄に尻尾を振る雌になってるのよ♡」
「ぐっ……しかし、そんな簡単にいくわけが……」
「終わった後でまた聞いてみようかしら。ゼノヴィアは隆くんの何って? きっと
御手洗の服を脱がし終えたイリナがゼノヴィアを煽るように耳元で囁く。
イリナにとってゼノヴィアはかつての相棒で、今は疎遠だった友人だ。彼女の事は好ましく思っており、彼女もまた御手洗の群れの
そう考え、ゼノヴィアが堕ちるように思考を誘導していく。さっきの言葉で今頃彼女は恋について考えているだろう。
御手洗に気持ち良くされている間に本当に恋に落ちるかもしれない。イリナもまた内心で黒い笑みを零していた。
「じゃあゼノヴィア。まずはおチンポに挨拶って……そう言えばまだアナタってキスしたことないの?」
自慢ではないが剣ばかりを振るっていた生活をあれからしててな。まだキスすらも経験はない
「ふーん……じゃあせっかくだし、アナタのファーストキスはおチンポにしましょっか。きっと忘れられない体験よ?」
「なっ……! だ、だが私も戦士である前に女だ。キスにはそれなりに想いを抱いていたのだが」
「そんなのまやかしよ。ファーストキスは大切だとか言うけど、要は思い出に残るキスをしたいって事なの。唇にするよりも、おチンポにした方が記憶には色濃く残るわよ?」
「そ、そう言うモノなのか?……いや、分かった。イリナがそこまで言うのであれば従おう。そもそも私は彼に孕ませてもらいに来たのだからな。私情よりも任務が最優先だ」
「流石はゼノヴィアね♪ じゃあおチンポに捧げるファーストキスは唇をんーっ♡ て伸ばしてするのよ?」
「分かった。御手洗、どうか私のファーストキスをその男性器で受け取ってくれ。んっ……ちゅっ♡……っはぁ♡ これがキス……しかも唇にではなく男性器に……悪い感じではない……のか?」
祈りを捧げる修道女のように目をぎゅっと瞑り、唇を亀頭に触れさせる。
顔を寄せた事で吸う空気に混じる雄の匂いの量が増える。嗅いでいるとクラクラしてしまう匂いを感じながら、唇を捧げ不思議と嫌な気分にはならなかった。
そんなゼノヴィアを見て、御手洗は内心大いに喜んだ。今まで剣一筋で生きてきた女のキス、それもファーストキスを奪えたのだ。しかも、本来であれば真っ先にすべき場所ではない雄の陰部にだ。ニヤニヤとした嫌な顔が表情に表れないように気を引き締める。
「どうだった? もっとおチンポに触れたいって気持ちになったかしら」
「あ、あぁ。さっきまではまだ怖かったのだが、キスしたからかこの男性器に触れたいって気持ちが湧いてくる」
「ふふっ♡ ならおチンポにご奉仕をしよっか。大丈夫、やり方は私も教えてあげるから」
「すまないイリナ。御手洗も拙い私の奉仕だが、気持ち良くなってくれ」
そう言うゼノヴィアの瞳はすっかり蕩け、これから行う未知の行為に期待して濡れていた。
久々にエロ無しで会話させた気がする。エロばかり書いているからか、普通の会話ってのが書けなくなってきたんだよね。前は逆だっただけに悩ましいです。
無欲で施しを与えていた頃のガブリエルは消え、御手洗という欲望を得たガブリエルはミカエルがシステムに手を加えて居なかったら確実に堕天しています。
最近調べて知ったのですが、外人って陰毛は黒いんですね。てっきり地毛が金だと陰毛も金だと思ってたんですがね。まぁ、というわけで、本作では髪の色と体毛の色を一致させておきます。いやぁ、エロ画像で金髪の女性が黒の陰毛を生やしていたのはそういう理由だったんですね。驚きました。