大学へと進学したリアスたちだったが、存外詰まらないものだった。
そもそも今とリアスと朱乃の生活の中心は御手洗であり、その御手洗がいない大学に楽しみなど見い出せる筈もなかった。金とコネを作ってサークルを立ち上げるまでに散々と勧誘という名のナンパを受け飽き飽きとしていた二人。
特に酷いのが男女の営みを目的としたサークル、所謂ヤリサーからの勧誘の多さだった。駒王学園の理事長は兄であるサーゼクスが努めており、駒王大学はグレモリー家の関係者が多く関わっている。
が、金とコネを使うまではあくまでも一生徒でしかないので、彼らを諦めさせるのに魔法までを使った。
そもそも、自身の身体に自信を持っているリアスが褒められるのは当然であり、昔なら悪い気はしなかったが、今では御手洗以外の男に視姦されただけで鳥肌が立ってしまう。
「アイツらもしつこいわね。私たちはもう別のサークルに所属しているって言うのにまだ声掛けてくるだなんて」
「えぇ、全くよ。はぁ……夜に先生と会えなかったら彼らに雷を文字通りプレゼントしちゃってるわ」
基本的には見た目通りに温厚である朱乃すらも彼らのしつこい勧誘を前に額に青筋を浮かべている。
そう大きな部屋ではないが、彼女たちのサークルの部室はしっかりと確保されている。ヤリサーたちとさほど変わらない目的ではあるが、無秩序に襲うのではなく、リアスたちは御手洗一人だけと交わるのでまだマシなのかもしれない。
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駒王学園に編入という形で入ったレイヴェルは学年の人気者にあっという間になった。
箱入り娘でありながらもお嬢様の性格を代表する傲慢さはなく、男女関係なしに丁寧に接するのだから人気にならない筈が無い。
と、これだけを見れば彼女が素晴らしい人格の持ち主に見えるが実際は少し違う。御手洗の
「今日の出来はまずまずですわね。これならそう遠くない内に隆様に振舞えますわ」
「んー……普通」
「なっ……!? こ、小猫さん? 言って良い事と悪い事の区別が付かなくて?」
「仕方ない。だって本当に普通なんだもん」
御手洗と一緒に昼食を摂らない場合は同学年である小猫と一緒に昼休憩の時間を過ごす。
最近になって弁当のおかずを手作りするようになったレイヴェルだったが、学園生活での相棒になりつつある小猫からの評価は散々なものだった。どんな状態の料理でも一度は手を出して評価をしてくれるので有り難いのではあるが。
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イリナがやって来てからはアーシアは彼女と共に行動する事が多かった。
今年度になってからはゼノヴィアもやって来たので、リアスたちからは教会トリオと呼ばれる三人組で学園生活を共にしている。
「教会での生活と比べるとこの学園はあまりにも自由過ぎて困るな」
「まぁ、教会は信仰心を高める為にも敢えて不便や制限された生活を送らせるからね」
「自由の中で自分のしたい事を探すと考えれば楽しいですよ」
「ふむ、なるほど。流石は聖女とまで言われただけはある。あなたの言葉には納得がいく」
教会の戦士として異端認定を受けたアーシアへのゼノヴィアの態度は冷たいものだった。
だが、ゼノヴィアの親友であり、今はアーシアの親友でもあるイリナが彼女が異端認定を受けた理由を話すと直ぐに謝罪を口にした。アーシアもゼノヴィアへは悪い感情を持ってはいなかったので謝罪を受け入れ二人は友人となった。
態度が一転し、聖女と教会から崇められていた時の信者たちのように振る舞うゼノヴィアに苦笑いはするが止めはしない。
彼女もまた成長をしており、御手洗という心の支えが出来たので害がなければと考えるようになっていた。
「しかし、自由だからと言ってあそこまでジロジロと人の身体を見るやからは如何なものだがな」
「あはは……」
駒王学園には問題児がいる。幸か不幸かアーシアたち教会トリオと同じように彼らも問題児トリオと呼ばれており、その中にはかつてのアーシアの想い人である兵藤一誠の名がある。
盗撮や公共の場での猥談は当然として最近では一人が痴漢をしたとして警察沙汰にもなっている。その痴漢は冤罪だとオチが付いてはいるが、普段の彼らの言動を見て多くの人からは未だに疑念を持たれている。
「諦めた方がいいわよ。手を出してきたらこっちも仕返すって頭の中に入れて放って置くのが一番よ。第一構っている方が勿体ないわ。あんなのに時間を使うよりも隆くんとの方が大切だもの」
「そうだな。面倒だが、そうする方が気が楽か」
「私も諦めちゃってますし、それが良いですね」
特にアーシアは彼らから一番視線を受けている。言わずもがな御手洗と出会ってから一番発育をしている。
線の細かった身体はしっかりと女らしい肉を蓄えている。胸だけではなく、歩く度にフリフリと左右に揺れる尻は後背位で繋がるとぶつかる度に柔らかく波を打ち、叩くとしっかりと肉の詰まりを感じさせてくれる。
シスターらしく規律は守ってはいるが、御手洗と二人っきりの時のみ少しでも身動ぎすると下着が見えるぐらいに丈を詰めたスカートの上からでも尻の形は浮かんでいる。
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「偶にはこうして私たちだけでお酒を飲むってのも良いわね」
「うむ。隆と交わってるのも良いが、こうして女同士ゆったりと飲むのも悪くない。グレイフィアも給仕は良いから飲もうぞ」
「分かりました。……ん、はぁ……。お昼に飲むというのは背徳感もあって進んでしまいますね」
御手洗と直ぐに会えるようにと駒王のマンションの一室をヴェネラナ名義で借りている。
母親でもある三人はこうして集まる事が多く、本日はワイングラスを片手に談笑していた。三人で飲んでいる姿はさながらドラマのワンシーンのようで、もしもこの場にテレビ関係者がいれば悩む暇もなくスカウトしているだろう。
「冥界産のワインは中々に甘いのう」
「悪魔はアルコールに弱いから甘くして飲むのが一般的なのよ。それにワイン飲んでる方が格好良いでしょ?」
「妖怪は人間を怖がらせるのが仕事だが、悪魔はイメージも大切とは大変だのう」
グラスの中のワインを転がし優雅に口に運ぶ八坂。グラスが空くとメイドであるグレイフィアが注ぐ。ヴェネラナは作っておいたツマミを口にしながらワインを舌で転がし楽しんでいる。
「なんかお酒が入ってくるとこのまましたくなってきちゃうわね」
「じゃが隆はまだ学校じゃからのぅ。アレでも真面目じゃからな。サボったりはしつつもきっちりと学校には行っておるらしいからな」
「ご主人様は今日は朱乃さんとお遊びになるそうですから……」
御手洗が誰と時間を共にしているかは女同士で共有されている。勿論、それは互いの牽制の為ではなく御手洗に確認して手を煩わせたくないという思いからだ。
「むぅ……じゃあ今日はこのまま飲み明かすしかないわね。二人にも付き合って貰うわよ」
「うむ。冥界産のワインを腹いっぱい飲むというのも中々に胸が踊るものじゃ」
「勿論です。今晩はこのままで」
三人はグラスを掲げ、そのまま中に残っていたワインを喉へ流した。
サブタイはエロもないうえにアレだったので今回は珍しくつきました。読む側としてはちゃんとサブタイがあった方が楽なんでしょうが、一々考えるのも大変なんですよね。考えている人凄いです、尊敬です。
感想とかで書きましたが新生活についてやっと書けました。本当はレイヴェルにスポットを当てる予定だったのですが。エロ無しでも書けると思いこうなりました。