PLEASE STOP! サーナイトmum!!! 作:パッパパスタ
あらすじが一番燃えるので初投稿です。
体が黄色の体毛で覆われており、人間の頬に当たる位置にはその動物のトレードマークである赤い丸。
分類は『電気ネズミ』と称されており、実はその赤い丸の頬は帯電袋であるのは博士達の間では周知の事実である。
そして根本が茶色く、特徴的な『イカズチ』の形をしている尻尾。
ここまで言えば最早何を指しているのかは分かるだろう。そう、ピカチュウである。
そのピカチュウ───ガサガサと草むらを揺らしながらもう一つのトレードマークである尻尾を出している様子は、まさに頭隠して尻隠さずと言わんばかりだ。
しかし、ここは街の人々にピカチュウの森と呼ばれるほどの群生地。しかもその奥の奥を更に進んでもっと奥。容易く人のこれる場所ではないのは子供でも分かるだろう。
しかしそんな中、揺れ続けている草むらを指差しはしゃぐ小学生ぐらいの少年が一人。
彼の整ったツヤのある黒髪は毎月彼の母親が切っているのだが、まるで高級理髪店で切ってもらったかのように上手く纏められており、それを見るだけで少年が大切に育てられていることがわかる。
こういう話を聞くと、その母親には過保護のケがあるのだと思われるかもしれないが、それも少年の容姿を見れば無理もない。
まんまるでくりくりとした黒い目は、数秒彼に見つめられるだけで吸い込まれたような錯覚を生み出す。
その証拠に、少年のそばには彼を母のように見守るポケモンが一匹。
通常、サーナイトは薄緑の髪に白のスカートをまとったような姿をしているが、このサーナイトは水色の髪型に黒のドレスを羽織っている。
その姿は生物としての『サーナイト』としての色違いのフォルムともかけ離れており、いわゆる
この突然変異のサーナイトが見つかった当時はポケモン界に大きな激震を起こし、ポケモン博士たちは未知の世界でさらに未知の事件が起こり、てんてこ舞いになったのは言うまでもない。
しかし前代未聞となるこのサーナイト。種族としての彼女達はエスパータイプであり、その知能は人間を軽く超えている。
そこでポケモン博士の中で著名人の「オーキド・ユキナリ」はテレパシーで対話を求めようとしたものの、当のサーナイトから返っってきた返答は『───ただ、ただご主人を想っている......それだけです』と一言。これにはいくらオーキド博士であろうと頭を抱えるしかなかった。
まぁ、正直これは関係ない話ではあるのだが。
続けて少年はサーナイトの黒い袖をその小さな指で掴むと、森の奥地へ奥地へ彼女を誘う。
どうやらサーナイトも満更ではないようで、青い髪で隠された白い頬は少し紅く染まっているようにも見える。
そして少年達の姿を見つけるやいなや逃げさったピカチュウを尻目に歩くこと数分。
唐突にサーナイトは少年に惹かれていた手を握り直すと、彼の一歩先に出た。
「あれ? どうしたのサーナイト」
「~~~♪」
当然のごとく、少年は前に出たサーナイトに疑問を持つ。
が、彼女は何一つ答えようとしなかった。それに加えて、人間とは少し形の違う腕をふんわりと動かすと───少年の体が持ち上げられ、脳内へテレパシーが伝わっていく。
「え、ちょっ───」
『いいから、こっちです』
ふわふわふわ───、そんな擬音がなっていそうな速度で少年は連れて行かれる。
視界の端を見たこともない景色が次々に移り変わってゆく。そこにはもちろんお目当てのピカチュウやらピチューやらが映っており、少年が止めてとサーナイトに語りかけるものの、まったく気に止めようともしな
い。
「ねぇ、サーナイト.....サーナイトってば!」
『──────』
「───うわっ」
少年が思わず、と声を上げてしまったのも無理はない。
サイコキネシスで宙へとぶ少年の横に平行に浮かぶと、いつの間にか二人の間は頬と頬がぶつかるほどの距離。
紅く、赤く、朱い彼女の人を射殺しそうな鋭さの目は、世界にいるのは彼だけであるかのように少年だけを写している。
『・・・・この時間/
少年はテレパシーの中で、いつものようにハキハキ喋らないサーナイトに対して違和感を感じた。
彼女はフラストレーションを爆発させるように、言葉を続けて
『───ずっと前から....待っていました。ご主人様と二人きりになれる、御両親二人がいなくて邪魔者もいないこの瞬間をずっっっっっと........』
そして目的地。今までトンネルのように辺りを覆っていた森は開け、周りはどこかの舞台のようで、さしづめポケモン歌劇場とでも言うが如く。
しかし、奥地にもかかわらず辺りには少年とサーナイト以外のポケモンの気配はしない。
しかも不思議なところはそれだけではなかった。
中央にはピンク色をした何かの物体が一つ。どんどん近づいていくそれに焦点を合わせ、目を凝らせばようやく見えた。
「あれ、なんでこんな所に───
『ふふ───今から嫌でも分かりますよ......』
サーナイトは、一流の売春婦のように少年の耳へ語りかける。
あいにく少年は精神と、体も年相応に若かったためにこれから自分の身がどうなるか1ミリたりとも分かってはいなかったものの、何故か彼の股ぐらは熱く、熱を持ちはじめていた。
次エロエロエロエロっっっっっっ