それでは、今話もよろしくお願いします(。ᵕᴗᵕ。)
第37話 エルゼ・シルエスカ
「優輝翔さん。」
リンゼは倒したコオロギの破片を調べている優輝翔の傍に膝をついて声をかけた。
「ん?どうした?」
「右手を。」
「右手?……ああ、そう言えば血塗れだな。」
優輝翔はそう言って自笑しながらリンゼに右の手を差し出した。リンゼはその手を包み込むように握り、回復魔法を唱える。
「光よ来たれ、安らかなる癒し、キュアヒール」
「……ありがとう。もう大丈夫だ。」
優輝翔がお礼を言うとリンゼは頬を染めて嬉しそうに頷く。
「エルゼはどうだ?」
「じっとしていますよ。優輝翔さんに言われたからと、テコでも動きません。今は八重さんが見ていますが……」
「そうか。ならすぐ戻らないとな。」
「そうですね。ところで、何か分かりましたか?」
「ああ。とても面白そうなことがな。」
優輝翔が少しニヤリとしながら楽しそうにそう言うと、リンゼは一瞬首を傾げるも、すぐに笑顔になって頷いた。その目線の先は優輝翔の腰に付けられた3本目の刃に向けられているのだった……
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その後優輝翔は恥ずかしがるエルゼを半ば無理やりお姫様抱っこで『銀月』に連れて帰ってから、八重を見張りにおいてリンゼと二人で公爵家を訪れた。そこで今回の件の報告をする。
「そうか、旧王都にそんな魔物が……」
「はい。あと壁画ですね。うちのリンゼも古代文字にはある程度精通しており、翻訳魔法も使ったのですが……」
「文字が古すぎて読み取れませんでした……」
「そうか……わかった。とりあえず国の方から調査団を出して調べてみよう。」
「お願いします。ただもしかしたら地下遺跡の方は潰れてなくなってるかもしれないので、念の為この写真を後日印刷して渡しますね。」
「シャシン?」
優輝翔の言葉に公爵がカタコトで単語を繰り返しながら首を傾げた。そんな公爵に、優輝翔は念の為と取っていた写真を見せながら説明する。
「これですね。説明としましては、画像を記録できる魔道具、とでも言いましょうか。」
「ほほぉ〜。ちなみにこれはもうひとつ……」
「無理です。これは俺にしか使えませんし、もし仮に俺の許可なく強奪、複製などの類いをすれば、例え相手が国一つでも敵とみなして惨殺します。」
「そ、そうなのか…。うむ……残念だが、それならば仕方ないな…。」
公爵は流石に冗談だと思いつつもそう言って残念そうに俯く。優輝翔としては全部本気のつもりなのだが、まぁこの世界でそれがすぐに分かるのは隣の少女だけだろう。
「ところで……さっき写真を渡すと言っていたようだが……」
「ええ。時間はかかりますが、この写真を魔法で紙に写して渡すことは出来るかと。」
「なるほど……では頼む。ひょっとすると千年前の遷都の謎が記されているかもしれんからな。」
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公爵家を出て『銀月』へと戻ってきた優輝翔は、ミカさんに作ってもらった少し遅めの昼食を3人で取り、エルゼの部屋に向かった。
「エルゼ。入るぞ。」
優輝翔がノックをしてそう告げると、中からエルゼが鍵を開けて出てきた。
「どうぞ。何にもないけど……」
「お邪魔します。」
優輝翔が一言断りを入れて中に入る。中の様子は何も無いと言いながらも、様々な洋服や小物が机の上やクローゼットに並べられていた。
「さっきも見たけど、可愛い部屋だな。」
「そんなことないわ。これくらい普通よ、普通。」
「そうなのか。ところで、身体の調子はどうだ?」
優輝翔がベッドに腰掛けるエルゼの横に座り、そう問いかける。
「問題ないわ。優輝翔は心配しすぎなのよ…。」
「違うな。あれだけ大量の血を流して無事なわけはない。俺の魔法は傷は癒せても血液までは戻せないからな。その証拠に……」
「ひゃっ//なっ、なにっ?//」
優輝翔が突然エルゼの身体を抱き寄せ、エルゼが声を上げながら抵抗をしめす。しかしその力は弱々しく、エルゼはあっという間に優輝翔との顔面距離を縮められてしまった。
「その証拠に、筋力も低下してるし、顔色も悪い。見てわからないと思ったのか?」
「……離してよ…//」
「とりあえず1週間くらいは冒険者業は中止な。俺たちも休むから。」
「な、何であんたにそんなk…んっ?!///」
優輝翔は子供のように反抗するエルゼの唇を自分のそれで塞いだ。
エルゼは一瞬何が起きたか分からずに固まるも、すぐに状況を理解して暴れ始める。しかしただでさえ力の差がありすぎる優輝翔に、筋力が低下した状態で叶うはずもなく、エルゼはしばらくの間キスをされ続けた。
「んっ…んん…////…あぁ…////…はぅんっ…////」
時間が経つに連れて、徐々にエルゼから甘い声が漏れ始める。そんなエルゼに優輝翔はさらに舌も絡めて、その身体をベッドに押し倒しながら攻め始めた。
「んっ……はぁ…////ぅんっ…////んっ…////」
「んっ…///……エルゼ//」
「はぁ…///はぁ…///……どうして……こんな…///」
「……嫌だったか?//」
「それは…///……だ、だいたい、優輝翔にはリンゼが…///」
「リンゼには聞いてるはずだ//一夫多妻をお互いに了承してることを//」
「………///」
優輝翔の言い分にエルゼは完全に言葉を詰まらせて目を逸らした。
そんなエルゼの頬に手を当てながら、優輝翔は追い打ちをかけ始める。
「……俺は嫌いか?//」
「……それは…///」
「答えろ//」
優輝翔の命令形の口調にエルゼはピクンっと身体を震わせ、さらに頬を赤く染めた。
「…………すき///」
「俺もだ//エルゼ、俺はお前を2人目の婚約者に欲しい//」
「っ……でも、私……胸小さいし…///」
「俺は胸の大きさで人を選ぶような奴に見えるのか?//」
「でも……あの子は、同年代じゃ大きい方だから……きっと、優輝翔も、私じゃ満足出来ない…だから……///」
言葉が進むにつれ、声が小さく、そして目に涙を溜めていくエルゼ。そんなエルゼに優輝翔は大胆な発言と行動をし始めた。
「なら試してやるよ//俺が満足できるかどうか//」
「へっ?///きゃっ、きゃあっ////」
優輝翔が突然エルゼの上着を下着ごと捲りあげ、エルゼが悲鳴をあげる。だが優輝翔は「サイレント」だけ部屋の中にかけると、抵抗しようとするエルゼの両手首を片手でエルゼの頭上に固定し、ほんの少しだけ盛り上がった丘の中央に位置するピンクの塔に舌を押し当てた。
「ひゃっ////やっ、んっ…////ふんん…////」
エルゼは必死に漏れる声を抑えようと唇を噛む。だが優輝翔はすぐに唇にディープキスをしてやめさせると、エルゼの顎を空いている片手で掴んで固定し、鼻が当たる距離でエルゼと見つめあった。
「声を出せ//防音魔法はかけた//」
「でも…///」
「出せ//」
「…ゆ、ゆきと……こわい…///」
「いいからっ//声を出せ//いいな?//」
「…は、はい……///」
優輝翔の少し強めの口調に、エルゼは怖がりながらも首を縦に振る。優輝翔はそれを見ると今度は突起を口に咥え、もう片方を指先で弄り始めた。
「んっ……////あっ////あぁ…////んっ////……ぷはぁ…////」
エルゼの口から次々と甘い声が漏れる。優輝翔は胸の突起を弄る手はそのままに、お腹周りや胸の周囲を隈無く舐めまわして、さらにエルゼを攻めたてた。そこからまた一段とエルゼの喘ぎ声が大きくなる。
「んっ////あんっ////ん…あぁ…////ぁ…んっ////あっ////」
「気持ちいいか?///エルゼ///」
優輝翔がエルゼの勃起した乳首を親指と人差し指で転がしながら耳元で尋ねる。
「やっ////言わせないで…////」
「ダメだ///言え///」
「ひゃんっ////」
優輝翔が口調を強くしながら乳首も同時に捻り上げると、エルゼは身体を跳ねさせて喘ぐ。
「んっ……ん…////……きも……気持ち、いい…////」
「そうか///俺もこんな可愛らしく勃起した乳首を弄れて満足だ///」
「やっ////恥ずかっ、しいこと……////言わないでよ…////」
「ふっ…やだね///……………さて、そろそろ終わろうかな//」
「へっ?///」
「だからもう終わりだって言ったんだ//もう俺がお前の胸で満足できるのは実証したしな//」
そう言って優輝翔がエルゼの拘束を解き身体を起こさせる。
「何で……///」
「何でって……今言ったろ?//」
「あっ、うん///それは分かってるわ///でも……その…///」
エルゼがもじもじと何か言いたそうにしながらも、なかなか言い出せないのかチラチラと優輝翔を見ながら口をパクパクしている。
そんなエルゼに優輝翔は少し意地悪な笑みを浮かべると、サッとエルゼの後ろに周り、両腕を回してぎゅっと抱きしめた。そして耳元に口を近づけて息を吐くように喋る。
「どうした?//はっきり言わないと分かんないぞ//」
「ん…///………………て、ほしい……」
「聞こえないな//」
「っん…///……もっと……シテ…///」
「何をだ?//具体的に言えっ//」
「っ……////もっと……もっと…、胸とか……下も…////触って…////…………イかせてっ…////」
「いい子だ///ちなみに詳しい場所の名前は言えるか?///」
優輝翔のさらなる意地悪の質問にエルゼは堪らず首を横に激しく振る。優輝翔も流石に今のは意地悪過ぎたかなと思い、これで許すことにした。
「合格だ//」
「んっ////」
優輝翔が後ろからエルゼの顎を持ち上げ唇を奪う。そしてその手をそのまま上着の下から差し込んで下着を退かせて胸に当てると、今度はもう片方の手もエルゼのズボンの中に差し込みパンツの上からエルゼの秘部に触れた。
「ふっ…////んんっ…////…んっ////」
優輝翔が優しく両の手で乳首と秘部を刺激するたびに、優輝翔の唇と合わせているエルゼのそれの隙間から甘い吐息が漏れる。ただいつまでも下着の上からだと物足りないのか、1度唇を離したエルゼが涙目で懇願するように告げてきた。
「ゆきと……直接触って…////」
「ああ、分かった///」
優輝翔がそう言ってスルスルっとパンツの隙間から指を侵入させる。その瞬間エルゼはより一層エロチックな喘ぎ声で鳴きはじめた。
「ァんっ////んっ////アッ、アンっ////」
「エルゼ///声エロすぎだ///」
「ァアんっ////んっ////そんなことっ////言ったって…////」
「たっく///まだここ触れてないのに……なっ///」
「ひゃァんっ!////」
優輝翔がポンっと軽くクリトリスを弾くと、エルゼが身体をビクンっと跳ねさせてより大きな声を出した。そのまま優輝翔がクリトリスを指で挟み擦り始めると、エルゼは弱いのかすぐに腰を震わせ始める。
「どうした?///ここがそんなにいいのか?///」
「ひゃっ…////アッ…////りゃめっ…////そこ、りゃめぇ……////」
「ほらっ///強くしてやるから、イケ////」
「ひゃぁぁ…////りゃめェェっ…/////イクゥゥゥッ/////……アッ…/////……ぁぁ…/////」
エルゼが腰を2度3度と突き上げて絶頂を迎えた。優輝翔はエルゼの腰振りが収まり息が少しだけ落ち着いたところで、キスをして余韻を味わわせる。エルゼは優輝翔の蕩けるような甘いキスに酔いしれ、もう完全に身も心も優輝翔に委ねるようになっていったのだった……
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「続きはしないの?//」
その後、服を着直して「クリーン」をかけてもらったエルゼは、ベッドの端で自分の横に座る優輝翔を上目遣いでチラチラと見上げながら恥ずかしげにそう尋ねた。
「ああ、今はな//それにエルゼとひとつになる前に、とっととエルゼの左手薬指に嵌めるもん嵌めないとな//だからさっきも下は脱がさなかったろ?//」
「確かにそうだけど……でも、それだと私ばっかり…//」
「気にするな//その代わり、次やる時は俺からイかせてもらうからな//」
「ひゃっ///…もぅ……優輝翔のエッチ…///」
優輝翔のいきなり片腕で背中を抱き寄せての発言に、エルゼは頬を小さく膨らませながらそう言った。それに対し、優輝翔は空いている方の手の人差し指で、エルゼの額を軽く突きながら反論し、唇を合わせる。
「どっちがだよ//……ん…///」
「んっ…///」
チュッ…チュゥッ……
顔の角度や向きを変えながら、時に上唇だけ甘噛みしたり、舌を絡めたりなど、様々なキスを思い思いに交わすふたり。この長いキスを終えた後も度々口付けを交わしながら、時にゲーム(主に麻雀)したり、お話したり、イチャイチャしたりと、夜、夕食の時間になるまでこのラブラブ空間が終わりを迎えることはなかったのだった……