うーん、トレーニングルームにも……いないぞ。さて、どこへ行ったのやら。
「おやおはPはん、今日も今日とて人探しかい。次のステージは……
あ、
「
実は、
「おっと、
……なので、姫方さんには早めに対応していただきたいのですけれど……。
「ふぅん、なるほどねー」
おや、
「紫希って、ステージ終わるとすぐいなくなっちゃうことが多かったんだけど、そういう事情もあったのねー」
「いんや、普通に引きこもり体質ってだけやろ」
「そのわりには、
「むしろ、まこはんは劇場に入り浸りすぎやねん」
「あっ、あたしは純粋にアイドルのレッスンのために……」
「全裸でナニに純粋なレッスンしとんのや」
すいません、それよりも
「あぁ、ソレか。たしか、近所のゲーセンのことやったっけ」
「そうそう! 格ゲーのロケテが入ったらしくて。前作ではボコされてたから、新作こそは、ってリベンジしたいんだけど」
「まこはん、勝負事好きなわりにはどれもこれもヘタレなんよなぁ」
「
「まだ歌い続けとるウチとしては、負けとるつもりあらへんけどな」
ふぅむ、なるほど……では、そのゲームセンターに……って……ハッ!?
「安心せぇ。紫希はんはそこまで素っ裸に固執しとらんから」
「うん、むしろ今日はステージ終わった後、下着だったのが意外なくらい」
下着……っ!?
「Pはん、心配しすぎやで。下着ゆーても、タンクトップみたいなヤツやから、ギリギリ外着にも見えるて。下もホットパンツやったし」
「えっ、下着じゃなかったの!? だって……上からお尻見えてたじゃない。てっきり柄かと」
「ローライズにもほどがあるが……一応、下はアウターやったで」
「じゃなくて、見えてたってことは中にパンツ穿いてないってことでしょ!」
何だか嫌な予感しかしないので、急いだ方が良さそうですね。
「おっ、そやPはん」
まだ何か……?
「ゲーセン着いたら、二階やのぅて三階の方を探しとき」
はぁ……わかりました。覚えておきます。
***
近所のゲームセンターといえば……どう考えてもこの店だよな。よく女のコたちにつき合わされてたし。しかし……三階? 新作のロケーションテストなら二階に入ってそうなのだけど。
さて……ふむ、格闘ゲームが入ったくらいじゃ店ごと騒ぎになったりはしないか。僕がよく連れて行かれるのは一階のプライズ系だけど……そこを探すのはあとにしよう。プリクラコーナー付近を男ひとりでうろつくのも怪しまれるし。やっぱり先ずは本命の二階へ――
……う、うわ……っ! エスカレーターの方まで人が迫ってきてるぞ!? 少なくとも、二階だけはフロアごと騒ぎになってるみたいだ。この中から姫方さんを探すのは……うーん……うーん……
……そうだな、ここは丘薙さんの助言に乗っておこう。
ただ、三階は……旧作コーナー、なんだよなぁ。そんなところに引きこもり気質の姫方さんがわざわざ来るとは思えないんだけど。
……まあ、こっちはいつもの雰囲気、ってところかな。けど……何だかあの筐体だけ盛り上がってるぞ。……嫌な予感がする。アレって昔の格闘ゲームみたいだけど、向かい合ってる対戦台、だよな。こっち側に列を成してるってことは、反対側の人が連勝してるってことなんだろう。姫方さんって、そんなに強いのか? まあ、覗いてみればわかるだろ。
……うわ、さすがに目立つな。確かに下着も同然だけど、遠くから見たら普通の服に見えなくも……ない……? しかし……胸は開きすぎてこぼれそうだし、股上も浅すぎて……半分くらいお尻で座ってないか? それでも、あの人が服を着てるのって珍しいかも。できれば、劇場内でも何か着ていてくれれば……って、いまはそれどころじゃないか。
……姫方さん、姫方さん。
「おぉ~Pちん、こんなとこでどしたの~?」
どうしたもこうしたもありません。普段は自宅でオンライン対戦しているという話だったじゃないですか。何故、今日に限って店舗に出向いているんです?
「実は、糸織たちから旧作が対戦台になってる、って聞いてね~。ここんとこマッチングの人も減ってたから、懐かしくてわざわざ来てみたんだよ」
あぁ……それで丘薙さんは三階を探せ、と。ですが、このあたりで切り上げてもらえませんでしょうか。お迎えの車が劇場の前で待ってます。
「あ~、紫希もちょっとだけのつもりだったんだけど、なかなか負けられなくてねー」
きっと、腕に覚えのあるプレイヤーは下の新作に……ん? うわっ、姫方さん! 背中にイタズラされてますよ!?
「うんにゃ~、紙なら自分で貼って来たヤツだから心配しないでー」
しかも……『負けたら脱ぎます』……ってなんてことを!
「むふふ、おかげで乱入者も千客万来♪ ……てか、そろそろ紫希も負けたいんだけど」
本気で脱ぐつもりですか!?
「本気だと思ってもらうために、こうして際どいカッコしてきてるんだし」
……ご自身でもわかってたんですね……。
「当然♪ ……ほいスクリュー」
う、うわぁ……格ゲーには詳しくないですけど、それ、かなり操作の難しい投げ技ですよね。
「でもほら、みんな勝ちを焦って攻めが単調になりがちで……ガッ、ガッ、ガッ、と」
なんだかさっきから、相手の攻撃で姫方さんがダメージを受けているように見えないのですが。
「うん、相手の攻撃に合わせてレバーを入れると……ほい!」
無効化できるんですね。そのキャラ、
「ほい、ほい、ほい、とスクリュー♪」
そんなにうまくいくものなのでしょうか……?
「紫希ねー、このゲーム、得意なんだよー」
そのようで。
「だって、こうして相手の攻撃に合わせてレバー入れるのって……セックスと一緒じゃない?」
え!?
「おちんぽのリズムを感じで、自分からも腰をうんうんうん、って。おちんぽに
は、はぁ……、ただ、ここは劇場の外なので、そういう話は控えてもらえないでしょうか。
「あはは~、そんなこと言ってたら……このゲームだって、前戯なんだよ? ん~……ドキドキがアツくなってきたな~」
わ、わっ! 襟元から胸を……! ほら、しまってください!
「Pちん邪魔しないでよ~、んふ♪」
こんなに堂々と放り出していたら、さすがに店員さんからも怒られますよ!
「だから、そろそろ本番入りたいんだけどー……うーん、また勝っちゃった。今度の相手もダメだったみたいー」
……次こそは……って……おや、乱入が止まってしまいましたね。
「ははぁ……なるほどなるほど」
皆さん諦められたのでしょうか。
「じゃなくてぇ……紫希のおっぱい見に来てるんでしょ」
! ……はぁ、遠くからスマホまで構えて……。だから姫方さん、そろそろ胸はしまわれた方が。このままでは次の相手が来ませんし。
「ううん、むしろぉ……紫希ぃ、Pちんに乱入されたら、負けちゃうかもぉ……?」
そう来ましたか。とはいえ、そろそろ戻っていただかないと困りますし……わかりました。私が一戦お相手いたしましょう。
……と、いうことで反対側まで回ってきたけれど……はぁ、さっきまで並んでいた数名は、実利の方に動いた、ということか。当然、本気で紫希さんに戦われたら勝てるはずがないけれど、あの様子なら……む、このゲーム、続きモノのはずなのに知らないキャラばかりだぞ。でも、主人公だけは一緒みたいだから……じゃあ、このキャラで。これなら操作もわかるだろ。
……ああ、うん、良かった。姫方さんも最初からまともに戦うつもりはなかったみたいだな。おかげで……よし、勝てた! さぁ、姫方さんを……
「さっすがPちん、負けちゃったよ~♪」
ひっ、姫方さん!? どうりで途中から動かなくなったと思ったら、負けにいっていたのではなく、席さえ離れていて……というか、ここで全裸はマズイですよ!
「負けたら脱ぐ、って……あ、貼り紙も剥がしちゃったか」
いやいや! でも、ここで脱ぐとは書いていませんでしたし!
「どこで脱ぐかは紫希が決めるんだよ! そして、Pちんのおちんぽをどこで食べるかも紫希が決めるー!」
決められても困るのですがー!
「ほらほらー、勝ちプレイヤーはCPU戦が始まるよー。座って座ってー」
う、うぅむ……姫方さんの勢いは止まりそうにないぞ……?
「はいポローン♪ こんなに
股間と会話をするのはやめてください。
「そんじゃあ、足の間に失礼させてもらって……あ、レバー届く?」
もはやプレイどころではないのですが。
「こっちのプレイは続行中だからぁ……はむん❤」
くぅ……足元に姫方さんの
「はふ、はふぅ……れろ……んん……Pちんのレバー……美味しい……♪」
ひ、姫方さん、このくらいで勘弁してもらえないでしょうか! ほ、ほら、ゲームにも集中できませんし。
「そだねー、じゃあ、Pちんが負けたら終わりにするよ」
どちらにせよ……きっと、ひとり目は練習用の強さだったんだろうな。けど、ふたり目は……うん、あぁ、やっぱり……
「はむ、はむ、あむぅ……あ、負けちゃったね」
ということで……
「うん、前戯はおしまい! 本番イクよー!」
わ、わ……うわ……姫方さん、ムリヤリ出てこないでください! すぐ席を立ちますから。
「ううん、立つ必要ないよ。だって……もうこんなに
ほ、本当にこんなところで……? 膝の上に跨がられたら、本当にもう立てなく……う、くぅ……
「あ、あ……あぁ……っ、ずっと
さっきからずっと遠巻きで見ていた方々もそのままですし、この様子だと……うぅ、我々の所業もスマホで撮られてますね……。
「大丈夫大丈夫! この街で撮ったものをネットに上げようなんて猛者はいないから。紫希たちはともかく……本気で怖い人たちもいるからねぇ」
だったら、我々の行為自体がマズイのでは。
「なら、早く紫希を
場所が場所なので、言葉は選んでほしいのですがー!
「でも~、紫希が相手するオジサンたち、みんなこんな感じだからねー。紫希もそういう言葉遣いしか知らないんだよー」
ある意味、オジサンには受けが良さそうですけど……!
「はぁ、あぁ……うん、うん、
こんな場所でなければもう少し……いえ、アイドルとこのようなことをしていること自体……
「もぅー、Pちんさっきから小言多すぎー。だったら、下のお
ん、ん……両腕で頭ごと絡め取られたら逃げられ――……んん……っ。
「あむ、んむぅ……ふ、ふ、ふ……」
う、ん……むぅ……ん、ん……んーーーっ!
「ん、ん、あん……ん……? ん……❤」
「はむぅぅぅぅぅぅ……っ❤❤❤」
「……はぁ、あぁ……あはぁ……
そ、それではさすがに……ともかくもう……満足しましたよね?
「うん♪ 結局Pちんぽが相手、ってのは嬉しかったけど……紫希、勝った人から犯されたかったかもー……」
わかりました! それでは、そのようなイベントを劇場の方で催しますから、このように無断で行うのは勘弁してください。
「んー……それで満足できるかはわからないけど……一先ず納得しとくよ。じゃ、紫希はそろそろイクね。おちんぽ待たせちゃってるから」
え、え……あぁ……迎えの方のことですね。男性のことをそのように呼ぶのはどうかと思いますが。
「え、でも、おちんぽでしょ? 紫希はおまんこだし。何も間違ってないじゃん。もちろん、おちんぽがいっぱいいるときは、ちゃんと呼び分けてるしね」
……少なくとも、姫方さんのファンはそれで悦んでおられるので、舞台では構いませんが。
「それに……おちんぽの中でも、PちんのPちんぽは、紫希にとっても特別なんだよ……?」
あ……いや、いや……! もう満足したのでは!? それに、車も待ってますよ!
「そうだったねー。んじゃ、服の方はついでに洗濯しといてー。紫希の家、洗濯機ないから」
な……っ! 洗濯は構いませんが、せめて劇場まで着ていってもらえないでしょうか……!?
「ヤだよ、どーせ脱ぐのに面倒くさい。んじゃーねー」
あ、あ……あぁ……ここで問答するより、早々に引き上げていただいた方が事態は収まってくれるかもしれませんね……。
しかし……うーん……ゲームイベントか……。協力してくれそうな店舗、探さないと……。