夏休みが終わりそうなのお話の、Bad End版です。
この話はIFのお話として書いています。
ですから、正規ルートはもちろん書きます。
まだまだ続けます。
ウソツキ
夏休みが終わる3日前。
今日は嫌な夢を見た。
美香に殺されるっていう夢を。
確か、美香を学校に連れて行きたくないって言ったからだっけ?
そんな気がする。
実は俺は、本当は美香を学校に連れて行くのは、あんまりよく思わなかった。
その理由は・・・いじめがあるかもしれないからだ。
猫耳が生えてるやなんやらで、いじめの対象になるかもしれないからだ。
そんなのは嫌だ。絶対に嫌だ。
だから俺は、美香を学校に連れて行くのを、やめることにした。
これを聞いて、美香がどう思うかは痛いほどわかる。
せっかく決意を固めたのに、俺の母の元まで、勉強しに行ったのに、頑張ったのに。
その努力を俺は踏みにじろうとしている。
その答えに対して、美香は激怒するだろう。
そんなことを考えていたら、
グウゥ――ッ
お腹が空いた。
こんなことを考えていても嫌なので、俺は飯を食うことにした。
今日の飯は、ご飯に、味噌汁と、単純で簡単な飯だ。
だが、美香がいないから、寂しい。
俺は、すべてを食い終えた。
竜馬「ごちそうさま。」
俺はごちそうさまを言い、食器の片づけを始めた・・・。
美香の帰りを待ちながら。
そして。
殺されるのを待ちながら。
~side美香~
私は、夏休みで、小学校からの中学1年までの内容を勉強した。
今、私は、眠りから覚めて、ごはんを食べている。
お兄ちゃんのお母さんは、お兄ちゃんと同じくらいにご飯を作るのがうまい。
今日のご飯は、ご飯、お味噌汁、鮭だ。
どれもおいしく、幸せだった。
美香「ごちそうさまでした。」
美羽「おいしかったかい?」
美香「はい!おいしかったです!」
美羽「それはよかった。・・よく頑張ったね。」
美香「はい。本当にありがとうございました。」
美羽「うん。また来てね。」
今の私の服装は、黒い帽子に、黒いワンピース。黒一式だ。
私は夏休みの間に、美羽さんに服などを買ってもらった。
勉強といっても、基礎をみっちりやった。基礎ができれば、だいたいできるから。
帰るときに、私は美羽さんから、帰るときの電車代などをもらった。
私はお兄ちゃんのところに、帰れる。
大好きなお兄ちゃんが、待っている。
期待を胸に乗せ、私はここからお兄ちゃんの家に向かった。
駅につき、切符を買い、電車に乗った。
ここで私は思い出した。
見た夢についてだ。
その夢は、私が・・お兄ちゃんを殺すっていう内容の夢だ。
その悪夢は、よくわからないところで終わってしまった。
お兄ちゃんが私に何かを言って、それで・・。
そこから先は覚えていない。
もしも、その夢が本当だとしたら、嫌だ。絶対に嫌だ。
そんなことを考えていたら、お兄ちゃんの家から近くの駅に着いた。
電車から降り、改札を抜け、お兄ちゃんの家まで歩き始めた。
私は3日後に、学校に行くことになる。
私は学校が楽しみだ。
それに、お兄ちゃんと同じ場所で勉強できるなんて、うれしくてたまらない。
興奮するとともに私の歩くスピードは速くなる。
そして3分で着いた。
私は、呼吸を整え、インターホンを押した。
ガチャッ・・。
竜馬「おかえり、美香。」
~side竜馬~
美香が帰ってきた。
竜馬「お疲れさま。どうだった?」
美香「うん。大変だったけど、やりがいがあった。」
美香「お兄ちゃんは、夏休みの間、何してたの?」
竜馬「俺は、勉強はもちろんやってた。友達とも遊んだ。」
美香「どうしたの?なんか元気ないよ?」
美香は、俺の顔色と声で俺の元気のなさを分かってしまったようだ。
竜馬「そうか。わかっちゃったんだな。言うよ。美香。お前を学校に連れて行くのをやめることにした。」
~side美香~
お兄ちゃんから、そんな言葉が出てきた。
一瞬、訳が分からなかった。
ねぇ、なんでそんなこと言うの?
せっかく努力して勉強してきたのに。
お兄ちゃんのために、頑張ってきたのに。
美香「なんで?」
竜馬「それは・・。・・いじめがあるかもしれないからだ。」
美香「・・は?」
美香「たったそれだけの理由で、私を学校に行かせないつもり?」
正直呆れた。お兄ちゃんがこんな人間だとは思わなかった。
別に、何とかするのに。くだらない。
竜馬「ああ。お前がいじめに合うのは絶対に嫌なんだ。」
美香「ふざけないでっ!!!」
竜馬「・・え?」
美香「いじめなんて、なんとかできるっ!!私は過保護はされたくないっ!!」
竜馬「じゃあ、お前、どうするつもりだよっ!!!いじめられてっ!!!過保護されたくないっていうなら、俺は何もしないぞ!!!」
私はカチンときた。
私はこれほどまでに怒りを感じたことがない。
私の兄がこんな奴だったなんて、思いたくもない。
私は、頭の中が真っ白になった。
~side竜馬~
美香は、俺に激怒した。
ここまで、俺が夢に出できた内容と一緒。
俺は、もう知っていた。
今日見た夢が、正夢だったってこと。
・・・・
だから俺は、こんな役を演じている。
美香に殺されるために。
美香はこの後、台所から包丁を持ってくるはずだ。
怖いな。まだ死にたくなかった。
俺はそんなことを考えながら、ただただ立ち尽くしていた。
美香が帰ってきた。
美香「呆れたよ。あんたがこんな奴だなんて。死ね。」
美香は、包丁を持ちながら、俺に向かってくる。
俺は覚悟を決めて、美香に刺されるために、この身を捧げた。
グサッ・・。
竜馬「うっ・・グフッ・・。」
俺は美香に刺された。
美香は、顔は見えないが、雰囲気から、怒っていることがわかる。
痛い。痛い痛い痛い痛い痛い痛い。刺されることは、こんなに苦しいものなのだと分からせてくれる。
あぁ。もうダメだ。意識が遠のいていく。
最後にこれだけは。
竜馬「美・・・香。せっかく頑張って、勉強したのに、その思いを俺は‥ゴホッ・・踏みにじった。けど。俺は、わざとこの役を演じてたんだ。お前に俺はもう必要ない。夢をみた・・ゴフッ・・お前も見たんだろう。ハァ‥ハァ。この運命は決まって・・いた。だから、お前は、俺の代わりに、学校へ行け。お前ならできる。本当に、こんなダメな俺を・・。好きでいてくれて、ありが・・とう・・・っ。」
ありがとうな。そして、さようなら。俺の大好きな、美香。
~rast side change 美香~
私は、今自分が何をしているのか、わからなかった。
美香「え?」
お兄ちゃん・・?なんで・・っ。
なんで死んでいるの?
どうせ寝ているだけなんでしょ?
ねぇ。いつものように返事をしてよ。
その声を聞かせてよ。
なんで返事をしてくれないの?
美香「・・あっ・!!」
そうだ・・。殺したのは、私だ。
私・・お兄ちゃんを・・っ!
殺しちゃった・・。
私は、取り返しのつかないことをし、涙を流す。
愛するお兄ちゃんを殺してしまった。
美香「私も、そっちに行くよ。おにいちゃん・・。」
私は、お兄ちゃんがいなければ、生きていけない。
だから、私も死のう。そうすれば・・。
お兄ちゃんに会える。
グサッ・・。
美香「うっ・・。お兄・・ちゃん。愛して・・・る。」
美香と竜馬は、死んだ。
???「これが屑になったヤツの結末か。」
???「やっぱり人間は愚かね。」
???「次は、正しいルートを辿ろう。」
???「これにて、ルートAを終了する。」
ルートA:Bad End
はい。一個目のBad End、終わりです。
このお話は、竜馬が悪夢を見て、その通りにするかしないかで、結末が変わります。
次こそ、本当の正規ルートを書きたいと思います。
結構文がやばくなりました。
すみません。
ではまた。